百貨店の仕事内容とは?大変?向いてる人の特徴や活かせる経験など教えます!
今日は買い物をしよう!洋服も欲しい、食品も欲しい、カフェでランチもしたいなと言う時、皆さんはどのお店を訪れるでしょうか。
ウィンドーショッピングで沢山のお店を回るのも良いですが、夏は外を歩き回るのはとても億劫ですし場合によっては危険ですよね。
そんな時に重宝するのが何でも揃う「百貨店」です!
「百」の「貨(物)」を取り扱うとの名前を持つ百貨店は、文字通り何でも揃うお店です。
百貨店で取り扱われているものは一流品が多く、多少お値段は張りますがクオリティの低いものはありません。
安心してお買い物を楽しめる場所の代表です。
広い面積を持つ百貨店は、数多くの人々の仕事で成り立っています。
イベントを企画する人、バイヤー、外商担当、営業、人事など様々な職がありますが、そのような仕事に就いている人は働く人の割合で見てみると本当にごく僅か。
百貨店で働く人のほとんどが、お客様と直接触れ合う「販売担当」です。
多くのお店が立ち並ぶ中、自分の担当するお店を選んでもらえるように趣向を凝らし、接客技術を磨いている百貨店の販売員たち。
今回は百貨店での仕事内容を、販売員を中心に解説していきます。また向き不向きややりがい、活かせる経験などもお話いたします。
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目次
閉じる百貨店の仕事にはどんなものがあるの?
百貨店は小売業なので、衣類や装飾品をはじめ寝具、雑貨、食品といった様々な商品をお客様に買っていただくことで成り立っています。
なので、メインの仕事は当然「販売」です。
また、お客様に商品を販売することの他に、販売する人たちを後方から支える「事務」や「物流」などの仕事があります。
百貨店の大まかな仕事内容
販売職
販売員
店頭に立って商品をお客様に説明したり勧めたりする、いわゆる接客をする人です。
お客様のニーズを察知して、的確なアドバイスで商品を紹介し売上に貢献する。
「カリスマ販売員」と呼ばれる人たちがとても注目された時期もありました。
バイヤー
販売するための商品を仕入れる人です。
販売員としての実績を積んだ人がその適性や実力を評価されてバイヤーとなることが多いです。
バイヤーは、売れる商品を見極めて価格交渉を行い、どの時期にどれだけ仕入れるかを決め、売上や利益のことを考えながら動かねばなりません。
商品を見極めるセンスが良いというだけでなく、選んだ商品でどれだけの売上が取れるのか、利益はどれだけ出るのか、という様に数字にも敏感でなければ務まらない仕事です。
マネージャー
売場ごとに配置されているマネージャーは、バイヤーと一緒に商品の構成を考えて売場を作り販売員の先頭に立って売上を作っていくことが仕事ですが、それと共に大勢の販売員の人たちをまとめて売場を運営していくことも大切な仕事です。
販売員一人一人のモチベーションを上げることができるように適性を見極め指導・教育を担当し、時には悩み事の相談に乗ったりもします。
やはり、まずは一販売員としてスタートし、仕事ぶりや適性、実力を評価されてマネージャーとなります。
外商
売場で商品を販売するのではなく、年間のお買い上げ額の大きい「お得意様」の個人宅や企業へ訪問して商品を販売する仕事です。
そのお得意先は政治家、一流企業の経営者や役員、芸能人なども多く含まれています。
事務職
売場事務
各売場(営業部)ごとに事務担当が置かれ、その売場に属する販売員たちやテナントの人たちの事務的なことの取りまとめや、
会社からの連絡事項の伝達、バイヤーやマネージャーの事務的な補佐などを行います。
お客様相談室
お客様からの様々な問い合わせのお電話の対応をします。
物流事務
商品の納品時・返品時の伝票処理、店舗間移動の手続き等を行います。
人事、総務、経理、広報
どんな企業にも共通して置かれる管理系事務です。
入退社の手続き、勤怠管理、労務管理、給料や交通費計算、お店の広告・宣伝、または会社の窓口となって
外部とのやり取りをしたりと百貨店で働く人たちを裏でサポートします。
