ケーキ店で働いているけれど最近なんだかマンネリ気味という方、ここ数年ステップアップのことを考えているという方、そろそろ転職の時期かもしれませんね。

私は20年近くケーキ店でパティシエとして働いて来ましたが、パティシエという職業は何度か転職をして色んなお店を見てこそ力が付くと言う一面が大いにあると感じています。

一般のオフィス勤めであれば転職回数はとても重要視されますが、パティシエは極端に短い期間の転職をのぞけば回数はマイナスポイントにはなりません。

今回は、ケーキ店で働くパティシエたちの転職事情をいろんな角度からご紹介して行きましょう。

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本当に転職して良い?パティシエが転職を考えるタイミングとは

パティシエという仕事は転職がマイナスポイントにはなりにくい職業ではありますが、それはもちろん今の職場で頑張った方に限定された話です。

一度入社したならある程度の期間は勤めるようにしておかないと、将来転職を考える際にやはり不利になるのは一般の企業と変わりません。

パティシエの場合も4年、5年勤めて他のお店に移るのなら正当な理由としてマイナスと考える採用者はあまりいないと思います。

本当に転職をして良いのか、転職を考えるべきポイントをご紹介しましょう。

ケーキ作りにマンネリを感じる時

4年、5年間を同じお店で勤め、そのお店の商品は全て作れるようになった、これ以上品質の向上も見込めないと感じる時は転職を考えるタイミングです。

お店の味を自分一人で再現できるようになったら、その技術はもうあなたの身に付いたと言えます。

興味を持てるケーキを作っているお店へ転職を考えましょう。

ステップアップしていくための転職

パティシエの募集案件を見ていると、新店舗オープンのために総括できる責任者を求めていると言う案件をちらほら見かけます。

店舗のトップ、シェフパティシエとしての活躍を期待されるポジションにはケーキ店での経験は必須。

もちろん仕事内容は大変になりますが、その分お給料もいただけるはずです。

このシェフパティシエとしての仕事にチャレンジしてみたいと言う方、良い募集を見つけたら転職のチャンスです。

将来あなたが独立を考える時にも必ず力になる経験ができるはずですよ。

その転職はちょっと待った!辞める前に考えること

パティシエは華やかな世界に見えますが、とても地味で忍耐のいる仕事ですよね。

実際に働き始めてから辛いこと、苦しいことの連続だと思います。

バタバタしているキッチン内で、先輩パティシエから叱られることも少なくないでしょう。

こんなに辛い仕事なんて、と言った具合で辞めていく新人パティシエたちはとても多いのですが、もうちょっと踏みとどまって頑張ってみませんか。

転職を考える前に、落ち着いて考えてみて欲しいことがあります。

優先することを考えよう

パティシエの離職理由で多いのが労働環境の悪さでしょう。

働いても働いてもお給料は変わらない、毎日夜遅い帰宅で疲れ切ってしまった、そんな方も多いと思います。

転職したら、他のケーキ店に移ったら楽になるかも!と思って焦って転職をする方が多いのですが、ケーキ店同士なら労働環境はそこまで差はありません。

確かに個人店よりは大手のケーキ店に移動するほうが労働時間も守られ、お給料も良くなるでしょう。

その代わり工場での流れ作業になったり、セントラルキッチンから運ばれて来るものを仕上げるのみなどパティシエの仕事からは少し離れてしまうこともあります。

パティシエとして働き始めた最初の数年は修行期間。

辛いこともありますが、将来のためにも少し我慢をして技術を身につけることをおすすめします。

2年未満の転職は後に影響する

ケーキ店での転職はあまりマイナスにならないとは言え、2年未満の転職を繰り返しているとやはり採用する側としては引っかかります。

実は今ケーキ店、パティシエ業界は重大な人手不足に陥っており募集はとても多いです。

正直にお話すると、ほとんど苦労をすることなく転職先が見つかるほどの売り手市場になっている状態。

そんな人手不足の業界だからこそ、転職を繰り返している人は最初からあまり期待されません。

それでも一時期の人手不足の解消のために採用されることも多く、最初のうちに回ってくる仕事は雑用ばかりと言うケースも。

最初から期待されていない新人だなんて、こんなに辛いことはありません。

2年未満の転職には慎重になるべきです。

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ケーキ屋への転職で狙い目な職場の特徴とは? 

