英会話講師として転職を成功させるために!狙い目な職場の3個の特徴と上手に転職するための注意点
英会話講師になりたいとか、英会話講師のように英語を話せるようになりたいと思ったことはありませんか?
外国人講師との世間話や、仕事の話をしている姿を見かけて、英会話講師に憧れる人も少なくないでしょう。
英会話講師の仕事に憧れている、また英会話講師の仕事をしてみたいと考える人にとって、英会話講師の収入は興味のあるところですね。
そこで今回は、英会話講師の給料事情についてまとめてみました。
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目次
閉じる英会話講師の給料の相場はどのくらい?
英会話講師の給料事情は意外と知られていないため、気になる人も多いことでしょう。
もしくは、英会話講師は、給料面などで雇用条件が不明瞭な職業と考えられているかもしれません。
実際、英会話講師の給料事情は、雇用形態によって大きく変わります。
例えば正社員と派遣社員、アルバイトなどでは条件が異なりますので、ここではそれぞれの雇用形態に分けて給料相場を紹介してみましょう。
正社員で新卒入社した場合の英会話講師の給料相場
新卒の場合、正社員として英会話講師をする前に、先輩の英会話講師のサポートをしながら仕事を覚えることになるでしょう。
そして、講師としてフルタイムで授業をすることは現実的に難しいので、営業や事務などスクールの運営に関わる仕事も業務範囲に含まれると留意することも必要です。
新卒で正社員として採用された場合の給料相場は、月収16万円〜23万円ぐらいです。
ただし、働くエリアや勤めるスクールによって給料が異なってきます。
正社員で転職した場合の英会話講師の給料相場
転職で正社員として英会話講師になった場合は、経験やスキルに応じて給料が異なります。
給料相場は月収18万円〜50万円と言われていますが、こちらも勤めるスクールや働くエリアによって異なります。
また、役職に就いたり、教科書の作成や新人教育と講師の育成に携わったりすると、給料は高くなります。
契約社員の英会話講師の給料相場
契約社員の英会話講師の場合は、給料相場が月収16万円〜25万円ほどになります。
パート・アルバイトの英会話講師の給料相場
パートやアルバイト、つまり非常勤講師として勤める場合は多くが時給制になり、時給相場は1,200円〜3,000円ほどです。
プライベートレッスン
最近は、オンラインやSNSを介してプライベートレッスンを行う英会話講師もいます。
いわゆる個人事業主として英会話講師をしているケースです。
この場合は、業務委託している英会話スクールの給料相場に応じて1レッスンの手当、もしくは時給が決定されます。
例えば、1レッスン3,000円のところもあれば1時間500円などとばらつきが見られます。
年収にも響いてくる基本給以外の手当は、どうなっているの?
賞与
賞与については、受け持つクラス数、生徒からの人気度、1年間の高評価獲得数などを基準に査定されます。
賞与額が高いとそれに準じて年収が高くなるので、英会話講師として活躍する上で賞与の金額はとても大切になります。
昇給
昇給は年1回や2回がほとんどです。
賞与同様、クラスをどれだけ受け持ったのかや生徒からの人気度などに応じて昇給具合が決まります。
その他の処遇
その他、一般的な処遇として、社会保険完備であることと交通費支給になります。
外国人講師に住宅手当を支給するスクールがありますが、日本人の英会話講師に対しての支給は期待できません。
給与が高い人は何が違うの?
英会話講師を目指す人や英会話講師に興味がある人にとって、給料の格差は気になるところです。
ここでは、英会話講師としての給料が高い人について触れていきます。
受け持つクラスの数
給料が高い英会話講師は、受け持つクラスが他の英会話講師に比べて多いのが特徴です。
少ない受け持ちクラス数で高給取りの英会話講師は稀なので、受け持つクラスの数は英会話講師の実力を示す上で一つのステータスにもなっています。
生徒からの人気度
生徒からの人気度も大切な要素です。
生徒から人気が高い講師は、受け持つクラスが多い講師と言えます。
生徒からの信頼度や人気度が高いという意味は、教えるスキルが優れている、または理解しやすい授業を行うなどの要素が揃っていることでしょう。
勤務場所
勤務するエリアによってスクールの集客数が異なりますので、意外と給料に影響してきます。
例えば、郊外の英会話スクールより都市部の英会話スクールの方が生徒数は多く、生徒数が多ければ給料をアップさせるチャンスはあるわけです。
ただ、同じ英会話スクールであっても、オンラインクラスは、授業料が安く人気があるものの、英会話講師の給料は高くないのが現状です。
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英会話講師で給料を上げるための転職術
英会話講師としてどうしたら昇給できるか、どうしたら賞与が増えるか、と考えることもあるでしょう。
それはごく自然なことですが、どう工夫しても給料が上がらないと分かったら、転職して給料を上げる方法もあります。
ここでは、転職して給料を上げるためにはどのようなポイントに注目して転職先を探すべきかまとめてみました。
転職先の選び方1:条件のより良いスクールへ転職する
条件の良いスクールに転職することは、給料を上げるために大切ではないでしょうか。
良い条件とは、非常勤講師の時給が高い、また正社員の福利厚生が手厚いことなどです。
転職先の選び方2:都市部の勤務先へ転職する
働くエリアによって給料が異なるため、現在勤めている職場が郊外であるなら、都市部の英会話スクールに移ることは、給料を上げるための一つの方法です。
都市部の英会話スクールでは、生徒数が多いことに比例して受け持つクラスが増え、実力次第で受け持つクラスをより多くしてもらえるためです。
給料をアップさせるための求人の選び方
英会話講師として給料をアップさせるためには、どういった求人を選べば良いのでしょうか。
現役の英会話講師の中にも、頭を悩ませている方がいらっしゃるかもしれませんね。
英会話講師として給料をアップさせるためには、下記の項目に着目して求人を選ぶことが大切です。
交通費
交通費を全額支給する英会話スクールとそうでない英会話スクールがあるのをご存知ですか?
