喫茶店のアルバイトをやってて良かった4個のこと
コーヒーが好き、という人は多いですね。
コーヒーと言えば喫茶店です。
ちょっとお茶でも、待ち合わせに、恋人同士のおしゃべりデートに、ゆっくり本でも読んでみようか、そんなオシャレでスマートなイメージが思い浮かびます。
夏は暑苦しい外気から涼しい爽やかさへ、冬は寒くて震える外から暖かい穏やかな部屋へと…。
「心も体も暖まりホッとできる空間」、喫茶店とはそんなところです。
そんな喫茶店で一度はアルバイトをしてみたいと思ったことのある方もいるのではないでしょうか。
しかし、外部から見ているのとその実像とは違うものです。
喫茶店アルバイトがどのようなアルバイトなのか、じっくり見てみましょう。
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目次
閉じる進化する喫茶店事情
喫茶店は昔から人々に親しまれてきましたが、以前はフルサービスのお店がほとんどでした。
そんな中でドトールコーヒーがオープンし、1996年には日本にスターバックス1号店、その後タリーズコーヒーなども日本に上陸し、セルフサービスのお店が人気となりました。
喫茶店がこれまでと大きく様変わりした時代です。
今ではコーヒー豆の産地や種類にこだわり、注文されてから一杯ずつサイフォンで丁寧にコーヒーを立てていくという、こだわりのスタイルが主流になってきました。
また、コーヒーに合った他店にはないこだわりの食事メニューを出すところも増えてきました。
喫茶店もどんどん進化し、様々なタイプの喫茶店が生まれています。
喫茶店と言っても様々なタイプの喫茶店があります!
一口に喫茶店と言っても様々なタイプの喫茶店があります。
そして、そのタイプの違いによってお店の良さや持ち味も違い、最近では独自の特徴を打ち出している喫茶店も増えています。
ここでは、それぞれの喫茶店を違った角度から見比べてみましょう。
自分の興味のある喫茶店でアルバイトできれば良いですね。
運営形態での違い
チェーン店
どこの街でもよく見かける有名なコーヒー専門店がいくつかあります。
これらはみんなチェーン店やフランチャイズ店です。
チェーン店もフランチャイズ店もお客様から見ると店はどれも同じものに見えますが、チェーン店は同じ資本で直営されている店のことです。
それに対して、それぞれの店の経営が独立しているのがフランチャイズ店です。
大規模なチェーン店やフランチャイズ店ばかりでなく、中小のチェーン店やフランチャイズ店も沢山あります。
チェーン店では社員やアルバイトの管理・経理関係も本社で一括しています。
給料面、待遇面も全て組織で管理運営していますので、システム化され、きちんと決められています。
そういう意味では信頼できます。
アルバイトの採用も働き方も全てマニュアル通りにすれば良いので、そういう意味では現場で働いている人は働きやすいでしょう。
喫茶店の求人広告を見ると、都会や繁華街の近くの喫茶店にはこれらのチェーン店が多いようです。
それだけの資本力があるということであり、働く側も安心できます。
フランチャイズ店
フランチャイズ店では、フランチャイズ契約で決められていることは守らなければなりませんが、実質の経営は個人オーナーです。
お店の経営や運営のノウハウは本社からの指示通り他の店と同じようにしますが、アルバイトの条件も全てオーナーが決め、面接もオーナーがします。
ですから、同じチェーン店のあの店が時給◯◯円だから、他のチェーン店でもそうだとは限りません。
細々とした条件も変わってきます。
個人で経営されている喫茶店
個人で経営されている喫茶店は、それぞれのオーナーによって給料や交通費、勤務時間などの決め方が全く違ってきます。
気に入ってもらえれば待遇を良くしてもらえるでしょうし、働きやすく親しみのある職場となります。
決まった常連の顧客が多いのも個人経営店の特徴ですので、顔なじみのお客様が多くなれば働く楽しさもアップするでしょう。
また、オーナーはお客様にとって居心地の良いお店となるように気を配ります。
