一家に一台から、一人に一台と言われるほどパソコンが普及した現代、だれしも在宅の仕事を一度はインターネットなどで検索してみたことがあると思います。

そして、求人サイトでも一年を通して見なくなることがないのもデータ入力という仕事です。

多くは会社での勤務ですが、在宅での求人も公開されていることから、自分のライフスタイルや状況によって働き方を選べるという点も大きな理由の1つです。

日常的にパソコンの操作に慣れている人は、空いた時間に自分のスキルを活かせる仕事であり、未経験からでも始められるオフィスワークとして、また、短期やパートタイムでは家事との両立などにも向いているといえます。

しかしながら、ひと言でデータ入力といっても、とにかくひたすらにデータを入力していくものから、一般的な事務職の一環としての入力業務というものまで、求人の掲載内容にもさまざまなケースが含まれます。

そこでこの記事では、データ入力という仕事に関して、その仕事内容や良い面と悪い面、また、その後のキャリアなどを一人の経験者として、わたし個人の経験や知識も織り交ぜながら紹介させていただこうと思います。

データ入力とはどんな仕事?

データ入力とは、端的に言うと、一般的には、勤務先や依頼のあった情報を規定の形式や規則に従ってパソコンで入力したものを所定のサーバやファイル形式に保存、または出力することを指します。

ここでもっとも重要なのは、正確さです。

スピードではありません。

入力における速さは、ノルマや時間制限などがある場合を除き、経験を積めば自ずとあとからついてくるものですし、スピードばかりを追求すればミスが増え、なによりミスの多い入力者は致命的です。

ただ、データ入力といっても、勤務先や依頼主によって入力作業で扱うデータはさまざまで、またその量や求められる精度にも大きく差があります。

数えあげれば枚挙にいとまがなく、それに関してはのちに詳しく触れるので、ここではいくつかの例を挙げてみます。

もっとも多いのは、会社の売上データや顧客情報、また、事務職では帳票データなどをパソコンで正確に入力していくことを主な業務とする求人です。

ほかには、録音された音声データや名刺などをスキャンした画像データの文字化、テキストとして利用できるよう文字にするという仕事もあり、なかには、外部への漏洩が厳禁となる個人情報などもあるため、その取り扱いにも細心の注意が必要となります。

また、一般的な事務職での求人でも、帳票などのデータ入力のほかに、電話応対やファイリング、その他の雑務も業務内容に含まれることがあります。

最後に、入力したデータの確認や校正に関しては、それも同時に任されるケースもありますが、一般的には、別にチェック専門の担当者や直接金銭に係わることであれば、経理事務の担当者がチェック作業を兼ねて行う場合がほとんどです。

このように、勤務先での指示や依頼によって多種多様な情報を扱い、求められる形式に処理していくということがデータ入力の仕事といえます。

ちなみに、これはわたし個人の経験談となりますが、以前、勤務先の先輩からこの仕事のアドバイスとして「慌てず、迅速に」と言われたことがありました。

データ入力の役割とは?

勤務先や依頼のあった情報などをミスなく入力していく

データ入力の仕事において、なにより重要なことは、入力したデータにミスがないことです。

スピードは経験を積めば自ずとついてきますので、まずは、正確さを重視した入力を意識し、そういったクセをつけましょう。

やはり人間ですから、入力といった機械的な作業でも自分のクセというものが出てしまいます。

文字を打つ際のキーボード上の指の動かし方や使うキーの偏り、視線の移動などもそうですし、一番はクセをなくすことなのですが、それはわたしの経験上、不可能だと思うので、最初のうちに良いクセをつけてしまうというのが肝心といえます。

年を取ってから自分の悪癖を正そうと思えば、それが習慣となってしまった以上の時間と根気を必要とするものです。

手抜きとまではいいませんが、それも習慣になってしまうと、見るべきところをいつの間にか見なくなってしまったり、入れたほうがいい部分を省いてしまったりと、いつか大きなミスを招いてしまうかもしれません。

そしてその小さなミスが、企業にとって大きな損害へとつながってしまうということもあり得ます。

取り扱うデータは勤務先や依頼主によって異なりますが、多いだけの煩雑な情報を規則性のある正確なデータとして一元的に保存しておくことで、企業にとってそれもまた貴重な財産となります。

大きな企業や官公庁では、煩雑なデータの整理のためのデジタル化はアウトソーシングすることが多く、破棄する書類なども完全に処分するのではなく、データとして保存しておけばムダなスペースもまた別の目的のために確保することができます。

外注のあった依頼主や勤務先となる会社にとって、有益な情報の保存や業務の効率化の一環など、データ入力という仕事は必要不可欠なものです。

正社員、契約社員、バイト、派遣などで求められる役割は変わる?

