
新聞の営業が向いている人の6個の特徴や必要なスキル・適正とは?
貴方の家に突然、新聞の営業が来たことはありますか?
新聞を読まない人にとっては迷惑だとは思いますが、新聞営業は訪問販売から始まり、今もその名残が根強く残っています。
知っているようで知らない新聞営業。
実は、新聞営業は学歴も職歴も関係なく、誰にでもお金を稼ぐことができる仕事なのです。
そんな新聞営業でよくある募集内容やおすすめの求人ポイント、気になる疑問について全てお答えします!
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(正社員希望の人限定)
新聞の営業をすることを、専門用語で「拡張」と言います。
新聞の営業をする人は、専門用語で「拡張員」と言います。
新聞営業のおおまかな仕事内容は二つあります。
一つ目は、現在新聞を読んでいないお客様から新規の契約を結ぶ仕事。
これを「新歓」もしくは「起こし」と言います。
二つ目は、現在新聞を読んでいるお客様から継続の契約を結ぶ仕事。
これを「縛り」もしくは「先おこし」と言います。
他にも今日の揚がったカード(契約数)を日報に書く、本社に提出する月報や提案書を書くといった軽い事務作業があります。
新聞営業の仕事は、高収入であることが多いです。
しかし、その分だけ仕事内容は過酷で休みも少ないです。
ここでは、雇用形態や給与相場、気になる勤務時間と休日、福利厚生や勤務場所をお伝えします。
正社員とアルバイトの両方があります。
契約社員の雇用はあまり聞いたことがありません。
正社員には基本的に月のノルマがあります。
仕事内容はもっぱら新歓や起こしです。
縛りや先起こしをする場合もあります。
仕事内容が厳しいだけあって、歩合給は多く貰えます。
アルバイトには基本的にノルマはありません。
仕事内容はほとんど縛りや先起こしです。
稀に新刊や起こしをします。
仕事内容は正社員と比べると楽ですが、そのぶん歩合も減ります。
どちらも一長一短ですが、もし長く勤めることを考えているのなら、ボーナスを考えれば正社員の方がお得です。
正社員、アルバイト共に給与相場はかなり高いです。
正社員の場合は基本給+歩合給で1年目でも月20万以上は稼ぐことができます。
アルバイトでも、時給+歩合給で月10万円以上の金額を稼ぐことができます。
勤務時間はかなり長いです。
正社員の場合は朝に出社した後、昼の11時〜13時から稼働し、夜の19時〜21時に帰店します。
昼〜夕方まではファミレスや自分の車でのんびりとしていますが、夕方から夜にかけて稼働するため帰りはいつも遅くなります。
新聞営業は訪問販売なので、お客様が在宅していなければ仕事にならないのです。
そのため勤務時間が長くなります。
休日は少ないです。
先述の通り、お客様が在宅していなければ仕事にならないため、休日は稼ぎ時です。
必然的に休みは少なくなります。
ノルマが終わっていない場合は、休日でも稼働を余儀なくされることがあります。
逆に言えば、ノルマさえ終わっていればきちんと休日は取れます。
アルバイトの場合は、交通費が全額支給されます。
新聞営業の会社に雇われている場合勤務場所が毎回違うので、定期圏内と被っていても交通費が貰えるメリットがあります。
正社員の場合は交通費だけでなく住宅手当や新聞代、外務手当がつきます。
会社に申請すれば社宅も借りることができるので、上京したばかりで家がない新卒でも安心です。
新聞販売店に勤めることになっても同様です。
雇われ先によって変わります。
新聞営業の会社に正社員として就職した場合は、主に自分の所属する営業所の近くで稼働します。
営業成績の良い社員は、北海道や東北、中越地方へ出張することもあります。
バンク(営業エリア)が多い分毎回入店する店が違うので、1日だけの勝負になります。
そのため、地域の人に顔を売ることが難しいです。
新聞販売店に正社員として就職した場合は、その新聞販売店が担う地域だけで営業をします。
営業スキルが認められると、他の新聞販売店に拡張員として派遣されて仕事をすることもあります。
