たまの休日に家族や恋人と行きたいオシャレなレストラン。

そんなレストランで働いている人たちの作業内容というのは意外と知られていません。

現在、飲食業界、とりわけレストランで働いてみたいと考えている人に対して、実際にレストランで働いている人がどういう内容の仕事をしているのかということをご紹介していきたいと思います。

一応筆者は東京・銀座のレストランでギャルソン(ウェイター)としての勤務歴もありますので、経験者としての視点から色々ご説明させて頂きます。

それでは、さっそくレストランでの仕事内容を役割別に見ていきましょう。

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まずは「レストラン」の仕事例をチェック

レストランの仕事は大きく4個の役割に分けられる

調理スタッフ/料理人・シェフ

レストランの花形ポジションとも言えるのが厨房で働く「料理人たち」で、洋食を取り扱うお店では「シェフ」とも呼ばれますね。

ちなみに「シェフ」とは料理長のことを指しますので、その他の人たちには使わないのが一般的です。

しかし働いている人間同士で、料理長以外の料理人に対しても○○シェフと敬意を込めて呼ぶこともありますね。

ホールスタッフ/ウェイター・ウェイトレス

フレンチを扱う店では昔ながらの呼び方でもあり、フランス語でギャルソンと呼ぶのが通常です。

その他、英語圏のあたりでは「ボーイ」とも呼びますが、日本にあるレストランですと単純に「ウェイター・ウェイトレス」と呼びます。

基本的には料理の注文を取り厨房に伝え、お客さんの食事の進み具合を見計らいベストなタイミングで食事をサーブするのが仕事です。

その他にも多少ワインの知識も必要となってきますが、ソムリエがいる場合はソムリエに任すケースの方が多いかと思います。

レセプション・フロント

レストランに入ると最初にフロント(レセプションとも呼ぶ)で予約している名前や人数を伝えますが、この時に活躍するのがフロントの役割。

その日の予約を完全に把握し、スムーズにお客さんを席まで案内します。

この時に大事なのは店内の混雑状況です。

席にお客さんを通しても、担当するホールスタッフが忙しいと対応が遅れてしまい、お客さんに不快感を与えてしまいます。

そのため、入店するタイミングをしっかりと見極めるのがフロント役割であり、お店の営業をスムーズに行うための要でもあります。

また、予約なしで入ってきたお客さんに対しての対応などもお店の質の一つですから、「案内がすぐにできるのか」「何分ほど待てば案内ができるのか」といったことを瞬時に判断することが求められるポジションでもあります。

ソムリエ・バーテンダー

お酒のスペシャリストとしてレストランには必ず専門のソムリエとバーテンダーがいます。

ワインのことであればソムリエに、その他のお酒についてはバーテンダーに一任しているお店が多いので、やりがいのある仕事と言えますね。

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調理スタッフの主な業務

開店前

だいたいオープンの3時間~5時間前に出勤をして、その日に使用する食材の準備や下ごしらえをします。

営業中

オーダーの入った料理や、もともと予約されているコース料理を作ります。

たまにオリジナルの料理を求められたりもしますが、そこも料理人としての腕の見せどころと言えるでしょう。

閉店後

次の日に使う食材の管理や発注作業、または時間のかかる料理の準備をします。

厨房と調理器具などを清潔に洗浄したら1日の作業終了となります。

ホールスタッフの主な業務

開店前

テーブルに、予約人数分のシルバー(ナイフやフォークなど)をセットします。

他にも、お客さんに出すためのグラスなどに汚れがないかをチェックし、店内の掃除も同時に行います。

フロントと予約の確認をして、厨房とコース料理の内容確認などをして開店前の作業が終わります。

営業中

基本的にはお客さんが快適だと感じてもらえるように料理やお酒をサーブする作業が中心です。

忙しいときなどは、他のテーブル席の担当者やバーカウンターを補助したりもします。

閉店後

店の掃除と次の日の予約の確認をして作業終了です。

レセプション・フロントの主な業務

開店前

当日の予約をホールスタッフとシェフに伝え、内容の確認と指示を出します。

また、クロークなどコートを預かる場所があれば、そこを整理整頓してスムーズに出し入れができるようにします。

営業中

入店してくるお客さんを案内したり、予約の電話を受けたりします。

予約のお客さんが落ち着いたらホールの手伝いにいくこともあります。

閉店後

次の日の予約を予約表などにまとめて、席の割り振りをします。

レストランの仕事はどんな人に向いている?