雇用上の立場によって明確な業務の差別化をはかっている求人は少ないですが、やはり、のちの責任といった面でそれが考慮されています。

正社員

正社員がやはり最も重責のかかる仕事を任されるケースが多いです。

正社員が最終的な問い合わせなども含めた確認と校正を担当する、契約・派遣社員やアルバイトをまとめるという立場になります。

正社員や派遣社員という立場でデータ入力を行う場合は、電話応対なども含む一般事務としての業務の一部だったり、オペレーターの仕事との兼任になったりすることもあります。

直接売上などの金銭やお客さまにつながる業務は正社員が担当することが多いでしょう。

契約社員

契約社員は長期のアルバイトからの昇格ということもありますが、派遣社員などとともに、より重要で特殊なデータの入力も担当しながらのチェック作業が主な業務となります。

また、入力の際に必要な注意や指示、変更点などを伝えるといった正社員とアルバイトとの調整役といった役割を担う場合もあります。

バイト

バイトは入力のみを担当する場合がほとんどで、正確性も大事ですが、どちらかというとスピードの方を求められる傾向にあります。

たとえば、物流会社がインターネット上で公開している自社サイトのなかで、情報の照会サービスも提供している場合、データの入力完了後にその情報を段階的に照会できるという導入率の高い管理システムでは、お客様からの問い合わせにできるだけ早く応えるため、データ入力業務にノルマとまではいかずとも、ある程度の時間制限が敷かれていることもあります。

業種によって発生するデータ量の多い繁忙期のみの補助的な入力業務といった短期での募集もあります。

間接的なものと直接的な責任を負うのとでは大きな差がありますが、データ入力では、売上やお客様へのそれは比較的低いものですが、扱ったデータに対しては全責任を負うことになります。

勤務先での地位が低いからといって無責任な仕事やミスが許されるというわけではありません。

それぞれの立場での責任を果たすことが、それぞれの大きな役割です。

データ入力の仕事の重要性

情報のデータ化により社内情報の連携を円滑にすることができます。

それを次に利用する人がいて、必要としている人がいるということになります。

データ入力をする際、逆の立場になって、そのデータの流れやあり方、用途などを意識しながら入力するということも大切だと思っています。

重要なのはデータ化という点です。

煩雑な情報の保存や日々発生する膨大なデータの入力を外注したり、そこに専門の人員を割いたりするということは、それが非常に手間のかかる作業であり、別の業務と兼任するとなると、ミスが増えたり、一人の人員がより多くの負担を抱えてしまうことになるため、コスト面や業務の効率化をはかる上で有益であるという判断に基づいています。

また、情報の保存をするということは、その情報はデータとして利用することがあるということで、データ入力という作業はその下準備であり、業務の通過点であるといえます。

そんな概念に基づいた仕事を担当するのですから、どんなにチェック作業があるといっても、入力ミスは致命的ですし、非効率的な作業を増やすとともに、依頼主の会社への信頼度を下げてしまいます。

ほかの担当者の仕事を奪ってしまうというケースもあるのでよく話し合ったりする必要もありますが、ビジネスというシビアな面で見ると、業務の効率化としてデータ入力の段階で、最終的なデータとして完成させることができれば、さまざまな面で情報を利用する際に扱いやすく、より効率的でデータの連携がスムーズになります。

データ入力の具体的な仕事内容とは?

依頼データの仕分け

この作業は、データ入力の代行を専門にする会社などでしかほとんど見られないものとなるので、軽く触れる程度にします。

必ずデータの入力を始める前に挟み、取り扱う依頼データの分類や担当の割り振り、細かな入力ルールの確認などを行います。

整合性と統一性がもっとも重要であるため、最終的な完成までの効率化として非常に重要な作業となります。

一般的な企業への勤務や派遣では、依頼ごとにデータの種類が異なるということはほぼないので、マニュアルや研修などがそれにあたります。

たとえば、顧客情報では、すべてが英語とカタカナ表記の場合や株式会社などの略語の使用などがあり、名刺データの入力では、付箋やメモがついている場合、判読できない文字の処理のしかたや旧漢字の使い分けなど、また、あらゆるデータ入力において厄介なのが半角と全角などのスペースの取り扱いが挙げられます。

データの整合性も保持するためチェック作業も兼ねて、一つのデータを二人が同時に入力していくベリファイという入力のしかたを導入している場合、その担当や細かなルール決めなども含まれます。

