2020年7月9日

これから歯科助手の仕事に転職したいと考えている方や興味のある方も多いのではないでしょうか?

歯科助手のお仕事は女性が活躍しているイメージですが、未経験で転職するにはどうしたら良いのだろうか?

そのような疑問をお持ちの方も沢山いらっしゃると思います。

この記事では、歯科助手の求人募集にはどのようなものがあるのか、そして失敗しない為のポイントを紹介したいと思いますので是非ご覧ください。

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歯科助手のお仕事を検討している人へ

歯科助手のお仕事は資格がなく未経験でも就職ができ、更に採用されやすいお仕事です。

特に女性の方にとっては就職しやすい職種で、一度経験を積むと転職や再就職もしやすいので、おすすめのお仕事です。

歯科助手の転職・復職なら見るべきポイント

転職先、復職先を検討するにあたっては、求人募集をしている医院間の比較だけではなく、今まで勤めたことのある医院が比較対象となる部分もあると思います。

「給与」「勤務体系・勤務時間」「通勤の利便性」「働きやすさ」「スキルアップ」など、様々な要因の中で一番重視するポイントをしっかり押さえておきましょう。

雰囲気が自分に合っているかどうか

おそらくどんな仕事でもそうだと思いますが、どれだけ条件が良くても、人間関係がうまくいかないと働きにくいと思います。

歯科医院はチーム医療です。

ドクター、衛生士、歯科助手が情報を共有し、患者さんへの診療にあたります。

個人病院の多い歯科医院では少ない人数で効率良く仕事をしていかなくてはいけませんので、自分に合うかどうかはとても重要なポイントです。

それを見分けるには、まず医院の情報をしっかり集めます。

求人の内容だけではなく、医院のホームページやFacebook、twitter、ブログ、ネットの口コミサイトなども見てみます。

医院の写真や患者さんの印象などで、少しは医院の雰囲気が伝わると思います。

更に、実際に面接に行った時にドクターやスタッフの対応、医院のディスプレイなどを確認すると、より具体的に雰囲気が掴めると思います。

勤務時間などはマッチしているか

医院によって診療時間や診療曜日が少しずつ違います。

それによって、勤務時間がある程度決まってきます。

勤務時間によって自分の生活のサイクルが決まってきますし、逆に自分の生活のサイクルに合った勤務時間であることを重視して、医院を選ぶのも良いかと思います。

また、午前の診療時間と午後の診療時間で、おおよそのお昼休憩の時間が分かります。

お昼休憩は、単にご飯を食べるだけではなく、体力の回復や気持ちの切り替えをする大切な時間です。

また、ちょっとした用事を済ませるのにも使える貴重な時間ですので、勤務時間と併せてチェックしましょう。

医院の診察内容によって勉強が必要になる

「スキルアップ」を目指して今までとは違う診療内容の専門医院への転職を希望している人はもちろんですが、他の理由で転職・復職をする場合でも、医院が変われば今までの医院とは違う診療内容になる可能性もあります。

一般診療のみの医院もあれば、一般診療と小児歯科と矯正歯科をしてる医院もありますし、一般診療の他にインプラント診療や審美診療を行っている所もあります。

また最近では、少しずつですが訪問診療を行う歯科医院も増えてきました。

今までの知識にプラスして、新しい医院の診療内容に沿った勉強が必要になってくると思います。

けれど、未経験の時に比べると基礎は分かっていますし、勉強の仕方も分かっていると思いますので、新たなステップだと思って頑張ってほしいと思います。

勤めた医院の普通が必ずしも当たり前ではない

どこの医院にも「独自ルール」は存在します。

それはドクターの経営方針や治療方針であったり、ドクターと今までのスタッフが作り上げてきたもの、使っている器具や備品や薬品の違い、スタッフの人数、ドクターの奥さんの医院との関わり具合などで出来上がってきたルールです。

今まで勤めていた医院のやり方がオールマイティではないことをしっかり認知しておきましょう。

「郷に入ては郷に従え」です。

「前の医院ではこうやっていた」「前の医院ではこう習った」と言っても仕事は進みませんし、新しい医院にも馴染めません。

治療の流れや基本的にやるべきこと、歯科助手はやってはいけないことに大きな差はないので、今までの経験を活かしつつ、新しい医院のやり方を覚えていきましょう。

また、新しい医院のやり方よりも前の医院のやり方の方がどう考えても良いのになぁと思ったら、新しい医院のやり方を習得してから、少しずつドクターやスタッフに提案をして変えていけば良いと思います。

まずは新しい医院に自分を染める。

そこからスタートです。

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歯科助手未経験なら求人で知っておきたいポイント

勉強することが盛り沢山!