物流関係
多くの取引業者が納品してくる商品の検品や返品される商品の確認、商品の配送、宅配便を利用した商品の発送手続き等を行います。
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百貨店の仕事は大きく4個の役割に分けられる
百貨店で働く人達はその雇用形態も様々です。
百貨店に直接雇われている販売員はもちろん、出店している企業の正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、さらには百貨店が経営する派遣会社の派遣社員などがいます。
それぞれ仕事に役割があり、分担して沢山のお客様に対応しています。
次は百貨店の仕事内容を雇用形態別に詳しく見ていきましょう。
百貨店の販売員
まず、百貨店から直接雇われている販売員です。
百貨店の各フロア、各エリアごとに数名ずつ配置されレジで販売をすることもあればお客様の対応、クレーム対応、出店している企業のスタッフの教育や売上目標の設定や情報の伝達など仕事は多岐に渡ります。
食品エリアであればお菓子、お惣菜、スーパーマーケットの3部門に分かれているのが通常で、管理をする立場の販売員は2人〜3人でしょう。
お店の販売員に比べるととても少ない人数で、フロアの中をチェックし困っているお客様や販売員がいないか、商品に不備がないかなどを見て回っています。
担当するフロアや部門の最高責任者と言って良い仕事です。
出店している企業の正社員
百貨店のスタッフは、出店している企業に所属する販売員が大多数を占めます。
百貨店の直接雇用ではなく、各企業に所属し百貨店で働くスタッフですね。
各店舗に責任者・店長がおり、お店の営業をしています。
仕事内容や労働時間は各店舗ごとに異なりますが、主となる仕事は接客販売であることに違いはありません。
派遣社員・アルバイト
派遣会社に登録し、出店している企業に派遣され働くのが派遣社員です。
派遣社員の仕事内容や労働時間も、百貨店側ではなく派遣されている企業によるところが多いので、全ての派遣社員が同じ仕事内容ではありません。
大学生や主婦のパート・アルバイトも多く在籍していますが、彼らも出店している企業の所属となります。
百貨店専門の派遣社員
大手の百貨店は、人材を確保するために自らの派遣会社を持っています。
百貨店専門の人材派遣会社で、人数の足りないテナントに販売員を派遣したりイベント時に人材をあてがったりしています。
通常の派遣社員とは違い、その百貨店で就業経験がある派遣社員ですので社員教育が済んでおり、本当に即戦力となってくれる派遣社員です。
百貨店の販売員の8個の業務
続いて、百貨店から直接雇用されている社員の仕事内容を一日を追って見ていきましょう。
出店している企業の社員に比べると行動範囲も多く、その仕事も多岐に渡ります。
フロアを見て回る
百貨店の社員は、朝出勤するとすぐに自分の担当するフロアを見て回ります。
フロア内に何も不備がないか、お店のスタッフは出勤しているか、店内の清掃はきちんとされているかなどをチェックしながら挨拶をしてまわります。
経理
フロアのチェックが終われば、昨日の売上やその日の売上目標、客数や実際に購入してくださったお客様の数などを確認します。
全国の百貨店や、同じ地域の他社の動向なども合わせてチェックし、今何が売れているのか、どこに人が集まっているのかなどの把握をします。
イベントなどのチェック
百貨店は敷地が広大なため、全て自分の足で見て回ると膨大な時間を要します。
営業時間中にフロアを離れて動き回るわけにはいきませんから、何階で何のイベントが行われているのか情報をチェックします。
イベント中のお客様の集まり方や反応などもまとめて報告をします。
朝礼
開店時間前になれば、販売員を集めて朝礼を行います。
今日の売上目標、様々な情報の伝達、販売をする上での注意点など、日によって様々なことが朝礼では話されます。
他企業のスタッフと言えども百貨店で働く販売員ですので、百貨店に沿った社員教育も重要な仕事の一つになります。
