保育士へ転職したい方はこの記事の内容を参考に成功させましょう。

そもそも皆さんは保育士の就職先は保育所だけだとは思っていませんか?

保育士資格で働ける場所は保育所の種類も様々ですが、他にも多岐に渡ります。

保育士転職を考えている方は、施設の概要を知って自分に合った転職先を見つけましょう。

また、保育士の知っておくべきことについても6個に分けて詳しくお話しさせていただきますね!

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まずは「保育士」の仕事例をチェック

保育所の種類

認可保育所

認可保育所は、児童福祉法に基づいた児童福祉施設になります。

施設の広さや保育士の人数、給食設備や施設の設備管理といった国が定めた設置基準をクリアし、各都道府県知事に認可された施設のことを言います。

自治体が管理しているため、利用したい保護者は保育所と直接契約するのではなく各自治体に利用申し込みをし、各自治体の利用基準と照らし合わせて合否が決まります。

公立

認可保育所の中でも、各自治体(市区町村)が運営している保育所が公立保育所です。

正規職員として勤務するには国家公務員試験が必要で、各自治体の保育士採用試験を受けることになります。

民営化が進み公立保育所自体が少なくなっていることと職員の異動が少ないために求人数は少なく、希望者にとっては狭き門となっていますが、公務員と同じ給料・休暇となるので待遇が良いことが特徴です。

私立

認可保育所の中で、運営母体が自治体ではないものを私立と呼んでいます。

認可保育所のほとんどは私立保育所で、運営母体は社会福祉法人の他、株式会社、NPO法人、宗教法人、学校法人、個人経営と様々です。

園によって特色が違い、運営母体が株式会社だと外部講師を呼んだ英語やダンスといった教育があったり、宗教法人では礼拝や座禅といったカリキュラムを用いる保育所もあります。

認可外保育所

国が定めた基準を満たしていない保育所のことを認可外保育所と呼んでいます。

中には認可での規制を嫌がり、認可水準を満たしながらも認可外保育施設を選択する形態をとった保育所もみられます。

保育所独自で保育料やサービスの提供を決められるため、市区町村に申し込む認可保育園とは違い、保護者が各園と契約し利用します。

事業所内保育所や病院内保育所といった企業に入っているものや、ベビーホテルといった24時間対応をする施設が多いです。

認証保育所

認証保育所は東京都独自の制度です。

他にも横浜市では横浜保育室、川崎市には川崎認定保育園という名前で運営しています。

国の基準による認可保育所は、園庭の広さや子ども一人に対する施設面積の設置基準が大都市では困難なため各自治体が独自の基準を設定した保育施設になります。

乳児だけを預かる施設や全学年を一斉に保育するといった方式をとっている施設も多いです。

認可保育園よりも、開園時間が長いことが特徴です。

保育施設の形態は様々

認定こども園

認定こども園は幼稚園が行っている教育、保育所が行っている保育の両方の良いところを取り入れた施設です。

施設によって幼保連携型・幼稚園型・保育所型・地方裁量型にわかれていますが、以前まで幼稚園だった施設が0・1・2歳児や延長保育を導入して認定こども園になる施設が多いです。

企業内保育

企業内保育所は企業に勤めている社員の子どもを預かるために作られた保育施設のことで、場所は企業内や近隣地にあることが多いです。

保護者は皆同一企業で働く方なので、休園日や開所時間も企業に合わせて設定されているため場所によってまちまちです。

福利厚生の一環として設置されている場合が多く、導入企業が経営しているのではなく外部に委託していることが多いです。

病院内保育

病院内保育所は、病院などに勤務する医師や看護師の子どもを預かる保育施設のことです。

病院内保育所と聞いて入院されている方の子を預かったり病児保育をイメージすることがありますが、それとは違います。

医師や看護師に多い24時間交代での勤務をサポートするために病院や企業が中心となって保育施設を運営しているため、24時間開所している保育所が多いです。

駅型保育

駅型保育は、鉄道会社が駅ビルや駅構内に開設している保育施設のことです。

JR東日本をはじめ、東急電鉄や小田急といった関東の私鉄も採用しています。

駅ビルに入っている保育所でも、条件を満たし認可保育所として開設しているところもあれば、認証や認可外で開設しているところもあります。

駅近くの保育所なので、通勤に便利なことが強みです。

小規模保育

小規模保育は0歳~3歳未満の乳幼児を対象とした、定員が6人以上19人以下の少人数で行う保育のことです。

保育スタッフが担当する子どもの数が、認可保育所などに比べると少ないことが多く、一人一人に目を配ることができ、個々の発達に個別に対応した保育がしやすいことが特徴です。