求人において時給や給料は良くても、交通費は一部支給という条件もあります。
この場合、収入アップのために給与額がより高いスクールへ転職しても、自宅からスクールまでの距離が遠ければ、交通費の自己負担額が多くなってしまいます。
給与額と共に、交通費の支給条件は大切なチェックポイントとなります。
役職
役職で募集しているか、もしくは役職候補として募集しているかも大切な要素です。
英会話スクールの場合、よくあるのが教室長です。
スクールの責任者、謂わば店長のような管理職になることで給料は上がります。
ただし英会話講師の求人には役職候補や役職を募集せず、英会話講師として募集しているケースがあります。
この場合は給料が将来的に異なってきますので、しっかりとチェックする必要があります。
賞与
賞与制度の有無も欠かせないチェックポイントになります。
賞与は、年収を左右するだけでなく、仕事に対するモチベーションも大きく変わります。
年収アップとモチベーションアップの両方を満たすことができるわけですね。
よって、処遇に賞与制度が設けられているか、しっかり確認しましょう。
経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんな時
ここまでは英会話講師として給料を上げるための方法と転職する際のポイントについて紹介しました。
次は、英会話講師として実際に給料が上がったのはどんな時かについて紹介していきます。
受け持つクラスが増えた時
まず、非常勤講師についてご説明します。
非常勤講師が受け持つ授業の数はコマ数と呼ばれます。
このコマ数に応じて給料が払われたり、時給が異なってきたりします。
そのため、受け持つクラス=コマ数が増えると給料が上がります。
例えば、私が非常勤講師として勤め出した時の時給は1,200円でしたが、受け持つ授業が増えるに従い時給も上がり、最終的には時給が5,000円までアップしました。
正社員については、受け持つクラスの増加が、給料アップや賞与査定に繋がるそうです。
生徒からの人気が高まり一クラスの生徒人数が増えた時
生徒からの人気度が収入アップに繋がることをご存知ですか?
理解しやすい授業や楽しく英語を学べる授業は講師に対する評価や信頼度を高めるため、講師の人気度が増すことになります。
給料が高い英会話講師は生徒からの人気が非常に高く、クラスは全て満席、また予約制英会話スクールでは生徒さんの予約が取りづらいくらいです。
私が非常勤講師時代に生徒から高い評価を受けた時は、受け持つ授業が6コマから10コマに増え、時給も大幅にアップしました。
正社員として採用された時・役職に就いた時
私は、正社員として採用された後、英会話講師として給料が大幅に上がりました。
お話した通り、時給制の非常勤講師だと受け持つ授業のコマ数で給料が決まります。
そして、交通費が支給されても、社会保険などは完備されていませんでした。
正社員として採用されたことで賞与の支給や社会保険が完備され、年収が増えたのです。
また、役職としてリーダー職を任命された時は、教科書の作成や新人教育に従事したことで基本給を上げることができました。
独立開業して自ら英会話スクールを運営した時
転職などと同様に、収入をアップさせるためには独立開業することも一つの方法です。
英会話スクールで人気の地位を築き受け持つ授業数も多く書籍も発行していた先輩講師が、ある日独立開業して自らの英会話スクールを成功させたケースがあります。
当然年収も大幅に上がり、1000万円以上の収入を手にすることができたそうです。
これはあくまでも成功事例で、失敗するリスクもありますが、英会話講師として収入を大幅に上げたいならば、一つの方法と言えるのではないでしょうか。
もちろん、開業直後は思うように生徒は集まりませんし、過去の実績だけでは上手く運営できるという保障はありません。
私の先輩のように、ある程度の地位を築いて確たるスキルを身につけてから独立すれば運営への自信もあるでしょうし、英会話スクールの知名度や人気度を上げれば収入をより増すことも可能です。
まとめ
英会話講師の給料事情についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
英会話講師を目指す人や英会話講師として成功したい人の参考になれば幸いです。
今回は英会話スクールでの英会話講師に焦点を当ててお話しましたが、高校や大学受験の予備校・学習塾なども活躍の場となることを覚えておいてください。
今回の記事を参考に、英会話講師の求人にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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