売り手市場なだけにどこを選んで良いのか迷ってしまうケーキ店への転職。

狙い目の職場、狙い目の案件の特徴とはどんなものなのでしょうか?

新店舗オープンのお店

新規オープンではなく、事業拡大に伴う新店舗オープンのお店はとても狙い目です。

新しくお店をオープンさせ、新しく正社員を採用できるほど事業が安定していると言う証拠。

特に何店舗も持っていて従業員数も多いお店は労働環境も比較的良いものが多いです。

逆に新規オープンは転職先としてはあまりおすすめできません。

せっかく転職をしたにも関わらず、お店が軌道に乗らず2年足らずで閉店してしまいまた転職、となった事例を何度も見て来ました。

ひどい場合にはお給料が払われないことも・・・。

そんな目に合わないためにも、新規オープンは避けることをおすすめします。

会社がしっかりしている

転職先には母体の会社があるものを選ぶことをおすすめします。

チェーン展開をしておりケーキ店を何店舗も持っている会社、ケーキ店とパン屋を経営している会社、ケーキ店とカフェを経営している会社など会社としてしっかりしているところを選ぶことで安定して長期間勤めることができるでしょう。

大きな会社になればなるほど労働時間は守られ、ボーナスがいただけたりや有給取得も可能になります。

昔からあるケーキ店が良い

皆さんの住んでいる地域にも、昔からあるケーキ店があるのではないでしょうか。

10年、20年単位で営業を続けていられるケーキ店は狙い目です。

商品も良くないとそんなに長い間続けられませんし、老舗はしっかりとした技術が学べる場です。

新人や中途採用のパティシエの指導方法も確率されている場合が多いので、安心して働き始めることができるでしょう。

ケーキ屋への転職方法

続いてケーキ店への具体的な転職方法をご紹介して行きましょう。

初めての転職はわからないことだらけですよね。

不安になる気持ちを解消しましょう。

転職先探しをしよう

まずは転職先探しをしましょう。

人によっては、職場に辞意を伝える前に転職先探しを始めるなんて失礼、と言う方もいますがそれは残される側の言い分であって転職する側がそこまで考慮する必要はありません。

