パン屋の仕事内容6個の業務。経験者が教えます!
パン屋求人をお探しの方で、毎日パンに囲まれた職場で働きたい方は必見です!
パンが大好きで、パン屋に就職を夢見ている方は、この記事で業務の実態についてや、職種を知って理想と現実の相違をしっかり知っておきましょう。
実際のパン屋は激務なんて言われたりもしますが、どういう点がそう感じるのでしょうか?
この記事では、パン屋求人のメリットやデメリット、自分に合うお店の選び方を紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
閉じるパン屋さんで働きたい!そんなあなたに、まずは職種をご紹介
パン屋さんというとどのようなお店を思い浮かべますか?
小さな個人店、スーパーやビルの中に入っているパン屋さん、こじんまりとしたお店をイメージするかもしれません。
パン屋さんには、主にパンを作る職人さんと、接客をしてパンを販売する店員さんがいます。
それとは別に、経営全般を担当するオーナーがいる場合もあるでしょう。
それぞれの仕事内容は?
製造スタッフの場合
パン職人とはパンを作るスタッフのことです。
焼くのはもちろん、小麦粉、酵母等の主材料と砂糖、油脂等の副材料を計量したりミキサーで混ぜ合わせたりと下ごしらえを行います。
パンを作る他にも、あんぱんに包む餡やクリームパンのカスタードクリームを炊いたり、食パンに練り込むレーズンをお酒に漬け込んでフリュイコンフィにするなど、様々なことがあります。
自家製のサンドイッチを作っているパン屋さんもあります。
中でも最も慎重にやらなければならないことは、酵母の管理です。
イーストから天然酵母まで、種類が変われば接し方もガラリと変わるため、職人さんは気が抜けません。
全ては発酵にかかるといっても、過言ではないのです。
販売スタッフの場合
販売スタッフは売り場を担当します。
レジや接客をしながら、お客様に合わせて気持ちよくパンを選んでもらう仕事です。
職人さんと違って常にお客様の目につく販売スタッフは「お店の顔」と言っても過言ではありません。
スタッフの対応次第でお客様の印象も変わりますし、ひいては売り上げにまで影響します。
お客様と何気ない会話をしながら楽しくパンを選んでもらうことが何よりの幸せになります。
お店の経営を考えるオーナーの場合
主にお店のこれからのことを考えます。
どのようなパンを作り、どのようなお客様のニーズに向けて、どのようなお店を作り上げていくかをスタッフの方々と話し合いながら試行錯誤しています。
オーナーさんの在り方はお店によって違います。
厨房で腕をふるい職人さんに指示を出しながら自らもパンを作るオーナーシェフもいれば、パンづくりはシェフに任せてお店の経営に専念するオーナーまで、店によって違ってきます。
パン屋さんで働くのは大変?本当のところ、お教えします
パン屋さんからは美味しい香りが漂い、ズラリと並ぶパンはまるで宝石のよう。
パン屋にはどこか華やかなイメージがありますが、その裏側は必ずしもそうとは言い切れないのです。
職人さんの朝は早い
お店や担当場所によって違ってきますが、製造スタッフならば、日が昇る前にお店に出向くことも多々あります。
場合によっては、前日の夜中に出勤、更にあまりにも忙しすぎて泊まりになるなんてこともあるかもしれません。
労働時間が長い
シフトによっては、朝早くから夕方まで働くことも珍しくはありません。
入りたてのスタッフは案外早く帰れることもありますが、長く働き仕事を覚えていけば当然出来ることも増えていきますので、それに伴い拘束時間も増えていくでしょう。
意外と肉体労働な面も
パン屋さんでは一日中立ちっぱなしで仕事をすることが多いです。
次から次へと仕事が入ってくるので休む暇はありません。
そして生き物である酵母や発酵のペースに合わせて作業していきます。
パンの生地を持ち上げることもあり、重さはまるで砂袋を持っているよう。
パンの種類によっては小さな子供の体重ぐらいの重さをもつこともあります。
そのため、手の腱鞘炎に悩んだり、足が痛くなったり、重いものを毎日持つことにより腰を痛めてしまう話もよく聞きます。
お休みが少ない
お店によってはお休みが少ないこともあります。
大きなお店は人数もそれなりにいるので、上手くシフトをやりくりできますが、小さなお店では人手が足りなくてお休みが思うように取れないこともあるかもしれません。
クレームの対応
お店には実に多種多様な人々が訪れます。
時にはクレームをつけるお客様もいるでしょう。
その場合、最初にそのクレームを受け持つのは販売スタッフになります。
パンの中の異物混入や、対応に関する不満、中にはフランスパンが予想以上に固かった、といったようなものもあります。
クレーム対応は接客業であれば避けて通れません。
その際、お客様の考えていることをどれだけ察してあげられるか、目線を合わせて物事を考えられるかが大切だとおもいます。
パン屋さんで働くための心構え
パン作りは子育てに例えられることがあります。
健やかな赤ちゃんを産み、大切に育てて、立派な大人にしていく。
