広告代理店での営業職については、どことなく華やかなイメージがあります。

給料もよくて、メディアやマスコミに関連するような職種で、どちらかというと好印象な職業になるのではないでしょうか。

そんな広告代理店の営業への転職を考えている人に、その実情や気を付けたいポイントなどを解説していきます。

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広告代理店の転職で注意したほうが良い3個のこと

業務内容を確認する。

ごくごく当たり前のことのように思えますが、先ずはしっかりと自分の業務内容を確認し、理解をしましょう。

「広告代理店」というだけでは、その範囲が非常に広く、実際の業務内容などについては多岐にわたります。

内容をあまりよく理解せずに、給与条件や何となくのイメージで転職を決めてしまうと、入社後のギャップで苦労することとなります。

具体的に気を付けるべき業務内容のポイント

取り扱う広告の業種について

広告代理店はクライアントから広告の依頼を受けて広告を作成し、広告を掲載する媒体とやり取りを行うのが主な業務となります。

転職を検討している広告代理店が、どのような領域や分野の広告を取り扱っているのか確認をするようにしましょう。

対応している広告媒体について

広告代理店が対応する業務のなかで、もうひとつ重要となるのが広告を掲載もしくは出稿をする媒体になります。

広告媒体としてはTV・雑誌・ラジオ・イベント・交通関係(電車、バスなど)・インターネットなど様々存在します。

転職を検討している企業が、どのような広告媒体をメインに広告出稿をしているのかも重要なポイントとなります。

どのような業界やジャンルの広告を作成し、どのような媒体に対して広告出稿をしているのか確認をしましょう。

営業職社員の1日のスケジュールについて

広告などの制作物や媒体などへの掲載、出稿に関わる商材については必ず「締め切り」というものが存在をします。

どんな事情や理由があったとしても、この締め切りから遅れるということは許されるものではありません。

そのため、締め切り間際となると勤務時間などは度外視で締め切りに間に合わせるために仕事をしなければならない、ということも発生します。

実際に先輩社員などがどのような1日を過ごしていて、就労時間の長さや業務負担などを具体的な1日のスケジュールなどと併せて理解をして、自分自身が望む働き方なのかどうか、しっかりとイメージを持つことも重要となります。

このあたりの情報は、ネット上の情報での確認も重要ですが、可能な限り実際に今働いている先輩社員からの情報を手に入れるようにしましょう。

給与体系と手当関係について

広告代理店の営業職の魅力は何と言っても高い給与水準になるのではないでしょうか。

ここで注意が必要となるのが、どのような給与体系をとっているのか?ということと、手当関係がどのような条件なのか?になります。

簡単にポイントをまとめると、いくら給料が高くても勤務時間がとても長い、休みが取れないということであれば、あまり意味がないということです。

また、残業手当の仕組みが「固定残業制」などを採用している場合には、勤務時間が非常に不規則で、締め切りなどとの兼ね合いで時間外労働が多い場合には給与に見合わない労働環境ということになりかねません。

求人情報に掲載されている給与の額面だけで判断をせずに、その中身がどのようなものであるのかしっかりと確認をしましょう。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

転職の目的を明確にする!

何のために転職をするのか、先ずはその目的を明確にしておきましょう。

漠然ともっと給料が欲しい、何となく今の職場が嫌だからといったことだけではなく、広告代理店の営業になって何を実現したいのか?

今後の自分自身のキャリアパスをどのように考えているのか?

転職で実現したいことをはっきりと伝えられることが重要です。

転職理由に関するセルフチェックのポイント

  • 転職することで実現したいことは何か?
  • そのことは転職するだけで実現することができるのか?
  • その目的が実現できない場合には、どのようなことが妥協できるのか?

このようなポイントで自分自身が何を目的に転職をしようとしているのか振り返ることも大切となります。

退職の理由を明確にする!

なぜ転職するのか?ということと似ているようで大きく違うのが、なぜ退職するのか?という退職の目的です。

退職をするということは、何らかの不満がその職場にあるからです。

この不満を曖昧のままにすると、転職理由と整合性が取れなくなったりします。

なぜ退職をし、転職をすることで何を実現しようとしているのか?

この流れが誰が聞いても納得性のあるものでないと転職は難しいものとなります。

転職後の条件ばかりを気にするのではなくて、なぜ退職をするのか?

