イタリアンバイトが楽しいと思う理由についてを経験者がまとめてみました!

未経験でも始めやすい飲食店のバイトは、学生の学校帰りや長期連休にお小遣い稼ぎをしたい場合や、子供が保育園や学校に行っている間だけ働きたい主婦に人気です。

また、勤務時間を調整して働くことができるので、手軽に始められるバイトのひとつです。

今回は、数多くある飲食店の中でイタリアンのお店で働くスタッフが楽しいと思う瞬間を詳しく紹介していきます。

皆さんの求人探しの参考にしていただけたら幸いです。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

イタリアンのバイトについて、おさらいしておこう

イタリアンレストランが提供するのは、パスタやピザ、ドリアなどが主流です。

ドリンクバーやサラダバーがあり、セットで利用できるお店も多く、彩り豊かなデザートが用意されているお店も多くあります。

そんなイタリアンレストランで働くスタッフは、キッチンかホールの仕事かに分かれます。

キッチンで働くスタッフは、注文通りの料理を作ってホールスタッフに配膳してもらいます。

また、ピザは石窯で焼くという本格的なお店も増えています。

ホールのスタッフは、お客様が来店されたら席に案内し、オーダーを取ってキッチンへ伝えます。

料理ができたらお客様の元に運び、食事が終わったら片付け、会計、清掃をするのが一連の流れです。

ドリンクバーやサラダバーがあるお店では、いつでも清潔な状態を保て入るよう目を光らせる必要があります。

私がバイトしていたイタリアンはこんなお店でした

私がバイトしていたお店は、全国に展開しているチェーン店です。

パスタとピザがメインのお店で、オードブルの食べ放題とドリンクバーがセットでついてきます。

私が行っていたホールの仕事は、お客様のご案内や配膳の他に、オードブルの補充やドリンクバー付近の清掃がありました。

オードブルは、量が少なくなったらキッチンに伝えて補充するのはもちろん、量が減って見た目が悪くなると、盛り方に工夫して見た目を直したり、大皿付近にこぼれてしまった料理を何度も片付けるなどで、なかなか大変でした。

ドリンクバー付近では予想以上にゴミや砂糖が落ちており、接客の合間を見て清掃しますが、忙しいとそこまで手が回らず、気付いたときには大変な状態になっていることも少なからずありました。

お店の印象は少しのことで崩れてしまいますし、悪い噂ほどすぐに広まってしまうので、ひとつひとつの作業を丁寧に行うことの大切さを学びました。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

イタリアンのバイトが楽しいと感じる4個の理由は?

イタリアンのバイトでは、他では感じられない楽しいことがあります。

個人店かチェーン店か、また責任者の考えやお店の在り方などでもちろん変わってきますが、ここでは私が働いていたイタリアンレストランで楽しいと感じたことを紹介していきます。

イタリア語で挨拶!

イタリアンレストランに行くと、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」をイタリア語で言われたことはありませんか?

イタリアンレストランでは、挨拶をイタリア語で統一しているところが多くあります。

なんと言っているのかわからないこともあるかと思いますが、イタリア語を少しだけ使うことで、イタリア人の陽気さやイタリアの開放的な楽しさを現しています。

イタリアンのまかないがおいしい

飲食店で働く醍醐味と言えば、まかないではないでしょうか。

イタリアンレストランのまかないは、パスタがメインになることが多いと思いますが、お店の様々な調味料や材料を使って非常に数多くの種類のパスタが作れます。

クリーム系のパスタ、和風パスタ、トマトパスタ、オイルベースのパスタなど、ベースの種類も多く、合わせる具材もたくさんあります。

まかないでは残っている具材に合いそうなベースのパスタを作るので、毎日メニューが違い、働く上での楽しみのひとつとなります。

カジュアルなお店が多い

スピード重視のファストフード店や、礼儀やしきたりを重視する和食料理店に比べ、イタリアンレストランはカジュアルな印象があると思います。

もちろんある程度の接客マナーは必要になりますが、高級店でない限り、テーブルマナーをしっかり覚える必要がないので働きやすく、お客様もフランクで楽しい雰囲気であることが多いです。