こだわりを持つオーナーも少なくありませんので、アルバイトの採用にあたって髪型や身だしなみを指摘されことも多くあります。
しかし、オーナー自身がコーヒー好きで大変なこだわりを持っている所などでは、お客様の少ない時間にコーヒーの知識などをきめ細かに教えてくれたりもします。
オーナーのこだわりやお店のコンセプトに共感できるところを選べば、スキルも上がる良い職場となり、働きがいもあるでしょう。
店内システムの違いから
フルサービス
ウェイター、ウェイトレスのホール(フロア)スタッフがお客様の接客を担当します。
レジもホールスタッフが担当します。
調理やキッチン内の仕事はキッチンスタッフが担当します。
このように役割分担をはっきりさせた従来の喫茶店のシステムです。
レストラン、ラーメン屋さんなど飲食店ではこのシステムがほとんどです。
お客様へのホールスタッフによるきめ細かな接客サービスが提供できます。
セルフサービスのシステムに戸惑う人にとっては、ゆったりと落ち着いて利用することができます。
セルフサービス
お客様はお店に入るとカウンター越しに注文し、その場で代金を支払い、商品を受け取ります。
そして、あとはお客様自身で席まで商品を運んでもらうシステムです。
働くスタッフは基本カウンター内での仕事になります。
ホール担当がいないというより、掃除などホールの仕事も全員でカバーします。
キャリアの違いから新人はホールの仕事が多くなるということはあるでしょう。
お客様からすると、注文がすぐにでき、一部の店ではおかわりも自由にでき、気楽で利用しやすいシステムです。
お店側からすると、リピーターの増加が見込まれ、人件費も軽減できるというメリットがあります。
入口に券売機を置いているところ
人件費節約のために少人数のスタッフが全て担っている喫茶店があります。
レジのセルフシステムは金銭管理が確実になり、尚且つスタッフがお金に一切触れなくて良いという利点があります。
お客様からすると、入りやすくて気楽な喫茶店です。
働く側からすると、限られた人数でホールの仕事もキッチンの仕事もこなすことになり大変かも知れませんが、様々な仕事にチャレンジできるのでやりがいが持てます。
何を売りにしているかで分けると
コーヒー専門店
コーヒー(または紅茶)中心の飲み物がメインで、コーヒー(または紅茶)に関するあらゆることにこだわります。
他の食べ物の種類は少なめであることが多いようです。
お客様の目的も「コーヒー(または紅茶)を飲みに来ている」と、はっきりしています。
単価が高額になりますが、それだけ美味しいものが味わえるので、常連の顧客が多いのが特徴です。
様々な種類の美味しいコーヒーが飲めるので、コーヒー(または紅茶)好きの人にとっては嬉しいお店です。
コーヒー以外の専門店
コーヒーだけにとらわれず紅茶、日本茶、中国茶などのそれぞれの原産地、材料、抽出方法にこだわり、味の特徴を紹介し提供する専門店も増えています。
マニアには絶大の人気があります。
好きな人はこういうお店で働きたいと思うでしょう。
好きなものの知識が増え、様々な種類のものを飲むことができ、ますますファンになってしまいます。
飲み物以外に、軽食がメニューにある喫茶店
普通の喫茶店ではトースト、サンドイッチ、カレー、スパゲティー、チャーハンなどの軽い食事メニューがあるのが普通です。
キッチンに応募したアルバイトは調理しますが、小さな喫茶店ではキッチンスタッフでなくても簡単なトースト系などを作ったりします。
ケーキ屋さんの店舗内の喫茶店
コーヒーの匂いと共に華やかなケーキに囲まれたオシャレなお店がケーキ屋さんの喫茶店です。
可愛い制服があるのも特徴で、そういうお店でアルバイトをしたいという女性は多いでしょう。
人気店になるとアルバイトでも長く働いてくれる人が多いので、競争率は高いようです。
お店側も、長く働いてくれている人は慣れていて仕事も分かっているので安心して任せられます。
また、ケーキは日持ちがしないので、売れ残った商品を安く買えたり食べさせてもらえたりというのが、アルバイトをする側には最大の魅力かもしれません。
パン屋さんの店舗内の喫茶店
