数あるお仕事の中で本屋での勤務が気になる人はどの様な人でしょうか。

販売が好きな人、物静かな人、単純に本が好きな人、様々かもしれません。

ここでは本屋の仕事について気になる方の為に詳細に触れていきたいと思います。

少しでも参考になればうれしいです。

本屋の仕事はどんな仕事?

本屋の仕事ってあまり難しいイメージは無いですよね。

事実、難易度に関して言えば他の仕事に比べるとその通りかもしれません。

アルバイトであれば主に販売がメインとなる所も多いでしょう。

しかし、本の数は膨大なもので、それらの品出しや整理を行うことになります。

世間の中では比較的、多忙さに追われることは少ない世界ですが、昔の漫画に出てくるような、町のはずれの本屋のカウンターで店主が本を読みながら「いらっしゃーい」なんて言っているようなイメージは拭い去っておいた方がいいですね。

本屋の仕事内容について、もう少し詳しく触れていきましょう。

本屋の仕事の大まかな内容

販売

お客さんへの接客、販売ですから現金等も扱います。

お釣りを間違えないように注意が必要ですし、ブックカバーを素早くかける、レジに列が出来た時の他のスタッフとの連携等、お客さんを待たせないようにする工夫やスキルが求められます。

電話対応

対面での接客とはまた違ったスキルが求められます。

相手の表情が見えない分、電話対応は対面の接客より難しいと言われていますので言葉遣い等、失礼の無いように心がけましょう。

主に在庫の確認や予約関連の問い合わせが多いです。

又は、注文を受けていた商品が入荷した際のご連絡など、簡単な要件でこちらからお客さんにかけることもあります。

クレームはほとんど無いので、電話対応の初心者はスキルを磨くのにちょうどいいかもしれません。

売り場案内

「××の本、ありますか?」という様な問い合わせを受けて売り場を案内することがあります。

本屋の店員と言えど、全ての本のタイトルや著者、ジャンルを把握しているわけではないですから、その様な場合は「知っていること」というよりはお客さんのニーズからおおよそのジャンルを割出して、目星をつけながら「この辺かな?」という感じで探し出します。

これは経験から「売り場の知識」と「慣れ」を身に付けて行く他は無いかもしれません。

まあ、新システムを導入している店舗では、コンピューターでおおよその売り場の位置を割り出すことが出来る様なので、いずれはこの様な仕事はなくなってしまうのかもしれません。

発注

常に情報網にアンテナを張り巡らせておく必要があります。

本を発注するにあたり、現在、どの様な本が流行っているのか、土地柄の売れ筋はどれなのか、などの傾向も把握する等、普段からの意識が売り上げを左右します。

そしてお客さんから問い合わせも受けるので、発売日なども把握したり、わからなければすぐに調べて確認できるスキルが必要です。

自分の興味のある分野の書物なら良いですが、普段、自分が全く見ないような雑誌や本にさえ、普段の売上げの傾向を把握する必要があるのはひと手間かかるかもしれません。

予約や発売日以外にも、入荷日等についても把握できれば完璧です。

入庫

検品作業もそうですが、梱包の開封、結束バンドや紐で縛られている書物の荷ほどきは意外と手間がかかります。

定期購読されているものや予約の入っている書物があればそれを分類し、作業後にはお客さんへ連絡をします。

雑誌と別になっている付録があれば組み合わせて、立ち読み防止の紐かけなども業務の一つです。

コミックは、見たことがある人も多いと思いますが熱を加えて商品の形状に密着させるビニールのパックをつけます。

当然、一冊ずつ行うのでマメな作業です。

しかしこういうところで時間をかけるわけにはいかないので接客の合間を縫いながら迅速に行うわけですが、途中でレジ対応に追われたりすると作業を中断する必要がある為、検品業務などは「どこまでやったっけ?」なんていうことにならない様に、マルチタスク能力が問われます。