勤務先の帳票などのデータをパソコンで入力していく

これがもっとも一般的な内容の求人となり、扱うデータは勤務先や派遣先などにより異なります。

この業務内容に関しては、募集のある企業の数だけ扱うデータの種類も多岐に渡るため、主流となっているデータ入力の例を下記にいくつか挙げてみます。

中でも多いのは、商品の販売やサービスなどを提供する会社の求人で、売上データや受発注データ、顧客情報などの入力となっています。

また、並行してネットショッピングなども可能としている企業では、購入または契約の際にアンケートを実施し、その商品情報と利用状況や購入者の情報なども収集しているケースも多く、それらを集計して今後の新たな商品開発やサービスの向上のためのデータとして活用しています。

他にも、運送会社や倉庫などの物流関係の会社では、日々大量に発生する伝票データの入力があり、ほとんどの場合、会社独自のシステムを導入しているので、それを使用しての作業となります。

伝票に直接運賃の記載がある場合や住所や区域によって担当営業所が異なるので、ミスや入力漏れは許されません。

また、個人宅のお届け先ではお客様の個人情報の入力を行うため、その情報の取り扱いにも注意を払う必要があります。

一般的な事務でのデータ入力も同様で、勤務先の帳票などのデータを主として取り扱うことになります。

書類をデータ化するだけで、デスクまわりが一気に整理されるという人も少なくないのではないでしょうか。

売上データや契約情報などといった一定期間の保存が義務づけられている情報は、どのような企業でも必ず入力データの対象となっています。

その場合、経理などで専用ソフトを導入している場合などもありますが、ほとんどがエクセルやワード、データベースを構築するアクセスといったMicrosoft社のOffice製品を使用してのデータ入力がほとんどです。

録音された音声データを文字として入力していく

Youtubeなどの動画共有サービスを手軽に楽しめるようになった昨今では、サミナーや講義といった音声の含まれる情報を著作物として販売するといったビジネス形態も増え、そういったデータのやりとりも非常に多くなってきました。

国や市区町村などでは、議会の議事録などを録音した内容をインターネットのホームページ上などで公開するために、その音声データを文字としてテキスト化する必要があり、その業務を提携会社や専門の代行業者に外注しています。

雑誌の編集者や出版業界でもインタビューがあり、その内容を雑誌などに掲載する際、まずは録音してきた音声を文字として起こす必要があります。

そのような録音された音声データを文字としてテキスト化する仕事は、一般的にデータ入力のなかでもテープ起こしと呼ばれています。

聞き慣れないかもしれませんが、これは昔からある職業で、専門の会社というのも多く存在するほどです。

現在では、メールなどに添付ファイルとして音声ファイルが送信されてくるケースがほとんどで、それをパソコンなどで聞きながら同時に手作業でキーボードを使って入力していきます。

最近では、音声データの内容を自動的に解析して、そのまま文字にして出力してくれるというテープ起こし向きのソフトも出てきてはいますが、人間どうしが話す言葉のやりとりですから、必要のない無意味な単語が出てしまいますので、それを省く処理や文脈、語尾などの統一などの面から、人が直接聞いて地道に手作業で入力していくのが、まだまだ主流となっています。。

外部への漏洩が厳禁なデータであるため、非常に取り扱いには注意が必要ですが、入力の際のルールや漢字の使用頻度などは、個人の経験とその裁量によるところとなっていることが多いです。

メモや原稿・PDFにある文字や図形を入力していく

この入力作業では、会社や個人でも外注にまわすことのある名刺データの入力であることが多く、そのまま膨大な量の名刺が郵送されてくるケースもあれば、すべて写真にして画像データとして原本がメールに添付されてくることもあります。

営業職などの人にとって、名刺をそのまま紙で保管しておくのは非常にかさばりますし、管理が難しいですよね。

同様に、領収書などのこまごまとしたデータの入力も外注することが多く、手書きのメモや書類、PDFなどの画像データを元に、付箋などがついている場合は規定のルールに従って、そのまま入力していきます。

手書きのものを扱うのは、原稿の清書や翻訳データなどの入力のほかにも、アンケート結果の集計では、郵送されてきたアンケートそのものを元にデータを入力していくことがあります。

たとえば、クレジット会社や通信などのIT企業では、専用のシステムを導入しているところがほとんどで、勤務先によってはモニターを二つ、または画面を二分割して、スキャンした契約書や契約内容のデータを参照しながら情報を入力していきます。

また、DTPというパソコンで作成したデジタルデータを紙ベースのメディア用に出力することや膨大な量の図面や書類のスキャンなども、広義でのデータ入力の1つといえるかもしれません。