最近のパン屋さんでは、パン屋さんと同じフロアーや別階に喫茶店を併設しているところが増えてきました。
出来立ての温かくて美味しいパンを食べられるので、安定した人気を誇っています。
喫茶はフルサービスのところとセルフサービスのところと両方あります。
中にはサービスでコーヒーを出してくれるお店もあります。
パンの製造販売がメインなので、パン作りのアルバイト(補助の仕事になります)、パンの販売のアルバイト、そしてフルサービスのお店では喫茶店のアルバイトに分かれます。
別々に募集しているところと一括して募集しているところがあるので、応募前や面接時に仕事の範囲をしっかりと確認しておきましょう。
その他
漫画喫茶やインターネットカフェなど、飲み物以外のサービスの提供を売りにしている喫茶店もあります。
やはり、チェーン店、フランチャイズ店、個人経営のお店があります。
変わったところでは中華料理店の喫茶店などもあります。
その他にも本屋さんの中の喫茶店、オシャレな雑貨やアクセサリーのお店の喫茶店など様々あります。
それぞれフルサービスのところとセルフサービスのところがあります。
喫茶以外の仕事との関係を確認しておいたほうが良いでしょう。
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喫茶店バイトではこんな仕事をします
ホールスタッフ(フルサービスのお店の場合)
● 開店前の準備
● お客様のご案内:笑顔と共に明るく元気な挨拶でお客様を案内し、お水を出します。
● オーダーを受ける:心のこもった笑顔で対応します。
● キッチンにオーダーを伝える:この時に伝票を切るところもあります。また、お店によっては、ジュースなどの簡単な飲み物を用意する場合もあります。
● 料理や飲み物の提供:商品が出来上がったら、伝票と一緒に、お客様の席まで運びます。
● レジ業務:慣れるとレジも担当します。
● テーブルの片付け:お客様が帰られたあとは、テーブルの上を片付け、次のお客様を迎える準備をします。
● 清掃:定期的に化粧室の清掃をします。また、店内の清掃は基本的に開店前と閉店後にしますが、お客様に気持ち良く過ごしていただけるよう、営業中も衛生面には気を配ります。
● 閉店後の片付けや清掃、翌日の準備
キッチンスタッフ
● 仕込み
● 調理:オーダーされた商品の調理をします。
● キッチン内の清掃や、調理器具、食器などの洗浄:キッチンの片付けや掃除をし、常に清潔に保ち、調理もしやすいよう整えておきます。また、使用した調理器具や下げられた食器を洗い、必要なときにすぐに使えるようにしておきます。
● 閉店後の片付けや清掃、翌日の準備
どこも、いきなり調理をさせたりはしません。
簡単なことから少しずつ教えてもらえます。
最初に研修を受けさせるというところもあります。
セルフサービスの喫茶店
セルフサービスの喫茶店では、フルサービスの喫茶店と店内での働きは同じですが、接客、会計は基本的にカウンターで行います。
お客様の席まで行って注文を受けたり飲み物などを運んだりといったホールでの接客はありません。
全国展開の有名なチェーン店では、アルバイトも数年のキャリアが多く独自のシステムを採用しています。
バリスタからスタートし、キャリアによりエプロンの色を変え、階級付けすることで次のステップへのやる気を起こさせます。
仕事内容も、キャリアが上がるとホール・キッチンの仕事から商品発注やアルバイトのシフトコントロール、現金管理までアルバイトに任せます。
彼らはマネージメントの基礎を学べて社員登用試験にもチャレンジできます。
セルフシステムの喫茶店が全てそういうわけではありませんが、それぞれが独自のシステムを工夫しています。
その他、ケーキ屋さんの喫茶店でケーキの販売もするところでは各種ケーキのことも知っておかないといけません。パン屋さんの喫茶店ではお店のパンについての知識も必要でしょう。
個人経営の喫茶店ではその店特有の仕事があるのが普通です。
喫茶店バイトの良いところ
● オシャレなお店が多く、可愛い制服が着られる。
