コンビニエンスストアにて店長業務を行うのは各コンビニチェーンと契約をしたオーナーである場合と、コンビニチェーンの本社に入社した社員である場合の2種類があります。

今回はコンビニチェーンの本社に入社し、店長業務を行うことを目指した場合の年収についてご説明していきます。

小売店の店長はあまりお給料が高くない印象がありますが、コンビニの店長の年収はどうなのでしょうか。

相場感や給料の上げ方について見ていきます。

「コンビニ店長」が自分に向いているか診断するにはこちら →

コンビ二店長の給料の相場はどのくらい?

それではコンビニチェーンに入社した正社員で、コンビニの店長をしている人の給料の相場はどのくらいなのでしょうか。

それぞれ正社員で新卒入社した場合と、正社員で転職し中途入社した場合でみていきましょう。

正社員で新卒入社した場合

まずは、コンビニチェーンに新入社員として新卒で入社した場合の年収です。

他の業界や業種とはあまり変わらないことがほとんどです。

四大卒の場合で月収18~20万円前後ですが、夜勤のシフトに多く入れば夜勤手当などがつくためもう少しあがることもあります。

異なるのはボーナスの金額です。

コンビニチェーンごとに業績によりボーナスの金額は大きく異なりますが、一部上場企業の平均よりも少し少ない程度であることが多いようです。

正社員で転職した場合

それでは、中途入社で転職をした場合の給料はどのくらいなのでしょうか。

転職での年収は、たいていどこも同じく前職でもらっていた年収をベースに決められることがほとんどです。

コンビニの店長として中途入社する場合であっても同じく、前職の年収をベースに決められます。

多くの場合は、他コンビニチェーンからの同業者であっても未経験者であっても、あまり大きく差があることはなく、年収400万円~450万円程度であることが多いようです。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

それでは、その年収の内訳を細かく見ていきましょう。

賞与や昇給だけでなく、各種手当など、基本給以外にも大きく年収に影響を与えるものがあります。

賞与

賞与は各コンビニチェーンの業績により大きく異なります。

近年はコンビニ業界はどこも業績が上昇傾向にあります。

しかし、どこも平均では一部上場企業の平均より少し少な目の年2回、各40~50万円程度であることが多く、部長など上位者になればなるほど上がりますが、3ケタまでは行くことはありません。

昇給

昇給も各コンビニチェーンによりその制度は異なりますが、毎年4月に昇給といった制度があるところは少なく、その階層や昇級試験により決められていることが多くあります。

入社したての頃は、店の運営を全て任せることができる試験や、接客のスキルをみる試験、店長を務めることができるレベルをはかる試験などで昇給が決まります。

そのほかにも、店長職で居続けている場合はほとんど昇給はなく、本社に異動し課長職・部長職などの管理職につくことで昇給があるという会社がほとんどです。

各種手当

全てのコンビニチェーンでは、店舗の夜勤のシフトに入ると、夜10時~朝5時までの間は夜勤手当として給与が時給換算で通常よりも高くなります。

ほかにも、酒類販売者資格や衛生管理者などの資格を取得することで手当てとして毎月2~3万円程度が上乗せされます。

給与が高い人は何が違うの?

それでは、コンビニチェーンの会社に正社員として勤務をし、コンビニ店長として働く上で給与をあげるためにはどうすればよいのでしょうか。

給与が高い人はどのような努力をすることで給与を上げることができるのでしょうか。

項目別でみていきたいと思います。

「コンビニ店長」が自分に向いているか診断するにはこちら →

スキル

新入社員として新卒で入社したとしても、中途入社をしたとしても、それまでにコンビニでのアルバイトや社員として勤務した経験があるかどうかは、あまり給与にはそこまで大きく反映されません。

