ケーキ屋アルバイトって甘いもの好きにはたまらない職場ですし、「ケーキ屋さんの店員」って女性なら一度は憧れますよね。

ケーキ屋はアルバイトで働く人が多く、とても人気があります。

働いてみたいという方の中には応募する前にケーキ屋バイトの実態についてある程度知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。

そんなあなたのために、ケーキ屋バイトのコツ業務内容を簡単にご紹介いたします。

ケーキ屋バイトは大変かどうかをこの記事で見極めてみてください。

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ケーキ屋の種類とは?

「ケーキ屋」と一口に言っても、店舗形態はさまざまです。

路面店

いわゆる「街のケーキ屋さん」です。

路面店は、地域密着型でアットホームな雰囲気のケーキ屋が多いです。

お客さんも地元の方が圧倒的に多いでしょう。

老若男女問わず愛されるような、お手頃なケーキを販売しているのが特徴です。

接客販売のスタッフは平均1〜2人体制、製造スタッフは2〜4人体制で運営されています。

デパ地下

デパートの地下に出店しているケーキ屋は、有名店や高級店などです。

デパート内ということで、取り扱うケーキの値段も少しお高めなのが特徴。

特別な日に利用するお客さんが多いので、きっちりとした丁寧な接客が求められます。

デパ地下のお店は、商品が工場から納品されているので、完全に陳列や販売のみの業務になります。

接客販売スタッフは平均1〜2人体制で運営されています。

営業時間はデパートに準ずるので、路面店よりも少し長くなります。

カフェ併設型

これはケーキ屋にカフェが併設されていて、店内でイートインすることのできるお店です。

ケーキの販売だけでなく、カフェのホールも行うので、上記の2つに比べて業務が多く、忙しくなる傾向にあります。

接客販売兼カフェのホールスタッフは、平均3〜4人体制。

とても人気で忙しいお店だと、5〜10人と多い場合もあります。

製造スタッフは3〜5人体制で運営されています。

専門店系

こちらは「プリン専門店」や「チーズケーキ専門店」「パイ専門店」など、1つの商品を専門的に取り扱うお店のことです。

最近はこの業態が急速に増えてきており、人気店も多く登場しています。

人気店の場合はアルバイトスタッフも多く、10人程度いることも。

ケーキ食べ放題

こちらは「90分1,800円でケーキ食べ放題」などのお店です。

お会計を先に済ませて、並んでいるケーキをお皿に好きなだけ取れるシステムで、お客さんは女性が8割ほどを占めています。

こちらは接客ほとんどせず、ケーキの陳列やお会計が主な仕事になります。

路面店や、高級ホテルのビュッフェまで、幅広い業態があります。

ケーキ屋のアルバイトの時給は?

アルバイトで気になるのはやっぱり時給ですよね。

ケーキ屋アルバイトの平均時給は、東京都で1,010円前後、関東圏では900円前後、関西圏では850円前後となっています。

決して高時給とは言えないかもしれませんが、一般的なアルバイトの時給と考えてもらえればいいと思います。

ケーキが好きな人ならば、楽しく稼げて、最高の職場ではないでしょうか。

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ケーキ屋アルバイトの待遇例

下記はある都内のケーキ屋さんの求人です。

ケーキ接客販売スタッフ

時給:1,010円〜(能力に応じ時給アップ有)

時間:1日3時間〜(8:00〜20:00の早番遅番シフト制)

交通費:月2万円まで支給

社割:有(商品を半額で購入できます)

  • 人と話すことが好きな方
  • 明るく元気な接客ができる方
  • フリーター・学生・主婦大歓迎!隙間時間でもOK!
  • 未経験OK(経験者は優遇いたします)
  • ケーキが好きな方

あくまで一例なので、実際の求人とは異なりますが、参考にしてみてください。

ケーキ屋アルバイトはどのくらい稼げるの?

ほとんどのお店はシフト制で回しています。

週3日、1日3,4時間〜などでも働けるので、学生や主婦にぴったりのアルバイトです。

時給1,010円で週3日、1日4時間働いたとすると、1,010(円)×4(時間)×3(日)×4(週間)=1ヶ月で48,480円となります。

お小遣い稼ぎにはちょうどいいのではないでしょうか。

もちろん、フリーターで「ガッツリ稼ぎたい!」という人でもフルで働けば16万円程度稼ぐことができます。

将来自分でケーキ屋を開業したくて、修行のような感じでアルバイトしている人もいるようです。

ケーキ屋アルバイトの仕事内容は?やりがいはあるの?

