2020年7月6日

歯科助手パートの求人を探している方は、今とても多いと言われています。

その背景には、実は資格がなくても勤めることができたり、高めに設定されている給与だったりと、とにかく素敵な職業なんです!

この記事では、そんな人気な歯科助手のおすすめポイントや注意点についてご紹介していきたいと思います。

また、自分に合うパートの選び方についても解説させていただきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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歯科助手でパートをお探しの方へ

歯科助手はパートとしても採用されやすい職種だと思います。

お住まいの通いやすいエリアにも募集をしている医院は多いと思いますので、条件をしっかりと比較して、自分の条件に合う所を選びましょう。

歯科助手おすすめのポイント

資格がいらない

歯科助手は経験がなくても、特別な資格がなくても勤めることができます。

学校に通って資格を取ってという手間と時間が省けるため、勤めたいと思ったらすぐに面接を受けて勤めることができます。

資格がなくても少し高めのお給料で安定して働くことができるというのは、パートでの就職を希望している人にはプラスの条件だと思います。

転職しやすい

基本の治療の流れはどこの医院に行っても同じなので、一度仕事の手順を覚えると他の医院に行っても応用でき、転職しやすいです。

医院によって使う薬品や器具が少し違ったりと細かいところで医院独自のやり方というのは当然ありますが、経験にプラスアルファの部分を覚えるだけです。

そのため、転職しても新しい医院に馴染みやすいと思います。

経験者は、少しブランクが空いていても再就職や転職がしやすいです。

けれど、就職期間が短いと難しくなってきます。

少なくとも1年。

できれば同じ医院に3年ほど勤めて経験を積むのが良いと思います。

未経験でも大丈夫

一度経験して仕事の内容を覚えておくと、再就職しやすいのが歯科助手という仕事の魅力の一つではありますが、未経験でも就職しやすいのも歯科助手という仕事の魅力の一つです。

治療に関する知識と経験はドクターや衛生士が持っていますし、仕事を早く覚えてもらって戦力になってもらえる方が他のスタッフも助かるので、ほぼマンツーマンに近い状態で丁寧に仕事を教えてもらえます。

しかし経験だからと甘えることなく、1日も早くドクター、衛生士、先輩、患者さんに信頼されて仕事を任せてもらえるように、就職した後の努力は大切です。

知識が私生活にも活かせる

病名や病気の内容、治療の流れを知ることができ、自分や家族、友達などに歯科治療が必要となった時に「どんな治療で」「どのくらいの期間」「いくらぐらい費用がかかるのか」がおおよそ分かるので安心ですし、アドバイスをしてあげることができます。

口腔内の健康に関心が深まり、予防の為の定期検診の重要性や正しい歯磨きの仕方を学ぶことができるので、自分や家族の口腔内の健康を守ることができます。

お子さんをお持ちの方は、子どもが歯科医院での治療や歯磨きに対して抵抗ないような子どもに育てやすいですし、矯正治療などについてもドクターに相談することができます。

義歯を使用している親や祖父母がいらっしゃる方も、ドクターに相談しながらご本人が納得できる義歯を作成でき、調整のお願いもしやすいと思います。

ドクターへの相談は歯科助手での知識があれば、より具体的な質問やお願いができるので、私生活に役に立つと思います。

日曜・祝日はお休み

最近は24時間365日診療といった所や、あえて休日診療をしている所もありますが、ほとんどの歯科医院は日曜・祝日がお休みです。

お子さんがいらっしゃる人はストレスなく日曜・祝日にお休みが取れるのは魅力ではないでしょうか。

また、個人医院は夏季休暇や年末年始の休暇も長めに取る医院が多いです。

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歯科助手のパートでの注意

歯科助手のパートは自宅から通いやすく近い所で選ぶ人が多いようです。

歯科医院は個人病院の所が多く、地域との結びつきが強い所が多いです。

患者さんも近所の人が多く、子どもの同級生やPTAの方、ママ友さんなどが通院されている可能性もあります。

医院でトラブルになると近所付き合いやPTA付き合いなどに響く可能性もありますので、慎重に選びましょう。

子供などの理由で勤務に支障が出そうな場合は事前に相談しよう

歯科医院は個人の医院が多いので、スタッフの人数はそう多くはありません。

そのため、シフト制で休みを決めます。

日曜日と平日に1日お休みという形で正社員を週休2日制にしている所も多く、またシフトが厚めの所に予約を多めに入れたりしていますので、授業参観やPTAなどで予め入れない日や時間帯が分かっている場合は、シフトを組むときに事前に相談しましょう。