バンクは少ないですが、何度も同じお客様と顔を合わせることができるので顔を覚えてもらいやすいです。
新聞営業の会社にアルバイトとして雇われた場合は、担当の地域に配属された場所で稼働することになります。
新聞販売店に雇われてアルバイトをする場合は、勤務場所は新聞販売店が担う地域で営業をします。
一言で言えば、メンタルが強い人です。
新聞営業は契約する数よりも断られる数の方が圧倒的に多いです。
何件、何十件と断られ続けていると精神的にかなり辛くなっていきます。
人から何を言われても動じないような図太さを持つ人は、新聞営業にかなり向いています。
知識量が豊富で、雑談が好きな人もオススメです。
新聞営業は嫌でも人と会話をすることになるので、様々な人に合わせて話をしなければなりません。
どんな話を振られても、すぐに応えられるようなトーク力がある人にはかなり向いているでしょう。
逆に、感情移入しやすい人や性格の良い人に新聞営業は向いていないかもしれません。
お客様の中には、経済的な余裕のない人や、半ば騙されて契約してしまった人、サービス品を強請ってくる人など本当に様々なお客様がいます。
そういう人に同情してしまうと、サービス品を多く渡してしまったり、新聞を売ることができなくなったりします。
仕事だから、と冷酷なほど割り切ってしまうタイプの方が新聞営業には向いています。
新聞営業が向いている人の特徴は、こちらの記事を参考に!
ある程度の常識があり、日本語が喋れれば他にスキルは必要ありません。
新聞の記事に必ず目を通す必要もありません。
何故なら、新聞は情報が載っている紙だと誰もが知っている商材だからです。
商品知識が要らない商材は新聞だけではないでしょうか。
そのため、拡張員が新聞を読んでいなくても新聞は売れます。
これが新聞営業の最大の強みです。
資格は、原付や車を使って稼働することが多いので運転免許証が必要です。
必要な経験は特にありません。
一度でも営業の経験があればすぐ仕事に慣れることでしょう。
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(正社員希望の人限定)
新聞営業の実態が、なんとなく伝わったでしょうか。
それでは、新聞営業によくある求人の特徴とオススメのポイントをいくつかお伝えします。
上京したばかりで一人暮らしの場合、家を借りると家賃が高くお金がなかなか貯まりません。
ですが、社宅付きの求人ならば家賃の経費を安く抑えることができます。
その代わり、家を借りることになるので辞めにくくなる、というデメリットもあるので注意しましょう。
新聞営業は仕事内容が厳しいだけあって、給与体系はかなり優遇されています。
どうしても早急にお金が必要な人には、かなりオススメです。
逆に言えば、お金には拘らないから休日を充実させたいという人には全く向いていません。
新聞営業は休みが少ないです。
そのため、休日が2日ある新聞営業の求人はかなり珍しいです。
自分の時間にゆとりを持ちながら、そこそこ働きたい人にオススメです。
都内の新聞販売店は市場が厳しいため歩合も上がりにくく、抱えている顧客も多いので多忙になりがちです。
そのため、地方の新聞販売店の方が都内と比べて仕事が楽でお金も稼げます。
新聞営業は仕事内容は同じでも、雇用形態によって選び方や注意点が変わってきます。
ここでは、いくつかの新聞営業求人の選び方を紹介していきます。
新聞営業には学歴も職歴も必要ないので、老若男女問わず誰にでも稼ぐチャンスがあります。
高校を卒業したばかりの若者や、まだ体が元気なご老人も働くことができます。
家庭の事情等でお金がなく家もない人などにオススメです。
ただし、新聞販売店は慢性的に人手不足なので激務になるのは覚悟しておきましょう。
大卒で今現在お金がない人、もしくは何でも良いから営業をやってみたい人にオススメです。
新聞販売店で働くことの、大きな違いがあります。
それは、配達と集金の業務がないことです。
営業一筋なので、新聞屋と違って規則正しい生活リズムで生活を送ることができます。