また、食べる時間が10分しかないような忙しい人は来店されないので、提供時間が長いなどのクレームがくることもほとんどありません。

料理が覚えられる

イタリアンレストランでシェフが料理を作っている姿を見たことはあるでしょうか。

何を食べてもおいしいパスタやピザは、実は作り方はとてもシンプルで簡単なものが多いです。

もちろん調味料を工夫していたり、ピザであれば焼き釜を利用したりと真似できないこともありますが、パスタであれば食材を炒めてベースを絡ませ、パスタを加えるだけという工程のものが多かったので、自分が料理を作るときの参考にすることができました。

また、余っている食材を使って様々なパスタに仕上げることができるので、このベースにはこの食材が合うんだな、こんな食材がパスタに入っていてもおかしくないんだ、といくつも発見があり、自分の得意料理にパスタを挙げられるようになりました。

ピザも作り方はシンプルなので、メニューを見るだけでも、またシェフの作り方を少し観察するだけでも、作り方がわかるようになります。

経験者が語る!私はこんなシチュエーションでイタリアンのバイトが楽しいと感じました

上記の詳細になりますが、実際に私が働いていたときに楽しいと感じたシチュエーションを紹介します。

イタリア人が働いていると楽しさ倍増!

私が働いていたイタリアンレストランでは、イタリア出身のシェフが何人か働いていました。

イタリア人は、楽しい人がとても多いです。

フランクで優しくて、特に女の子が大好きです。

少しでも重いものを運んでいるとすぐ代わってくれるし、仕事もどんどん手伝ってくれます。

普通のバイトの女の子に「今日も可愛いね」「天使みたいだね」ととにかく褒めたり、職場の雰囲気はとても明るく、忙しいときもそうでないときも、楽しく働くことができました。

お客様の感じが良いことが多い

私はイタリアンレストラン以外でも飲食店のバイトをいくつか経験しましたが、一番働きやすかったのがイタリアンレストランです。

接客業をする上で一番避けたいのはクレームを受けることだと思いますが、イタリアンレストランでのクレームは本当に少なかったです。

例えばファストフード店の場合、小さいお子さん連れのファミリーや、店内で勉強をしていきたい学生さん、時間のないサラリーマンや、クーポンを駆使する主婦、メニューを理解できない高齢者など、様々な客層のお客様が来店されます。

もちろんお店によりますが、小さいお子さんは途中で騒いでしまったり、食事をかなりこぼしてそのまま踏んづけてしまったり、これらは仕方のないことですが、それを注意しなかったり、片付けていかない親御さんも見受けられました。

そのファストフード店では、片付けはセルフサービスで行っていただく仕様だったので、次のお客様が汚れに気付かず座ってしまった時は大変です。

レジが混み合っているから清掃に行けないのに、レジを無理やり止めて「汚れていた」「汚れてしまった」「責任を取れ」と怒鳴りつけてくるお客様も少なからずいました。

イタリアンレストランでは、片付けがセルフということはあまりなく、しっかり清掃してから次のお客様を迎えることができるので、そういったクレームは一切ありません。

お子さんが汚してしまうのはしょうがないことなので、店員が都度清掃をすることの大切さを学びました。

また、時間のない人はファストフード店では並ぶことさえイライラしてしまって、提供時間に対してもクレームが来ることがありましたが、イタリアンレストランではそれほど時間のない人は来店されませんでした。

ゆっくり食事を楽しみたい人が多かったので、こちらもゆとりをもって準備に取り掛かることができていました。

和食料亭などで働くと、佇まいやマナーにも気を遣います。

テーブルマナーやお座敷への入り方、お声がけなど気をつけることが多く、お客様も結婚前の顔合わせや取引先との話し合いに利用する方もいらっしゃったので、配慮やタイミングを計ることが必要でした。

イタリアンレストランは重要な話し合いに使われるようなお店ではないことが多いので、そのあたりは良い意味で気楽に働くことができました。

長くなってしまいましたがまとめると、イタリアンレストランにはゆっくり食事を楽しみたいフランクな客層の方が集まることが多く、マナーを意識しすぎずにゆったりと働けて気楽だったということです。