毎朝の朝礼で各店舗の販売員たちを鼓舞し、やる気と責任感を持たせるのも正社員の大切な業務となっています。
接客販売やお客様対応
営業中は自ら売り場に立って接客をするのはもちろん、フロア内を巡回しお客様に店内のご案内をしたり、困っているお店がないかなどをチェックします。
日々沢山のお客様が訪れる百貨店では、中には接客の大変な方もいらっしゃいます。
いわゆる「クレーマー」対応や、毎日気に入った販売員に接触に来るお客様など、困った顧客の対応も百貨店の正社員の仕事に含まれます。
クレーム対応
理不尽な要求をお店にしてくる「クレーマー」対応もそうですが、本当にお店側のミスで起こってしまったクレームに対応するのも百貨店の正社員の仕事です。
その場ですぐに対応できてお客様も怒っていない小さなものであれば各店舗で対応をしますが、中には対応に納得がいかず「怒り心頭」といった具合に怒ってしまう方もいます。
各店舗で対応ができなくなった時に店舗の責任者と一緒に謝罪をしてくれたり、場合によっては商品をご自宅にお届けに行ったりという仕事も行います。
百貨店の業務を滞りなく進められるように責任を負うのが百貨店正社員の仕事内容です。
情報の伝達
情報の伝達も大きな仕事の一つです。
百貨店のこの先のイベント、各企業からの協力で成り立つ百貨店のイベントごと、更には配送の遅延情報など様々な情報が百貨店の正社員から流されます。
回覧板のような形で回ってくるもの、プリントアウトして各店舗に配布されるものもあれば、緊急の場合は直接伝えられる場合もあります。
営業後
営業後、フロアにお客様が残っていないかどうかを確認し、店舗スタッフの帰宅を確認したら一日の業務は終了です。
次の日の営業が滞りなく進められるか、極端に商品の少ない店舗はないかどうかも確認を行います。
出店している企業の正社員の6個の業務
続いて出店している企業の正社員の業務を見ていきましょう。
百貨店の正社員とはまた違う仕事内容になっています。
商品の陳列
朝、出勤して最初に行うのが商品の陳列です。
各店舗ごとに入荷がされるので、朝のうちに商品の陳列、売り場の整理整頓、清掃などを行います。
レジの準備
百貨店では各店舗ごとにレジが設置されているお店もあれば、一つのフロアの中心に何台か置かれまとめて金銭の管理が行われる場合もあります。
百貨店でお買い物をすると、「レジに行って参ります」と言われることがありますよね。
そのようなフロアは担当者がまとめて管理をしているのです。
各店舗ごとにレジが置かれている場合はレジの準備をします。
接客販売
企業の正社員の主な仕事は接客販売です。
店頭で試食をおすすめして商品の紹介をしたり、購入していただいた商品の梱包、受け渡し、お会計などを行います。
店に並んでいる商品が減ってしまわないように補充を繰り返しながら接客販売にあたります。
お客様のご購入目的に合わせて熨斗を作ったりプレゼント用の梱包を施したり、更には配送の手続きも行います。
発注業務
商品の発注も大切な業務の一つです。
食品であればほぼ毎日発注を行い、いつも新鮮な商品を陳列します。
化粧品や日用雑貨などであれば発注を行う曜日が決まっていたり店舗や扱う商品によって異なります。
百貨店はできるだけ商品が売り切れることによる「売り損じ」を減らしたいので、商品は多めに保管しておくことを推奨されます。
しかしナマモノであればたくさん在庫を持っておくわけにも行きませんよね。
販売員たちはすぐには売り切れず、余りもしない数の予想を過去のデータを参照にしながら発注をします。
発注と共に在庫の管理も企業の正社員の大切な仕事です。
本社連絡
百貨店に出店しているお店は規模は様々であっても必ずどこかに本社や他の店舗があります。
本社への連絡や報告はもちろん企業の社員が行います。
売り場の様子、新商品の売れ行き、お客様の反応など自社の商品に関することはもちろん、アルバイトやパート・派遣社員の働きぶりなどの人事に関する連絡も業務に含まれています。
社員教育
百貨店に出店している企業では髪型やお化粧などの身だしなみから言葉遣い、販売員としての振る舞いまで細かく指導が行われます。
