広告代理店の仕事内容14個の業務と向いている人・向いていない人の特徴・良いところについて経験者が教えます!
広告代理店の派遣が気になる方は必見です。
広告代理店とは、テレビ、雑誌、新聞、インターネットなどの媒体に、広告を出したいというクライアントと、メディアの間を仲介する業者のことです。
広告の世界は広く、特にインターネットは世界中の人の目に入る大きな媒体です。
ここでは、広告代理店の派遣社員になりたい方に向けて、その仕事内容や待遇、やりがいについてご紹介します。
広告会社の派遣に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
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目次
閉じる広告代理店の派遣求人はどんな仕事?
派遣社員として働く場合、営業や営業職社員の事務サポート、印刷媒体の軽いデザイン業務、WEBサイトの管理、マーケティング業務の補佐、庶務の仕事などがあります。
その会社によって任される度合いも様々ですが、専門的な知識、例えばデザイン技術や業界の通用語などを理解していると重宝されます。
そのような場合正社員とほぼ同じ仕事を任されることもあるので、やり甲斐も大きいと言えます。
広告代理店の派遣の大まかな仕事内容
それぞれ担当するものにより変わりますが、事務職であれば一般事務(見積書等の文書作成・電話や来客の応対・各種データ集計作業・ミーティングの準備)、営業職であればクライアントや広告主回り、また主催・運営するイベントの準備などがあります。
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広告代理店の派遣求人のおすすめ職種5選
前述の通り一つの会社で様々な媒体を扱っているので、それぞれ得意とする分野で働くのが理想的です。
また、社交的な性格でも地道な作業に向いている人でも、自分の長所を活かせる部署があるのが広告代理店の特徴です。
営業職
言うまでもなく、営業というのはとてもハードな仕事です。
そのため、営業ができる人はどんな会社にとっても貴重な存在です。
広告は決して安い買い物ではないので、クライアントの予算やイメージなどに合った最良の媒体を最良のタイミングで紹介する能力が求められます。
事務職
事務と言っても様々ですが、特に営業をサポートする営業事務であれば、広告代理店ならではの業務に携わることができます。
専門的な用語や媒体別の広告料の相場などを学ぶことができ、今後の派遣先の幅も広がります。
マーケティング
市場調査を行います。
市場の規模やターゲットとなる年齢層、販売時期、それに伴う媒体の選定などを行います。
とてもボリュームのある仕事です。
制作(デザイン)
印刷物やWebサイトなどは自社でデザインすることも多く、写真を加工したり軽いレイアウトやデザインを行います。
他のスタッフが行ったデザインの修正をするだけという人もいるので、デザインができなくてもIllustratorやPhotoshopなどのソフトが使えると重宝されると思います。
広告レポート作成業務
インターネットの広告代理店では、GoogleやYahoo!への広告掲載に関して、クライアントに定期的に表示回数などのレポートを提出します。
営業職と連携を取りながらデータを抽出し、自社のフォーマットに合わせてレポートを作成します。
地道な作業ですがとても重要な業務です。
広告代理店の派遣のおすすめ求人の特徴とは?
広告代理店の規模は様々です。
まずどれ位の規模の会社で働くか、自分に合った規模を考えておきましょう。
また、大きく分けて三種類の代理店があります。
それぞれの特徴を考慮し、興味のある分野や得意分野で見つけるのもおすすめです。
総合広告代理店
全ての広告媒体を網羅する代理店です。
大手であれば、一つ一つの広告ではなく一つの企業の広告企画から制作・宣伝までトータルに請け負います。
専門広告代理店
特定の広告媒体(メディア)を専門に扱う代理店です。
新聞広告、雑誌広告、フリーペーパー、インターネット広告、交通広告、看板、イベントなどがあります。
ハウスエージェンシー
特定企業の広告を専門に扱う代理店です。
子会社である場合も多く、その会社の特定の部署が独立した場合もあります。
広告代理店の派遣求人はこんな人に向いている!