パンとはそのくらいの気持ちで取り組むべきものだと思います。
パンを作る場合に大切なことは、生地の状態をよく見ること。
ミキシングやパンチなどの中間行程から焼成に至るまでの状態を隈なくチェックしていくことが、美味しいパンを作ることに繋がります。
あとは、面倒臭がらずに丁寧に行うことです。
スキルは働いていく中でついてくるので、そこまでの必要性はありません。
初めての気持ちを忘れずにパンに接していく、というのが最も大切な心構えで、美味しいパンを作り出すことにもきっと繋がるはずです。
パンを通して人と触れあうのは楽しい
パンは人々を幸せにしてくれます。
お客様はパンを食べたいからお店に足を運んでくれる。
それが何より嬉しいです。
プレゼントにパンを贈りたいけれど、どれが良いのか分からないといった相談や、パンに関するちょっとした質問を通してお客様と接することが何よりの魅力です。
\パン屋の仕事に「やりがい」があると感じた人は/
どんなパン屋さんで働こう?それぞれのメリットとデメリット
チェーン店
チェーン店で働くメリットの一つに、労働時間がしっかり決まっている場合が多いことが挙げられます。
個人経営のお店はどうしてもパン作りに対する時間がかかることが多いので、長時間働くことになりそうです。
それぞれのスタッフによって、お店のパンは同じなのに味や形は少しずつ違うことを比べるのも楽しいかもしれません。
デメリットは、自由度が低く、やることが限られてくる場合があることです。
お店ではマニュアルのような決まりごとがあり、それ以上のものを勝手にするのも会社の意に反します。
個人経営のお店
個人店では、スキル次第で自分がやりたいことをとことん追及できることが挙げられます。
パンの姿形は実に多種多様。
もともとパン作りが好きな人、料理が好きな人には働きやすいのではないでしょうか。
デメリットは、仕事内容によっては拘束時間が長いことです。
特に製造スタッフになると、焼き時間に合わせて朝から晩まで働かなければなりません。
働けない時間帯がある場合は、面接の際に予め伝えておくことをおすすめします。
パン工場
工事での作業はスキルを必要とすることはそれほどないので、どのような年代の人でも気軽にお仕事ができます。
やりがいも人それぞれ!単純作業になりがちですが、そういう仕事を好む人もいます。
働く時間も決まっているので、女性の方でもお仕事するハードルは下がってきます。
自分にぴったりの求人を見つけよう!おすすめの選び方やポイント
未経験からでも大丈夫?
未経験でも問題ありません。
スキルは働いているう内に身につくような仕事内容です。
先輩やお店のスタッフがしっかりと教えてくれるでしょう。
少しでもパンが好きだ!という気持ちがあれば、大丈夫です。
給与額はもちろん、早朝手当があるかもポイント
パンは勿論、食品業界では、給料は他の職種と比べて若干少なく見えるかもしれません。
しかし、働きによっては収入も上がっていきますし、交通や早朝、深夜手当てが出されるお店もあります。
通いやすい立地にあれば通勤もラクラク
特に都市部では、至るところにパン屋さんが軒を連ねています。
探しにくい場合は、駅前など、パン屋さんを見つけやすいのでおすすめです。
自分にとって通いやすそうな距離にあるお店が一番好ましいでしょう。
従業員割引制度は大きな魅力
店内スタッフであれば、購入の際に社員割引が適用できるお店は多いです。
パン好きには嬉しい制度ですね。
パンは主食にもおやつにもなりますので、活用できたらお得です。
お店によってはポイントカードまで使えることも。
まさにパン好きに魅力的な好循環!要チェックです。
パン職人を目指すなら、製造技術が身につく環境であるかも大事
チェーン店で働く場合、冷凍されているパンを使用するパン屋さんもあります。
そこから解凍して、トッピングから焼きあげるのは個人店と変わりはないのですが、パン作りにおいて大切な生地作りを直接見ることはできないので、冷凍生地を取り扱っているお店なのかどうかも調べてみるといいですね。
イートインスペースがあるお店は仕事内容も違う
イートインスペースがあるお店は、スタッフにとっては仕事が増えて負担になることもありそうです。
普段の接客業務に加えて、イートインスペースへの案内から対応、要望を聞いたりと、あるとないとではお仕事の内容はガラッと変わってきます。
まずはお店を巡ってパンを食べ比べしてみよう!
本当に数多くのパン屋さんがあります。
特に日本には、世界中のパンを扱ったお店ばかりで、日本にいながら外国のパンを食べることができます。
これって、素敵なことだとおもいませんか?
お店の外観、雰囲気、漂ってくる幸せな香り、名前や評判、店員さんなど、気になったことがあれば、特に考えず、お店に入ってパンを食べてみましょう。
ふらっと立ち寄ってみるのも良いかもしれませんね。
数ある中からきっとあなたの気に入るパンとお店が見つかるはずです。
お気に入りのパン屋さんを見つけにいきましょう!
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