介護の仕事は近年多くの求人で溢れています。

しかし介護士として就職する人もいれば、転職して今の施設を離れる人もいるでしょう。

介護も現場では転職や介護自体を辞めてしまう人も多くいらっしゃいます。

ここでは、介護士として働いていて、転職を考えている人を対象に、どのような事に注意しながら転職をするべきなのか。

また転職を成功させる為に必要な事を私の体験をもとにいくつかご紹介します。

介護士の転職で注意したほうが良い3個のこと

自分の介護理念と合う職場を探す

介護士として働く事を決めた時「自分の理想とする介護士像」というものがあるはずです。

介護自体のスキルアップをしたいと思っている人や、介護の能力よりも、介護は必要になった人達の日常生活の援助がしたいと感じた人。

家事援助もしながら、介護をしていきたいが、排泄の介助はあまりしたくない等、自分が理想とする介護を細かく言えば切りが無いでしょう。

しかし、自分の理想とする介護士の働き方と遠い職場に就職してしまっては、介護の仕事は長くは続きません。

例えば介護のスキルアップを目的としていても、介護付き高齢者住宅に就職してしまっては、家事援助が主な仕事になってしまい、基本的な介護のオムツ交換や器械を使った入浴等はほとんどありません。

また、逆に家事援助をしながら少ない介護をしたい人が特別養護老人ホームに就職してしまっては、忙しい介護に追われ、介護士になった自分の理想も考えなれなくなってしまうでしょう。

自分がしたい介護と違う所に就職する事は、自分の介護に対する気持ちや、やりがいが生まれなくなってしまいます。

やりがいが無い介護はとても辛い元になってしまいます。

自分がどんな介護をしたいのかしっかり考えて介護施設を探しましょう。

事前の見学を忘れない

自分がこれから行こうとしている施設の事前の見学を忘れない事は大切です。

事前に見学する事で見えてくる事もたくさんあります。

まずは、施設全体の雰囲気が少しだけみる事が出来ます。

もちろん施設の雰囲気の全部が見える事はありませんが、介護士の言葉使いや、介護士に笑顔があるかどうかは直ぐに見て分かります。

介護士の言葉使いは見学が来ているからといって変わる事はあまりありません。

介護士が施設の入居者に対して、汚い言葉を使っていたり、要介護者を説得しているようならあまり良い施設とは言えないでしょう。

介護士は説得させるのではなく、要介護者を納得させるような言葉使いをしなければなりません。

もちろん納得させる事は簡単な事ではありません。

納得して頂くために、要介護者に向けて優しい言葉をかけていたり、車椅子の要介護者の目線に合わせて腰をおろして話しているような介護者が多い施設は、教育制度もあり、要介護者の事を考えている介護者が多いと思って良いでしょう。

事務の応対が良い

介護施設での事務の役割は介護ではありませんが、介護の施設にいる事で、高齢者の相手をする事はもちろんあります。

その為見学者や面接時に言葉使いが悪かったり、電話の待ち時間があるようでは、相手の事を考えていない人が事務にいるという事です。

介護をする上で、自分の考えや苦情を言う時は必ず事務を通します。

事務の人が人の思いを思いやる事が出来なければ介護の現場の改善も出来ません。

電話の対応や笑顔があるのかなど表情を見る事も大切です。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

2つ以上の求人サイトを見て比較する

介護の施設を探す時は、ハローワーク以外に「介護求人のサイトを閲覧する」事もあるでしょう。

しかし、1つの求人サイトでは同じ介護施設しか載って無かったり、同じ施設が名前を変えて載っていたりします。

名前を変えるという事は「特別養護老人ホーム○○」「グループホーム○○」「デイサービス○○」等です。

こういう場合は同じ所で経営している介護施設で複数求人を出している事になります。

複数の求人をたくさん出す所では、介護職員が少ないという事になります。

そういう介護施設では、職員の入れ換わりも激しく、介護自体も大変な介護施設だと思って良いでしょう。

しかし、多数の求人を1度に出す求人は必ずしもそうとは限りません。

ここで注意する事は創立年数です。

新しい介護施設では、開業に合わせてたくさんの求人を出す事はあります。

求人サイトを利用するときは、こちらの記事を参考に!