広告代理店はほとんどの場合堅苦しさがあまりなく、明るい雰囲気の会社が多いのも特徴です。
物事の枠にとらわれず、柔軟な発想ができる人が求められています。
楽しいことが好きな人
広告を作ることは、人を驚かせたりわくわくさせることを考える仕事です。
人を喜ばせたい、楽しいことが大好きな人に向いている職業と言えるでしょう。
新聞や雑誌を隅々まで読む人
新聞や雑誌、フリーペーパーなどの紙媒体の場合、誤字脱字のチェックはとても重要です。
ミスが発生すると、広告料が請求できないこともあります。
その点、常に活字を読み慣れている人は誤字や脱字を見つけやすく読むことも苦にならないので、その点からも向いていると言えるでしょう。
インターネットが好きな人
特にインターネット関係の代理店の場合、入社後に研修があるとは言え全くの初心者にとっては学ぶのがなかなか大変です。
元々インターネットの知識があったり自分でブログを立ち上げたことのある人は、研修期間に更に多くの知識を得ることができ、その後の仕事やプライベートにも活かすことができます。
会社の機密を守れる人
派遣社員の場合、入社時に機密情報の保持に関する誓約を結ぶのが一般的です。
社内には未発表の新商品の情報やクライアントの広告予算の増減、経営状態など様々な情報が飛び交っています。
その情報が漏れることは、大きなトラブルにもなりかねません。
派遣社員とは言え、クライアントから見れば社員と同じです。
知り得た全ての情報をきちんと管理できる真面目さが必要です。
広告代理店の派遣求人でよくある募集内容とは?
特に営業職の長期派遣の求人が目立ちます。
後に直接雇用される紹介予定派遣の求人も多いのがこの営業職です。
また最近は、インターネット関係のレポート作成や営業事務などの求人もよく見かけます。
時給相場
事務職であれば、時給相場は1,000円〜1,300円といったところです。
営業職であればそれ以上の場合が多く、ノルマの達成などを条件にインセンティブが支払われる場合もあります。
求められる人物像
広告代理店という業種は、広告主とクライアントの間に入って仕事をします。
そのため、最低限のビジネスマナーが身についていることに加え、それぞれの立場になって気遣いや配慮ができる人が求められています。
自分の提案や仕事がクライアントの意に沿わず、苦労して作成してもやり直さなければならないこともよくあります。
辛抱強く、上手くいかない時も気持ちを切り替えて一から取り組める人材が求められます。
明るく前向きな人
広告は消費者に購買意欲を湧き立たせることを目的として作られます。
前向きな人は、クライアントに対して常に積極的な提案をすることができます。
また明るい人柄は、その制作物にも表れます。
博学な人
取り組む広告は多岐にわたります。
人間の生活や人生全てに関係するものを扱うので、広い分野で豊富な知識を持つ人は貴重な存在です。
また、常に新しいものや面白いものを探そうとアンテナを張っている人が求められています。
緻密な考えや作業ができる人
前述の人物像はどちらかと言えば営業や企画職に求められるものですが、制作やマーケティングになるとそれに加えて緻密な人の存在は重要です。
広告には、法律関係の問題や一時期話題になった”パクリ疑惑”なる盗作問題が潜んでいる場合もあります。
緻密な考えや作業ができる人は、まさに縁の下の力持ちと言えるでしょう。
新しいものに敏感な人
化粧品や食品など自分の好きな分野だけで構わないのですが、新商品や新規プロジェクトなどの情報収集に余念がない人はこの仕事に向いていて、また求められる人物像と言えます。
そのような人はリサーチ力が高く、情報収集力に優れているので貴重な存在です。
必要なスキルや資格、経験
営業経験のある人は、どの業界でも重宝されます。
秘書と広報は密接な関係がありますので、秘書能力などについて学ぶことも役立ちます。
また、どんな仕事にも言えることですが、広告業界で「締切」または「納期」はとても重要です。
電波関係のメディアにしても、納期が間に合わなければ全て台無しになってしまいます。
きちんと計画を立てて、納期に間に合うように仕事する能力が必要です。
派遣は正社員とどう違う?
