経験を元に英会話講師の仕事内容について解説していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

英会話講師の仕事内容3つの業務。経験者が教えます!

英会話講師と聞いて強く思い浮かべるのは外国人講師かもしれません。

確かに英会話スクールなどでは外国人講師がほとんどというところも多くあります。

しかしながら、日本人に対して英会話を指導する場合、上達するポイントや苦労した点などをしっかりと踏まえたうえでレッスンを行える日本人講師の存在は欠かせませんし、その役割は大きなものとなっています。

その日本人英会話講師の仕事内容について、役割り、そしてその具体的な業務をじっくり見ていきましょう。

英会話講師の仕事3つの大きな役割

役割①【演出家として】

英会話のレッスンを受けたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、レッスンカリキュラムの中核をなすのが当然ながら日常でのシーン別英会話です。

しかしその会話はどこでキャッチボールをするかというとスクールの教室です。

要するにテキストや資料上のシチュエーション設定に基づいて、その教室内で演技をするわけです。

ありえない場面設定や演出をすると、演技をする側(受講生)もさめてしまい効果的なレッスンにすることはできません。

そうならないためにも、具体的で細かい描写をイメージさせられる演出能力の高い講師である必要があるのです。

役割②【ドクターとして】

英会話というスキルはとても曖昧にしか評価できないものです。

日本語で会話をしていても同じことが言えます。

例えば、大好きな趣味の話題の会話であれば当然、単語や専門用語も知っているし、何よりその内容を熟知しています。

その楽しさを誰かに伝えたいという前向きなモチベーションもあります。

それだけに、その話題について会話していれば、その会話はどんどんつながっていきますよね。

当然、苦手なことについての会話であればつまってしまったり、途切れてしまったり、短かったりするわけです。

これが更に英語を使っての会話となると、曖昧な評価しかできないというのはお分かりいただけると思います。

しかしだからと言って、適当な評価を英会話講師がしているわけではありません。

それぞれの講師の能力にもよりますが、使用する文法表現の難易、単語の難易、適正なイントネーションなどをレッスンの中で、会話を通じて感じ取り評価する必要があるのです。

その評価で得られた情報をもとに、今後どういった学習が必要なのか、そのプラン建てを行うのです。

その役割は、患者の主訴を問診という限られた時間の中で的確に評価する、まさに医者のようなものだと言えます。

役割③【コンサルタントとして】

英会話スクール内は異なる文化が交わる場所です。

有意義な交流がほとんどなのですが、中には異なる文化が原因で衝突することもあります。

外国人講師と受講生、一般職社員と外国人講師、外国人講師同士など、その衝突するケースはいくつかあります。

ぶつかり続けたままでは校内の雰囲気は悪くなるのは想像に難くありません。

その雰囲気が受講生に伝わり更にさらに環境が悪化するケースも少なくないのです。

そういった最悪のケースを未然に防ぐため、良好な関係を維持し調整できるのが日本人英会話講師であり、その大切な役割を担っています。

業務①【演出家として】

各スクールでレベルごとに設定されたカリキュラム。

その履行に必要なものがテキストです。

もちろん作りこまれているため、秀逸なものがほとんどですが、中には、そこまでクオリティーが高くないものもあります。

その補足として、様々な教材から抜粋した資料の作成準備も、また英会話講師の業務です。

それはまるで、台本1行1行のセリフの行間に隠された、大事な間合いや雰囲気の演技指導行う演出家と同じかもしれません。

その他の業務として、レッスンの内容に応じた小道具類の準備を自分で作ることもあります。

舞台でいえば美術さんと呼ばれる方の業務も合わせて行っているイメージです。

業務②【ドクターとして】

適切な評価を短いレッスンの中で行うというのは先述のとおりです。

出席状況などを踏まえたその評価はデータファイルとして累積されます。

大きな教室ではシステム化され電子カルテとして管理しているところもありますし、小さい教室では昔ながらのカルテとして管理しているところもあるかと思います。

そのカルテへの記録が英会話講師の業務です。

更にスクールによっては、相談医(カウンセラー)として、受講生の不安や疑問を広く受け止め取り除くという業務を任されることもあります。

業務③【コンサルタントとして】 

双方にとって良好な関係の構築を手助けするコンサルタント。

校内の勤務環境は、人間関係により大きく左右されます。

外国人講師の性格や能力を正しく判断して、その評価をもとに運営スタッフと協議をしてレッスンプランを組み立てたりすることもあります。

講師と受講生をつなぐのはもちろん、運営スタッフと外国人講師の仲介役としてそれぞれの考えや思いを意訳して届け、良い学校運営に直接影響を与えることも、大切な業務の一環です。

英会話講師の仕事でやりがいを感じるポイント

英会話講師に限らず、教育に携わる仕事のやりがいは非常に大きいものです。

1回1回のレッスンがまさに劇場のようなもの。

良い反応が得られれば成功、その成功が続き受講生が大きく成長できれば大成功なわけです。

この1話完結型の劇場をこなし続ける英会話講師の「やりがい」に着目してみましょう。

受講生の成長

色々な受講生が通う英会話スクール。

留学控えた学生や海外赴任を控えた社会人など様々です。

そういった、海外へ渡る受講生の不安を取り除くようなレッスンを行い、「先生のおかげで自信が付きました。ありがとうございます。」といった言葉やメッセージとして戻ってきた時には、何とも言えない喜びを強く感じるものです。