外注で委託されたデータを、さらに下請けなどの外部へ委託するため、その膨大な量のデータの管理と共有の利便性といった面から、すべてをスキャンして取り込むという業務も含まれることがあります。

電話対応や事務作業

求人の中には、データ入力として大きく掲げられていても、一般事務の業務が含まれている場合も多くあります。

その場合、帳票などのデータ入力もその一部として、電話応対やファイリング、書類の作成などの事務作業の全般を担当することになります。

また、ネットショッピングや通信サービスなどの普及により、サポートセンターやコールセンターを設置している企業では、お問い合わせ内容やオーダーデータなどの入力を指して募集をかけている場合があり、そちらの発送の取り次ぎや電話応対といったオペレーターの業務がメインとなっていることもあります。

データの入力と同時に、その確認や校正も任されるといったケースもありますが、データ量や種類によっては、求められるデータのフィルタリングや加工、またはその出力といったデータの管理も含まれます。

このように、データ入力とはいっても、その内容いかんでは、イメージしていた業務とのギャップが生じてしまうことも少なくないので、求人の内容は注意してしっかりと読んでください。

データ入力仕事の流れ

1. 指示されたデータをパソコンに入力する

データの仕分けについては割愛しますが、データの入力の際に、自分である程度のデータの仕分けをすると、より仕事の進行がスムーズになります。

与えられたデータまたは担当のデータを、パソコンを使用して規定のフォーマットに従い、ミスや入力漏れがないよう慎重に入力していきます。

フォーマットとは、入力に関する規則や指定されたデータの保存形式などの総称を指します。

入力データの原本は、返却する場合と破棄する場合、なんらかの形で保管しておく場合があるので、それは規定のルールに従います。

2. 入力したもののチェックと校正

チェック作業に関しては、主に3通りの方法があります。

1:規定のフォーマットで出力されたものを使用して行う

これは、契約情報や売上データなどの書類が原本となるデータで採用されることが多く、エクセルなどのCSV形式や別途専用の紙に印刷したものを一件ずつ元の原本と見比べながらチェックしていきます。

もしミスがあった場合は、チェック担当者が校正も行うケースがほとんどです。

2:入力されたデータそのものを端末上でチェックする

その後の用途も原本もデジタルデータとして、そのシステム上やパソコン内で扱うものに限定されたデータのチェックや膨大な量のデータチェックの際に採用されます。

この校正に関しては、入力者が入力と同時に確認や校正も任されるケースがあり、チェック担当者が行う場合と、または、チェック担当者から入力者へデータを返し、正しいデータの再入力を指示する場合があります。

3:同時に2人また複数で同じデータを入力する

人為的にチェックを入れるケースと、データの整合性のチェックはその都度システムが行い、もし内容に違うものがあった場合にエラーを表示して、それらを入力者や担当者が改めて見直すという機械的なものと、確認作業としてどちらの手法も導入されています。

また、データ入力とチェック作業を同時に兼任する場合は、ある程度まとまったデータを入力したあとでチェックをするのが一般的です。

チェック作業は、もしミスや入力漏れ、変更などでお客様への確認が必要な場合など、より慎重な作業が求められます。

データ入力の給料事情は?

アルバイトや派遣社員

平均時給は、地域や勤務先などによって差はあるものの、だいたい1,100円前後となっているようです。

時給の相場としては900円から1,500円ぐらいで定着しており、他の業務との兼務の場合では、1,600円を提示している求人も少なくありません。

正社員

純粋なデータ入力と事務職との兼務も含めて、首都圏では月収が18万円から25万円ほどのようで、平均すると、だいたい20万円強ぐらいが相場となっています。

純粋にデータ入力業務のみを担当する正社員雇用というのは、専門の会社でもない限りは、現実的に難しいようです。

在宅

在宅作業での報酬は、ほとんどが完全な出来高制である場合が多く、求人によって単価もさまざまです。

文字単価での報酬制やデータ1件による算出など、毎日フルタイムで働くのと同等の時間を割いても、15万円に満たないものも少なくないようです。

純粋なデータ入力のみの業務で見てみると、給与の面では、派遣社員として働くのがもっとも待遇が良いと言えます。

データ入力でやりがいを感じること

仕事において、やはり、やりがいというのは大事なモチベーションとなります。

個人的な経験も含めて、いくつか紹介してみたいと思います。

入力数などで自分のスキルアップを感じたとき

未経験から始めた人でも、ある程度の期間ごとに明確な成長を実感することができる仕事です。

いつの間にか自分の入力スピードが上がっていることに、ふと気づく瞬間が必ずやってきます。

勤務先などによっては、入力数や精度などを数値やグラフにして提示してくれるところもあります。

それは同時にプレッシャーにもなってしまいますが、最初のうちは諸先輩たちと比較しても致し方のないことなので、自分自身の成長として具体的な目標設定の目安などに活用し、また、それが達成できたときは、やはりとても嬉しく、やりがいも感じます。