経験や資格がなくても採用されて就職することはできますが、その分就職後に働きながら勉強することが本当に沢山あります。

まず3ヶ月間は毎日みっちり勉強の日々だと思ってください。

そして、その3ヶ月で覚えることができるのは歯科助手の基本の仕事です。

治療の流れ、病名、治療に使用する器具の名前と使い方、治療に使用する薬品の名前、医院にある備品の名前と使い方、ドクターや衛生士のアシスタントに付くときにすべきこと、カルテ作成、レセプト作成、会計・経理処理、定期検診のお知らせのハガキの作成・投函、院内POPの作成と張り替え、備品や薬品の在庫管理と発注業務、器具の修理手配などの院内の事務作業と雑用などの受付業務。

それらを一通り覚えたら、今度は患者さんの顔と名前、今までの治療内容や患者さんの好みや癖、ドクターや衛生士のそれぞれの治療の好みや癖などを覚えて、歯科助手の仕事を覚えたなぁと実感できるのは1年くらいかかるでしょうか。

歯科助手経験者です!と自信を持って言えるようになるには一つの医院で3年くらい経ってからだと思います。

転職や復職をする場合でも、以前の医院での経験が3年くらいあると採用に有利に働くと思います。

衛生管理に厳しい業種

医療機関なので、衛生管理にはとても厳しいです。

全ての器具は毎回、洗浄、消毒、滅菌を行います。

患者さんが使用するうがいコップやエプロンは使い捨てのもの、治療の際に装着するグローブも1回1回使い捨てです。

今まで補助についていた患者さんから別の患者さんの補助につくときはもちろんですが、同じ患者さんでも治療中に一度その患者さんから離れて受付業務を行ってから治療の補助に戻るときなど、グローブは新しいものに替えます。