黙って転職活動を始め、決まっていると伝えなければ良いのです。

まず考えるべきはあなたの将来ですから、時間をかけて良い転職先を探しましょう。

転職先探しは今はインターネットの求人サイトが主流ですね。

憧れのお店があるなら、そのお店のホームページなどを確認してみると求人情報が掲載されているかもしれません。

サイトはパティシエ専門の求人サイトがおすすめです。

チェックしてみましょう。

まずは一度お店に足を運ぼう

ここ良いなと言う案件を見つけたら、まずは一度お店に足を運んでみましょう。

Iターン・Uターンなどの遠方の方でも必ず一度は足を運ぶことをおすすめします。

行ってみて、お店の雰囲気を確認し商品を食べてみましょう。

美味しい、きれいだと思えたらその職場はきっとあなたに合っています。

次に応募のステップに進みましょう。

応募して面接に行こう

転職先が良い感じだった、このお店で働きたいと思ったらいよいよ応募をしましょう。

ネット上からの応募でも良いですし、電話でも良いです。

採用担当者は応募方法にはこだわりませんから、どちらでもあなたの都合の良い方を選びましょう。

この応募の際も気をつけて欲しいのですが、電話やネットで応募をしてすぐに「では明日、面接どうですか?」とあまりにレスポンスの早いお店は要注意です。

もちろんたまたま都合が良いと言う場合もありますが、通常は履歴書を送ってもらって職歴などを見させてもらってから面接に進みます。

書類審査を飛ばして面接だけをするお店はよっぽど人手不足に陥っているか、人材を選べないほど人が集まらないお店。

そのようなお店は労働環境も良くない場合が多いです。

環境の良い職場には人が集まるものですよ。

きちんと時間をかけて書類審査から行う会社やお店ならひとまずは安心と覚えておきましょう。

面接の日取りが決まったら、特別な指示がない場合以外はスーツで出かけましょう。

転職先が決まったら退社の報告を

めでたく転職先が決まったら退社の報告をしましょう。

まずは直属の上司に退職する旨と希望日を伝えます。

この時点では転職先には正直に「いつ退職できるかははっきりしていない」と伝えておいて大丈夫です。

切迫した状況でない限り、採用を見送られるなんてことはありませんよ。

退社すると伝えると、色々と引き止められることもあるでしょう。

理由を聞かれることももちろんあります。

この際は、こちらの都合と言うことにしておくに限ります。

いくら労働条件が悪いからと思っていたり、人間関係に問題があると思っていても心の中にしまっておきましょう。

転職先が決まっていると言うのも話す必要はありません。

淡々と、「◯月◯日に自己都合で退職したい」と言う旨を伝えるだけで通常は問題ありません。

あとは日にちが来るまでお世話になった感謝の気持ちを込めて日々の仕事を頑張りましょう。

ケーキ屋への転職で準備・勉強しておくべきこと

ケーキ屋での転職を成功させるためにやっておきべきことをご紹介して行きましょう。

一生にそう何回もあることではない転職、しっかり準備をして迎えましょう。

お店の評判を集める

ケーキ店は割とせまい世界ですから、あなたが今良いなと思っている職場で働いた経験のある方が思わぬ所にいる場合もあります。

特に同じ地域のケーキ店で勤めている人同士なら、かなりの確率で「知り合いが働いている」なんてことも起こります。

まずは、情報収集がとても大切。

運良く働いていた人、もしくは知り合いが働いている人に巡り合えたら従業員から見たお店の評判を集めましょう。

会社なら、インターネット上の会社の評判などを必ずチェックしておきましょう。

働きながら自分の強みを確認する

いざ応募する段階になって、今のお店で得た経験や技術はなんだろう?と思ってしまうことはよくあります。

何年か勤めてきたのなら必ず何かしらの成長をしているはずですから、働きながら自分の強み、得た経験を確認しておきましょう。

入社したてのことを思い出しながら仕事をしてみると、できるようになったことがそこら中にあるはずですよ。

色んなお店を食べ歩いてみる

近くの地域での転職を考えているなら、周辺の色んなお店を食べ歩いてみることをおすすめします。

評判は耳にすることがあっても自分で行ってみるとまた印象は変わるもの。

好みも人それぞれです。

食べ歩いているうちに「ここで働きたい」と思えるお店に出会えるかもしれませんよ。

ケーキ屋の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

続いてケーキ店への転職で年収を上げるためにやっておくべきことをご紹介しましょう。

資格を取得する

ケーキ店の仕事は技術が評価されてこそ高給がいただける世界です。

そのため技術の証明になる資格は取得しておくに越したことはありません。

特に菓子製造技能士は実技試験もあるので信頼が厚い資格ですから、今受験条件を満たしているなら勉強を始めることをおすすめします。

最初から責任あるポジションに応募する

転職で年収を上げるためには、最初から責任のあるポジションの募集案件に応募するのも手です。

もちろん応募条件が厳しくなるので誰でもと言うわけには行きませんが、経験が足りているならチャレンジしてみると良いでしょう。

責任あるポジションに就いて仕事をすることは、将来独立を目指す方にとって貴重な経験になります。

まとめ

今回はパティシエの転職事情についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

今現在転職を考えている方、なんとなく辞めようかなと考えている方、しっかりと自分と向き合って何を優先するべきなのかから考えましょう。

転職してから「こんなはずじゃなかった」と言う後悔の無いように、準備をしてのぞみましょう!

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