自分ががんばった分が直接自身の評価につながるので、スキルアップや課題の克服など長く向上心をもって仕事に取り組むことができます。

より重要なデータの管理などを任されたとき

経験を積み、ある程度の信頼や実績を築くと、別のデータの担当を任されることがあります。

より重要なデータの入力だったり、特殊なデータの取り扱いだったりと、より責任のある仕事を任されるようになったときは、自分の仕事に自信が持てるようになります。

単調な作業の繰り返しで、どんなにがんばっても自分は評価されていないのではないかという思いを抱いてしまいがちな仕事でもあるので、微々たるものでもこのような転換期は気持ちの切り替えにもなります。

自分の仕事が認めてもらえたときや仕事に自信がつくのは、非常に重要なことです。

繁忙期やアクシデントを乗り越えられたとき

業種によっては、一日に取り扱うデータ量が爆発的に増えるという時期があります。

一般的には、売上データや契約情報などもゴールデンウィークや年末などの連休のシーズンが一気に増える時期として重なることが多く、そこを同僚とともに入力しきったときの達成感はひとしおです。

データ入力の仕事がおすすめな理由

それでは次に、仕事としてデータ入力を選択するメリットを見てみましょう。

職場での人間関係やコミュニケーションにそれほど気を遣う必要がないこと、職場での服装などの自由度の高さ、一年を通して天候などに左右されることのない快適なオフィスで作業できることなどのほかに、特筆すべき4つの理由を挙げてみます。

パソコン操作などのスキルが身につきます

データ入力の仕事で広く普及しているソフトとして、Microsoft社製WindowsのOffice製品があり、なかでもエクセルやワード、アクセス、またはパワーポイントを業務のなかで使用することがあれば、その操作や扱い方を習得することができるようになるのは間違いありません。

専用のシステムであっても、多くはWindowsでのシステム構築がほとんどなので、Windows製のパソコンの基本的な扱い方や効率的な操作などを覚えることができます。

また、事務作業との兼務であれば、帳票の作成や書類のファイリング業務、電話応対などにより、事務処理能力や基本的なビジネスマナーも身につきます。

それはどのような事務職に就いても必ず活かせる経験です。

自由度の高いシフトで仕事ができる

データ入力の仕事では、ほとんどの場合がシフト制での勤務が多く、繁忙期や入力データが多いと予想される日でない限り、ある程度自由なスケジュールを組んで仕事に取り組むことができます。

正社員ではフルタイムでなかなかそうはいかないこともありますが、勤務先の業種によっては、土日の完全週休2日制であることもあります。

繁忙期の集中的な短期から6ヶ月程度などの中期など、求人の雇用期間もさまざまで、短期でまず仕事を始めてみて、のちに長期の契約社員として働くことを認めてもらうという契約を交わすことも可能です。

繁忙期と比べて、平常時よりもデータ量の少ない閑散期があり、有給休暇の消化や毎日定時での退社が確保できるときは、終業後の予定も立てやすいというメリットがあります。

未経験からでも始めやすい

これがもっともおすすめな理由であるかもしれません。

まずは簡単なデータを扱うことがほとんどですし、また、研修やマニュアルのしっかりと整った環境での作業が多いため、パソコン操作や事務職がまったくない未経験からでも比較的取り組みやすいという点です。

パソコンの操作を覚えたいというシンプルな動機でも、アルバイトやパートとしてなら十分に始められます。

勤務時間も考慮に入れると家事との両立や初めてのオフィスワークとして、選択肢に入れやすい業種の1つといえます。

副業として在宅での仕事としても需要がある

完全な在宅で十分に稼げるものとなると、スキルや実績のある人が求められますが、毎日コツコツと地道に作業を積み重ねていくタイプの簡単なデータ入力であれば、メールと簡単なパソコン操作ができればこなせるものも多くあります。

ホームページ作成の補助などでは、週1程度、打ち合わせなどのために出向く必要のある求人もありますが、ほぼ在宅のままで作業を完結できます。

非常に孤独な作業であり、報酬としてもそれだけで生活を成立させられるほど稼げるようになるのは、ほんのひと握りの人たちです。

しかし、がんばったらがんばった分だけ返ってくるので、自分の空いた時間などを有効利用できる副業としては、作業自体も難しいことはほとんどなく、非常に入りやすいのでオススメです。