● 常連のお客様が多いので、毎日接客するたびに顔なじみになり、社会の様々な方と触れ合うことができる。
● 来店されたお客様から褒められたりお礼を言われたり励まされることがあり、嬉しい体験ができる。
● 詳しいコーヒーの淹れ方を教えてもらえる。
● 勤務の曜日、時間を自分の都合に合わせて働くことができる。
● お店の商品を安く売ってもらえる。
● 簡単な食事を作れるようになる。
● 売れ残ったケーキなどや新作を食べさせてもらえることもある。
● 美味しいまかないがあるところも多く、無料や一部負担で食べられる。
● ドリンクメニューも無料で飲めたり、従業員割引価格で買えたりする。
喫茶店バイトをして良かったところ
● コーヒーなどのドリンクや簡単な調理のスキルを身につけることができた。
● 忙しい時は先々の段取りを考えながら行動したり、臨機応変に対応したりする能力が身についた。
● 接客体験から、物事に対する優先順位をつけて働くことができるようになった。
● ドリンクなどの提供から食器洗いまでスピーディーに行動できる能力がついた。
● 接客から伝票の扱いまで喫茶店の仕事の流れが理解できた。
● 接客経験を通して、社会に出る前に正しい言葉使いや態度などを教えてもらい身につけることができたので、大変有意義な社会体験となった。
● お客様から笑顔を褒められたり、自分のことを覚えてくれているお客様がいたり、美味しかったと褒められたり、と接客業ならではの良い体験ができた。
● お客様との会話からコミュニケーション力がついた。
喫茶店バイトを選ぶときのコツ
勤務条件のチェックポイント
仕事(接客のみ、調理のみ、両方など)の希望を明確にする
お店によってホールスタッフとキッチンスタッフを別々に募集していたり、一括で募集しているところもあります。
自分の役割をはっきり確認しましょう。
パン屋さんなど他の販売や業務をしているところでは、それらの仕事との区別をアルバイトを始める前にはっきりさせておきましょう。
給与や昇給・時給、交通費
時給の最低790円〜1,000円前後です。
早朝からの6:00〜9:00、夜の22:00以降は時給アップになります。
繁華街や都会に行くほど時給も良いようです。
100円ほど違います。
同じチェーン店でも場所が違えば時給も違います。
昇給または昇格があるところは募集要項に明記しています。
喫茶店によっては時給は高いけれども昇給・昇格が全くないところもあり、またスタート時の時給は低くてもやる気次第で頑張れば昇給・昇格があり時給もどんどん上がっていくというところもあります。
また正社員登用制度があるところもあります。
交通費に関しては、全額支給のほか、一部支給(上限◯◯◯円など)というところもあります。
支給なしというところはほとんどありませんが、事前に確認しましょう。
勤務地
勤務地を選ぶ時の一番の要素は、自分の通勤事情です。
電車、バス、バイク、自転車、何を利用するかによって選ぶ勤務地も変わってきます。
通勤するにあたって交通事情の便利なところや乗り換えが多かったり、徒歩の距離が長すぎたりして不便なところ、また通勤時間が短くて済むところや長くかかるところなど、一つ一つの条件を加味して自分の都合に合わせて考えましょう。
チェーン店では会社からの募集要項に勤務する店舗が複数書かれていることもあるので、その場合はその中から選ぶということになります。
また、オフィス街や繁華街の喫茶店では、仕事の合間の時間などに利用する人が多くなります。
この人達は短時間、頻繁に利用したいという人達です。
お店もこのニーズに合わせてコーヒーの価格は低単価に設定し、回転率の高さで利益を上げます。
臨機応変でスピーディーな働きがお店の命となります。
アルバイトも同じような働きを求められます。
そのほか、郊外など地域の人がくつろぎ一休みするために訪れるところは、お客様も長時間滞在する人が多くなります。
常連客が多く、長い時間滞在されます。
客数が少ないので、低価格では利益を上げられません。
高単価の低回転率の喫茶店となります。
お客様へは長居しても居心地の良い雰囲気を感じさせるサービスが求められます。