歯科の専門知識など覚えることが多い

歯科医院では歯科助手の正社員でもパートでも仕事の内容はほぼ同じです。

パートだからできない、分からないは通用しません。

治療に使う器具の名前、薬品の名前、備品の名前に使い方、病名、カルテの見方、治療の流れ、歯科助手が行う治療補助の内容など覚えることが沢山あります。

パートの場合は正社員よりも働く時間数が少ない中でその仕事を覚えていく必要があります。

また、実際に自分が行わない仕事であっても、ドクターはどんな治療や仕事をするのか、衛生士はどんな治療や仕事をするのかを把握しておかなくては、的確な治療の補助をすることができません。

歯科助手の仕事は治療にの補助に関することだけではなく、受付業務を中心に、カルテ作成、レセプト作成、患者さんの予約管理などの歯科医院独特の医療事務。

薬品や備品の在庫管理に発注業務、定期検診のお知らせのはがきの作成、院内のお知らせ作成などの一般事務。

レジ締めや経理帳票の起票などの経理事務。

そういった医院の事務的な部分も歯科助手のお仕事です。

働く時間帯や歯科助手の正社員の有無、院長先生の奥さんの医院への関わり具合などによって仕事の内容や量は変わってきますが、それらも含まれることは頭に入れておいたほうが良いと思います。

ただ、これらの仕事を覚えて身につけておけば、子どもの手が離れて歯科助手の正社員として働く時に絶対に役に立ちます。

パートだからこの程度で良いという考えではなく、将来的に正社員として働くことができるような働き方をしておくのが良いと思います。

小さい子供がいると採用は難しいかもしれません

少ない人数でシフトをやりくりしているので、急にお休みされると、お休みの予定だったスタッフが急遽出勤になってしまったり同じ時間帯に入っているスタッフがお休みの人の分まで仕事をすることになって、仕事の負担が増えたり残業をしなくてはいけなくなったりします。

小さなお子さんは急に熱を出したり具合が悪くなったりする可能性がとても高くいです。

お子さんの体調不良で急なお休みをお願いされると他のスタッフも断りにくいので、結果、小さなお子さんをがいる人のシフトが最優先され、且つそこに振り回されることになり、他のスタッフとの折り合いがどうしても悪くなります。

また、お子さんからうつされてスタッフであるお母さんが熱を出したり、体調を崩したりして出勤されますと、患者さんにうつしてしまう可能性もあります。

少ない人数のチームワークで患者さんへの対応をしている個人の歯科医院としては小さいお子さんがいるスタッフはリスクが高いため、採用されにくいのが現状です。

歯科助手のパートの求人の選び方

歯科助手のお仕事はどこの医院でも基本は同じです。

少しでも勤めやすく、長く勤められて、将来的に正社員にもなれる可能性がある所などを考慮して選ぶことをおすすめします。

求人に応募する前に、その医院まで実際に見学に行ってみたり、医院のホームページやFacebookやTwitterやブログなどのSNSを一通りチェックして見てみて、医院の雰囲気や院長の理念などを確認してみるのも良いと思います。

求人の応募は様々な角度から検討してみて総合的に判断しましょう。

勤務地

近所で通勤時間も短い所にするか、逆に知っている人や近所の人が来院しないであろう少し離れた場所にするかはよく考えましょう。

少し離れた場所でも「自転車で通える」「車で通える」範囲や、「公共の交通機関」であっても駅やバス停から近い所であれば、通勤に負担がかからないと思います。

交通費の支給の有無にもよりますが、都市の中心部の方が時給が高かったり、自由診療で自費治療の「審美歯科」「インプラント歯科」のような時給の高い専門歯科は都市の中心部に多くあるので、近所にあまり求人がないようであれば範囲を広げて求人を探すもの良いかと思います。