幼児がいないことで行事も少なく、落ち着いて保育できる環境が整っています。

家庭的保育(保育ママ)

家庭的保育は、保育所に入所できない主に3歳未満の子どもを保育士の住居等で保育することです。

自治体によっては一定の子育て経験などを考慮し、無資格でも運営できる場合があります。

病児・病後児保育

病児保育は、保育所に通っている子どもが病気になったときや病気の子どもを家庭で看護できない状況のとき、保護者に代わって病気の子どもの保育をする保育施設です。

また病後児保育は、病気は治っているもののまだ本来の状態に戻っていない回復期の子どもを、保護者に代わって世話をする保育施設です。

病児保育と言っても、預かることができる疾患は各園によって定められています。

保育所に併設して運営するものの他にも、小児科が併設して運営しているところがあります。

病児保育の求人を探すときは、こちらの記事を参考に!

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保育所以外の保育士の就職先

保育士資格を持っていると、保育所以外にも様々な場所で活躍することができます。

乳児院

何らかの理由により、親との生活が困難である子どもを保護し養育するための社会福祉施設です。

以前は孤児院として身寄りのない子どもを保護して保育していましたが、時代の変化に伴い親の病気や死亡、経済的な理由や虐待などの養育が困難であると判断した1歳児未満の子どもを乳児院で保護し、生活しています。

現在は、乳児院にも1歳以上児が入所できるようになっています。

勤務体系は24時間シフトで動いており、土日も変わらず養育するので休日も不規則です。

入所している子どもをケアするだけでなく保護者支援も大きな仕事の一つとなっており、親元へ帰った子が保護者と信頼関係を築けているのかフォローも大切になっていきます。

助産施設

助産施設は、その名の通り出産を助けるための施設です。

入院しての助産を受けることが必要な妊産婦の中でも、生活保護受給世帯や市区町村民税非課税世帯など所得が一定以下で入院費用や出産費用を支払うことができない家庭に対し支援するための施設です。

主に活躍しているのは助産師や医師ですが、子どもに関するエキスパートとして、医療が伴わないオムツ交換やミルクの世話といった乳児の世話を保育士が行うために採用している施設もあります。

乳児の世話だけでなく、助産師や看護師と連携して母親のケアにあたり子育ての相談に乗ったり、受診される経産婦の子どもを診療中に預かったりする業務もあります。

母子生活支援施設

母子生活支援施設は、18歳未満の児童を養育している母子家庭が、経済的・生活力の問題や夫からのDVなど生活上の様々な問題のために、自分の子どもの養育が充分にできないと判断された場合に入所することができる児童福祉施設です。

母子生活支援施設では入所している子どもの保育や学習の指導や生活指導だけでなく、母親が就労のために不在にしている間子どもを預かったり、保護者に代わって学校行事に参加したりします。

また母親の育児に関する相談に乗ったり就労支援を行ったりする場合もあります。

児童養護施設

児童養護施設は乳児院と同じく、何らかの理由により親との生活が困難である子どもを保護し養育するための社会福祉施設ですが、乳児院が1歳未満(場合によっては3歳未満)であるのに対し、こちらは1歳から18歳までの児童が入所しています。

乳児院と同じく、現在は児童養護施設にも1歳未満児が入所できるようになりました。

24時間、365日体制で開所しているので、勤務時間も24時間体制でシフトが組まれており夜勤ももちろんあります。

一般的に保育所で預かる6歳未満未就学児だけでなく、18歳までという幅広い年齢層の児童の養育を行います。

先生という立場ではなく入所児童の親に近い役割になるので、退所するまでに入所児童が自立できるよう、掃除、洗濯といった生活の指導や病院の受診、買い物といったことも業務に含まれます。

児童発達支援センター

児童発達支援センターは障がいのある未就学児が日常生活における基本的な事柄や知識を習得し、集団生活に適応できるよう支援するための通所訓練施設です。

様々な障がいを持つ子一人一人に合わせたカリキュラムを組み、自立のための支援やケアを作業療法士や児童福祉士と力を合わせて行っていきます。

児童家庭支援センター

児童家庭支援センターは地域に暮らす子どもに関する相談を受け付ける場所で、児童相談所の役割と似ていますが、行政が独自の基準で設置しているものを児童家庭支援センターと呼んでいます。

