パン屋の仕事内容6個の業務。経験者が教えます!
パン屋さんの仕事は、日によって働く時間を調整したい人オススメのお仕事です。
私は学校に通いながらアルバイトも掛け持ちしていたので、シフト制で自由に働けるパン屋の仕事は本当に助かりました。
パンを作るところを生で見られるのも醍醐味であり、お料理好きなら毎日見ていても飽きないはずです。
今回は私のアルバイト経験から、パン屋さんの仕事内容や、楽しかったポイントなどを紹介していきたいと思います。
目次
閉じるパン屋の仕事はホールとキッチンの2つに分けられる
ホール
焼きあがったパンを店頭に並べたり、レジを打ったりするのがホールの仕事です。
その他にも新作のポップや店頭の看板を書いたり、パンの上にトッピングを乗せたりもします。
最初にパンの種類と値段を覚えるのは大変ですが、それ以外は飲食店などで働いた経験があれば問題なくこなせると思います。
お客様と直接接する仕事なので、愛想の良さも欠かせません。
お店のイメージはホールスタッフで決まるようなものですから、その意識を持って働くことが大切です。
キッチン(ベイク)
パンを焼いたり、具材を切ったりする仕事です。
これがなかなかの力仕事なので、体力に自信のある人でないと務まらないでしょう。
パンを上手に焼けるようになるまでかなりの時間がかかるので、最初は具材を切ったりクリームを入れたりする簡単な作業から始まります。
基本的にホールに出るのはパンを並べる時だけ。
正直キッチンで働く人たちは無口な人が多い印象でした。
人と接するのが苦手、一つの作業を黙々とこなすのが好き、という人はキッチンの方が向いていると思います。
パンを焼けるというのは立派な技術なので、しっかりとノウハウを学べば将来に活かすことができるはずです。
ホールの3つの業務
開店前
開店前はフロアの清掃から始まり、それが終わったらパンやサンドイッチを並べます。
多くのパン屋さんはドリンクやプリンなどのデザート、一部のパンなどを別の会社から配達してもらっているので、それを受け取って陳列するのです。
その後はそれぞれのパンの前に値段と説明が書かれたポップを貼り付けていき、焼きあがったパンも随時並べていきます。
レジを開けるのもホールの仕事です。
おつりの金額やレシートの紙が入っているかなどを確認します。
駅中などのオープンと同時に忙しくなるお店では開店準備がものすごいスピードで行われるため、働き始めは圧倒されてしまうでしょう。
とにかくパンの種類を覚えるまでが大変ですが、レジは覚えるまで社員や先輩が隣でサポートしてくれるので、安心して取り組むことができます。
営業中
営業中は焼きあがったパンの陳列、レジ、ベイクさんのお手伝いなどやることがたくさん!
ベイクさんの手が足りないときは、簡単な作業を手伝います。
例えば粉砂糖を振りかけたり、チョコレートのコーティングを塗ったり…。
私はこの作業が大好きで、率先してやっていました。
あとは食パンを機械でスライスするのも楽しかったです。
イートインコーナーがあるお店では、ドリンクの提供もホールのお仕事。
エスプレッソマシーンやスチーマーを使ったドリンク作りはなかなか本格的で面白かったです。
閉店後
お店が閉店してからお店を閉めて帰るまでは大体30分くらいかかります。
清掃などは基本的に次の日の朝の人がやってくれるので、退勤カードを押して着替えて帰るだけ。
レジの精算は基本的には社員さんがやりますが、頼まれた場合はアルバイトがやることもありました。
私が働いていたお店では、余ったパンは夜当番の人が持って帰って良いという決まりになっており、帰り支度が早く終わった人から好きなパンを袋に詰めて持って帰りました。
帰り道に食べたり、次の日の朝食にしたり、食費が浮いてかなり助かりましたよ。
留学費用を貯めたかった私にとって、とても有難かったです。
キッチン(ベイク)の3つの業務
開店前
身支度が整ってまずやることは揚げ油、オーブンの温度、お湯の準備です。
業務用のサイズなので温まるまでに時間がかかります。
オーブンが温まるまでに生地作りやトッピングの具材カットなどに取り掛かり、適温になったらお店に出す順に焼いていきます。
営業中
お店がオープンしてからはひたすらパンを作り続けます。
基本的に何時にどのパンを出すと決まっているので、そのメニューにしたがって順番に焼いていきます。
たまに差し入れやケータリングなどで大量の注文が入ることがあるので、そのときはお客様が取りに来る時間までに焼き上げて準備しておきます。
閉店後
使った調理器具を片付け、オーブンなどの電源を落としたら終了です。
油のハネや食材をこぼしたままにしておくと虫がわいてしまうので、片付けはしっかりとしなくてはいけません。
基本的にはホールの人よりもやることが少ないので、お店にもよりますが、早く帰ることができます。
パン屋のやりがいを感じるポイント
私は沢山のアルバイトを経験してきましたが、パン屋さんでの仕事は本当に楽しくてやりがいを感じることも多かったです。
その理由を紹介していきます。
常連さんと仲良くなれる
みなさんもパンを買うならここ!と決めているお店はありませんか?
通勤通学途中だったり近所の商店街だったり、大体買うお店は決まっていると思います。
そのため常連さんとはすぐに顔見知りになり、声をかけてくれたりオススメを聞かれたりして、会話が楽しかったです。
パン作りを勉強できる
私はパン作りも勉強したかったので、基本はホールでキッチンの人出が足りない時はキッチンのお手伝いをしていました。
生地の練り方やトッピングの上手に見える方法などを教えてもらい、広いキッチンで専門の機械を使って作ることができたのはとても良い経験になったと思います。
ちなみにその後働いたカフェでは、パン屋さんで学んだパン作りの経験を活かして新しいメニューを作ったりして、実際に経験を活かすことができて嬉しかったです。
ホームパーティーで振る舞った時も大好評で、経験が活かせて良かったなと思いました。
パン屋の面白いポイント
仕事場ではできるだけ楽しく働きたいですよね?