診療科目

一番多いのは虫歯の治療や歯周病治療、義歯の制作をする「一般歯科」です。

この一般歯科に歯並びや咬み合わせを矯正する「矯正歯科」や「小児歯科」を併せてやっている所もあります。

よくテレビCMや広告などで見かける「審美歯科」「インプラント歯科」など「審美面」に特化した歯科医院もあります。

「口腔外科」は顎や口腔内全般においての治療範囲が広く、口腔内のがんなどの治療や対応も行います。

外科的手術もあることがあります。

お子さんをお持ちの方は「小児歯科」や「矯正歯科」を専門にしている歯科医院を就職先に選ぶのも良いかもしれません。

給与

パートの時給は800円~1,200円くらいの所が主流だと思います。

「審美歯科」「インプラント歯科」などに関しては保険ではなく自由診療の自費治療になるので、治療費が高額になります。

そのため、パートの給与も高めに設定してある所が多いようです。

パートであっても、仕事ができるようになり長く勤めていけば、昇給してくれる医院は多いです。

勤務時間や残業

歯科医院の診療受付時間は9:00〜19:00くらいの所が多いです。

なので、勤務時間は8:00〜19:30前後になります。

忙しい時間帯は午前中は開院直後である9:00〜10:00と仕事の昼休みを抜けて出てこられる12:00〜13:00です。

午後は学校が終わる時間帯から仕事の終わる時間帯の16:00以降が多いです。

曜日は休み明け月曜日と仕事や学校が休みのことが多い土曜日です。

一番重宝されて採用されやすいのはやはり、夕方以降や土曜日に出勤できる方。

「平日の日中のみで土曜日は必ず休みで」という方の採用はなかなか厳しいと思います。

患者さんの治療の具合や混み具合で残業になる可能性はあります。

自分自身が患者さんに付いていても、他のスタッフの手が空いていれば代わってもらえて時間通りに帰れることができますが、予約の患者さん以外の急患の患者さんがいらっしゃったり、スタッフが全員治療に付いていたりすると「時間になったので」といって帰れないので自分が付いている患者さんの治療が終わるまで…という感じで残業になることはあります。

お迎えの時間や子どもが帰ってくる時間だから時間通りに帰りますと治療の補助や片付けなどを放って帰ると、スタッフ同士の仲が上手くいかなくなる可能性もあります。

なので、働ける時間をギリギリで申告するのではなく、30分程度余裕を持ってシフトを組んでもらっておいた方が後々トラブルにならずに済むと思います。

とは言え毎回サービス残業になったりしないように、残業した場合の給与の付き方についてはきちんと確認しておきましょう。

福利厚生

パートの福利厚生で一番大きいのは雇用保険と交通費ではないでしょうか。

全額支給、半額支給、上限支給と交通費も医院によって支給状況が違います。

もちろん全額支給の所が1番ですが、上限支給の金額によっては全額支給の可能性もあるので確認が必要です。

また歯科医院ではユニフォームを着用します。

ユニフォームは医院から支給されます。

以前はワンピースタイプが主流でしたが、今はスクラブにズボンといった動きやすいタイプのユニフォームが増えてきました。

歯科医院のユニフォームは憧れている人も多いと思います。

応募の前に医院のホームページやFacebookなどで確認してみるのも良いかもしれません。

他には、細かいことですが、スタッフルームの設備が充実していると休憩時間が充実します。

冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、コーヒーメーカー、湯沸ポットなどの設備にコーヒー、お茶、などが医院の経費で準備されている所もあります。

各種保険

医院の経営形態や院長の考え方にもよりますが、社会保険が完備されている所、歯科医師国保の所、一般の国保の所とに分かれます。

パートの場合でも働く時間数や本人の希望などで社会保険、歯科医師国保に加入することができることがあります。

必要であれば確認しましょう。

また、雇用保険もパートは基本的につかない所が多いのですが、医院によっては加入することができる所もありますので、面接の時に確認されることをおすすめします。

ボーナスの有無

パートでも、一定期間勤めていると正社員よりは少ないですがボーナスを出してくれる医院もあります。

時給は高いですが、ボーナスは一般の会社よりも少なめなのが歯科医院の特徴で正社員でも月給の1ヶ月分~2ヶ月分といった所が多いです。

回数は夏冬2回もしくは冬1回の所が多いです。

パートは一律50,000円などの規定がある所もあります。

面接の時に確認しておいた方が良いと思います。

まとめ

いかがでしたか?

歯科医院は全国に多数あり、コンビニの数より多いと言われているほどです。

その中から自分に合ったパート求人を選ぶというのは、なかなか難しいことかもしれません。

しかし、ちょっとしたポイントに気を付けるだけで、マッチする歯科医院に出会える可能性はグッと広がります。

是非この記事も参考に、慎重な働き先選びをして下さいね。

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