素敵な景色に立派な建物、家族との思い出の場所だったりする「旅館」。

最近は外国人観光客も増え、大人気な旅館業界。

そんな旅館で働いてみたい!と思う方に働き方ご紹介します。

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旅館の仕事ってどんな仕事?

旅館といえばニコニコ綺麗なフロントのお姉さんや仲居さんのイメージが強いですが、数多くの仕事があり、多くの人で支えられているお仕事です。

表に出る接客担当と、裏方の調理や清掃など多くの人で力を合わせて成り立っています。

旅館の具体的な仕事内容とは?

ここでは、旅館でのいくつかの業務をご紹介していきます。

具体的な業務

フロント

お客様のチェックイン・チェックアウトやお客様のご案内を中心とするお仕事です。

その他にもお部屋からの電話に対応したり、お客様からのイレギュラーな質問にも対応しなくてはなりません。

最近は日本の旅館を好む外国人観光客のお客様が増えていることもあり、英語対応も求められることが多いです。

旅館やホテルの顔と言われるフロントはとても華やかなイメージですよね。

テキパキとした仕事ももちろんのこと、笑顔や身だしなみも大切です。

旅館のフロント求人を探す時は、こちらの記事を参考に!

お部屋担当

俗に中居さんと呼ばれるお仕事です。

お部屋でのお客様の身の周りの事や旅館内の説明など様々な仕事内容があります。

メインとなるのはご案内とお料理の配膳です。

そして遠くから旅館を楽しみにいらっしゃるお客様が多いので、その地域の知識や季節の話などお客様がより旅館を楽しんでいただけるような会話も大切なお仕事です。

多くの旅館ではお部屋でご案内をしながらお茶やお抹茶を提供します。

お茶の出し方・お抹茶の出し方・食事の際の配膳の順番などマナーをしっかりと身に付けないといけません。

調理・清掃

厨房の調理員やお部屋の清掃係は表には出ないですが、旅館の非常に重要な仕事をしています。

朝食・夕食は旅館の場合人気を左右するほど大切なものですし、お客様がとても楽しみにしているものです。

旅館の場合、四季を感じる和食や創作料理などお客様のメニューに合わせて色々なお料理を提供します。

清掃については、お客様に気づかれないところでお布団を準備したり、お部屋を文字どおり隅から隅まで綺麗に掃除します。

アメニティー・タオルなどの準備をしたり、事前のお客様のご要望に合わせた布団の準備など、お客様が到着後なんでも揃っていると思ってくださるように色々な事を先読みして準備をする影の立役者です。

旅館の詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!