例えアルバイトでも、そういったお店の事情を理解して、それに応じた働きが期待されます。
勤務時間や休日(シフト制なのか固定なのか等)
勤務時間はお店の営業時間と関係します。
繁華街のように深夜遅くまで人の行き交う場所では夜遅くまで営業していますので、給料を増やしたい人は時給の上がる22時以降の勤務を長く続けることができます。
反対に郊外の喫茶店や地方の商店街の喫茶店など、17時以降人通りがなくなるところもあります。
そういうところでは閉店時間も17時ということになります。
また、朝早くから人通りのあるところでは朝早くから開店していて、早朝勤務も時給が高くなります。
勤務時間はそれぞれの喫茶店の営業時間の中から選ぶことになります。
ほとんどの喫茶店で下記のように自由な勤務ができるように募集要項に書かれています。
書かれている以外の条件が良いという人も、一度訊いてみると相談にのってくれるかもしれません。
そして、どのお店も基本的には長期勤務のアルバイトを希望しています。
募集要項の一例)
- 週1日からOK
- 1日1時間〜2時間からOK
- 平日のみのシフトOK
- 土日祝のみのシフトOK
お店側は勤務条件を自由にすることでアルバイトの人達が働きやすくします。
そうすることで長く働いてもらえ、安定して人を確保することができます。
また、どこの職場も人材こそが一番大切ですので、自由にすることで沢山の人に来てもらえると、その分優秀な人材も増えるといった利点もあるのです。
待遇
● 制服の貸与のあるところ(有料・無料)とないところがあります。個人経営の喫茶店ではないところが多いようです。
● お店の商品を従業員割引で買える制度があるところは多いようです。
● まかなや割引制度があります。
勤務するたびにお昼を外へ食べに行っていると実質給料が低くなるのと同じです。
そこで、まかないの有り無しが効いてきます。
まかないのあるところは本当にありがたいです。
お店のメニューから好きな物を好きなだけ食べさせてくれるお店もありますし、まかないがなかったとしても、大抵は食事補助制度があったり従業員価格でお店のものを食べることができます。
お店の雰囲気も確認しておきたい大切なポイント
アルバイト先を選ぶ時、働きやすさの第一のポイントは職場の雰囲気です。
喫茶店の場合、店舗の立地条件によって人の出入りの多い賑やかな喫茶店から物静かで落ち着いた喫茶店まで、お店やお客様の雰囲気が全く違ってきます。
それぞれ好みの雰囲気があり、同じ好みのお客さんがそのお店に集まってきます。
駅近くの回転の速い喫茶店は、ビジネスライクで働けるお店です。
仕事の合間や外出途中に立ち寄ったお客様などは、必要以上のサービスを期待していないことも多いかもしれません。
そのため、お客様との必要以上の会話も少なくなります。
ただ、回転が速いということは常に忙しいということですので、てきぱきとした動きや臨機応変な対応が必要になります。
個人経営の喫茶店や地方の喫茶店では、前途のようなお店とは違い比較的ゆったりとしていることが多いですので、お客様との会話があり、親しみのあるアットホームな喫茶店となります。
常連客が多いので対話も増え、お客様とのコミュニケーションが必要になってきます。
また、普段たばこを吸わない人は、喫煙可能な喫茶店かどうかを確認しておくことも大切です。
レストランやカフェよりも、喫茶店のほうが喫煙可能なところが多くあります。
お店のお客様の意見を取り入れてることが多く、一口に喫煙可能と言っても、時間で分煙しているところや場所で分煙しているなど細かな状況はホームページなどでは分からないことが多いので、気になる方は直接お店に確認しに行くことをおすすめします。
このように、店舗や立地によってお客様から働き方まで変わってきますので、アルバイト先として目をつけたお店が自分に合ったお店かどうかを知るためには、実際に行って見てみないと分かりません。
できれば決める前に一度足を運んで自分の目で確かめてみましょう。
喫茶店バイト未経験者が気になること
面接ではどんなことを訊かれますか?