店頭に立つ販売員に直接指導を行うのも企業に所属する正社員の仕事です。
百貨店の正社員はフロア全体を見ることが仕事ですが、企業の正社員は自分の店舗の営業をしながら百貨店の規律を守るのが仕事です。
出店している企業からお給料をいただく派遣社員・パート・アルバイトの業務は企業の正社員と大差はありません。
各店にいる店長のもと、日々の業務にあたります。
百貨店専属の派遣社員の3個の業務
百貨店専属の派遣社員の仕事内容は、企業に所属する販売員たちとは少し異なります。
常に同じ売場に立つわけではなく、イベント時や人手が不足している店舗へ派遣されることが多くなります。
接客販売
百貨店専属の派遣社員の主な仕事は接客販売です。
企業に所属するわけではないため、発注業務や社員教育などは基本的に業務に含まれていません。
その代わり接客のプロとしてその日初めて見た商品の良いところを見つけておすすめをしたり、お客様を引きつける話術が必要な仕事です。
イベントなどに派遣される
百貨店では頻繁に「◯◯展」が開催されていますよね。
日本全国の名産品を集めたり有名なお店の商品の販売をしたり、趣向を凝らしたイベントが開催されていますが、販売を担当するのは主に百貨店専属の派遣社員です。
商品についての基本的な知識を持ち、ご来店されるお客様にどんどんおすすめをしていきます。
人手の足りない店舗へ派遣される
百貨店の派遣社員はその百貨店での勤務経験がとても重視される仕事です。
なぜなら、急に人手が足りなくなった店舗へ派遣されることもとてもよくあるからです。
百貨店での勤務経験がある派遣社員なら梱包のマナーや百貨店のレジの使い方などは店舗の社員が指導する必要がなく、即戦力として店頭に立ってもらうことができます。
百貨店の派遣社員は足りないところを補う、重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
百貨店の仕事はどんな人に向いている?
百貨店は多種多様な商品を扱い、老若男女問わないお客様と接する場所です。
その職業柄から、言葉遣いや礼儀作法はとても重視される職場です。
好奇心旺盛な人
様々な商品を取り扱っている百貨店ではたくさんの部署や売場があり、どこに配属になるかはわかりません。
自分の希望の部署・売場に配属になるとは限らないので、どこに配属されても好奇心を持って、プロの販売員になるべく勉強をする必要があります。
百貨店で婦人服を販売したかったのに、配属は寝具売場だった…などということはよくあることです。
また、販売員になりたかったのに事務職や物流の仕事に配属されることもあるのです。
どこに行っても仕事に対して好奇心を持って積極的に取り組むことが出来る人はその姿勢が認められて、希望する職場へ異動が叶うこともあります。
ルールに従順な人
老舗の有名百貨店ほど独特のルールがあります。
例えば、身だしなみについても髪の色やメイクなどに規定があります。
百貨店における主役はお客様なので、お客様を引き立てるために、働く人間は控えめで清潔感のある身だしなみが求められます。
装飾品は結婚指輪だけが認められ、時計なども高級ブランド物を身につけるのはご法度です。
扱う商品によっても、その売場ならではのルールがあるのでそれらに反発せず、きちんと守れることが大切です。
話題豊富で聞き上手な人
百貨店は女性客が大半を占めます。
年齢層はやや高めです。
女性はやはりおしゃべりが好きですね。
買いたい物や探してる物について話をすることはもちろんですが、そこから話の内容が派生して家族の話や昔話、世間話になったりと会話が弾んでいくことも多々あります。
そんな時は要所要所で相槌を打ちながらお客様の話相手になることも重要です。
そして、話の内容からお客様の好みを知ることができればそのお客様にピッタリのものをお勧めするることができるでしょうし、お勧めしたものを気に入ったことをきっかけに自分のお得意様になってもらえる可能性もあります。
「あなたに会えるからこのお店に来てるのよ」と言っていただけることは販売員冥利に尽きることですね。
逆に百貨店の仕事に向いていない人の特徴は?