そんなレストランで働くのに向いている人というのはどういったタイプの人なのか、いくつか具体例を挙げてご説明していきたいと思います。

落ち着きのある人

やはりレストランですとクラシカルな雰囲気が漂うところが多いので、比較的落ち着きのある人が向いていると思います。

例えばお客様がワインのグラスを倒してしまった、というときにも、落ち着いて対処することで相手の気恥ずかしさもある程度紛れるものですからね。

これが慌てて対応されるとお客様も居心地が悪くなってしまいますから、冷静な対応といった点においても、落ち着いている雰囲気を持つ人というのは向いていると言えるでしょう。

礼儀やマナーがある人

テーブルマナーなどは働きながら勉強していくことができるものですが、元々の言葉遣いやマナーといった点は咄嗟の状況の際に出てしまうものです。

最低限のマナーが身についていて、常日頃からある程度の礼節をわきまえられる人間というのは、レストランで働くのに適した人材だと思います。

清潔感のある人

当たり前のことですが、人が食事をする場所ですから清潔感というのは必要です。

髪形や髭などを整えることが習慣づいている人は、飲食店においては大事な感性の持ち主と言えますね。

料理に対する探求心がある

料理人はもちろん、ホールスタッフにも料理の知識が求められるのがレストランの現場です。

シェフの作った料理を更に美味しく感じさせるのも大事な仕事の一つですので、料理の知識や料理に対する探求心を持っているに越したことはないと思います。

レストランの仕事で活かせる経験

今までの人生で培ってきた様々な経験がレストランでは活きるタイミングがあります。

ここではそんな経験の例を挙げてご説明していきます。

接客経験

やはり人とのコミュニケーションが大事な場所ですから、接客の経験があるというのは重宝されます。

それが例えコンビニやレンタルDVD屋でのアルバイト経験だったとしても、貴重な経験の一つとして捉えられます。

調理経験

プロとしてではなく、家庭で料理をやるレベルでも大事な経験です。

基本的な料理技術さえあればそこから成長するのは早いと思います。

飲食店での勤務経験

すでにいくつかの飲食店で実務を経験している方なら、その経験を存分に活かせる場所ですね。

違いはそのレストランで提供されている料理やお酒の専門的な知識ですので、慣れるのにも時間がかからないと思います。

外国語の経験や知識

最近は外国人旅行者が増加傾向にありますので、英語やその他の言語を話せる人は、レストランで働く上でかなりのアドバンテージを持っていると言えると思います。

特にヨーロッパの各国における言語(フランス語、イタリア語、スペイン語)を喋れると、ポイントがかなり高いですね。

大抵の方は英語を話せますが、ヨーロッパの先進国の方の中には母国語以外話さないという方もいらっしゃいますので。

ファストフードや喫茶店との仕事内容の違い

基本的にファストフードや喫茶店では商品を提供して終わりですが、レストランでは滞在時間そのものを楽しんでもらうために様々な作業をします。

料理のタイミングもお店側で判断して進めていきますので、そこが何よりも違うところかもしれませんね。

料理のクオリティーという部分はお店によっても変わるかと思いますが、ホールスタッフの質がレストランの質と言っても良いかもしれません。

レストランの仕事の良いところ

食事やお酒の専門的な知識が身につく

レストランで働くと専門的な料理の知識やお酒の種類を知ることができて、自分がプライベートでレストランに行った際に困らずに済むというメリットがありますね。

実際レストランに行くと、メニューの名前がイマイチ分からない・・・といった経験が誰しもあると思います。

そうしたときに活躍するのが、レストランで働いたときの経験かもしれません。

マナーが身につく

テーブルマナーはまず最初に勉強するポイントですので、そういった部分が自然と身につくのはレストランで働く特徴と言えますね。

色々な人に出会える

レストランは大人の社交場ですから、様々な人と出会うことができます。

そういった中でチップを貰うこともありますが、そんな経験もなかなかありませんよね。

日本にいながら少し外国人の気分を味わうことができるのも、レストランで働くメリットかもしれません。

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まとめ

レストランで働く人たちの職種や作業内容をご紹介してきました。

意外と知られていないレストランでの仕事事情だったと思います。

基本的にはご紹介した4つの仕事に分類されますが、細かく分けるともう少し役割も増えてきます。

それは、できる仕事が増えるに連れて任されるポジションでもあるので、一つのやりがいとも捉えられていますね。

もちろん未経験でも全然大丈夫ですから、興味を持った方は是非レストランで働いてみてはいかがでしょうか。

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