希望の勤務日数や曜日、時間、勤務開始日、希望勤務期間、複数ある場合は希望の勤務地などの条件面は必須です。
また、経験の有無、志望の動機、通勤手段、当該喫茶店のアルバイト募集をどうして知ったかなどもよく訊かれます。
高校生の場合は親の許諾の有無も確認されますので、きちんと答えられるようにしておきましょう。
接客業ですので、髪型や身だしなみ、態度、言葉遣いにも気を付けましょう。
研修では、どんなことをするのですか?
一つは、商品についての知識です。
コーヒーに特にこだわりをもっているお店では、コーヒーの勉強も必要となります。
コーヒー豆の種類、生産地、歴史、焙煎機を使ったコーヒーの作り方、抽出技術など、お客様に説明したり美味しいコーヒーを提供したりするために大切なことです。
そのほかは、接客のマナーや各ポジションでの仕事内容などを教えてもらいます。
接客に関しては、正社員並みに徹底しているところもあるようです。
研修中は時給が低くなることも多いですが、お店にもよるので、面接時に確認しておくと安心です。
働いているスタッフは、やっぱり若い人や学生さんが多いですか?
高校生から中高年まで働いています。
ただ、スタッフの年齢はお客様の年齢層と似通っていることが多いようです。
もちろん立地条件によっても違い、一概には言えませんが、若い人の集まる喫茶店にはやはり若いスタッフが多いという傾向にあるようです。
喫茶店バイトのデメリットは
まず、勤務時間中は立ち仕事ですので足が疲れます。
当然これは他の飲食店もみな同じですので、慣れるしかないようです。
そして、気にならない人は良いのですが、食器洗いなどの水仕事も多いので、肌の弱い人はすぐに手が荒れます。
そのため、手袋をするとかハンドクリームを塗るとかの対策が必要となる場合もあります。
喫茶店バイトをするにあたって気を付けたいこと
お店側の意向としては、お店をお客様に気に入ってもらわないといけません。
そこでポイントとなるのはお店の印象・雰囲気です。
お店の印象や雰囲気を良くするために必要なことは、お店に置いているものとお店で働いている人です。
お店のものは清潔でセンスの良いオシャレな内装デザイン、器具、用具、食器です。
この点についてはお店側の問題でアルバイトはほとんど関係しませんが、アルバイトとしてそれらを綺麗に保たなくてはなりません。
その観点から見ると、アルバイトが関係するのは行き届いた清掃です。
フロアーは当然、化粧室も清潔で居心地の良い場所にしておかないといけません。
そこに置いているものや器具の清潔さを保てるように気を配りましょう。
次に働いている人です。
お客様に不快感を与えない身だしなみ・マナーというより、積極的にお客様に好感を持ってもらえるような服装や身だしなみを求められます。
制服やエプロンが支給されるのもその辺りの理由からでしょう。
食べ物を扱うのですから、当然髪の毛にもチェックが入ります。
髪は目にかからない、長い髪は結ぶ、茶髪も派手すぎない。
伸びた爪、汚れた制服などにも気を付けたいところです。
そして、心のこもった温かい接客です。
丁寧な言葉遣い、優しい対応、気持ちの良い笑顔です。
接客の時もやはり清潔感は大切です。
個人経営のお店ほど、この辺りのチェックが厳しいようです。
以上のように、お店に来てくださったお客様に好印象を与え心地良く過ごしていただくことでリピーターが増え、そのリピーターとなったお客様が新たなお客様を連れて利用してくださることも多々あるのです。
また最近では、インターネットやSNSを通じお店の評判も瞬く間に拡散される時代ですので、良い評価が発信されれば新規顧客の獲得へと繋がります。
