2020年8月4日

転職活動やパートなどで仕事探しをしていてネットや求人情報誌などを見ていると「OA事務」を募集している企業が多いことに気づきませんか?

「一般事務の仕事はしたことあるけど…OA事務とはどういう仕事をするんだろう?」と気になっている方も沢山いらっしゃるかと思います。

そこで、今回はOA事務の経験をしたことある私が「OA事務」の仕事内容や役割、OA事務に就くための方法など「OA事務」の仕事について紹介いたします。

OA事務は、パソコンスキルやコミュニケーション力に自信がある人にピッタリな仕事なんです。

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OA事務とはどんな仕事?

OA事務の「OA」とは「Office Automation」の略。

「パソコンを使って事務の仕事」をすることを「OA事務」と言います。

「OA事務」と「一般事務」の違いとは?

「一般事務」と「OA事務」の違いは、はっきりとした決まりはありません。

企業によっては「パソコンをメインにした事務作業」の仕事内容でも、「一般事務」と呼んでいるところも沢山あります。

そのため、事務の求人を見る際には、仕事内容をしっかりと確認して「OA事務」なのか「一般事務」なのかを見極める必要があります。

「WordやExcelなどの資料作成がある」「会社の独自のツールを使ってデータを入力する」など主にパソコンを使った事務作業が多ければ「OA事務」、「来客対応」「電話応対」「契約書などの作成」など、パソコンでの事務作業が少なければ「一般事務」と判断しても良いと思います。

「事務」の求人を見ていて、興味がある企業があれば、面接時に「WordやExcelといったソフトは使いますか?」「パソコンを使う事務作業が多いですか?」と質問するのも良いですね。

パソコンを使った事務作業をしたいのに、実際にはパソコンを使わない事務が多かった…という失敗も防ぐこともできます。

OA事務の具体的な仕事内容とは?

「OA事務」が「パソコンをメインとした事務作業」ということは分かったが、具体的にはどんな仕事内容なのか?と疑問に思っている方も多いと思います。

ここからは、私のOA事務の経験を基に、OA事務の具体的な業務内容や仕事の流れについてご説明します。

具体的な業務と仕事の流れ

私の経験をしたことがあるOA業務の仕事内容と仕事の流れをお話します。

私が経験したOA事務は沢山ありますが、主に二つの仕事をこなしていました。

  • データ入力
  • 資料作成

ほかにも「請求書作成」など沢山のOA事務の仕事をしていましたが、特に思い入れがある「データ入力」と「資料作成」について解説いたします。

私は、3社以上の会社でOA事務の仕事をしてきました。

正社員から派遣社員などと、そのときの自分の状況に合わせて雇用形態を変えて、OA事務の仕事をしてきました。

雇用に関係なく、どの企業も業務内容はそんなに変わりはありませんでした。

データ入力

WEB企業に入社したこともあり、日々の自社サイトのアクセス数をExcelの資料に入力してグラフを作成、他部署の売り上げ数などのデータをExcelにして表に入力していくというような「データ入力」の仕事をしていました。

自社サイトのアクセス数は出勤時に入力するというルーチンワークだったのですが、自分が休む時や急遽朝に打ち合わせが入ったときは入力を忘れてしまうことも…。

入力を忘れてしまうとアクセス数の平均値が分からなくなってしまうので、チームの人に謝っていました。

朝に入力を忘れてしまったときは昼に入力をしExcelのコメント欄に「13:00に入力」と記載をしたり、自分が休む時には勤怠連絡と併せて「本日のアクセス数の入力をお願いします」とするようにして、入力ミスを対策していました。

他部署の売り上げ数のデータ入力は、決められた時間までに全ての項目に入力をしなくてはいけません。

売り上げ数が分からない部署には担当者に連絡をするということを繰り返してデータを入力していました。

繰り返していく内に他部署の人とコミュニケーションをとることができて、派遣ではありましたが、会社の沢山の人たちに顔を覚えてもらい、仕事がしやすかったことを覚えています。