仕事全てが受講生の成長につながることです。

先述のように即結果やメッセージとなり受け取ることができるわけではありませんが、間違いなくその後の受講生の人生にはプラスに作用するはずです。

「先生、昨日職場の店舗に外国人旅行客が来て、教えられたとおりに商品を勧めたら喜んで購入してもらえたんですよ。」そう言った声を聴くこともあります。

その成長を身近に感じ取ることができるというのは、高いモチベーション維持には欠かせない要素です。

自らの指導力の向上

1回1回のレッスンが全ての英会話講師。

その1回にどれだけ準備をしたとしても当初の計画どおりに全てを終えることは非常に難しいものです。

自らがどれだけやっても相手方である受講生が理解しなければ何の意味もありません。

最初のうちはこのことを理解するのは難しいようです。

自分の教えたいことをただ教える、という一方通行のレッスンになりがちです。

しかし、経験を重ねわかることが、この受講生の理解や成長が全てだという事実。

前述の受講生の成長、それに比例するように自分自身の指導力の向上にもつながっているのです。

生徒数増加による教室の成長

英会話講師も一般企業の社員と変わりありません。

当然務める会社、部署の成長は自分の成長のようにうれしいものです。

ただ一方で、その教室のキャパシティーを超える集客は、サービスの低下につながるので注意しなければならないことかもしれません。

英会話講師の仕事に必要なスキルや経験

英会話講師に求められるスキルや経験はたくさんあります。

当然、教育者ですから指導力は絶対的に必要です。

でも、その指導力って一体何でしょうか。

そのほかに必要なスキルや経験とともに考えてみたいと思います。

指導力

一言に指導力と言っても非常に広義なものです。

その広義に含まれる項目を列挙してみます。

  • 教え方が上手い(言葉一つ一つに説得力がり、すんなり頭に入る間合いとイントネーションでテンポよくレッスンを行っている。)
  • 人を引き付けるカリスマ性がある(この人のいうことなら聞き漏らさず聞きたしい、すべてを理解したいと受講生が思えるかどうか。)。
  • 受講生の成長の過程を常に把握し適時な指導を行える(短時間の間に、その受講背の能力や英語に関わる本質的な部分を引き出し、観察、評価が迅速にでき、そこに不足する力を指導できる。)。

以上の事項を総合的に判断した指導力が必要になるのです。

海外留学や就業経験

海外での生活経験はほぼ必須と言えるかもしれません。

中には、指導力も高く、国内での英語教育のみで英会話講師に必要な語学力を身に着けたという逸材もいるかと思います。

しかしながら、その数は限りなく少ないはずです。

海外留学や就業経験で学べることは、英会話講師に必須となる語学力だけではありません。

自らの手で道を切り開こうとする力であったり、異文化圏での生活適応力、その国の国民性なども実際に感じ吸収できるのです。

特に、留学先の学校という制限された場所から出て、就業した際には、そういった力を最大限まで高めることが可能となります。

その経験から得た力こそが、英会話スクールの講師の中核となる人材には必要となるのです。

切り替え力

大きく分けて3つの役割があるというのは、先述のとおりです。

役割が3つもあるということは、それだけ多忙ということです。

そのモードを短時間に連続して切り替える力もまた必要な技術と言えます。

明るさやムードを作る力

教室全体を明るくしたり、また、会話をしやすいムードを作る力が求められる仕事です。

特に、ホームである自社の教室から離れ、企業や学校への英会話講師として派遣時は特に必要とされる力になります。

継続してレッスンを抑えてくれる受講生への指導であれば、その受講生の雰囲気を十分に理解したうえでレッスンを行えるので、特別強く意識することはありません。

しかし、全く訪れたことがない場所で、さらに初対面の人がたくさんいる派遣講義などでは、この力を最大限に使わなければ、短時間で成果を上げることは困難になります。

英会話講師の仕事のデメリットとは?

一般的な企業で考えると、英会話講師は間違いなく技術職です。

そんな技術職には大きな欠点があるのを忘れてはいけません。

では、その欠点とは何でしょうか。

他業種への転職が難しい

現在も非常にニーズが高い英会話講師ですが、そのニーズも時代とともに大きく変わる可能性があります。

東京オリンピックを間近に控え、企業や学校のみならず、各自治体などでも、外国人来訪者に対して良いおもてなしをしようと、英会話の習得を目的とした講習を開くケースが多くあります。

そういったニーズに対応する英会話講師。

一見すると安泰かと思われがちですが、そのニーズが減退するときは必ずやってきます。

さらには10年も経過すれば、日本人の英会話能力の水準もかなり高まっているかもしれません。

英会話講師としてかなり高いレベルまで質を高めておかなければ、そのスキルを必要とする仕事が減った際、転職しなければ生活が維持できなくなる可能性があります。

技術的な仕事は潰しがきかない、とよく言われることですが、こと英会話講師に関しても同じことが言えるので、日ごろから自らの違った能力の開発も行う必要があります。

向き不向きが顕著な仕事

向いていなくても何となく務まる仕事ではないことはハッキリと明記しておきます。

人前で話すことが苦手だったり、考えや思いを伝えられないようではこの仕事を続けるのは困難です。

ただし、得意な英語を使った仕事は、翻訳をはじめ内向的な業務もたくさんあることから、そういった仕事も選択肢として持っていると良いかもしれません。

まとめ

以上のように、英会話講師としての役割と、その役割を果たすための具体的な業務を説明してきました。

今、この英語をとり囲む環境は、急ピッチで大きく変化をしています。

小学校での必修化や中高での授業内容の充実強化など、若い世代からのよりよい教育が求められるようになっています。

英会話講師は現在でも強いニーズのある仕事です。

しかし、そのニーズはいつまでもあると甘んじるのは危険です。

資格試験に特化したレッスン方法を学んだり、翻訳の勉強をしたり、英語教育をより大きな視点でとらえ携わっていく必要があるのです。

その広い視野でとらえることで、あなたの英語教育者としての技術やスキルは大きく伸びるはずです。

受講生の大きな成長のため一緒に成長していきましょう。


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