お客様が楽しんで食事をしていると、働いている方も楽しくなります。

毎日のまかないが楽しみ

前述しましたが、イタリアンレストランでのまかないはおいしいものばかりでした。

今までのバイトのまかないは、お寿司屋さんでは余ったお寿司を、和食料理店とファストフード店ではメニューにある料理を社員価格で、という感じであまり変わり映えしませんでしたが、イタリアンレストランでは毎日違うまかないが用意されて、働く上での楽しみのひとつとなっていました。

特にパスタは、どんな組み合わせでもおいしく調理することができたので、いろいろなベースに余った食材を入れて毎日違うパスタを楽しむことができました。

いろんなパスタのレシピを見られた

イタリアンレストランで働いた経験のある人が、パスタ料理が上手くなるのは良くあることのようです。

一度調理過程を見ていただくとわかりやすいのですが、お店でのパスタ作りはあれ?もうできたの?と思うくらいスピードが早いです。

オリーブオイルやバターを熱してニンニクなどで香り付けをしたら、旨味になるベーコンやサーモン、ツナなどを投入し、色付けの野菜を炒めてベースとなるトマトソースやオイル、クリーム系なら牛乳や豆乳を加えたり。

そこに茹で上がったパスタを入れて和えるだけでできあがる簡単な料理です。

これを知るまでは、家でパスタを作るときにはレシピサイトを見ながら材料を揃え、順番に切って炒めて・・・と工程を踏んでいたのがばからしく思えるほど、あっという間に作れます。

家で余っている食材を見て、適当に切って炒めて味付けをすると簡単にできあがるので、今ではメニューに困ったら何よりパスタを作ります。

いろいろな組み合わせでおいしくなるパスタレシピを見ることができて、とても勉強になりました。

イタリアンのバイトを楽しむために知っておくとよいこと

イタリアンで働く場合に限らずですが、働く前には一度はそのお店に足を運び、確認した方が良いことがあります。

いくつか挙げていきましょう。

メニューの内容を把握しておく

一目見てメニューのシステムが把握できないお店は要注意です。

お客様に毎回説明しなければならない可能性が高いので、確認してみましょう。

特にアルバイト未経験の場合、メニューが複雑なお店で働くのは、慣れるまでは大変かもしれません。

オーダーシステムを知っておく

例えば、オーダーは全て暗記しなければならないお店は慣れるまでが大変です。

記憶力に自信があれば良いのですが、初心者でいっぱいいっぱいの時に、たくさんのオーダーをされて忘れてしまったときの焦りは相当なものでしょう。

手書きでオーダーを摂るのか、ハンディと呼ばれるシステムに入力するのか、入力した上でオーダーを暗記するのかなど、ホールの人の動きを見られる席に座って確認しておくと良いですね。

店員の雰囲気を見ておく

今後先輩になる店員の動きや感じを見ておきましょう。

職場での人間関係は非常に大切なので、あまりに無愛想だったり他の店員とコミュニケーションを取っている感じが見受けられなければ、働きにくい職場かもしれません。

担当する仕事の範囲

こちらは面接での確認事項になりますが、例えば、ホールのみの仕事のはずが、人員不足でキッチンの仕事に回されることもあるようなので、そういったことがないかも聞いておくといいと思います。

飲食店で働く場合は、面接の時に働き方についていくつも質問できるといいですね。

まとめ

飲食店のバイトの中で、今回はイタリアンレストランのバイトにスポットを当てて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

飲食店のバイトは、仕事内容自体はシンプルなので、未経験でも始めやすい仕事です。

しかし、一歩店を間違えると仕事内容が多すぎたり、自分の力量に合っていなくて大変な思いをすることもあるようです。

できれば何度かそのお店にお客さんとして入って、店員の感じや動き方、店員同士の雰囲気や人員はしっかり配置されているかなどを確認しておくといいでしょう。

一方で、飲食店のバイトはコミュニケーションスキルの向上にもつながりますし、料理の腕が上がったり一度に何枚もお皿を運べるようになったり、身になることもたくさんあります。

忙しい時間帯とそうでない時間帯がはっきり分かれる仕事ですが、忙しい時に協力し合い働いた仲間たちはきっと宝物になるはずです。

楽しい職場で活き活きと働くことができるよう、祈っています。

実際にイタリアンバイトを探すときは、こちらの記事を参考に!

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)