2020年7月6日

歯科助手の仕事というのは大変ではありますが、その分やりがいを感じられる仕事だと思います。

「大変な思いは沢山してきたけれど、自分にはこの仕事が合っている」

と感じている人も多いと思います。

その一方で、今の給料に満足していなかったり、

「他の医院の給料はどのぐらいなんだろう・・・」と気になっている人もいるのではないでしょうか。

そんな人の為に、今回は歯科助手の時給や昇給について、時給の決まり方など、いくつかのテーマに沿ってまとめてみました!

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歯科助手の時給の相場はどのくらい?

給与の相場は?

地域によって差はありますが、歯科助手の平均時給は大体950円~1,000円ほどになります。

最近では1,100円ほどに設定されているところも見かけますし、高いところでは1,200円~などに設定されているところもあるようです。

給与にも響いてくる基本給以外の手当は、どうなっているの?

賞与

賞与がある歯科というのは、歯科助手求人の約半数かそれ以上という印象です。

「賞与あり」とだけ書かれているところや「年2回」と明確な記載のあるところ、または「寸志」という表現を用いているところなど様々です。

中には「賞与はあるけれど、正社員のみ」というところもあります。

金額やどういった条件で支払われるかは歯科が自由に決められるものですので、ここを重視する人は応募時や面接時にしっかりと確認しておきましょう。

賞与というのは法律で支給しなければならないと決められているものではなく、また最近では賞与がない会社も増えております。

そんな中で善意として賞与が支給される場合は、とても有り難く、モチベーションアップにも繋がりますね。

昇給

昇給制度については取り入れている歯科が多く、全体の約7割程度が「昇給あり」と記載されている印象です。

ただこちらも「正社員のみ」や「業績によって」など、条件は歯科によって様々です。

昇給制度がないところや、条件がアバウトだったり、そもそも自分が条件の対象ではなかったりというところもあります。

スタート時給が高いところであれば問題ないかもしれませんが、スタート時給が低い場合は、

「こんなにできるようになったのに…」「こんなに長く働いているのに…」

と不満に感じてしまうこともあるかもしれません。

そうならない為にも、働き始める前にしっかりと確認しておき、お互いに納得の上で契約を交わすことがベストかもしれません。

各種手当

交通費支給

「月2万円まで」「一部支給」「全額支給」など、歯科によって様々です。

条件は異なりますが、「交通費支給」という手当は多くの歯科が取り入れています。

各種保険

「雇用」「労災」「保険料補助」「社会保険」などと記載されているものをよく目にします。

しかしこれらは就業条件によってや「正社員のみ」などというものも多いので、自分の条件にあてはまるかどうかは確認が必要です。

その他

割合としてはさほど多くないのかもしれませんが、「皆勤手当」や「資格手当」を支給してくれるところもあります。

「皆勤手当」は毎日「行くぞ!」というやる気にも繋がりますし、

「資格手当」は向上心やモチベーションのアップに繋がりますので、働く上でとても有難い手当になりますね。

また私が勤めていた歯科では、「目標達成手当」というものがありました。

医院の業績に応じて毎月支払われるものとなっており、働き始めて最初の月に「500円」を支給していただいたことを覚えています。

「500円」と聞くと手当としては少ないと感じる人もいるかもしれませんが、当時の私はまだまだ新人で、業績に対する貢献度はかなり低いものだったので、本当に有り難い気持ちでした。

また、今後もっと貢献したいというモチベーションアップに繋がりました。

この様に金額が大きくない場合でも、感謝の気持ちで手当てを支給してくれる歯科も中にはあります。

給与が高い人は何が違うの?

例えば時給950円~1,200円など給与の差に開きがある場合や、「〇〇な人は優遇します」というような記載がある場合など、同じ歯科に勤めていても給与の高い人とそうでない人がいます。

給与の高い人はそうでない人と比べて何が違うのでしょうか。

優れている点をまとめてみました!

スキル

歯科助手で最も優遇されるスキルと言えば、やはり「実務経験」ではないでしょうか。

全く経験や知識がない人と比べて、実務経験者は強い戦力になります。

そういった人はどんな職種であっても有り難がられるものですが、歯科助手などの専門知識が必要となる職業に関しては、特に優遇されやすい対象だと言えます。

もし実務経験がない場合でも、歯科用語や器具の名称、治療の知識などを身につけている場合は、実務経験者ほどではなくても優遇されやすい対象になり得ると思います。

歯科助手は実際に治療行為を行うわけではありませんが、治療を行う歯科医師や衛生士のサポートをする役割なので、こういった知識はあればある程プラスになります。

知識がある証明として歯科助手に関係する資格を持っていると、強みになるかもしれません。

勤続年数

勤続年数はやはり長ければ長いほど優遇されやすい傾向にあります。

こちらは実務経験の有無と通ずるものがありますが、勤続年数が長い人はその分知識も豊富で対応力も高いので、医院にとっては強い戦力になり得る有り難い存在です。

歯科助手の仕事は知識だけでは対応しきれない場面も多くありますので、その時々の状況に応じた的確な対応が必要になります。

こういった対応力というのはやはり、どのぐらいの経験を積んで、どのぐらいの場数を踏んできたかというところがポイントになりますので、勤続年数が高い人は高時給に繋がりやすいと言えるでしょう。

