子どもの英語教育に対する関心が高まっています。

また、東京オリンピック開催に向けて英語の勉強のやり直しをしている大人が急増中というニュースも目にします。

そんな中、自分も英語教育に携わりたい!と思っている方も多いでしょう。

私は大手英会話スクールの子ども英会話講師になって数年経ちますが、やりがいと共に自身の力不足を感じることも多く、毎日が勉強です。

決して誰もが簡単に務まる仕事ではないことは事実です。

では、どういう人が英会話講師に向いているのか、必要な英語レベル・素養について解説します!

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まずは「英会話講師」の仕事例をチェック

英会話講師の仕事内容

英会話講師の仕事というと、もちろんレッスンを行うことが一番の仕事となります。

しかし、それだけではありません。

レッスンをするには、授業計画や教材準備、研修など多くの準備が必要になります。

また、スクールによっては生徒や保護者対応も含まれます。

テストの採点や宿題のチェックなど、授業時間外に行わなければならない事務作業も多くあるのです。

英会話講師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

英会話講師が向いている人の5つの特徴

英会話講師というと、どのようなイメージがありますか?

実際に英会話講師をしていて周りの講師を見ると、向き不向きがあるようです。

しかし、向いていないかな?という人でも、努力して良い講師になっていく人もいます。

向いてる人にはどういった特徴があるのか、または、そうでなくても頑張って人気講師になっていく人の特徴を分析します!

声が良く通り、聞きやすい

講師の研修などを受けて感じることです。

聞き取りやすい話し方ができることは、重要な資質ではないでしょうか。

小さい声でモゴモゴと話していると、なかなか内容を聞き取ってもらえません。

大きな声ではっきり話すと、相手に自信が伝わり、信頼感を与えることができます。

また声については、私自身あまり喉が強くなく、子ども相手に声を張り上げてレッスンを進めるとすぐに喉がガラガラになってしまいます。

英会話講師を始めてから、喉のケアには人一倍気を使うようになりました。

レッスンの前は発声練習もします。

元から声質の良い人は英語講師として最適な素質を持っていると言えます。

しかしそうでない人も、努力次第で克服できますよ。

明るく、前向きである

英会話講師には、ポジティブなイメージがありませんか?

私は、意識してそう見えるように心がけています。

明るく前向きな雰囲気で授業をすると、英会話を楽しんでもらえるからです。

ですので、もともと明るい人は、英会話講師の素質があると言えるでしょう。

人と話すのが好き

人と話すのが苦手だと、英会話講師の仕事はかなり厳しいのではないでしょうか。

話すことが仕事なので、相手との会話を楽しみながら授業を進めていけると、教室内の雰囲気を和らげることができます。

好奇心が旺盛で勉強家

英会話講師をしていて思うのは、日々勉強が必要だということです。

相手にとって新しいことを常に教え続けるので、様々な分野の情報を吸収する意欲が必要です。

授業を面白く進めるための工夫など多くのアイデアを持っていると、人気講師に近づけるでしょう。

そのため、日々の勉強は欠かせません。

英語教育に熱意を持っている

英会話講師は楽な仕事ではありません。

自分は英語教育に携わりたい!という熱意がなければ、続けていくのは難しいでしょう。

英語教育に熱意を持ち生徒と共に成長していく意気込みがある人は、きっと人気講師になっていくはずです。

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英会話講師に必要なスキルとは?

