仕事をしていると、どんな仕事でも良い面と悪い面がありますよね。

皆さん、栄養士と聞くとどんなイメージを持っていますか?

今回は栄養士として働くデメリットから、やりがいや嬉しいことまでを詳しくご紹介しようと思います!

栄養士の大まかな仕事内容とは

まずは栄養士の仕事内容を説明していきます。

献立作成

栄養士の仕事と言えば献立作成が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

献立内容は作成する栄養士によって全く異なります。

献立に栄養士の想いを乗せて各人が創意工夫を施し自分なりに対象者に合った献立を作成します。

栄養士の技量が問われる作業です。

食材の発注・検品

献立をもとに食材の発注を行います。

場合によっては、納品された食材の検品を行うことも栄養士の仕事です。

調理

栄養士は職場によって調理に携わる場合と携わらない場合がありますが、調理に携わる方が献立に現場の意見を反映しやすいというメリットもあります。

衛生管理

栄養士は調理が安全に行われているか管理をします。

衛生管理が疎かになると、食中毒や異物混入事故などに繋がる恐れがあり、場合によっては食事を食べた人の命に関わることもあります。

食事を提供するためには美味しく提供するのはもちろんのこと、責任を持って衛生管理を行う必要があります。

食物アレルギー対応

食物アレルギーを有する対象者に対しての対応を行います。

栄養士は医師の診断のもと食物アレルギー対応を行います。

食物アレルギーは、同じアレルゲンでも個人によって症状の出方が違うため必ず面談をして対象者に合った対応を決定します。

命に関わることもあるため、慎重に対応することが大切です。

栄養士として働くデメリットとは?

大まかな仕事内容を説明しましたが、栄養士の仕事内容は想像して頂けたでしょうか。

では、日々栄養士として働く中でのデメリットとは何でしょう?

私が栄養士として働く中で感じたデメリットを、リストアップしたのでいくつかご紹介します!

責任が重い

栄養士として働くデメリットとして、まずはじめに栄養士は少人数体制であることが多く、栄養士1人に対しての責任が重くなってしまうことが挙げられます。

私はいくつかの転職を経験しましたが、今まで働いてきたところ全て栄養士1人体制の職場でした。

栄養士は自分1人なので、厨房の衛生管理から食物アレルギーの対応、食事に関する事務作業まで全てを行っています。

私の職場には、栄養士に向けて仕事のアドバイスをくれる人も作業を手伝ってくれる人も居ません。

どの仕事もミスは許されず、怠れば命に関わることばかりでとても責任が重い仕事だと感じます。

特に食物アレルギー対応数は、年々増加傾向にあり個別の対応が求められるため、食物アレルギーの診断書を提出してもらってから面談、対応内容の検討など全て自分の責任下の元、決して間違えることにないよう気を張って業務を行っています。

仕事量が多い

栄養士として働くデメリットとして2つ目に仕事量が多いことが挙げられます。

先程、栄養士は少人数体制であることが多いというお話をしましたが責任が重いことと同じく、少人数であるため1人当たりの仕事量も多いのが現状です。

特に私は1人体制で仕事をしているので、仕事を手伝ってくれる人も居ないため雑務を含め全て自分1人でしなければなりません。

定時で仕事を上がれる場合もありますが、あくまでもしなければならない仕事が終わっていればの話です。

自分の仕事を配分し、多方面に迷惑が掛ることのないように仕事をするためには残業することも多々あります。

残業ありきになってはいけないと思いながらも、毎日の業務はどうしても調理を優先的に行わなければならず、決まった時間に食事を提供できることが1番であるため食事関係の事務作業まで時間が取れないことが多いです。