ケーキ屋での仕事は主に2つあります。

接客販売

  • ケーキの陳列
  • ケーキの説明と販売
  • ケーキ・焼き菓子のラッピング
  • レジでのお会計
  • ケーキの予約承り・お店の電話対応
  • ショーケース等の清掃

ケーキ製造

  • ケーキの企画・開発
  • ケーキの製造・カッティング
  • 材料の管理
  • 厨房の清掃

などが主な仕事です。

しかし、ケーキ製造は主に調理師免許を持ったパティシエが行うので、アルバイトで募集されるのは接客販売が多いでしょう。

ケーキの接客販売は、お客さんにおすすめを聞かれたり、相談に乗ることも多いので、ケーキ屋にとってはとても大事な役割を担っている仕事です。

マニュアルにとらわれず、そのお客さんに合わせた柔軟な接客が求められます。

大変だと思う時もあるかもしれませんが、お客さんが心から喜んでくれたり、リピーターになってくれたりすると本当にやりがいを感じられます。

お店や接客を気に入ってもらえると、常連のお客さんも増えていき、自分の接客がしっかりとお店の売り上げに貢献していると感じることができると思います。

また、クリスマスやバレンタイン、ひなまつりなどのイベントはケーキ屋の書き入れ時です。

ケーキ屋でアルバイトするならば、繁忙期はなるべく出勤できるようにしておきましょう。

ケーキ屋のアルバイトをやってて良かったこと

ケーキ屋のアルバイトは、学ぶこと、メリットが沢山あります。

丁寧な接客が身につく

ケーキ屋でアルバイトをすれば基本的な接客スキルは必ず身につきます。

接客業の経験があると、次のアルバイトが探しやすくなったり、就職活動でもアピールポイントになるでしょう。

また、コミュニーケーション能力を育むことができるので、社会性を身に付けることができます。

ケーキが食べられる

お店にもよりますが、売れ残ってしまったケーキを食べることができることが、ケーキ屋アルバイトの人気の秘密でもあります。

「甘いものが大好き!」という方にはぴったりのアルバイトだと思います。

また、社販で割引購入することも可能なので、大切な日のケーキが少しお得に買えちゃうかもしれません。

クリスマスやバレンタインなどは大量のケーキを用意するので、運が良ければ、丸ごと1ホールもらえることも。

ただし、食べすぎには注意!

ケーキ屋でアルバイトし始めてから太ってしまったという人もよく聞きます。

制服がかわいい

お店のコンセプトによって制服はさまざまですが、シャツ+パンツ(またはスカート)+エプロンなどが一般的です。

落ち着いたお店では、白や黒などの制服が多いですが、若い女性向けのお店ではおとぎ話の世界のような可愛らしい制服もあります。

そういうお店は、制服目当てでアルバイトする人も多いんだとか。

世の中に沢山あるアルバイトの中でも、制服の可愛さは上位に入るのではないでしょうか。

逆に、ケーキ屋でアルバイトして大変だと感じる点は?