データ入力の仕事で大変なこと

せっかく興味を持っていただいている人に、始める前からマイナスなイメージにつながってしまうことをお伝えするのは極力避けたいところです。

しかし、悪い面だからこそ、きちんと理解していただかなければなりませんね。

中には、本当に深刻な事態を招いてしまうこともあるので、しっかりと読んでください。

ミスができないので責任重大

たいていは、チェックや校正を担当する人が別にいるものですが、入力する人が同じくそれらも担当するというケースもあり、なかには、「絶対に」ミスしないようにという強い指示を受けることがあります。

それはやはり、多くの人にとって、仕事に対する大きなプレッシャーを感じることになりますし、精神的に必要以上の負担となってしまうことがあります。

また、正確性と同時に、スピードも求められるような職場では、仕事以外での重圧に押しつぶされてしまいそうになってしまいます。

仕事のことは、できるだけ貴重品などとともにバッグに入れて持ち帰らないようにしましょう。

ノルマ

日々膨大な量のデータを扱うような業種に勤務する場合、一日の入力量にノルマが課されていることもあります。

ノルマと聞くだけで敬遠してしまう人、これもまた前述の内容と同様、プレッシャーや大きなストレスを感じてしまう人も多いはずです。

そのような環境では、一人ひとりがノルマ達成のためにピリピリした雰囲気で、人と話す機会は当然のように少なくなります。

気分転換や息抜きが上手にできないと、精神的なバランスを崩してしまい、それでも真面目でがんばり屋さんの人が無理をつづけていると、実際に体調不良を起こしてしまうという人もいます。

その昔、実際にいました。

データ入力は単調で機械的な作業の繰り返しである反面、非常に繊細な面もあります。

たとえば、キーボードによるデータ入力の経験がおありの方は、トイレなどで手を洗ったあと、入念に手を拭く、または、水分が完全に飛ぶまで乾かすといった習慣が身についた人も多いのではないでしょうか。

指先の感触とキーとの滑り具合が、微妙な加減でその直後の作業に影響を及ぼします。

少し話が逸れてしまいましたが、備品との相性や自身の体調などによっても波があり、全体としてのデータ量も関係してくるものですから、そこに絶対的な個人間の能力差も加味すると、短期的なノルマを設けられている場合は、より長期的な目安ぐらいとして認識しておくと、日々のストレスの軽減につながっていくと思います。

実際に勤務してみないとわからないことですが、そこに関しては、求人の内容から面接や事前の問い合わせの際に、しっかりと確認するようにしてください。

腰痛をお持ちの方は注意が必要

長時間座った姿勢での作業となるため、もともと腰痛のある人は、悪化するリスクがあります。

眼精疲労はもとより、腱鞘炎や頭痛をともなう肩こりなどに発展してしまう場合もあるので、十分な注意が必要です。

どうしても支給のキーボードとの相性が悪いという人は、腱鞘炎などの防止のためにも、家電量販店などでいろいろな種類のキーボードが安価で売られているので、いくつか実際に試してコストと相性のバランスのいい価格帯のものを一度購入してみることをおすすめします。

作業中は、必ず適度に気分転換となる程度の運動や休憩には散歩などを取り入れるなどの息抜きを意識しましょう。

必要であれば、自分専用のクッションなどを持参するのも対策の1つだと思います。

ちなみに、わたしは喫煙室でいつも煙草1本分のストレッチをしていました。

データ入力の仕事をするためにはどうしたらいい?

やはり、求人サイトを見たり、クラウドサービスや転職サイト、または派遣会社などに登録したりといった探し方が一般的です。

クラウドサービスとは、ここでは、インターネット上で求人の需要と供給を必要に応じて会員どうしが規約の範囲内で自由に提供し合うことのできる場のことを指します。

在宅での仕事のみを探したいのであれば、クラウドサービスを提供するサイトに登録するのが、現状ではもっとも近道であるといえます。

求人雑誌を読むよりは、現在ではその雑誌を刊行している出版社がインターネット上で同じものを公開している場合が多いので、そちらを利用するほうがよいでしょう。

パソコンを使用する仕事専門の求人サイトを運営している企業もあるので、そこに登録しておくというのも業種の選択肢を広げるのに役立ちます。

データ入力の仕事は、やや内向的な性質なため、人材の欠員や不足となった場合、大幅な増員などでなければ、現在いる人員の知人友人から採用とするケースも少なくありませんので、身のまわりで一度話を聞いてみるのもいいでしょう。

資格は必要?