ハローワークで施設の評判を聞く

直接求人施設の事を聞く事はなかなかできませんが「どのくらいの期間求人が出ているのか」「求人が出てどれくらいの人が応募しているのか」を聞く事は可能です。

そういう所を聞く事で、介護施設の評判を聞く事が出来ます。

小さい事を聞く様ですが、この小さい事を聞いておく事によって、施設見学をする際の印象と比較する事が出来ます。

求人が長い時間出ていても、施設の印象が良い事もあります。

どうして長い時間求人が出ているのか。

応募数が少ないのか。

と言う事を頭に入れた状態での見学と入れていない状態での見学とでは、施設を見るポイントも変化してくるでしょう。

介護士の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

ケアマネージャーの資格を取る

介護では「初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」「ケアマネージャー」とランクがあります。

もちろんランクが上がって行くにつれてお給料も変わってきます。

初任者研修者とケアマネージャでは年収を比較すると100万以上違う事もあります。

ケアマネージャの資格を取得する事で、介護施設のお給料はガラリと変わってくるでしょう。

基本給の高い職場を探す

基本給は介護施設で全く違ってきます。

もちろん介護度が高い人が入所している施設のほうがお給料は高くなります。

これは介護度が高いという事は、介護に必要な技術も介護に費やす時間も多い為です。

介護施設は必ずしも国や都道府県の管轄と言うわけではありません。

個人経営の大きな施設もあります。

もちろん介護自体は国が管理していますので、個人経営している施設の提供する介護の質は悪いという事ではありません。

言ってしまえば、どれだけ国が経営している施設でも、介護自体が満足に行かない事はありますし、個人経営の小さな施設の方が行き届いた介護をしている事もあるのです。

その為、お給料も一定ではなく「会社自体で決定出来る」と言う事です。

もちろんお給料が高すぎる介護施設では「何かある」と考える事も忘れてはいけません。

介護の仕事はどれだけ忙しくても良いので、お給料がとにかく高い所に行きたい介護士は、お給料だけで就職を決める事ももちろん自由です。

しかし一見にお給料が高い所を選べば良い事ではない事を頭に入れておきましょう。

同じ所で長く勤務する

同じ所で長く勤務する事で「昇給」があります。

しかしここで注意する事はどれだけ長く勤めても昇給が無い所では意味がありません。

昇給がないという事は賞与にも関係してきますよね。

得に個人経営の介護施設に多いですが、経営不振の為賞与が減るという事もあります。

賞与が下がる所はほとんど昇給はありません。

しかしそういう内部情報は働いてみないと分からない所でもありますよね。

そういう時は、面接の時にしっかり聞いておく事が大切になります。

聞きにくい事かもしれませんが、聞いておかないと自分の理想とする介護施設就職から遠ざかってしまいます。

就職する自分の為、そしてこれからの自分の為にしっかり聞いておきましょう。

自分にあった介護士求人の選び方や注意点

介護施設の選び方についてご紹介しましたが、では介護施設が決定した場合、どのような雇用形態が自分に合っているのか、求人を見てからの働く時間の状態等、細かい部分の求人の選び方についてご紹介します。