資料作成

OA事務の経験の中で一番思い出があるのは「資料作成」です。

私が行った資料作成は「クライアントのシステムのマニュアル作成」や「クライアントとの打ち合わせの議事録作成」です。

マニュアル作成はExcelとPowerPointを使用し、議事録作成にはWordを使用していました。

どのツールも学生時代に触っていたので問題なく使いこなすことができましたが、パソコンに慣れてない人はExcel、PowerPoint、Wordに慣れるまでに苦労するかもしれません。

私が「資料作成」をメインに行っていたのは、新卒で入社した正社員のときでした。

まずは、クライアントの打ち合わせに上司に出席し、どんなことを話し合ったのか、決定事項、懸念事項などをメモにとり、議事録を作成していきます。

議事録を作成した後は、打ち合わせ内容に沿って、マニュアルを作成していくという流れでした。

最初の内は、パソコンスキルに自信があっても専門用語が多く、何を言っているのか理解に苦しみました。

そういう時は聞き取った用語をメモしていき、打ち合わせ後に上司に質問をしたり自分で調べたりしていました。

マニュアル作成は、何度も何度もチームメンバーに確認をしてもらうということを欠かさずに行っていました。

自分で黙々と作成していると、クライアントが本当に知りたいことがマニュアルに書かれているのかが分からなくなってしまいます。

チームメンバーに何度も確認してもらうことでマニュアルの改善点が見つかり完成したときには、チームメンバーにもクライアントにも「とても分かりやすいマニュアルで助かった!」と評価をいただくことができました。

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OA事務の役割とは?

OA事務は、正社員でもアルバイトでも派遣でも、どんな雇用形態でも働くことができる仕事です。

私が経験したOA事務の仕事内容も、派遣や正社員で雇用形態が違っていますが、仕事内容はあまり変わりません。

では、OA事務の役割とは何なのでしょうか?

会社の縁の下の力持ち!

OA事務の役割は一言で表すと「会社の縁の下の力持ち」です。

OA事務は、WEBディレクターアシスタントや営業アシスタント、総務、経理などということが多く、表には出ることが少ないけど会社にはなくてはならない仕事です。

WEBディレクターアシスタントや営業アシスタントはクライアントとの打ち合わせには出席することはありますが、あくまでも「上司のアシスタント」として出席します。

上司が仕事しやすいようにサポートしていくのも、「OA事務」の仕事でもあるんです。

正社員、契約社員、バイト、派遣などで求められる役割は変わる

OA事務はどんな雇用形態でも、仕事内容はそんなに変わりはありません。

しかし、役割は少し異なっていることが多いです。

正社員、契約社員の場合

正社員や契約社員は、会社の直雇用ということもあり、責任があるOA事務の仕事を任せられることが多いです。

アルバイトや派遣社員が入力したデータに間違いがないかどうか、スケジュール通りにOA事務の仕事が進んでいるのかどうか、などを確認する役割があるということが多いです。

自分でマニュアル作成や議事録作成などといった資料を作りながら、チームメンバーの仕事状況を把握しなくてはいけません。

黙々と作業をするというよりも、コミュニケーション力が高く、複数の仕事をこなせる人が向いています。

アルバイト、派遣社員の場合

アルバイトや派遣社員の場合には、正社員や契約社員に比べると責任は少なく、上司の指示に従って黙々とデータ入力や資料作成などのOA事務をしていきます。

アルバイトや派遣社員の役割は「ミスを少なくして、効率をあげる」ということでしょう。

ミスが多かったり作業時間がかかってしまったりすると、残業時間が増えてしまい、会社のコストがかかってしまいます。

なるべく一つ一つのタスクに対して作業時間を減らすことで残業時間が少なくなり、高評価をいただくこともあります。

アルバイトや派遣社員の立場で高評価だと正社員や契約社員になれる可能性もあるので、「どうすれば効率よく作業ができるのか?」と考えながらOA事務の仕事をするようにしましょう。

OA事務の給料事情は?