仕事の流れ

6時~朝食

旅館の朝は早く、お客様が早い方で6時頃から朝食をとられるのに合わせて、数時間前から厨房は調理をお部屋係は配膳の準備をします。

お客様によって朝食時間がバラバラという事もありますので、お出ししては下げて同時進行で片付けや皿洗いなどもします。

9時~チェックアウト・お見送り

旅館のチェックアウト時間は決まっていますので、その時間までにチェックアウトをして頂き、玄関でお見送りをします。

お見送りはできるだけ多い人数で、着物を着てお見送りをすることが多いです。

稀にチェックアウト時間に出て来られないお客様がいる場合などもあるので、その際はフロントがお声掛けなど対応をします。

お見送りの際はお客様から感謝の言葉を頂いたり、おすすめの観光スポットを聞かれたり、たくさんの会話が生まれやすい時間です。

「泊まってよかった」と思っていただけるように気持ちよくお見送りします。

11時~部屋清掃

お客様が出られたのを慎重に確認して、お部屋の清掃を行います。

お部屋によっては連泊だったり、人数が違ったり、様々な条件がありますので、それに合わせてセッティングや部屋菓子の用意もします。

部屋の掃除は宿泊客が思っている以上にかなり徹底されていて、年末の大掃除のようにかなり細かいところまで綺麗に掃除します。

部屋数が多い旅館の場合、連泊でまだお客様がいらっしゃるお部屋に間違って清掃に入ろうとしてしまい、クレームになるという事がよくあります。

そのようなお部屋お部屋の条件に合わせて、注意深くできるだけ静かに仕事をします。

15時~お部屋の準備・確認

当日宿泊されるお客様の確認をします。

お客様によって、人数・食事の違いだけでなく、「母の誕生日」「結婚記念日」「還暦祝い」など様々なシチュエーションのお客様がいらっしゃいます。

その一組一組の要望に合わせて、お部屋の準備をし、間違いがないかをしっかり確認します。

お祝いワインの準備やウェルカムフルーツ、お子様用備品を置いておくなど準備の段階でも様々な条件の違いがあります。

旅館のお仕事はお客様に言われたことをただするだけでなく、お客様の立場に立って「なにがあったら嬉しいかな」という事を考えてお仕事をします。

旅館によってマニュアルもあるかとは思いますが、手元にある情報を基にしてできるだけお客様に喜んでいただけるように工夫することはこの仕事の醍醐味です。

16時~チェックイン・お出迎え

チェックインできる時間になると続々とお客様が到着されますので、お出迎えをします。

できるだけ多い人数で着物でお出迎えします。

お荷物が多い場合が多いので、カートを準備し、車からお運びします。

チェックイン時に基本的な情報(人数やプラン)の再確認をし、簡単な館内説明もします。

旅館はとても迷いやすく、何かあればすぐフロントに聞いて頂けるように、丁寧なご案内を心掛けます。

18時~お部屋ご案内

フロントからお部屋担当に引き継ぎ、お部屋のご案内や旅館の利用案内をします。

始めて宿泊する方が多いので、丁寧にご説明しますが、到着後はお客様もバタバタとされていて落ち着いていないので、いつでもご質問いただけるよう感じの良いご挨拶をすることが大切です。

この時にお話をしながら、お茶を出したりお抹茶を立てたりする旅館が多いです。

19時~夕食

お客様によって様々な時間に食事がスタートします。

旅館の場合、懐石料理などが多いですし、宿泊されるのでお酒を飲まれる方も多く、夕食時間はゆっくりと長いです。

お部屋食の場合、宴会の場合など様々なスタイルによって接客内容も異なりますが、配膳やお酒の用意・同時進行で片付けなどお部屋係は一番忙しい時間帯となります。

まったりと楽しんでいらっしゃるお客様に水をささないように、時々会話を挟みながら最大限に美味しいお食事を楽しんで頂けるように、配膳をします。

団体のお客様の場合、お酒もすすむのでとてもバタバタとしますし、上座下座など様々なマナーに気を配りながら楽しい宴会のサポートをします。

社員旅行などの場合、余興があったりとても楽しい雰囲気の事が多いので、にぎやかな楽しい時間となりますよ。

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旅館の仕事をする上で知っておいたほうがよいこととは?

旅館の仕事はそんなに頻繁に見る機会のある仕事ではないので、実際の仕事内容などあまり知らないことが多いものです。

そんな中で知っておいた方がよいことをご紹介します。

華々しい事ばかりではない!

私が旅館に勤めようと面接を受けた際、面接官に言われた言葉は「旅館の仕事は表向きは綺麗だけど裏方の仕事もたくさんあります」という言葉でした。

実際働いてみて、確かに大変な裏方仕事の方が多く、お客様の前では上品ににこやかでいなくてはいけませんが、裏ではとても忙しくバタバタと走り回るという感じでした。

どんな仕事でもそういった面はありますし、旅館を外側から見るとどうしても綺麗な部分にばかり目が行きがちですが、裏方あっての旅館業ですので、その仕事も頑張るぞという気持ちが大切です。