【選び方①】雇用形態から探す

雇用形態は施設自体で違ってきます。

夜勤をしなければ、8時間勤務をしていても正社員になれなかったり、正社員でも時間短縮が認められたりと、自分にあった雇用形態を見つける事も大切になります。

子供がいたり、自分には夜勤は出来ないと感じている時に無理に正社員になる為に夜勤に入ったりしていては、介護は続かないでしょう。

自分が働く時間と雇用形態は求人情報からではなく面接でもしっかり聞いておきましょう。

【選び方②】職種から探す

介護の現場では介護士だけではなく、看護師やケアマネージャや介護事務、介護士でも認定介護士や認知症専門介護士もいらっしゃいます。

グループホームでは、認知症の認定介護士や特別養護老人ホームでは看護師の資格と介護士の資格を持っている人が広い範囲で活躍する事が出来るでしょう。

自分が持っている資格を思う存分使える施設を選ぶ事も、仕事に対してのモチベーションが変わってくるでしょう。

【選び方③】会社の業態から考える

会社の業態や母体がどこかと言う事は大切な事です。

病院が母体の介護施設は、医療法人に入っている所が多く、お給料や昇給が比較的安定しているでしょう。

個人経営の介護施設では、創業年数と介護の人数と入居者との比率を考慮してみてみましょう。

介護士が極端に少ない所は、子供の急な発熱や自分の急な病気にも対応してくれない施設もあったりします。

創業年数が少ない所は、個人経営の介護施設に多いですが、経営状態がまだ回復していなく、お給料でも昇給が無かったり、業務自体も落ち着いていなかったり、介護しにくかったり、要領がうまく出来ていない施設だったりします。

求人情報に記載されている事が多い為、しっかり細かい所まで確認しましょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

お給料や雇用条件は自分にあった所を選ぶ事が大切です。

いくらお給料が高くても自分の働ける時間以外も働かなければならなかったり、週40時間以上働いていても正社員になれなかったりする所もあります。

家族の為にパートタイムの求人を探しているのか、出来るだけお給料が高い所に行きたいのか、自分の条件をしっかりまとめた上で求人情報を確認しましょう。

また、女性に多いですが、結婚や出産により就職した時にの時間では働けなくなる人は多いでしょう。

正社員で働いていて、時間の短縮が出来なかったり、出産の前の夜勤が出来なくなってしまっただけで、正社員からパートタイムに雇用が変更されたりする所もあります。

雇用形態が変化する条件もしっかり聞いておくことも大切です。

【選び方⑤】エリアから考える

自分が行きたい施設が遠すぎてしまったり、通勤する際に電車が通っていなかったりすると、通勤が嫌になってしまう事があるでしょう。

通勤が嫌になってしまうと、介護の業務自体が嫌いになってしまう事もあります。

どうしても勤めたい介護施設があるならば、引っ越しや単身赴任しても良いでしょう。

仕事は自分の自由に選ぶ事も大切です。

妥協できる所を妥協する事も大切ですが、引っ越ししてでも働きたい介護施設がある事は、とても良い事でしょう。

自分に良い働きかたを考慮し、勤務出来る時間とそれに応じた距離の介護施設に就職しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

介護の現場は日々大変な事が起こります。

小さい施設でもいつかは大変な事は起こります。

それは介護施設はほとんどの人が「槌の住処」として契約する為です。

槌の住処と言う事はいつかはみな「死」を迎えという事です。

その人が死を迎える前に最後に楽しく過ごす事が出来るかは、介護士の力量によって決まってしまうと言っても過言ではありません。

介護とはそれほどに大変な仕事なのです。

誰でも最後の住処が住みにくい所であってほしくは無いはずです。

自分に置き換えて考えてみると良いでしょう。

自分がして欲しくない事を要介護にしてしまうようでは、介護者として働く事は出来ません。

もちろん今生きている自分が働きにくい所にいては、ストレスから、自分の気持ちに余裕が無くなってしまい、要介護者に優しくする事も出来なくなってしまう事もあるでしょう。

自分が働きやすい介護施設が見つかるという事は、要介護者に良い介護を提供する事が出来る第1歩かもしれません。

これからの自分の為や、これから自分が介護するであろう要介護者の為に、自分が納得いく介護施設に就職する事は大切な事ですね。

そして、自分が納得いく介護施設が見つかった場合は、長く勤務できるように自分の介護技術を上げる事も出来るでしょう。


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