陳列

本は自動的には店頭に並んでくれません。

本屋に置いてあるあの膨大な書物群は、全て、店員の手によって陳列されたものなのです。

台車などを使用しますが、紙の重さを甘く見ていると大変な目に遭います。

インドア派の読書好きというだけでは少し骨が折れるかもしれません。

そう、意外と力仕事も多分に含まれるのです。

そして陳列時には売上げ順であったり、新刊を目立つように平積みにしたり、という工夫をするわけですが、これも自分の興味の無い分野の本だと、中々判断に迷わされます。

POP作成、貼り出し

既存の印字されたポップも予め用意されることも多いですが、ポップは手書きのものが目を引きます。

要点をまとめたり、セールスポイントを把握するスキル、そしてこればかりは経験を積むしかないですがデザイン性やセンスも出来栄えを左右します。

商品整理・陳列棚清掃

来店客の立ち読みや、手に取ってどんな書物か簡単に見てみたり、そんなことが繰り返されていくうちにディスプレイは次第に乱れていきます。

定期的、または不定期にでもそれを整理整頓し、埃の除去などの清掃も行っていきます。

それ自体は大した作業ではない様に思えますが、とにかくあの量と数。

簡単でも手間はどうしてもかかってきます。

返品

週刊誌等、販売期間が限られている古い雑誌は店頭から下げ、返品業務を行います。

入庫の検品時の逆なので、これも登録や記録、梱包などを行う為、やはり手間がかかるのと、力仕事を伴ってきます。

本屋の仕事はどんな人に向いている?

さて、本屋の仕事はどんな人に向いているのでしょうか?

本屋はまったりとした雰囲気の中で仕事が出来るので、未経験の方でも働く姿勢さえあれば誰でも可能ですが、特に向いている人について、いくつかの例をご紹介しましょう。

単純に、本が好きな人

勿論、レジでお客さんを待ちながら雑誌読み放題、というわけにはいきませんが、本屋では多くの情報が入って来ます。

自分の好きな本の発売日や、未知の領域の本との出会いもあり、見識も広がり、とても楽しめる職場と言っていいでしょう。

本屋に勤務しているからこその本との出会いはとても貴重です。

黙々と根気よく作業するのが好きな人

販売を伴うわけですからもちろんそれだけではいけないですし、常識内の接客マナー等も必要となってきますが、販売以外はこうしたコツコツと行う作業も多いです。

細かな作業を次々とこなしていくことが好きな人には向いているでしょう。

体力のある人

本の重さはなかなかのものです。

運搬には台車で移動するにしても、その台車に乗せる為に一瞬持ち上げるという作業も、日々繰り返しているうちに疲労として蓄積されてきます。

しかし、重労働が続くというほどのものではないですし、要所要所で力を入れるところがある、というレベルです。

努力や気合いでカバー出来ない範囲ではないので、本が好きであれば意外とどうにかなってしまうかもしれません。

そして本屋は多くは立ち仕事になるというのも、体力勝負と言われる所以です。

人と接するのが好きな人

本を好きなお客さんは、ある事柄に大して人並み以上の興味関心を持っている人です。

問い合わせも、結構情報を仔細に知りたがったりするので、お客さんのニーズを聞き出したり、それに応えられる対応が必要とされます。

そして、ちょっとした雑談の中で自分の好きな書物についての問い合わせなどを受けると「私もこれ好きなんですよ!」なんて意気投合することもあるので、大変なことばかりではなく、楽しい職場でもあるのですが、それは人と接することが好きであることが前提となってきます。

好奇心のある人

本屋は情報の宝庫です。

今まで興味を持ったことがなかったことにも、ふと手に取ってみた本から興味を持ち始める、なんていうことも少なくありません。

新しい世界が広がるのは、日々の生活の中でもこの上ない楽しみではないでしょうか。

逆に本屋の仕事に向いていない人の特徴は?