接客以外の掃除や皿洗いなどの仕事は慣れるまで大変な裏方仕事ですが、慣れると簡単になりますし、スピードも速くなります。

そして、日常生活でも日頃広い部屋の掃除や大量の洗い物などをするので、家の家事が大したことなく感じますよ。

英語がかなり役立つ

日本国内の様々な旅館で、本当に外国人観光客が増えています。

少し英語が喋れる・分かる程度でも良いのですが、やはり英語が堪能であったり、中国語や韓国語が話せるとより重宝されます。

そしてなにより自分自身がお客様とスムーズにコミュニケーションをとれるので、仕事がしやすいです。

まったく喋れなくともジェスチャーで大抵の事は伝わるものですが、時間があればぜひ英語は勉強しておいて損はないです。

英語が喋れればほとんどの国の方とコミュニケーションがとれますので、おすすめです。

知らず知らずのうちに女子力UP

かつては花嫁修業と言われた中居さんのお仕事。

確かに立ち居振る舞いや着物の着付け、配膳・片付け、掃除など毎日の仕事で当たり前にしている事が他の人からするとすごい事だったりします。

私の場合、着付けが15分でできるようになったり、所作や姿勢が綺麗になったり、様々なメリットがありました。

働いてみないとわからないことですが、そんなメリットもあると分かるとモチベーションも上がりますよ。

ちなみに男性のフロントマンも丁寧な口調や気配りなど、女性に囲まれる職場だからこそ身につく柔らかさがありますよ。

田舎や地方暮らしになる

旅館は景色の良いところにある事が多いです。

私の勤めていた旅館も海と山に囲まれた雄大な自然の中にありました。

そういった旅館の場合、通勤も可ですが住み込みの方が多いです。

旅館は朝早く夜遅いので、住み込みでなくても近くには住んだ方がいいですので、田舎ぐらしになる確率が高いです。

比較的近くに一通りのものがあれば不便はないですし、私自身勤めた場所は田舎ではありましたが、毎日自然に癒されてとても楽しい生活でした。

ただ、田舎暮らしに慣れていないと最初は大変ですので、勤務地はよく考えた方がいいです。

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旅館で働くにはどうすればいい?旅館の仕事の探し方とは?

求人情報誌を見る

一番良いのは求人情報誌を見たり、インターネットの募集サイトを見ることですね。

旅館側も大々的に人を探していて、受け入れる準備も整っているということですし、待遇なども書いてあることが多いので、どの旅館にするか選びやすいです。

その反面、多くの人が見るものなので、競争率は高くなる可能性があります。

地元の旅館だから地元の自分なら大丈夫と思っていても、最近は県外から地方の旅館などに働きに来るケースも増えていますので、全国から見ることができる求人の場合、そういったデメリットはあります。

しかし、早く働きたい場合は一番確実で早い方法です。

ただ、私も求人情報を見て応募したのですが、書いてある情報と実際に働いた時の様々な条件は一緒ではない事もありますので、面接のときに気になる事は聞くなど、書いてある情報だけを鵜呑みにしないことも大切です。

気になる旅館に直接電話する

旅館業界は入れ替わりが激しい事が多く、人手不足気味です。

しかし、人材教育に力を入れているところも多く、中途採用なしの旅館も多いです。

ただ旅館でアルバイトを続けていた人が正社員登用といったケースは珍しくないので、求人を出していない旅館でももしかすると採用してもらえるかもしれません。

思い入れのある旅館や、働いてみたい憧れの旅館がある場合、イチかバチかで電話してみるのもひとつの方法です。

この方法で面接まで持って行けた場合は、自分で給与・休暇・福利厚生などしっかりと確認しなくてはなりません。

自分の足で見つけた熱い気持ちは人事担当者に伝わると思いますが、いざ働いてみたら思っていたのと違ったという事がないように、しっかり話し合う事が大切です。

友人・知人に聞く

先ほども話した通り、旅館は人手不足な事が多いです。

求人にまだ載せていなくても、一人採用したいなと思っている事も多いはずです。

そんな時に旅館で働いている友人や知人がいれば耳寄りな情報を持っている可能性もあります。

旅館側としても知っている人の紹介の方が安心して面接できる場合も多いです。

事前に友人に人間関係や実際の勤務体制などリアルな話を聞きやすいので、自分が働くイメージも作りやすいです。

ただ実際に面接してみて、イメージと違ったり、あまり働きたくないと思った場合、友人や知人の顔もあって辞退しにくくなるという事もありますので,少し慎重になった方がいいかもしれません。

まとめ

今回は旅館で働くにはどうしたらいいかをまとめてみました。

興味がある旅館業で実際に働くというステップを踏むとき、どうしたらいいか迷いますよね。

非日常な空間を演出する旅館は毎日とても楽しい事の連続です。

旅館に興味がある方にとってこの記事が少しでも参考になれば幸いです。

実際に旅館求人を探すときは、こちらの記事を参考に!


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