特に必要はありません。

無資格でも安心して働けます。

しかし、パソコン操作やソフトの実用的な知識に関する資格は、応募の際、非常に強みとなりますし、種類によっては、実際の業務においても必ず活きてきます。

たとえば、数字を主に入力するという場合、テンキー操作のスピードやその精度においては電卓検定が、逆に、文字や文章が多いのであれば、日商や日情協などの主催するワープロ検定が、1つの指標として目を引く資格といえます。

事務職との兼務の場合や総合的な視点で見ると、MicrosoftのOffice製品であるエクセルやワード、アクセスなどに関するもの、たとえば情報処理検定やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などは、業務での使用頻度が高いのであれば、より圧倒的に説得力のある資格といえます。

必要なスキルや経験は?

こちらも同様に、特に必要はありませんが、望ましいということはいくつかあります。

スキル面では、遅くてもタッチ・タイピングのスキルがあるか、少なからずパソコンで文章や英数字の入力をした経験があると望ましいでしょう。

タッチ・タイピングとは、キーボードで入力をする際、画面を確認せずとも文字を打てるというスキルのことをいいます。

主婦業では忍耐強さが身につくとよく聞きますが、どのような経験でも少なからず活きてくる場面はあるものです。

電話応対などの事務作業やエクセルで関数を使用しての書類作成、データのフィルタリングといった経験があると、そちらの業務の人材としても重宝されます。

また、仕事を続けていれば自ずと身につくことなのですが、パソコンを使用しての作業がほとんどなので、事前に、少しでもパソコンのことを勉強しておくと、仕事を覚えるのが早くなり、作業効率の向上にもつながります。

また、一般的な求人からの面接ではほとんどありませんが、派遣などの登録の際は、中途で即戦力が求められるケースが多く、事前に文字入力のスピードや精度に関するスキルテストを受けることがあるので、そのような応募には事前の準備を整えておくと、当然採用される可能性はグッと上がります。

データ入力の仕事で事前に知っておくと便利な豆知識

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、今一度、確認の意も込めて目を通してみてください。

パソコンで特に使用頻度の高い基礎的なキーボードのショートカットキー、たとえば、ctrl+cやctrl+v、ctrl+aなど、また、マウスによるctrlやshiftを同時に使用する選択のしかたなどを覚えておくと便利です。

作業効率の向上に便利な機能は、他にもたくさんありますので、もっと簡単にこれができたらというものがあったら、インターネットや書籍などで調べてみると、より作業を充実させるためのヒントが見つかると思いますので、どんどんいいものは取り入れて活用していきましょう。

ショートカット

ctrl+shift+tabは、作業中のアプリケーションやシステム内での画面を、alt+tabでは、起動中のアプリごとにtabを押すごとに画面を切り替えることができます。

一般的にパソコンを使う際は、たいていの人がマウスを使用しての操作に慣れていると思いますが、データ入力の仕事では、キーボード操作だけで同程度の作業を完結できるようにしておくと、格段に作業効率が上がりますので、普段からキーボードでの操作に慣れておいて絶対に損はありません。

辞書ツール

自分用の端末を与えられる場合、Windowsに標準でインストールされているIMEなどの言語バーのなかにある辞書ツールというものを、ぜひ活用してください。

判読の難しい文字をマウスで手書き入力すると、画数や形状が似た候補のなかから選択することで簡単に入力ができるようになります。

辞書登録機能は、文字入力において非常に便利ですので、絶対に覚えておいてください。

初期設定のままでは変換の候補が前回の確定に従ってしまうので、使用頻度の高い単語や短い文章程度なら、頭文字やその文字列から連想される単語で登録してしまいましょう。

データ入力の仕事では、文字の入力方式として、かな入力のほうが圧倒的に速いのですが、大半の人が普段どおりのローマ字入力で作業をすると思うので、それを逆手にとります。

たとえば、誤変換の上位にある(株)という略号を例にすると、直近の変換履歴が自動的に反映されてしまい、毎回何度もカッコのない株や下部などの候補を経ることになってしまいます。

たった数度の手間ですが、これが何百件、何千件となると全然話が変わってきますし、通常ローマ字入力では“kabu”と打って変換するところを、それでしか使わない文字、たとえば、“kk”や“kb”といった頭文字で辞書登録してしまうと、より少ないキー入力で、かつ一度で必ず目的の文字に変換できるようになり、全体のスピードや精度がグッと向上します。

辞書登録した単語や文章は、あとで個別に変更したり削除したりもできるので、適宜、必要に応じて追加や修正を繰り返しながら、自分なりのスタイルに合った入力辞書を構築されることを強くおすすめします。

どうしてもタッチミスをしてしまう単語がある場合は、自分のクセなども理解して、ミスタイプの文字列で登録してしまうのもいいかもしれません。

ちなみに、変換のショートカットとしては、カタカナがF7、ひらがながF6、アルファベットがF9となっており、F8とF10は、それぞれの半角文字になります。

データ入力の仕事を活かしてキャリアアップはできる?