英語力

もちろん、英語に関する能力は必須です。

教えるレベルにもよりますが、TOEICで高得点を取っておくなど、実力を示す材料は用意しておきましょう。

子ども英会話であれば、TOEIC700点が目安です。

ビジネス英会話や大人の英会話クラスは、最低TOEIC800点と言われており、より高いレベルの英語力が求められます。

ちなみに私は海外に在住経験があり、TOEIC840点でした。

海外在住経験があるとアピールポイントになりますが、経験なしでも能力があれば問題ありません。

コミュニケーションスキル

英会話とはすなわちコミュニケーションツールですので、コミュニケーションスキルは必須です。

英語の文法や単語を教えるだけでなく、自然なコミュニケーション術や英語圏の文化なども伝えられる講師になるのが理想です。

教えるスキル

「自分ができる」ということと「人に教える」ということは全く異なります。

これは、私が講師をしていて一番痛感することです。

語学は、感覚を頼りに学習する部分が大いにあります。

それを相手が理解できるように伝えるというのは、なかなか難しいものです。

研修や自分での勉強を通して、より良い教え方を学び続けることが大切です。

事務処理能力

意外と必要なのが、事務処理能力です。

英会話講師の仕事は、レッスンを行うだけではありません。

生徒の情報を管理したり、報告書を書いたり、成績表をつけたり…そうした事務作業を確実に行わなければいけません。

私が大手英会話スクールで勤めていた頃、持ち帰り作業が多く、仕事を貯めないように素早く作業していたことを思い出します。

ご参考までに、家での作業に関しては手当は支給されませんでした。

子ども向け英会話の講師に必要な素養とは?

子ども向け英会話に特に必要な素養とはなんでしょうか。

具体的に挙げていきましょう。

臨機応変な対応

子どもは、その日によって気分に波があったり、クラスのメンバーによって雰囲気が変わることがあります。

マニュアルに沿ってレッスンを進めることも大切ですが、時には思い切った対応も必要です。

私がある幼稚園の放課後出張授業を担当したときです。

その日は園で運動会の予行練習がありました。

その直後のレッスンということで、子どもたちは大変テンションが高く、レッスンが始まっても全く落ち着く気配がありませんでした。

私はレッスンの内容を急遽変更し、動きのあるアクティビティと歌とダンスで乗り切りました。

子どもの様子に合わせて臨機応変に対応することが、子ども英会話講師には必要です。

時には厳しさを出せる

私の勤めている英会話スクールの研修で、何度も指導されたことがあります。

それは次のようなことです。

ただ優しいだけでは、子どもになめられてしまいます。

子供達は、初めは先生の様子を伺っています。

大人しく、良い子に見えるかもしれません。

そして、少しずつ「この先生は何をしても怒らない」ということを学習していきます。

一度なめられてしまうと、後から修正することは非常に困難ということでした。

私は初年度、見事になめられてしまい、クラスコントロールにとても苦労しました。

初めにしっかりとルールを伝え、厳しさと優しさを使い分けることが必要です。

向上心・好奇心を持っている

講師が向上心なく、淡々とレッスンをこなしているようでは、熱意の無さが生徒に伝わってしまいます。

今日はどんなことをして生徒を楽しませようか、と常に創意工夫をこらす研究心を持つことが大切です。

人を楽しませるのが好き、思いっきり子どもと楽しめる

時には自分を捨て、ピエロになりきって子どもを楽しませるぐらいの気合いが必要です。

私が勤めるスクールの研修では、「”私は女優”と思いこみ、自分を捨てて演じてください」と教えられました。

友人や家族には決して見せられない姿かもしれませんが、レッスン中は思いきり生徒を楽しませ、自分も楽しめると良いでしょう。

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英会話講師の仕事をするにあたって気をつけるべきこと

生徒の未来を預かっているという認識を持つ

特に、子ども英会話講師にとって大切なことをお話しましょう。

私が勤める大手英会話スクールから、「あなたが、そのお子さんにとって”最初に出会う英会話の先生”という自覚を持ってください」と指導を受けました。

その子が、将来英語を好きになるか否かのカギは、講師の印象が握っているとも言えるのです。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、講師はその子の将来を大きく左右する存在になるかもしれないのです。

時には、幼稚園の先生に言えないことを英語の先生に話してくるお子さんもいます。

それほど英会話講師は子どもたちと親密な関係にもなるので、彼らの未来を輝かせる重要な役割を担っていることになります。

英会話講師は決して高給ではないと知っておく

英会話講師の給料はどうでしょう。

私の場合は2,500円ほどの設定です。

時給2,500円なら沢山のレッスンで収入を上げることができると思われがちですが、現実はそうはいきません。

時給はあくまでレッスンの時給であって、一日にできるレッスンは3コマ~4コマです。

しかもレッスン時間は40分の設定だったので、1レッスンあたり1,700円弱です。

そして、実際にはレッスン時間の何倍もの時間を費やして準備をしています。

時給に含まれない仕事量があるという心の準備をしておきましょう。

子ども向けと大人向け英会話 講師にとって違いはある?