職場のどこに不満があるのか?

しっかりと自覚しておくことも重要です。

絶対条件を明確にする!

給料や勤務地、福利厚生に勤務体系など転職先を検討する条件は様々ありますが、全てが自分の理想通りというふうにはいきません。

そこで大切なのが、絶対に譲ることができない条件というものを明確にし、交渉をしていくということになります。

最低年収や勤務地、勤務時間など、どこまでなら妥協可能で、絶対に譲れない条件はどこにあるのかを明確にしておくことも重要です。

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転職するに当たっての必要な心構え

転職することで「失うもの」があることを覚悟する。

転職の場合には、新卒での入社と異なり、これまで築いてきたキャリアというものがあります。

そして、新しい職場へ移るということは、これまでのキャリアというものがリセットされることも同時に意味をしています。

経験を活かし、新たな職場でチャレンジをすることで今までに得ることができなかったものを手に入れることができる一方で、これまでできたこと、ゆすられていたことなどを「失う」ということも覚悟をしておきましょう。

転職後で「失う」可能性があるもの

  • 社内での人間関係
  • 親しいユーザー・クライアント
  • 使い慣れた社内ツール
  • 社内、社外での信用と評価
  • 業務上における決裁権や裁量

など

「転職」を目標にせず、「転職後」をしっかりと考えておく。

転職における本当の成功とは、転職後の職場でしっかりとした成果をあげて、自分が望んだキャリアを送ることができるかどうかです。

ですが転職活動中には、とにかく転職先を決めることが第一目標となり、その後のキャリアについては考える余裕がないのが普通です。

しかし、採用側の企業としても入社後に活躍が期待できるかを判断し、面接などを行っていますので、入社後の具体的な活動目標などをしっかりと語れる人を評価します。

転職活動において採用担当者から評価を得るため、さらには転職後に後悔をしないためにも転職後についてしっかりと考えるようにしましょう。

広告代理店の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

給与水準の高い企業を目指す!

シンプルですが年収アップで重要となるのが、そもそも企業が定めている給与水準になります。

企業の売り上げ規模や経営状況によって、従業員の給与は左右されます。

いくら実力があり、努力をしたとしても企業のポテンシャル以上に給料もらうことは不可能です。

企業の事業規模や経営状況を確認をすることで、自分の年収に関する伸びしろを確認することも重要です。

《広告代理店の平均年収一覧》

  • 電通:1,191万円
  • 博報堂:1,052万円
  • アサツーディ・ケイ:766万円
  • サイバーエージェント:665万円
  • GNU:646万円

ポジションアップを目指す!

同じ広告代理店営業といっても、組織における「ポジション」は様々あります。

当然、ワンランクでも上のポジションで仕事をするほうが、給料もアップすることになります。

プレイヤーよりもマネージャーのポジションにつくことが年収アップに重要なこととなります。

そこで活用したいのが「転職」です。

現在の職場ではポジションアップがすぐには望めないような環境だとしても、別の職場へと活躍の場を移すことによってポジションアップが可能となるケースもあります。

先ずは、自分の市場評価を確認するためにも転職を志してみてはいかがでしょうか?

広告代理店で人気な職種や業界とその理由

ここでは広告代理店に関する職種や業種などについて解説をしていきます。

広告代理店の仕組みについて

「広告代理店」とは、主に「広告を出したい企業」と「広告を掲載するメディア(媒体)」を繋ぐ仲介しています。

広告代理店の仕事について

従来の広告代理店の主要業務は「テレビ、ラジオ、雑誌などの“広告枠”を企業に売る」というものでしたが、現在では広告の製作・企画・指示についても代理店が行っています。

広告の製作と下請け代理店について

広告制作業務については、自社で製作部門を持つ代理店もありますが「下請け代理店」や他の制作会社へとアウトソーシングしているケースもあります。

同じ広告代理店のなかにも、いわゆる「大手代理店」と「下請け代理店」があることを理解しましょう。

広告代理店の種類

広告代理店には大まかに2つの種類があり、「総合広告代理店」と呼ばれるあらゆる業界・業種や媒体を手掛ける代理店と「専門広告代理店」とよばれる特定分野に特化をした代理店とに分かれます。