百貨店は毎日不特定多数のお客様やお取引先が出入りする場所です。
沢山のお客様の接客をして、より多くの商品をお買い求めいただくためには、売場そのものの雰囲気を良くすることも大切です。
空気を読むのが苦手な人
今、このお客様は販売員に声を掛けてもらいたいと思っているか?
それとも、声を掛けないでほしいと思っているか?
その微妙な空気を読み取ることは難しいですが、毎日の接客業務の中で磨いていかねばならないスキルの一つですね。
何かを探していて、販売員に聞いてみようと思っているお客様にタイミング良く声を掛けることができたらとても喜んでもらえるでしょうし、売上に繋がることにもなるでしょう。
また、それは事務職であっても同じことです。
多数のお取引先や他部署とのやり取りの中で相手が今どんな状況にあるのか察知し、忙しい時には端的に的確に用件を伝えることが必要でしょうし、場合によっては膝を突き合わせてとことん説明をしなければならない場面もあるでしょう。
それが今なのか、また後でなのかを判断して仕事を進められることが必要です。
無愛想な人
販売は接客業ですから、販売員はいつも笑顔で感じが良いことが大切です。
仏頂面で不機嫌そうな人には誰だって話しかけたくないものですし、話しかけられたくないですから。
それに、一緒に働く人が無愛想ではコミュニケーションが取りづらいですね。
共同作業が苦手な人
例えば、婦人服の売場は、カジュアルウェア、フォーマルウェア、大きいサイズ、小さいサイズに加えて、テナントで様々なブランドが入っていたりして、一口に婦人服売場と言っても更にいくつかのカテゴリーに分かれていて、そのカテゴリーごとにいわゆるチームのように何人かの販売員で構成されています。
勤務はたいていがシフト勤務になりますから、自分の勤務が始まる時や終わる時には仕事の引継ぎがあります。
お客様がお待ちの商品がいつ入荷するか?とか、これからお得意先様がお見えになるとか、この伝票はいつまでに処理しなければならないとか…。
そうした業務を一緒に働く人たちとコミュニケーションを取りながら漏れのないように進めていかねばなりませんから、ひとりで黙々と作業したいという人では務まらないのです。
守秘義務の守れない人
有名百貨店には政治家や芸能人といった有名人が頻繁に訪れます。
テレビ番組や雑誌の取材で訪れることもありますが、当然プライベートでご来店のこともあります。
立場をわきまえずその方に声を掛けたり騒いだりすることは当然いけないことですが、そのことをSNSにアップしてプライベート情報を流してしまうなどの行為は絶対にしてはいけないことです。
百貨店のやりがいや面白いポイントとは?
百貨店の仕事はとてもやりがいのある面白い仕事です。
そのポイントを見ていきましょう。
百貨店の仕事のやりがいとは?
百貨店は毎日違うお客様が買い物を楽しみにいらっしゃる場所です。
毎日店頭に立っていると、同じ商品でもこちらのおすすめの仕方や紹介の仕方などでお客様の反応が変わってくるのを実感することができます。
商品のアピールポイントを見つけて言葉にすることで購入に繋がることは大きなやりがいです。
自分の販売力を日々磨くことができるのは、販売員としては自信にもなる経験です。
将来営業職に就きたいと考えている大学生の方は、ぜひ百貨店での販売で経験を積んでみてください。
商品を売り込むことの楽しさを感じられ、更にはお客様の表情を読む勉強にもなります。
百貨店の面白いポイントは?