それよりもむしろ、各期ごとに自分が担当する店舗に対してどれだけ売上に貢献できたかどうかで給与の査定が決まります。

その査定のタイミングでの自分の実績アピールがうまいかどうかももちろん重要ではありますが、誰が見ても「あの人は売上に貢献していた」と思われるスキルも重要です。

例えばお中元やクリスマスケーキ・おせちなどのギフトものの予約数が多いなど数字でわかる実績です。

ほかにも、数字には表れないけれどアルバイトの指導について、毎回口頭で説明するのではなく誰でもすぐに即戦力となれるマニュアル作成をしていたりすることも貢献としてアピールできます。

役職

本社の社員であれば、定期異動などで一度は本社の開発や企画部門、あるいはスーパーバイザーとして経験を積み、その後店長職につくという人も多くいます。

その本社やスーパーバイザーとして役職があがっていると、例え昇給のない店長業務であったとしてもベースの給料が高い場合があります。

それだけコンビニの仕事を、店舗だけでなくコンビニチェーン全体として大きな視点で見ることができているということでもあり、売上に貢献できると期待されている証でもあります。

勤続年数

定期的な昇給はほとんどなくなりましたが、今でも勤続年数があがるにつれ、ごくわずかではありますが昇給を行なっている会社もあります。

転職をする人が数十年前とは比べ物にならないほど増えてしまった今の時代、長く会社にいるということはノウハウや経験が蓄積している貴重な人材ともいえます。

そのため、長く勤続している人に対し不定期の昇給を与えることもあります。

地域

少なくなってきてはいますが、住宅手当が支給される会社もあります。

その場合、勤務する地域によりその金額が異なるため、東京や大阪、福岡や名古屋などに勤務する人は出来るだけ家賃を抑えることでその手当の恩恵を受けています。

コンビニ店長の給料の決まり方

店の売上

本社の正社員であるコンビニの店長は、多くの場合その店の売上で査定が決まり、給与が決まります。

そのため、その年にどれだけ売上を伸ばすことができたかが給与に大きな影響を与えます。

たとえ過疎地などであり、売上増が望めない地域だとしても、どれだけ自分が売上にこだわり工夫をしたか、あるいは常連客を増やすことができたかなどがアピールポイントとなります。

本社への貢献度

コンビニチェーンの本社では毎週売り込みたい商品が決まっています。

各スーパーバイザーがオーナーに対し売り込んでもらえるよう交渉をするのですが、その際に本社社員である直営店の店長が売り込みに有効な模範例を見せることができれば、スーパーバイザーもオーナーにお願いしやすくなります。

あわせて、「この直営店ではこのような売り方をしたら○%売上があがりました!」などと実際の売り上げ増の数字も強調することができれば説得力があります。

そのような模範例となる店づくりが出来る店長は、査定でのアピールが出来、給料を上げることができます。

ほかにも、本社が推奨する売り場づくりを忠実に守っているか、売り込みたい商品の売上をあげているかなど、本社の意向に沿っているかどうかも給料の査定の対象となります。

\コンビニ店長の年収・給料の基準をもっと具体的に知りたい人は/

コンビニ店長で給料を上げるため転職術とは?

それでは、これから中途入社でコンビニの店長を目指す人は、転職活動の中でどのように給料を上げることができるのでしょうか。

決して、同業他社で活躍している必要はありません。

異業種から転職する場合にこそ、その転職術が生かすことができます。

その秘訣をご紹介します。

「コンビニ店長」が自分に向いているか診断するにはこちら →

数字に対する強い意識と実績をアピール

過去に営業職であったり、管理職をしていた方や、店舗勤務や店長業務などを行っていた方は、その数字に対する強いこだわりや意識を面接でアピールすることをおすすめします。