重労働

栄養士として働くデメリットとして3つ目に栄養士の仕事は重労働であることが挙げられます。

特に調理に携わる栄養士は、重労働であることが多いです。

私は、毎日業者から納品された食材を1人で検品し、各保管場所へしまいます。

納品された食材の表面温度を測っていくだけでも大変な量です。

私が働いているところは小規模な施設なので、コンテナ20個分程の材料が毎日納品されます。

朝一番に、それらの材料を全て1人で運ぶのです。

もちろん大規模な施設だと、もっと納品される食材も多く重労働となります。

大規模な施設で働く栄養士に聞くと午前中全て食材の検品作業に時間が掛り、大量の食材を運んでいると言っていました。

また調理に携わる栄養士の場合その後、厨房に入り調理業務に従事します。

立ちっぱなしの作業で、食事の提供時間に間に合うように素早く調理を行わなければなりません。

夏場ともなると厨房火元での作業はとても暑く、動き回るため汗だくです。

仕事の休みが取りにくい

栄養士として働くデメリットとして、4つ目に仕事の休みが取りにくいことが挙げられます。

先程お話ししたように、少人数体制で1人当たりの仕事量も多い栄養士の仕事を代行してくれる人はいません。

食事は毎日提供されますが栄養士も休みを取らなければいけないため、休みの日の仕事を前もって自分で終わらせる必要があります。

体調不良等で、急きょ休みを取る場合も考えて前もって出来る仕事は常に1~2日分必ず早めに仕上げるようにしています。

特に体調が優れない時ほど、もしもの時に休むことが出来るよう前もって4~5日分の仕事を猛スピードで仕上げることもあります。

代わりに仕事をしてもらえる人がいない分、栄養士が休むことで関係各所に迷惑が掛らないよう自分で手配することが絶対に必要となってきます。

いかなる理由があったとしても食事を通常通り提供しなければなりません。

体の小さなサインも見逃さず、自分自身の体調管理がきちんと出来る人でないと栄養士を続けることが難しいかもしれません。

勤務時間

栄養士として働くデメリットとして5つ目に勤務時間に関することが挙げられます。

事務作業をメインとする栄養士として勤務する場合は毎日の就業時間が決まっていることが殆どですが、調理に携わる栄養士は調理職員と同様、勤務時間がシフト制であることがあります。

その場合、早出や遅出などがあるため始業時間と終業時間が毎日バラバラです。

小さなお子さんがいらっしゃる方や、朝起きることが苦手な方などにとっては働きづらくデメリットとなりうる要素です。

給料が安い

栄養士として働くデメリットとして6つ目に給料が安いことが挙げられます。

栄養士は責任が重く仕事量も多い職業ですが、給料は決して高くありません。

有資格者としては、むしろ安いと言えます。

これは栄養士に限らず、管理栄養士や調理師など調理業界全体で言われていることです。

責任が重く仕事量が多い上さらに給料が安いため、栄養士の資格は持っていても栄養士として就職しない人が現在増えています。

その結果、調理業界全体が人手不足に嘆いており頭を悩ませています。

交通便が悪い場所が多い

栄養士として働くデメリットとして7つ目に交通便が悪い場所が多いことが挙げられます。

栄養士が働く場所は、人がある程度の人数集い食事を提供する場所が殆どです。

人が集うことができる広さの土地や建物などを用意する時、費用を抑えるため比較的土地の値段が安い場所に建物がある場合が多いです。

そのため交通便が良くない場所も多く見受けられます。

栄養士として働く場合は公共の乗り物での通勤ではなく、マイカーや自転車などを検討した方が良いと思います。

人間関係が複雑なことが多い

栄養士として働くデメリットとして8つ目に人間関係が複雑なことが多いということが挙げられます。

栄養士と調理職員には女性が多く、栄養士は調理職員と協力して調理を行ったり、時には衛生指導を行わなければならない場合もあります。

栄養士よりも調理職員の方が経験豊富なことも多く、栄養士が調理を行うにしても調理職員の経験に及ばないこともあります。

その中で栄養士として衛生指導を行わなければならない場面もあり、きちんと話を聞いてもらわなければいけないことも多々あります。

女性が多いのもあって、栄養士と調理職員との間に摩擦が生じやすく、人間関係が複雑となり悩む栄養士が多いことも事実です。

他職種を見てみると、男女比率が均等である方が比較的円滑な人間関係を築けていると感じることが多いです。

これがあるから頑張れる、栄養士のやりがい、嬉しいこととは?