専門の事務職へ

電話応対や来客受付、書類の作成などの事務作業全般との兼務で得た経験は、データ入力だけでなく、その後は専門の事務職や幅広い業種へのキャリアアップにつながる経験です。

それはまた、派遣や契約社員で培ったものを活かし、正社員雇用も十分に目指すことができます。

データ入力の実績もあるチェックや校正業務の担当者として、また、入力の現場を知る存在として、システムの問題点や改善点の意見を聞かれるなど、非常に重宝されます。

データ入力で身についたパソコンスキルは、現代において事務職だけでなく、さまざまな職種、業種で活かせます。

一般事務に資格などは必要ありませんが、逆に、だれでもできるからこそ欠員の出にくい職種でもあり、またキャリアアップもさほど望めません。

最終的に、経理事務や医療事務、介護事務、金融事務など、さまざまな専門事務の職を目指したいという人は、そのための資格取得が必要となります。

専門性の高い深い知識が必要な専門事務は、キャリアアップも望める事務職です。

専門事務では、データ入力の作業も主な業務として多いものですから、十分にスキルや経験が活かせる職種であり、データ入力からのキャリアアップとしては、必要条件を満たすことができれば目指しやすい道の1つといえます。

事務経験は、専門事務の仕事でも当然アピールポイントとなります。

まずはデータ入力の仕事で一般的な事務作業の経験を積みながら、なりたい専門事務の勉強をして資格取得というのが、そのキャリアアップへの近道です。

データ入力のスペシャリストへ

もっとスキルや経験の活かせる仕事がしたいという人、向上心と意欲を持ってデータ入力の仕事でステップアップしたいという人は、より多くのデータを扱うような規模の大きな同業他社、IT系企業、毎日膨大で多種多様なデータを扱うデータ入力の代行を専門とする会社で、データ入力のスペシャリストを目指してみるのもおもしろい道ですね。

データ入力という仕事のみでは、勤務先での昇進や管理職に就くといった一般的なキャリアアップは難しい面もありますが、そこで安定して確実に実績を積み重ね、給与や待遇の面でのステップアップを目指すというほうが現実的であるかもしれません。

または、短期や中期程度の求人をいろいろと経験し、プロの仕事というものを吸収したあとで、自分にもできそうな分野で総合的なデータ入力の仕事として独立するという選択肢もあります。

データ入力のほかに、独学でも専門的な知識や経験を持ち合わせていると、面接や独立の際の幅が広がります。

インターネットが普及した現在では、さまざまなサービスやコンテンツで多言語化の需要が高まっているため、翻訳や語学に精通していると、非常に強みとなります。

データ入力の仕事は、事務作業やパソコンスキル、集中力の向上など、総合的に見ても、特に同じ事務職でのキャリアアップには必ず役立つ経験となります。

まとめ

データ入力という仕事について、どこかに参考となる部分は見つかりましたでしょうか?

データ入力の仕事は、とにかくパソコンで文字をひたすら打っていけばいいというイメージほど、単純な仕事というわけではありません。

たとえるなら、データは1つひとつの点であり、システム上に無数の点を打ちこんでいくことです。

夜空の星になぞらえてみましょう。

もしかしたら、自分の知らないどこかで、それらを線で結んで、そこに星座を見つける人がいるかもしれません。

あるいは、特徴のある星を抽出して、そこから未来を読み取ったり、過去を感じたり、夢を思い描いたりしているかもれません。

自身が輝くということはありませんが、だれかの希望あふれる星空を影から支えられるなんて、ロマンがありませんか?

データ入力という仕事は、向いている人には非常に居心地のよさを感じるものですが、向いていない人には、本当にとことん向いていない仕事です。

キャリアとしては、天職か辞職かというぐらいはっきりと実感があると思います。

自分で向いていないかもしれないと感じることがあったら、そこは1つの経験を得たとして、決して無理はしないでください。

もし好きな仕事であれば、幅広く活かせるスキルの習得として、また、先に目指すステップアップのキャリアとして、もっとたくさんの経験を積んでみてください。

そこで得たものは、ご自身のキャリアにおいて、ずっとさまざまな場面で必ず活きてくるものとなります。

どこかで線を結ぶだれかの笑顔と、キャリアの先で笑っているご自身の笑顔を思い描いてみてください。

データ入力の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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