加えて、大手新聞社の子会社で働くことは肩書きとして悪くありません。
必ず職歴に残るので、履歴書・職務経歴書の見栄えが良くなります。
大学に通いたいけれど、学費が払えない若者にオススメです。
寮が付いてくるので家にも困りません。
親からの仕送り無しで生活ができます。
奨学金を借りることなく大学に通えるので、卒業後も苦労しません。
しかし、働き先の新聞販売店を選べないため、人手不足の新聞販売店に配属されると激務になることもあります。
お金の欲しい学生にオススメです。
学生アルバイトで〜と前頭に付けるだけで、ご年配のお客様からのウケがよく契約にも繋がりやすいです。
その上アルバイトなので、お客様とトラブルになってクレームを受ける何か問題があっても、辞めれば責任が問われません。
正社員でもアルバイトでも共通して言えることは、新聞営業は高収入を得られる反面、休みや時間は取りにくいということです。
給与や時給がいくら高くても、実際の労働時間と給与を割って計算したら安価だった…というのもよくある話です。
正社員は月のノルマさえ終わらせれば精神的にも余裕が生まれますが、逆に言えば終わらなければいつまで経っても休めません。
ここでは、新聞営業についてよくある疑問点についてお答えします。
具体的な数字は会社によりますが、一応は達成できる数字に設定されています。
ただ、新聞業界全体が右肩下がりで発行部数が落ちています。
しかしながらノルマの基準は一切下がらないため、年々仕事内容はキツくなっています。
縛りや先起こしで1日に3件〜4件というペースでした。
新歓や起こしの場合は1日に1件〜2件です。
会社によりますが、私の場合は外務手当が支給されませんでした。
外務手当とはみなし残業代のようなものです。
ノルマが終わらなければ、上司やチームリーダーや営業所長など多方面からプレッシャーをかけられます。
そのため、常に月末は数字との戦いです。
会社は歩合について細かく規定しています。
まず、新歓や起こしの場合はカード料が高いので、歩合給も上がります。
縛りや先起こしの場合はカード料が低いので、歩合給も低くなります。
また、契約した期間によって歩合が変わります。
新聞の契約期間は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月に分けられています。
1ヶ月や2ヶ月の契約になってしまうと、歩合が発生しません。
正直、売れていません。
新規契約はかつて新聞を読んだことのある過去読者ばかりです。
今まで一度も新聞を読んだことのない無読者から契約を結ぶことができるのはごく稀です。
購読者が高年齢化し、ネットの普及によって無読者が増加したため、新聞業界の衰退に歯止めがききません。
様々な人がいますが、もっぱら体育会系です。
良くも悪くもアクの強い人達が沢山います。
新聞営業はお金を沢山稼げるので、お金の使い方が荒い人が多いです。
また、ストレスが溜まりやすくその上プライベートの時間が少ないためか、喫煙者と離婚者の割合がやたらと高いです。
新聞営業の男女比は、男が9割で女が1割です。
職場での出会いはほとんどないと言って良いでしょう。
しかも休みも少ないため、出会いの場に足を運ぶことも難しいです。
残念ですが諦めましょう。
新聞を読んでいなくても営業できます。
新聞という商材は誰もが知っているものなので、誰でも新聞の営業マンになれます。
実際、新聞を読んでいる営業マンはごく僅かで、銀行マンの方が新聞について詳しいです。
新聞業界は衰退しました。
昔は夢のある仕事でしたが、今は瓶一杯に入っていたはずの甘い蜜が底を尽きようとしています。
ですが、その蜜は無くなってはいません。
まだ少しだけ残っています。
学歴も職歴もいらない。
働けば働くほどお金が稼げる仕事は新聞営業だけです。
これから新聞営業をしようと考えている人に、この記事が少しでもお役に立てたら光栄です。
新聞営業のコツは、こちらの記事を参考に!
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