自分は過去の会社でここまで数字にこだわり、このように管理していた、月末の最後まで売上の数字をあげることにこだわった、などのエピソードがあると有効です。

そしてその結果、実際にこれだけの業績をあげることができた、担当していた店舗の売上は自分が来てから○%あがったなどの数値実績も合わせて伝えましょう。

部下を管理する能力の高さをアピール

また、コンビニの店長業務はバラバラの年代かつ、生活やこれまでの生きてきた環境も異なる老若男女を統率し、円滑に店舗運営をしてもらうための部下の管理能力が必要です。

異業種であっても、部下やアルバイト・派遣社員などを取りまとめていたり、信頼されてたエピソードなどを積極的にアピールしましょう。

会社と店舗など、状況が異なっていても部下に慕われ、管理する能力が高いかどうかは店長にとっては非常に重要なポイントです。

その能力が高いと判断されれば、給料を上げることができるでしょう。

似たような経験値と実績をアピール

これらのエピソードがなかったとしても、似たような経験や実績をアピールすることで給料をあげることが可能です。

例えば、学生時代の部活動で部長としてチームをまとめあげ、優勝に導いたエピソードでも良いでしょう。

あるいは社会人2年目の時に1つ下の新入社員に業務を教えてあげたらその新入社員の営業成績が伸びたなど、「人と人のつながりでなにかを成し遂げた話」はコンビニの店長としての業務に通じるものがあります。

「人を指導し、まとめる力」、あるいは「数字を意識し、目標を達成する力」があるとアピール出来る実績があれば、自信を持ってアピールすることで少しでも給料を上げることができます。

経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんなとき

人手不足の時期、かつ同業他社の給与を匂わせるのもポイント

最近はどこのコンビニも人手不足で悩んでいます。

もちろん店長として勤務してくれる人材も減っており、会社としても優秀な店長を確保したいと焦っている状態です。

そこで今の時期であれば、どこのコンビニであっても店長として優遇されることは間違いありません。

しかし、出来るだけ給料を高くいい条件を引き出したい場合にはすべてのコンビニチェーンの面接を受け、多くの会社から内定をもらいましょう。

そして、内定時に給与条件の記載されや紙をもらい、各社を比べてみることをおすすめします。

もし、一番給料が高い会社が自分の第一志望であれば良いのですが、場合によってはそうでない場合もあります。

その場合は、第一志望の会社の人事に「他社から年収○○円で内定をもらっているので悩んでいます」と伝えてしまうのも手です。

すると、場合によっては同じ程度あるいは、運が良ければそれ以上の年収を提示してもらえることもあります。

自分で給与交渉をすることはかなりリスクが高いように思われがちですが、出来るだけいい人材を確保したい今の時代、ある程度までであれば上げてもらえる可能性があります。

もし転職エージェントを介して転職活動を行っている場合は、慣れている転職エージェントにこの交渉は任せましょう。

転職エージェントはこの給与交渉に非常に長けており、自分の予想以上に年収を上げてくれたり、好条件を引き出してくれることが多くあります。

また、引き際を知っているので、むやみやたらと年収を上げようとして相手の印象を悪くしてしまうこともありません。

店長として勤務している途中に給料を上げる

店長として実際に勤務を始めたあとに給料を上げるにはどうすればいいのでしょうか。

前述のように、売上をあげるなどの実績をアピールすることももちろんですが、他にも方法があります。

アルバイトへの教育を徹底し、お客様へのお声掛けでプリペイドカード詐欺を未然に防ぎ地域から表彰されるなど、地域のインフラとしてコンビニチェーンのイメージアップに貢献した場合にも給料をあげたり、特別ボーナスをもらうことができるチャンスがあります。