保育士は保護者から子育ての相談に乗ったり、子ども自身からの話を聞き解決に導く役割を担っています。

対応する事例には厳しい内容も含まれるので、他の社会福祉施設での経験を求められることがあります。

転職のために、準備しておきたいこと

保育士経験者

なぜ自分が転職をしたいのか、もう一度考えてみましょう。

人間関係が上手くいかなかったり、給料を上げたい、休みがほしいといった希望であれば他の園を探すことも良いですが、子どもと接することが億劫になった、腰痛や腱鞘炎といった体調に支障をきたすようになったという理由であれば保育の世界から一旦身を引くのも手でしょう。

転職理由を明確にし、自分が転職先に求めるものに優先順位をつけておくと転職先を見つけやすいと思います。

例えば人間関係が上手くいかず良好な場所に勤めたければ、既存園よりも新設園で働く方が同期ばかりで気が楽ということもありますし、休みがほしいということであれば休日以外にも開所時間が短い園を選ぶという選択肢もあります。

他の園に転職することで今まで悩んでいたことが解決したり、やりがいをもてるようになったという人も実際います。

自分がやりやすい環境を見つけてほしいです。

短い時間で効率的に転職先を探すためにも優先順位を決めておくことをおすすめします。

未経験者(保育士資格あり)

保育士資格があるにも関わらず別業種で働いていた場合、ブランクがあるので不安な部分も多いかと思います。

可能であれば近くの保育所や託児所でアルバイトから始めてみたり、保育雑誌を購読しておくと現在のニーズが分かりやすいです。

特に保育雑誌は一度年間購読するとその後にも役立つのでおすすめです。

未経験者(保育士資格なし)

保育士資格がない場合は補助という立場でのスタートになるので、子どもと積極的に関わり、まずは子どもに慣れることから始めましょう。

保育雑誌を読む以外にも、ペープサートやパネルシアター、ピアノなどの楽器演奏といった強みを一つ自分で持っておくと、いざという時に子どもの前で行うことができるので安心です。

ペープサートなどは書店にも売っているので、手作りが苦手な方はそちらを参考にしてみてください。

また、いずれは保育士として働いていくので、保育士資格を取得する勉強を始めていくといいでしょう。

保育現場のホントのトコロ

やりがい

保育士をしていて良かったと思うことは0歳から入所した子が歩けるようになり、話すようになり、トイレや衣服の着脱を自分でできるようになり、そして子ども同士関わって遊ぶようになる成長の過程を間近で見ることができ、成長を支援できることです。

手のかかる子も、手がかかるからこそ可愛く思えたり、昨日できなかったことができるようになったりと、毎日同じことはなく、日々があっという間に過ぎ去っていきます。

特に5歳児の担任を持った時には卒園式で送り出すときの達成感は計り知れません。

大変なところ

保育士はやりがいが多い職業ですが、その分大変なことも多々あります。

命を預かる職業なので、日々の保育の中でも危険がないか目を配っていますが、子どもの予期せぬ行動で怪我を負わせてしまうこともあります。

子どもを保育する以外にも、保護者や同じ職員との人間関係に悩んだり、書類の多さに残業や持ち帰りをしたりすることも多いです。

しかしどんなに疲れていても子どもの笑顔を見ると疲れも吹き飛ぶので、子どもは不思議な力を持っているといつも思っています。

保育士経験者が語る、保育所が求める人材とは

保育所が求める人材は、一般的な教養と社会常識がある人であり、他の業種となんら変わりありません。

しかし保育所という専門施設なので、持ち合わせていると役に立つありがたいスキルは沢山あります。

PCスキル

一見保育とは何ら関係のないように思いますが、書類や保護者へのお便りでPCを使う機会が多くあります。

特に園長はPCが苦手なことが多いので、PCを難なく使える人が好まれる傾向にあります。

ピアノや楽器演奏

日常的によく使うピアノ以外にもギターや管楽器といった演奏ができると保育の幅が広がり、子どもたちを引き付けるきっかけになります。

今から練習するのであれば、ピアノで季節の曲を弾けるようにしておくと良いでしょう。

保育、子育て経験

保育士の中でも保育に対する考えは違ってきます。

特に経験者は「前の園はこうだった」「私はこうしていた」ということが出てきます。

その時に「前の園はこうしていたけど、こうしてみたらどうかな?」と相手に歩み寄ることも必要です。

今までの保育経験を活かしながら、新しいやり方を導いていけるようにしましょう。

また、自分が子育てを経験していると親の目線で保護者と関わることができるので、信頼関係も築きやすくなります。

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