ドクターを含めてスタッフも清潔にしておかなくてはいけません。

手洗いに手の消毒はもちろんですが、ユニフォームや靴などが清潔でなければいけません。

髪は極端に明るい色はNGです。

髪型も長い場合はきちんとまとめて、髪が顔にかからないようにします。

その際に使うヘアーグッズも色や形が大人しいものを選びます。

爪は短く切って、マニキュアはNG。

香水もアクセサリーもNGです。

化粧も派手な色使いはNGですが、すっぴんに見えるのもNGです。

どうせマスクをしてしまえば口紅もチークも取れてしまいますので、マスクが汚れるだけです。

ナチュラルメイクを心がけて、全体的に清潔にまとめましょう。

一日の拘束時間が長い

医院の診療時間プラス2時間くらいが拘束時間の目安です。

大抵8:00〜20:00くらいでしょうか。

お昼休憩が大体2時間程ありますので、勤務時間は1日10時間くらいです。

平日1日と日曜祝日はお休みで週休2日制のところが多いです。

それに、平日の1日は午前中診療のみで、土曜日は午前中診療か8:00〜17:00くらいまでの短縮診療としている所も多いです。

これ以上に診療時間が長いところは、大体スタッフのシフトを組んで勤務時間の調整を行っている所が多く、拘束時間は同じように長いです。

血が苦手な人には向かない

歯科治療は想像以上に血を見ます。

歯茎が弱っている人は歯茎を触っただけで血が出たりしますし、膿を出すときは切開したりしますので血が出ます。

治療中に出た血は唾液や水などと一緒にバキュームで吸います。

治療中に血が出ているのを見ても平然とできる人でないと、歯科助手には向かないと思います。

歯科助手求人のチェックポイント

通いやすさ

まずは徒歩や自転車で通える範囲のところで就職する医院を探しましょう。

通勤に時間がかかったり、公共の交通機関を使うと交通費がかかります。

ですが、家の近くだと知っている人が来る確率が高くなります。

それが嫌だからできれば離れているところの方が良いという人は、駅やバス停から近い医院を選びましょう。

もし車通勤が可能であれば、思い切ってちょっと遠めの車通勤可能な医院を選んで、通勤の時間に音楽を聴いたりしてリラックスする時間と割り切るのも手です。

通勤時間も交通費も毎日のことですから、できるだけ自分にとって負担のかからない「通いやすさ」を選びましょう。

給与や賞与・昇給制度

給与は一般事務より少し高めの月17万円~23万円くらいです。

昇給もあります。

賞与は年2回か、冬のみの年1回です。

一般の会社のように3ヶ月分と半年分は出ません。

一律5万円~10万円となっているところや基本給の1ヶ月〜2ヶ月分といった感じで、賞与は少なめです。

個人経営の医院も多いので、賞与は出ない所もあります。

面接の時に今までの賞与の実績を確認しておいた方が良いと思います。

勤務時間や残業

勤務時間は大体8:00〜20:00の診療時間内で、10時間くらいです。

日曜日ともう1日平日にお休みで週休2日の所が多いです。

平日に1日と土曜日は診療時間を短くしていている医院が多いので、そこは勤務時間が短くなります。

スタッフが10人以下の歯科医院の労働時間は変形労働時間制を採用して、週に44時間となっていますので、勤務時間はその枠の中です。

残業はある可能性が高いです。

最終予約受付時間に患者さんの予約が重なっていたり、予約外の急患の方が来院されたりすると、診療時間をオーバーする可能性があるからです。

その分はきちんと残業手当が出ますので、確認しましょう。

夜間診療のある医院もある

最近では24時間診療や深夜0:00まで診療、夜間診療のみの医院など、急患や仕事の忙しい人に対応するため、夜間診療をしている医院もあります。

その時間帯にシフトに入ると、日勤よりはお給料が高めです。

収入重視の人は夜間診療のある医院に就職するのも良いかもしれません。

ビジネス街や駅近は土日休みの医院も多い

ビジネス街や都心の駅近の医院の土日は患者さん数が少ないので、お休みの医院も多いです。

土日2連休の週休2日を取るか、5連勤を避けて2連勤で休み、3連勤で休みといった形での週休2日を取るかは、ご自身の生活のサイクルやリズムによります。

医院の雰囲気

ドクター含め、少ない人数で運営している個人医院が多いので、医院の雰囲気や人間関係が「合う」「合わない」は大切です。

インターネットや周りの人の口コミでできるだけ医院の情報を集めて、医院の雰囲気を事前にチェックしておきましょう!

求人と実際の雰囲気にギャップが無いかもチェックしよう!

就職する前に医院の雰囲気を知るのに一番のチャンスは面接のときです。

ドクターの話し方や接し方、対応してくれたスタッフの人の対応の仕方、医院内の清掃やディスプレイをチェックしましょう。

面接で緊張しているあなたにどう接してくれるかで、その医院の雰囲気が分かると思います。

ユニフォーム

歯科医院のユニフォームは本当に種類が多いです!ワンピース型のナース服から、最近医療ドラマでもよく見る上がスクラブで下がズボンのタイプ。

エプロンをしている所もあります。

色も白だけでなく、ワンピースタイプはピンク、ブルー、イエロー、グリーンのパステル調のものから、スクラブはパステル調にプラスネイビーや濃いめのピンクなどのものもあります。

条件も医院の雰囲気も甲乙つけがたい場合の最後の決め手はユニフォームでしょうか。

可愛いユニフォームだとやる気もアップ!

ユニフォームを着るとやはり気持ちにスイッチが入ります。

いまいちなデザインや色のユニフォームだと、なんだか気合が入りませんよね。

通常ユニフォームは洗い替えも含めて、3着程度支給されます。

医院によっては全員お揃いでというところもありますが、1着だけは全員お揃いで、残りの2着は好きなユニフォームを選ばせてくれる所もありますし、全員お揃いで着なくてはいけないけれど、3着3種類のユニフォームの所もあります。

全員でお揃いのユニフォームでも、ポケットにさすボールペンや名札に貼るシールなどで自分流に可愛く着るのは学校の制服と同じです。

やはり可愛く着る方がやる気が出ますよね。

診療科目

経験のある科目なら負担は少ない

経験のない診療科目があると、また1から沢山のことを覚えなくてはいけないので、せっかくの経験を活かしづらくなります。

ステップアップと割り切って1から覚えるか、それともできるだけ即戦力として今までの経験を活かせるようにするかをよく考えて、診療科目を選びましょう。

訪問歯科だと車の免許が必要な場合も

訪問歯科ですと、歯科助手は運転手を任されることがあります。

そのため求人条件に車の免許が必要となっている場合がありますので注意が必要です。

車の免許を持っていても、ペーパードライバーであったり、車の運転の経験が少ないと運転を任されたときにドクターや他のスタッフも自分自身も不安です。

自分の運転の力量を考えて応募する必要があります。

【歯科助手の求人を探したい人はこちらの記事もチェックしてみて下さい】

歯科助手求人でよくある仕事内容と、求人の選び方の注意点

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