営業職の場合は後に本採用されることも多いので、あまり違いはないかもしれませんが、その他の職種に関しては仕事内容、収入、責任の度合いが多少変わってくるでしょう。
仕事の量や責任の度合いは変わる?
時給制のため、基本的には契約の時間内で終わる量の仕事が割り当てられます。
ただ、締切前や人事関係の変化によって多少の残業が課される場合もあります。
派遣社員に責任ある仕事を任せられることはほとんどありませんが、ある程度の資格やスキルを条件に派遣されている場合は、それなりの仕事の質が求められます。
仕事内容は変わる?
仕事内容は、ほとんど正社員と変わらないと思って良いと思います。
担当を振り分けられて働くことになると思われるので、プロジェクトごとのチームや一つの作業に特化した部署内で働くことが多いでしょう。
スキルやセンスがあれば、正社員と一緒に重要な仕事に就くこともできます。
それぞれ求められるスキルは?
正社員と仕事内容が変わらなかったり自分の方が資格や経験がある場合もありますが、派遣社員として働く以上、正社員に対する配慮は必要です。
次の作業手順を熟知していた場合でも、指示を受けるまではとりあえず待機するのがマナーとされています。
専門分野であるからこその謙虚さや、コミュニケーション能力が求められます。
収入面は?
ほとんどが時給制になります。
会社によっては土日祝日にイベントを主催・運営する場合があり、出勤が必要なこともあるかもしれません。
休日手当が出るのか代休処理するのかを確認しておくと良いでしょう。
正社員の場合
大手代理店の場合は年収000万円を超えますが、ほんの数社に過ぎません。
平均では500万円〜600万円が相場です。
派遣の場合
時給1,000円〜1,500円、営業職なら1,500円〜2,000円位が平均のようです。
ノルマ達成等によりインセンティブが支払われることもあります。
広告代理店の派遣で働くメリット
企画から制作、宣伝までを通して行った時の達成感は他の職種ではなかなか味わえないものがあります。
広告代理店は広告主とクライアントの間で苦労することもありますが、妥協せず良いものを作り上げた時に双方との信頼関係が一層強まります。
コミュニケーション能力がアップする
どこで働くにしても、喜びや悩みの種にもなるのが人間関係です。
広告代理店での仕事は社内での人間関係に加え社外の人と接することも多く、更に社内には様々な人がいます。
社交的な営業職だけではなく繊細なデザイナーや緻密な校正作業を行う人など様々な気質やプライドを持った人と上手く付き合っていく方法を学び、自分のコミュニケーション能力を上げることができます。
広告代理店で働けば、後に他業種の会社へ派遣された時にも大概のことは乗り越えられるという自信がつきます。
幅広い分野の知識を得られる
グルメ、ファッション、医療、結婚、出産、終活など人生の初めから終わりまでが広告代理店で扱う広告の分野です。
これまで知らなかった、また知りようもない様々な分野の知識を比較的短時間で学ぶことができます。
そのビジネスに込められているクライアントの想いやターゲットとなっている消費者の悩みや欲求を知ることは、自分のこれからの人生の糧となると言っても過言ではありません。
思い出ができる
特に”ミーハー”というわけではなくても、普通では体験できない思い出を作ることができます。
例えばCMや広告に芸能人や地元の有名人が起用されたら、単純に「有名人に会えた」という経験ができます。
また、起用するモデルを選定したり大まかな全体のデザインを話し合ったりと、派遣社員であったとしてもスキルやセンスがあれば様々な場面で正社員と変わらない仕事をさせてもらえます。
自分が関わった広告がテレビで流れたり大きな看板になって街に現れた時の快感は、なかなか他では味わえません。
まとめ
以上、広告代理店の派遣について紹介しましたが、いかがでしたか。
この仕事はとてもやり甲斐のある仕事です。
そのため派遣に留まらず、広告代理店へ転職する人も少なくありません。
少しブランクがあっても、数年経験を積んだ人は採用されやすくなる傾向もあるようです。
人々を驚かせたり、わくわくさせる夢のある仕事です。
ぜひ一度、広告の世界を覗いてみてはいかがでしょうか。
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