では、本屋の仕事をするにあたり、事前に注意をした方がいいことを挙げてみましょう。

アルバイトでガンガン稼ぎたい人

低賃金とは言いませんが、「稼げるアルバイト」ではないかもしれません。

本が好き、まったりとした職場環境が好き、など、本屋ならではの長所を好む人にとっては大きな問題ではないかもしれませんが、賃金重視であればさらに高時給なアルバイトは多く存在します。

手荒れが気になる人

女性は要注意ですね。

常に紙に触れ続けるというのは、結構手荒れを引き起こします。

本を持ったり運ぶだけではなく、ブックカバーをかける時などは手と紙の間で摩擦も生じるのです。

本屋の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

本屋での仕事をする為に特別な資格等はありませんが、活かせる経験はもちろんあります。

販売・接客業

コンビニでも何でもかまいません。

直接お客さんと顔を合わせてコミュニケーションを取るというのは、当たり前の様に思えてこれを苦手とする人は結構多いのです。

ガチガチである必要は無いですが、接客・接遇・ビジネスマナーを最低限でも構わないので実践できる人材が必要とされます。

ポップ作成

ポップはセンスもさることながら経験が物を言います。

なので未経験であれば当然最初はうまくできないどころか、何を書いたらいいのかすらわからない状態でしょう。

最初はそれで構わないですし、皆そうだと思います。

こればかりは、既に店頭に出ているポップを見て学ぶ等の経験と場数を積み上げていくしかないのですが、もし、いきなりポップが書けるのであれば大変重宝されることでしょう。

本屋の仕事をするメリットとは?

クレームがほとんど無い

例えば家電製品などを取り扱う店舗での勤務は、商品に故障や不具合があればすぐにクレームに発展しますが、本屋にはその様な要素はありません。

毎日が平和で、まったりとした雰囲気の中、職務に勤しむことが出来ます。

ストレスフリーな職場環境はとても貴重です。

好きな本に関する情報が早い

自分に興味がある本の発売日などをいち早くチェックすることが出来ます。

いつも購読している本は勿論ですが、興味がある分野でも自分が知らなかった本との出会いもたくさんあります。

こうした出会いは、本が好きな人にとってはたまらないものです。

新しい分野・世界との出会い

今まで興味は無かったけれど、品出しの際に何気なく手に取ってパラパラとめくってみたら興味がわいた、という様な、新しい世界との出会いも本屋勤務の醍醐味です。

それはきっと、本屋に勤務していなかったら一生出会うことの無かった世界だったのかもしれません。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

勤務を継続していけばキャリアアップの道もあります。

正社員に登用され、例えば行く行くは副店長、店長、エリアマネージャーと言ったキャリアアップが用意されています。

ただし、昇進に伴い、転勤することも考えらえますが、これは同県内に留まる程度でしょう。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

本屋の仕事も、販売、接客業です。

直にお客さんと向き合い、接し、対応していく仕事ですので、自然と接客・接遇・ビジネスマナーは身に付きますし、これはあらゆる業界にて最低限必要とされるスキルです。

正しい敬語、謙譲語、尊敬語は出来て当たり前の世の中ですが、その当たり前のことが出来ない人も多いのが実情です。

接客では「社会人として出来なくてはいけないこと」を身に付けるいい機会です。

本屋以外の職場に就職したとしても、大いに活かすことが出来ることでしょう。

まとめ

さて、ここまで本屋の仕事についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

職場でゆったり読書が出来るわけではありませんが、情報の宝庫である本屋での仕事は、本が好きな人にとっては大変素晴らしい環境です。

対人の商売ということもあり、接客を通じて得ることも多く、別の世界でも潰しが利くスキルを身に付けることも出来ます。

穏やかでまったりとした雰囲気の中、あなたも、本との貴重な出会いと隣り合わせの最適な環境で働いてみてはいかがでしょうか。

皆様の成功を心より願っております。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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