ここまで英会話講師の素養について例を挙げてきましたが、子ども向けと大人向け英会話で講師の違いはどこにあるのでしょうか。

実際に子ども英会話講師をして一番大変と感じたのは、保護者対応です。

かわいい我が子を預けている保護者の目は厳しいです。

保護者見学日や面談日は、なんとも言えない緊張感があります。

もちろん、お子様の成長を一緒に喜べるという大きなメリットもあります。

講師に求められること

英会話講師の仕事は、生徒さんの英会話力を目標とするレベルに上げることです。

近年、多くのメソッドが存在し、自然に英語を身につけることが可能な教材も増えてきました。

自身で学習できる良質なツールは数多く存在します。

そんな中、講師に求められることはなんでしょうか。

私は、それぞれの生徒に合った英語学習法を提供することだと考えます。

ツールはあってもどう活用して良いか分からない、実践的に学ぶ機会がないという生徒さんたちの疑問に答え、不足している部分を上手く補ってあげることができれば、理想の講師と言えるのではないでしょうか。

持っていると役に立つ資格

保育士

私は、勤め先のスクールが推奨した保育士の資格を取得しました。

子どもに何かを教えるということは、保育士さんの仕事と共通する点が様々あります。

心得ておくべき知識が凝縮されていて、大変役に立っています。

子どもに英語を教えるには、英語力よりも「いかに子どもたちを集中させるか」が勝負です。

子どもの心理学や教育原理など非常に興味深い内容が多く、楽しく役に立つ勉強ができました。

J-SHINE

小学校英語講師の資格です。

小学校で英語が正式教科化されることになり、注目が集まっています。

この課程を終了して資格を取得すると小学校英語講師資格保持者として登録されるので、求職活動がしやすくなります。

TOEIC、TOEFL、英検準一級以上、国連英検など

語学レベルを示すために、一般的な英語試験を受験することをおすすめします。

もちろん、テストスコアだけで全てを計れるわけではありませんので、スコアがそれほど高くなくても採用される可能性はあります。

やりがい

英会話講師にとって、一番のやりがいとはなんでしょうか。

私は、生徒の英語力が上がったことを実感できた時に大きなやりがいを感じます。

生徒が定めた目標を達成した時は、自分のことよりも嬉しいものです。

生徒と一緒に成長していくことができ一緒に成長の喜びを分かち合えるのは、一番のやりがいです。

英会話講師をやってみたいけれど、大人向けと子ども向け、どっちがいいの?

まずは、ご自身の希望はどちらですか?

そして、ご自身が対応できるクラスの見極めが必要となります。

大人向け英会話講師は、こんな人におすすめ

高い英語力はもちろん、論理的に物事を伝えることができるでしょう。

TOEICであれば、900点ほどは欲しいところです。

読み書きに必要な確かな文法を教えることが求められます。

また、幅広い知識を持ち様々な国の文化背景に詳しいと話題も豊富なので、レッスンの質をより高めることができるでしょう。

子ども向け英会話講師は、こんな人におすすめ

子どもが好きな人、はっきりと大きな声で話すことができる人におすすめです。

幼児であれば、歌とダンスを中心に子どもに楽しく英語を教えます。

一方で、小学校高学年以上には高度な内容を盛り込む必要性が出てきます。

よって、子どもが好きなだけでなく、確かな知識と勉強への熱意を持つ人が求められます。

まとめ

英会話講師についてご説明してきましたが、いかがでしたか?

英会話講師と一口に言っても、レベルも教えかたも様々です。

英語を教えたいけれど自分にできるかと不安に感じたら、まずは動いてみてはいかがでしょうか。

採用後に、しっかりした研修を行うスクールも沢山あります。

ぜひ、行動にうつしてみることをおすすめします!

実際に英会話講師の求人を探す時は、こちらの記事を参考に!



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