前者を代表するのが「電通」や「博報堂」で、後者については「サイバーエージェント」などがネット専門の代理店ということになります。

そのほか、医療、アパレル、モバイル、雑誌、通販、人材広告など各分野にそれぞれ特化した広告代理店が存在しています。

広告代理店の職種

広告代理店での職種というのは大まか3つの部門に分かれています。

「営業」「企画」「制作」この3つが主な職種となります。

「営業」とは

広告代理店の営業職の役割りは「クライアントとの窓口」です。

広告制作から出稿に関する全体のスケジュール管理・進行が主な業務となります。

また、代理店によっては「プロデューサー」という形で、予算管理まで含めた全体管理を行うケースもあります。

「企画」とは

マーケティング業務を担います。

市場分析を通じて広告効果を最大化するための戦略立案を行います。

「制作」とは

文字通り広告制作を行います。

デザイナーやコピーライターなど広告制作に関わるクリエイターの部門となります。

人気は総合代理店の営業職!

広告代理店の仕組みや職種について細かく解説をしてきましたが、なかでも人気があるものが総合代理店の営業職になります。

人気な理由:スケールの大きな仕事と高い年収への期待

総合代理店では取り扱う業界が広く、対応する媒体も多岐にわたります。

その中心で全体を指揮するのが営業となりますので、大きなプロジェクトを動かせるやりがいと高い報酬を得るチャンスの両方を手にできる期待がもてます。

専門分野で強みを発揮する専門代理店での営業職!

医療やアパレル、ITなどの特定分野やネット広告、通販サイトなど特定の分野・媒体で独自の強みを発揮している専門代理店の営業職も人気があります。

人気な理由:自分の興味がある分野、得意とする領域で専門性を活かした仕事ができる

自分の興味のある分野や専門性を伸ばしたい分野のなかで、スペシャリストを目指したキャリアを考える人に人気があります。

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自分にあった広告代理店の求人の選び方や注意点

より自分に合った求人を選ぶ時のポイントを条件別に解説をしていきます。

【選び方①】雇用形態から探す

雇用形態ですが主に「正社員」と「契約社員」の2つの形態での採用が多いようです。

広告代理店の営業所については概ね正社員での雇用をとることが多く、給与面や各種待遇など面でも「安定性」を考慮すると正社員がオススメです。

反対に「契約社員」の場合には「自分のペース」に合わせた就業スタイルを選択することができますので、より自由度の高い働き方を望み人は契約社員での求人を探してみましょう。

【選び方②】職種から探す

営業職という職種については大きな違いはありませんが、より広範囲な業務裁量を求める人には「プロデューサー」としてのチャンスがある求人を探すのもポイントとなります。

また、企画や制作の業務に携われるような機会を求める場合にも、そのような要素がある求人をチェックしてみましょう。

【選び方③】会社の業態から考える

代理店の業態になりますが大きな枠では「総合代理店」と「専門代理店」に分かれます。

幅広い分野での活躍を望む場合には「総合代理店」を、専門性を活かした特定分野でのスペシャリストを目指す場合には「専門代理店」がそれぞれオススメです。

そのほか、代理店のポジションが広告依頼主に近いのか、制作現場に近いものなのかによって営業の担う業務にも違いがでますので、事業内容などで確認をするのも重要です。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

所属企業を検討するうえで最も重要な要素になります。

給与について

もちろん年収ベースでの給与額が多いにこしたことはありませんが、労働条件などをしっかりチェックをして実際にはどのくらいの価値があるのかを確認しましょう。

雇用条件について

基本的な労働時間などに加えて、どのような手当が支給されるかなどを確認しましょう。

特に残業手当については「固定制」であるかの確認はお忘れなく。

自分の求める働き方と給与条件を照らし合わせて検討することが大切です。

【選び方⑤】エリアから考える

大手の代理店については全国採用となることが多いので、転勤は必須条件というところがあります。

特定のエリアでの就業を求める場合には、地域別の求人をチェックしてみることも大切です。

地元に根差した地域の代理店も数多く存在しますので、自分が求めるエリアに絞った情報収集が大切です。

まとめ

広告代理店の営業への転職を成功させるコツは、自分自身が転職で何を実現したいかを明確にしたうえで、それを実現できるような業態、ジャンル、職種、労働条件を備えた求人を探すことです。

そのなかで、絶対に譲れない条件と捨てられる条件を整理することで、自分に合った求人と出会うことが可能となります。


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