先程は、栄養士として働くデメリットについてお話をしました。

しかしデメリットばかりでは、さすがに栄養士として働く人はいませんよね。

栄養士にもデメリットだけではなく良い面も沢山あります。

次は、栄養士をしていてやりがいを感じることや嬉しいことをご紹介したいと思います!

何事もなく食事を提供できること

栄養士にとって嬉しいことは、「何事もなく食事を提供できること。」これが1番です。

栄養士は日々責任が重い仕事をたくさんこなしています。

その仕事は、どれも毎日何事もなく食事を提供するために行っているのです。

栄養士として働き始めた当初は、たくさんの仕事をこなすことで精一杯で失敗も多々ありました。

何気なく学生の頃食べていた給食も学食の定食も、たくさんの人の努力があって提供されていたんだと言うことに栄養士になって初めて気づきました。

何事もなく食事を提供することは簡単そうに見えて、とても難しいことです。

食事提供が済んだ時、今日も無事に食事が提供できて良かったなと喜びを感じます。

対象者に改善が見られること

栄養士にとって嬉しいこと、やりがいになること2つ目は「対象者に改善が見られること。」です。

栄養士として人前で栄養指導や講話を行うことが何度かありました。

その時に話した内容をきちんと受け止め、実践して下さっている参加者を見ると栄養士としてのやりがいを感じます。

日々の作業に追われる中で、定期的に栄養指導や講話をすると栄養士として自分にも良い刺激となり、このような機会を頂けることを喜ばしく思います。

利用者に感謝されること

栄養士にとって嬉しいこと、やりがいになること3つ目は「利用者に感謝されること。」です。

喫食者や栄養指導を受けた方などが、栄養士に対して温かい声掛けをしてくださる場合があります。

「今日も食事が美味しかったよ。ありがとう。」「この前聞いた内容を実践していると、最近体調が良くて。ありがとう。」

このような声をかけて頂いたときは、とても嬉しく日々の仕事の活力となります。

プライベートで活かせる能力が身に付くこと

栄養士にとって嬉しいこと、やりがいになること4つ目は「プライベートで活かせる能力が身に付くこと。」です。

食事は日常生活を送る上でも欠かすことのできないものです。

栄養士としての献立作成や衛生管理、調理や食物アレルギーに対する対応などどの業務を見ても、日常生活に活かすことが出来る内容となっています。

例えば、日々の献立作成を行っていることで日常の献立に困ることは殆どありません。

衛生管理業務を行っていることで、家庭での衛生管理もきちんと行えるため食中毒や調理上の事故などは防ぐことが出来ています。

調理業務を日々行っていることで、家庭では冷蔵庫の中にある食材でパパッと食事が作れてしまいます。

また、食物アレルギーに対する対応を日々行っていることで、私は我が子が重篤な食物アレルギーを持って生まれましたが焦ることもなく、的確に対応できています。

その他にも、食材に対しての知識やキッチン回りの清掃法など仕事を通して習得した暮らしに役立つことは、まだまだたくさんあります。

仕事で学んだことを日々の暮らしで活かせることはとても嬉しく、何より家族のためによりよい食事を作ってあげられることにとても喜びを感じています。

まとめ

今回は、栄養士のデメリットってこんなところ!でもやりがいや嬉しいこともあるから頑張れるんですというテーマでお話しをさせて頂きました。

いかがでしたか?

どの職業にもデメリットややりがい、嬉しいことなどあるかと思います。

この記事をきっかけとして意外な栄養士のデメリットややりがい、嬉しいことなど多くの方に知って頂ける機会となればと考えています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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