仕事をしていく上で大事なことは「給料」でしょう。

では、OA事務はいくらぐらいの給料を貰えるのでしょうか?

正社員の場合

正社員のOA事務の場合は、平均年収で「約300万円」。

この平均年収にはボーナスが含まれているので、月収にすると「約20万円」と考えておくと良いでしょう。

もちろん、給料は会社によっても異なります。

現在正社員のOA事務へ転職を考えている人で「月に20万円はキツい」と思っている人は、転職活動の第一条件「給料」にして仕事を探してみましょう。

転職エージェントなどの転職を支援している会社に相談すると、OA事務でも高収入の仕事を紹介してもらえる可能性もあります。

アルバイトや契約社員の場合

直雇用のアルバイトは契約社員の給料は時給換算にしていることが多く、平均で「時給1000円~1700円」。

この時給には、交通費は別途支給というケースが多いです。

アルバイトや契約社員も会社によって異なっています。

OA事務の経験があると、平均より高い時給を貰えることがあります。

派遣社員の場合

派遣社員は、派遣会社によって給料が異なっています。

また、派遣社員も時給換算で平均で「時給1400円~1600円」です。

アルバイトや契約社員より時給が高い!と思った方もいると思いますが、派遣社員の場合は交通費は支給されないことが多いです。

そのため、自宅より遠い勤務地ほど損をしていることもあります。

また、派遣社員はアルバイトや契約社員より残業ができないということもあるので、派遣社員でOA事務に就きたいときは、派遣会社から仕事を紹介してもらう時にしっかりと給料面を確認するようにしてください。

OA事務の仕事に就くためにはどうしたらいい?

OA事務の仕事内容が分かってくると、「OA事務の仕事をしてみたい!未経験だけどチャレンジしてみたい!」と思った方も沢山いるのではないでしょうか?

では、OA事務の仕事に就くための方法を説明します。

OA事務として就職するために

OA事務は、正社員、契約社員、アルバイト、派遣社員といった様々な雇用形態で働くことができます。

そのため、転職活動でOA事務の仕事に就くためには、自分がどんな雇用形態で働きたいかとしっかりと考えるようしましょう。

正社員の場合

正社員のOA事務の仕事は、ハローワーク、ネットの求人サイト、転職エージェントなど様々なところで求人がでています。

自分に合った仕事の探し方でOA事務の仕事を見つけることができます。

契約社員、アルバイトの場合

契約社員、アルバイトの場合には、ネットの求人サイトに沢山求人が出ている印象があります。

実際に、契約社員、アルバイトで働いている方のクチコミや写真を掲載していることがあるので、自分が働いているイメージを持つこともできます。

派遣社員の場合

派遣社員の場合には、まずは派遣会社に登録するところが始まります。

派遣会社に登録すると、自分が希望したOA事務の仕事を紹介してくれます。

紹介してくれるときに、実際に派遣社員として働いている方の様子や派遣先の雰囲気などを聞くことができるので「就業したらイメージと違っていた…」という失敗が少ないです。

資格は必要?

OA事務には、特に必要な資格はありませんが、OA事務は「パソコン」をメインに使用するため、パソコンに関する資格があると、OA事務の仕事に就きやすいです。

また、学生時代にExcelに触れていたり、パソコンでのデータ入力などのパソコン操作での経験があるという方はOA事務の仕事に就きやすいので「パソコンの資格がないからOA事務の仕事は諦める」とは思わずにチャレンジしてみましょう。

まとめ

私の経験を基にOA事務の仕事や給料などについてお話しましたが、参考になりましたか?

OA事務は、いろんな雇用で働くことができるので、パソコンに自信がある方はぜひOA事務で働くことを検討してみてください。

実際にOA事務求人を探す時は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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