地域

他の職種と同様、東京や大阪などの都心部で時給が高くなっているように思います。

ただ、こちらはあくまで平均的なものとなりますので、

例えば大阪であっても時給950円のところもあれば1,300円のところもあるなどと、給与幅はとても大きく開いています。

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歯科助手の給料の決まり方

経験の有無

歯科助手の求人では、「未経験者〇〇円~」「経験者〇〇円~」などと記載されているところや、「経験者は優遇します」と記載されているところがあります。

やはり経験者であれば即戦力になり得るので、経験の有無によって時給が決まることが多いようです。

同じ時期に入社した場合でも、この差によってはスタート時給が変わってくる場合があるということになります。

勤続年数

勤続年数が長く経験豊富な人は、様々な状況に合わせてしっかりと対応できる心強い存在です。

勤続年数はイコール対応力の高さとして認められるので、勤続年数の長い人と未経験者が同じ時給というのはほとんどないのではないでしょうか。

「何年働いていればいくら」といった明確な決まりはありませんが、勤続年数によって時給が決まるケースはとても多いと思います。

資格の有無

上記二つが当てはまらない場合でも、資格の有無によって優遇される場合もあるようです。

時給そのものに影響がなくても、例えば資格手当などで給料にプラスされる場合があります。

これから働きたいと思っている人はどうしても上記二つは現段階で満たせない条件となってしまうので、少しでも好条件で働きたいと思っている人は資格取得に向けて頑張ってみると良いかもしれません。

しかし注意点として、資格の有無が全く給料に関係しない医院もありますので、この点はしっかりと事前の確認が必要になります。

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歯科助手で給料をあげるためにやるべき3個のこと

今の給料には満足していないけれど、歯科助手の仕事は続けたいと思っている人へ、給料が上がる可能性のあることをいくつか紹介します。

もちろん歯科によって条件は様々ですが、ここでは昇給対象となり得るいくつかの例を挙げますので、是非参考にしてみてください。

とにかく継続し、経験を積む

コツコツと地道な努力にはなりますが、やはり専門的な知識や現場経験を必要とする職種ではここが重要なポイントになってくるでしょう。

年1回~2回など昇給制度を設けている医院も多く、実務経験がものを言う世界です。

歯科助手の仕事にやりがいを感じていて続けていきたいと思っている人であれば、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目となるべく勤続年数を増やしていくことが給料アップに繋がるのではないでしょうか。

資格を取得する

歯科助手に関する資格というのはいくつかあります。

資格を持っているということは知識面に関する信頼度が上がりますので、給料アップに繋がる可能性があります。

「勤続年数を増やすのはあまりに地道すぎるので、先にできることをやっておきたい」と考えている人であれば、是非資格取得に向けて頑張ってみてはいかがでしょうか。

他の医院と給料や手当などを比較してみる

「歯科助手は辞めたくないけれど、特に医院にこだわりはない」という人であれば、一度他の医院と給料や手当、待遇などについて比較検討してみるのも良いかもしれません。

こちらも前述しましたが、給料や手当、待遇などに関しては医院がそれぞれ自由に決めることができます。

そもそものスタート時給が全然違っていたり、昇給制度や資格手当の有無など、医院によって条件は様々です。

比較検討した上で自分の希望する条件に合う医院が見つかれば、転職してしまうというのも一つの方法ではないでしょうか。

まとめ

歯科助手の仕事というのは、時給や待遇、手当など、給料に直結するものが医院によってかなり違うようです。

地域によっても違ってくるのでなかなか相場が掴みにくい職種ではありますが、逆に言うと、条件の良い医院を見つけることができれば給料アップの可能性に繋がるということになります。

せっかく長く勤めていても昇給制度がなかったり、頑張って資格をとっても資格手当がなかったりという話も耳にしますので、それらによってモチベーションが下がってしまうことのないよう、自分の希望条件に合った医院で納得して働けると良いですね!

今勤めている医院の待遇はどうか、待遇に不満がなければスキルアップや経験を積むことで給料アップに繋げられるか、

是非今一度自分の理想を整理する機会にしていただければ幸いです!

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