職場の雰囲気にもよるとは思いますが、パン屋さんでの仕事は料理好きやパン好きの人には面白いと思える瞬間が沢山あります。
パン作りを見ているのがとにかく楽しい!
パンを作る職人さんの技は見ていて飽きることがありません。
業務用の大きなスキッパーやバターの塊を使って同じ形のパンがどんどん出来上がっていくのを見ているのは、なんだか不思議な気持ちに感じました。
大きなオーブンを開けた瞬間の良い香りは、本当に幸せな気持ちにさせてくれます。
一度に何十個ものパンを焼き上げる職人さんの技に日々感動し、それを美味しく見えるように並べるのもとても楽しかったです。
ドリンク提供で気分はバリスタ
私が働いていたパン屋さんは駅中にある大手チェーン店だったので、ドリンクの提供もしていました。
スチーマーを使ったり、簡単なラテアートをしたりしていたのでバリスタ気分で楽しんで作ることができました。
お客さんがあまりいない時間に先輩がラテアートのやり方を教えてくれて、自分でも研究するようになったらどんどん楽しくなってきて…。
バリエーションを増やしてアルバイト仲間と共有するのも楽しかったです。
お客さんからももちろん喜んでもらえます。
パン作りのお手伝いは時間を忘れて没頭
キッチンのお手伝いとして、ドーナツに粉砂糖を振りかけたり、デニッシュにチョコレートのコーティングをしたりする作業は、甘い香りに包まれます。
何時間でもやっていたいと思うくらいでした。
単調な作業をコツコツ進めるのが好きな人にはぴったりだと思います。
パン屋の仕事はこんな人にはおすすめ!
パンが好きな人はもちろん、ダブルワークにもぴったりなパン屋さんのお仕事。
こんな人たちにオススメです!
昼間の時間をうまく利用したい主婦の方
パン屋さんは午前中から夜まで営業しているところが多いため、大体がシフト制です。
夜は働きづらいという主婦の方は午前中〜夕方くらいまでのシフトに入り、週2〜3日働けば良いお小遣いになるでしょう。
私は早朝5:30〜10:00までというシフトで働いていたのですが、この早朝シフトは朝の準備でかなり忙しく、時間が経つのがあっという間でした。
しかも焼きたてパンの失敗作(ちょっと焦げてたり、クリームが出てしまったもの)を朝ごはん代わりにもらったりして、朝食代も浮かせることができましたよ。
学校に行く前の時間を利用したい学生さん
学生さんは授業が午後からだったり、昼で終わったりと時間が様々だと思います。
パン屋さんのアルバイトはシフト制のところがほとんどなので、授業の予定に合わせて上手くシフトを組めば効率よく働くことができるはずです。
たくさんの仕事を覚えるのが苦手な人
パン屋さんでの仕事内容は基本的に一日中同じです。
飲食店と違って昼と夜でメニューが違うなんてこともないので、パンの種類と値段さえ覚えてしまえば特に難しいことはありません。
レジは長い列ができると焦ってしまいがちですが、混雑時は袋詰めする人がサポートしてくれますから、心配しなくて大丈夫です。
同じ仕事でも飽きない人、なるべく覚えることが少ない職場を探している人には特にオススメします。
働く前にチェックしておきたいポイント
応募する前にまずチェックしておきたい私なりのポイントをご紹介します!
制服の可愛さ
お店にもよりますが、チェーン店の場合は制服の場合が多く、個人店はエプロンなどが支給されます。
私が働いていたところは白と青の制服だったのですが、パン屋さんらしくて可愛いところが気に入っていました。
長時間着用するものですから、可愛くないとテンションが上がりませんよね?
私と同じような考えで応募した人も多かったようで、働き始めてから気の合う友達がすぐにできました。
私服で色のみ指定されていたりする場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。
お店の混み具合
人によっては暇なお店が良いという方もいるかもしれませんが、私は暇すぎるとかえって疲れてしまうタイプなので、程よく忙しいお店を探していました。
商店街などにあるパン屋さんは昼〜夕方にかけてがピークで、それ以外は比較的ゆったり働けるでしょう。
私のように少し忙しいところで働きたいという方は、スーパーの中や駅ナカのお店がオススメです。
レジや品出しをしているとあっという間に時間が経っていて、気付けば終了の時間なんてこともよくありました。
自分が心地よく働けるペースのお店かどうか、あらかじめチェックしておきましょう。
働いている人の年齢層
やはり同世代の人が一緒の方が、何かと気が楽だと思います。
分からないことは聞きやすいし、話の話題も合うでしょう。
逆に年齢が離れている人ばかりだと気を使って疲れてしまうかもしれません。
年齢層が木になる人はあらかじめどんな人が働いているのか、自分が働きたい時間帯にお店を訪れてチェックしてみることをオススメします。
まとめ
パン屋さんの仕事はその後飲食店で活かせることも多く、接客の道に進みたい人にはオススメです。
パンの種類の多さにもよりますが、そんなに難しい仕事はないので、どんな年齢層の人でも働きやすいと思います。
最近は街の美味しいパン屋さんの特集する雑誌なども多く、パンへの注目がますます高まっています。
パン好きの人から見ると、美味しくておしゃれなパン屋さんで働くことは一種のステータスにもなるかもしれませんね。
自分のライフスタイルに合わせて美味しいパン屋さんで働いて、生活をより充実させてみてはいかがでしょうか?
実際にパン屋の求人募集を探すときは、こちらの記事を参考に!
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