\年収UPのために、もっとやるべき事を知りたい人は/

まとめ

一般的な会社の正社員とは異なり、定期昇給や昇進などがそこまで望めないコンビニの店長ですが、それでも給料をあげることは可能です。

中途入社であれば入社前のアピールは非常に有効かつ重要です。

また、コンビニ店長として勤務後も、そのコンビニ全体の模範となったり、地域のインフラとしての貢献をすることで給料を上げることも出来ます。

イメージとしては、目先のことだけに捉われず、コンビニや地域全体として自分の店がどのように貢献できるかを考えることができるかがポイントとなります。

「コンビニ店長」が自分に向いているか診断するにはこちら →

  自分の「適正年収」診断をできる求人サイト(無料)
  自分の「適正年収」診断をできる求人サイト(無料)
最初に、年収診断をしてくれるのがウリ!7万人の転職者データを元にしてちゃんとした適正年収を提示してくれます。 公式サイト 公式サイト

関連キーワード

コンビニ店長求人

コンビニ店長求人についてもっと深堀りした情報を見る

コンビニ店長の転職を成功させるためにやるべき3個のことと、上手な転職方法を解説します

転職してコンビニの店長になることを目指す人は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。そんな方たちへ、コンビニ店長の転職を成功させるためにやるべき3個のことや、上手な転職方法を、アルバイト経験もあり、社員経験もある立場から解説してみたいと思います。みなさんのより良い転職にお役に立てればうれしいです。コンビニ店長の転職で注意したほうが良い3個のことフランチャイズだということコンビニの店長と聞くと、自分のお店が持ててすごいなと思うかもしれません。もちろん、店長のお店です。しかし、コンビニは、フランチャイズ契約している事を忘れてはいけません。フランチャイズ契約で、企業からさまざまなシステムなどを提供し

コンビニ店長の仕事はどんな人に向いている?得意な人の5個の特徴やキャリアについて解説します

ひとつの店舗にさまざまな商品があるコンビニエンスストアは私たちの生活に欠かせないお店となりました。そんなコンビニエンスストアの仕事や、店長業務に興味がある方も多いのではないでしょうか?発注や商品陳列、さまざまな経営能力を駆使してお店の売上を上げる仕事にはとてもやりがいがあります。そこで今回はコンビニ店長の仕事はどんな人に向いているか、コンビニ店長の仕事が得意な人の特徴や、コンビニ店長のキャリアについて解説します!コンビニ店長ってどんな仕事?普段なかなかお客としてコンビニを訪れたときには、どの人が店長か見分けるのは難しいと思います。そのため、どんな仕事をしているかもイメージがしづらいのではないで

コンビニ店長正社員求人の年収や仕事内容、おすすめ求人の特徴とは?よくある募集内容や正社員として求められることを解説!

コンビニ店長について、その仕事内容や待遇などあまり知られていないことが多くあると思います。コンビニ店長を目指す方に、正社員でのコンビニ店長求人の年収や仕事内容、おすすめ求人の特徴について解説していきます!コンビニ店長正社員の仕事内容とは?コンビニ店長はコンビニのお店1店舗を任され、そのお店の管理や経営状態に関することを全て責任を負います。そのため、人材管理から採用・育成、商品の発注や仕入管理・納品・廃棄、さらに人員が足りていなければ自らも店頭にたってレジを打ち接客をするなど、その仕事内容はコンビニ運営に関わる「全て」といっても良いでしょう。コンビニ店長正社員でよくある募集内容とは?コンビニ店長

コンビニ店長が向いている人の4個の特徴や必要なスキル・適正とは?

毎日のようにお世話になっている人も多いであろうコンビニエンスストア。そのアルバイトの経験をしたことがある方は多いかもしれません。しかしコンビニの店長の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。アルバイトの業務とは何が違うのでしょうか。また、どうやってコンビニの店長になることができるのでしょうか。コンビニの店長の仕事内容や向いている人の特徴についてご紹介します。コンビ二の店長の仕事とはどんな仕事?コンビニの店長の仕事は、コンビニの運営ほぼすべてと言ってよいでしょう。スタッフの採用・管理からシフト作成・給与の支払いや、商品の発注・廃棄・肉まんなどの仕込み数の決定、清掃はもちろん人が少ない時にはレジ

コンビニ店長の年収を求人でチェックする