もちろん、アルバイトであってもお仕事は楽しいことばかりではありません。

そこで、ケーキ屋アルバイト経験者に「ケーキ屋でアルバイトして大変だと感じる点」を聞いたところ、下記のような意見が出ました。

立ち仕事なので足が疲れる

ケーキ屋は基本的に立ちっぱなしです。

なので、足が疲れやすく、女性はむくみが気になる人も多いようです。

しかし、これはケーキ屋に限らず、接客系のアルバイトならばどの職種も同じですね。

ケーキの種類を覚えるのが大変

ケーキ屋は、お店にもよりますが、常時15種類〜30種類ほどのケーキを取り揃えています。

季節によってもケーキの種類が変わるので、ケーキの種類を覚えるのが意外と大変なんだそう。

これは慣れなので、1ヶ月もすれば慣れるのではないでしょうか。

ケーキ屋に限らずですが、楽して稼げるお仕事はありませんよね。

楽しみながら頑張れる、前向きな心意気がもっとも大事かもしれません。

ケーキ屋のアルバイトで身についたこんなスキル

ケーキ屋のアルバイトは、社会で役立つ色々なスキルを身に付けることができます。

上品で丁寧な言葉遣いが身につく

特別な日の買い物に来ているお客さんを相手にするので、自然と上品で丁寧な言葉遣いが身につきます。

繊細なケーキを扱うので、良い意味で緊張感のある働き方ができ、どこに行っても通用する接客スキルが身につくでしょう。

お金の計算が早くなる

ケーキは複数購入がとても多いので、慣れてくると自然と計算が早くなります。

また、レジを使うのでお金を扱うことに慣れます。

お金の計算に強いと、社会ではとても重宝されるので、とても重要なスキルだと言えます。

細かい作業が得意になる

ケーキ屋は基本的に細かい作業が多いです。

ケーキのカット、箱詰め、ラッピングなど、繊細さが要求されますので、細かい作業が得意になるはずです。

逆に、細かい作業が苦手な方には向いていないアルバイトかもしれません。

ケーキ屋のアルバイトはこんな人におすすめです!

ケーキ屋のアルバイトにぴったりな人の特徴を教えます。

自分が当てはまるかどうか、考えてみてくださいね。

とにかくケーキが好きな人

ケーキが嫌いなケーキ屋はいません。

ケーキ屋で楽しくアルバイトするためには、とにかくケーキが大好きなことが大事なのです。

甘い匂いに包まれて働けるので、甘いもの好きには最高の環境ではないでしょうか。

人と話すのが好きな人

ケーキ屋は接客業です。

特にお客さんの好みや希望を聞き出して、そのお客さんにぴったりのケーキを選ぶので、思いやりのある接客ができる人が向いていると言えます。

しかし、働いていくうちに身につくものなので、未経験の人でも人と話すのが好きな人ならば大丈夫です。

笑顔が素敵な人

接客の基本はやっぱり「笑顔」です。

さらに、ケーキはお祝いごとやおめでたい時に買うものなので、幸福の象徴です。

そのため、どんな時でもお客さんに素敵な笑顔で接客できる人がケーキ屋には向いているでしょう。

逆に、人見知りで暗い印象を持たれてしまう人は、あまり向いていないかもしれません。

手先が器用な人

ケーキは繊細なものなので、箱詰めなどはある程度の器用さ、丁寧さが必要です。

ケーキの形を崩してしまうと、スタッフが買取りしなくてはいけない場合もあるようです。

また、販売スタッフがケーキのカットを行う場合があるので、手先が器用なことはケーキ屋アルバイトにとって大事な要素だと言えそうです。

ケーキ屋のアルバイトのおすすめの選び方とは?

「ケーキ屋アルバイトはどうやって探せばいいの?」って思ったあなたに、オススメの選び方を教えます。

近所のケーキ屋さんに応募してみる

アルバイト先は自宅から近い方が断然楽です。

近所にケーキ屋さんがあるなら、そこにまず応募してみるのもアリです。

応募する前に、必ず足を運んで、その店の雰囲気やケーキをチェックしておいてくださいね。

面接では、そのお店のケーキを食べたことがあるか必ず聞かれますので、そのお店のケーキのファンであるとアピールできるようにしておきましょう。

高時給を狙うなら都心のデパ地下

デパ地下はとにかく時給が高め。

「ガッツリ稼ぎたい!」という人は迷わずデパ地下を選びましょう。

デパ地下の店舗は、商品が工場からカットされた状態で入荷するので、業務が完全に販売のみというのも良い点です。

また、デパ地下は営業時間が長いので、学生さんの学校終わりからでも十分に働けます。

自分が一番好きなケーキ屋を選ぶ

少し遠くても、自分が一番大好きなケーキ屋でアルバイトすることができれば楽しいはず。

お客さんにオススメするのも自然と熱が入るので、お客さんも喜んでくれるでしょう。

「将来はパティシエになりたい」と思っている人は特に、自分が好きな店で働くことをオススメします。

まとめ

今回はケーキ屋でのアルバイトについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ケーキ屋でのアルバイトは、丁寧な言葉遣い、柔軟な接客力が身につきます。

また、あなたの接客で売り上げに貢献できれば、達成感ややりがいも十分に味わうことができる職業です。

社会で求められるスキルが身につくケーキ屋で、是非アルバイトしてみてはいかがでしょうか。

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