百貨店勤務の面白いポイントは何と言ってもその商品の多さです。
ありとあらゆるジャンルの商品を取り扱っており、流行の最先端を走る商品の取扱いもとても早いのが特徴です。
世の中の流れや需要のある商品が次々と変わる実態を目撃できるので、新しい物好きの方は働いていて面白いと感じることが多いでしょう。
百貨店の仕事で活かせる、今までの経験
百貨店は多種多様な商品を扱い、国内だけでなく海外での仕事もあり、そして様々な国のお客様の接客をします。
接客経験
接客といっても色々ありますね。
小売店や量販店、外食産業、ホテルのフロント業務などなど…そのどれもが百貨店の中にはあります。
接客業務を経験している人の強みは、お客様への接し方や言葉遣いができるだけでなく、その経験からクレームの初期対応ができることです。
語学
お店には様々な国の方がお客様として来店されるので、英語だけでなく、最近は中国語・韓国語が堪能な方はその語学力を発揮できます。
大手百貨店では海外の支店へ赴任ということもありますし、バイヤーは商品の買い付けなどで海外へ行くということもあります。
食品衛生
百貨店の中には「デパ地下」と呼ばれる食料品を扱う売場があります。
百貨店の職員が調理を行うことはほとんどありませんが、イートインコーナーや店内厨房で調理を行うテナントさんへの衛生管理や指導・指示といった業務がありますから、衛生面での知識や資格が活かせます。
たとえテナントが出したクレームであっても、今の世の中で食品クレームは百貨店の命取りにもなりかねない事柄ですから、どこの百貨店もその管理には力を入れています。
パソコン
インターネットで買い物をしたり、動画を見たり…ということができる人は沢山いますが、WordやExcel、更にはAccessやPowerPointまでを使いこなせる人は結構いないものです。
現在どんな職種であっても事務作業にパソコンは必要不可欠なものですから、その経験はとても有効です。
その後のキャリアについて
この仕事についた後のキャリアアップの道は?
販売員であれば、その販売実力や適性を評価されてバイヤーやマネージャーといった職務に昇進します。
事務職でも、その部署での主任・係長・課長そして部次長・部長といった管理職へ昇進していきます。
そのどちらからでも能力を認められれば、店長や役員となり最終的には社長となります。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
百貨店の経験はその配属された場所によって偏りが出てきますが、配属された売場の商品についての知識の他に一般的な慶弔儀礼についての知識も身に付きますから、その経験を考慮して選択すれば、どこへ行っても活かすことができるはずです。
例えば、百貨店と言えばラッピング(包装)講習を希望者に行っていますから、その技術を身につけていれば小売店やギフト商品を扱うお店でも重宝されます。
慶弔儀礼の知識は会社の総務部などでも必要ですし、仕事だけでなく普段の生活の中でも知っていて損のないものです。
和服売場で和服や和装小物の知識を身につけて、その後着付けを習ってブライダル関係の仕事で活躍…という方もいます。
長く続けられる仕事?
どの会社も定年制を採用していますが、定年後も能力、意欲、健康状態などの本人の状態と会社の意向が合致すれば仕事を続けることができるのが大半です。
特に長年販売員を経験されてきた方は商品知識も豊富で多くのお得意様を抱えている方が多いので、その顧客を手放したくないこと、またその販売知識で若い従業員の教育にも一役買ってもらいたいと考えています。
その他に、定年退職後にテナントで入っている会社から誘われて再就職される方もいます。
まとめ
今回は百貨店の仕事内容や向き不向き、活かせる経験等をご紹介しました。
沢山の人の力で日々営業をしている百貨店に興味を持っていただけたでしょうか。
百貨店という華やかな場所は、そこで働く人たちの「お客様を喜ばせたい」という気持ちで成り立っています。
お買い物がより楽しくなるような企画や何度も行きたくなるような演出を常に考え、
来店下さるお客様が満足のいくお買い物ができるように上質な商品を取り揃え、心配りの行き届いた接客技術を日々勉強しています。
百貨店の仕事そのものは決して華やかではありませんが、地道な努力の積み重ねで「多くの人の笑顔を作り出す」仕事です。
そして百貨店で働くにあたっては特に必要な資格はありません。
大切なのは百貨店で働きたいという「熱意」と多くの人に接するために必要な感じの良い「人柄」です。
あなたもぜひ、百貨店の一員になってみませんか?
仕事を通じて自分の成長を実感できる毎日を過ごすことができますよ!
実際に百貨店求人を探す時は、こちらの記事を参考に!
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