ただ単にアルバイトをしている人と比べて、喫茶店を経営する人と同じところに立って働く人は的を射た良い働きができますし、視野も広くなり学ぶことも多くなります。
また、やりがいや楽しさを見出すこともできるはずです。
喫茶店でのアルバイトを考えている方へ
それぞれの喫茶店で、働き方やきまり、店内の雰囲気などが違ってきます。
お店の立地条件によって客層も違い、時間帯での混み具合も変わってきます。
また制服も様々ですし、一口に喫茶店と言っても千差万別です。
自分の好みも含めて考えられる条件を総合的に判断して、自分に合ったお店を選びましょう。
以前、こんな投稿記事を目にしました。
喫茶店のアルバイトに憧れて有名チェーン店の面接を受けたものの三度も面接で落とされたという内容でした。
書かれている面接での受け答えは申し分のない内容でしたので、そこのお店の面接でのチェックポイントの内の何かが欠けていたのかもしれません。
また、その昔、高校教師である友人は、入学試験のときだけでなく願書提出日に入学願書を持ってくる子をよく観察して問題のありそうな子をチェックしていたと言っていました。
面接ではそこで交わされた話の内容だけではなく態度、身だしなみ、話し方などからも、応募者がどういう人物なのかを見ています。
面接の時は誰でも自分を良く見せるように準備していますが、普段の立ち居振る舞いというのは不意に出てしまうものでもあります。
自分では気づいていないだけで、周りに不快な想いをさせるようなこともあるのかもしれません。
普段からの言動や態度に注意をし、良い習慣をつけておきたいものですね。
そして、例えアルバイトであったとしても、その仕事でお金を貰っている以上、お客様にとってはプロです。
社員やアルバイトといった雇用形態に関係なく、それなりの責任を負っています。
間違ったことをすれば注意もされますが、それも自分のためになります。
前向きに考え行動し、自分のスキルを上げつつ働く楽しさを学びましょう。
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喫茶店のバイトというと、最近はあまり馴染みがないかもしれません。特に若い世代には、喫茶店というよりカフェとしての認識が浸透していると思います。では、喫茶店とカフェとは違うのでしょうか?ほとんどの人が、喫茶店を英語で訳したらカフェだから一緒ではないかと思っているかもしれません。確かに営業業態はそこまで差はありません。ただ、実は飲食店として営業していくには食品営業許可が必要なのですが、喫茶店とカフェではこの食品営業許可が違います。カフェはイメージとしてサンドイッチなどの軽食とコーヒー・紅茶と思うかもしれませんが、最近のカフェは、例えばタリーズでパスタが提供されたり、スターバックスではお酒が飲めるよ
喫茶店のアルバイトをやってて良かった4個のこと
アルバイトを探すときに、まず皆さんが重要視するのは「どこで働くか」ですよね。アルバイトの就業経験は、今後自分がどのように働くかによって将来的にも為になる経験の一つでもあります。と言っても、実際にアルバイト先を探すときには自分が興味を持った仕事を優先して探すことが最も多いでしょう。そこで、アルバイトの求人の中でも人気が高く求人件数も多く見られる「喫茶店」のアルバイトについてご紹介していきたいと思います。私自身も喫茶店でのアルバイト経験があります。その経験をもとに喫茶店のアルバイトがどのようなものなのかをご紹介していくことで喫茶店のアルバイトに興味がある方には良い情報を提供できるかなとも思います。
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