住宅業界は離職率や転職率が高いと言われることも多いですが、そんな住宅業界の中でも特に営業は大変な仕事だと思われているのではないでしょうか。

「家」を扱う仕事なのでそれだけ取引金額も大きく、ミスも許されません。

また「家」という人生にそう何度もない大きな買い物であるだけに顧客の要求も厳しく、大きな責任とプレッシャーがかかります。

この記事では、住宅営業を辞めたいと思った時の対策について紹介していきます。

「住宅営業の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

住宅営業を辞めたいと感じてしまう4個の原因と対策とは?

住宅営業は精神的にも身体的にも負担が大きく、それだけに「辞めたい」と考えてしまうことも多いようです。

契約がバンバン取れるような調子が良いときもあればノルマに全然足りないときもあったりと浮き沈みが激しい仕事なので、沈んでいるときは辛く感じてしまいます。

具体的にどのようなことが原因で辞めたいと感じ、その時はどのような対策をとれば良いのでしょうか。

ノルマがあることがプレッシャーになる

営業職にノルマはつきものです。

住宅の営業の場合は扱うものが「家」という高額なものなので、「1ヶ月あたり〇棟」「営業利益○○円」などの巨額な単位のノルマが一人一人の営業に課されるのです。

ノルマを達成できないことはほとんどの営業の人が経験しますが、それが数ヶ月も続くと月ごとにどんどんプレッシャーを重く感じるようになります。

給料が下がってしまうこともありますし、営業会議で気まずい思いをしたり案件や契約を取るための行動を求められることが辛くなり「辞めたい」と感じるようになってしまうのです。

対策1:気にしない、プラス思考

プレッシャーを感じるのは自分の気の持ち方次第です。

サボっていてノルマが達成できていないなら問題外ですが、やるべきことをしっかりやっているのであれば、そのことに自信を持って「これだけ努力したのだから大丈夫、気にしない」と思えば良いのです。

「達成できなかった」ことを気にするのではなく、「前回はなかったけど、今回は案件が三つ増えた」などできたことや少しでも進歩したことを考えて、物事をプラスに考えるようにしましょう。

対策2:気分転換する

ノルマが達成できない原因と対策を考えることは必要ですが、営業というのは運もあるので悩んでいても仕方ないこともあります。

空いた時間や休みの日に仕事のことを考えなくて良い時間を作り、気分をリフレッシュしましょう。

楽しいことがあれば、仕事にもまた新しい気持ちで打ち込むことができるかもしれません。

それでもノルマが辛くて辞めたいと思っているなら、こちらからもっと自分に合った仕事をさがしてもらうと良いでしょう。

残業や休日出勤が多い

注文住宅の営業は一般の顧客を相手にすることが多いので、顧客の予定に合わせてアポイントが入ったり、打ち合わせが入ることもあります。

仕事量も多く、残業や休日出勤をしてこなさないと仕事が回らないこともあります。

営業は平日が定休日のことが多いですが、平日は建築の工事現場や銀行などは動いていて、休みの日でも電話や急な打ち合わせが入ることも少なくありません。

また家族や友人と休みが合わず、なかなか会うことができずに疎遠になってしまい、仕事が嫌になってしまうこともあります。

対策1:仕事のやり方は自由なのだから効率化する

営業は案件や契約さえ取れれば、その方法は個人のやりたいようにできます。

効率良く新規顧客を獲得して契約までもっていくなど、顧客へのアプローチの仕方も個人のやり方次第です。

仕事量が多いことに関しては、仕事の仕方を工夫し効率を上げることでカバーすることができます。

対策2:他のメンバーに気を遣わず、自分の仕事が終わったら帰る強い心も必要

営業は残業が比較的多い職種で、残業が常態化してしまっている職場もあるでしょう。

そんな中で自分だけ先に帰るのは気が引けて、なんとなく残業してしまっているという人もいるでしょう。

しかし売れている営業マンというのは時間の使い方も上手く、自分のペースを持っていて周りに流されることのない人が多いようです。

急な仕事がない限りは、無駄な時間の使い方をせずに早く帰宅して休息したりリフレッシュする時間に充てたほうが、仕事の効率も上がるでしょう。

知識が足りない、分からないことが多すぎる

住宅の営業は、それまで特に建築について学んだことがない人でも知識が必要になります。

他にも、税金や銀行ローンなどのお金に関することなど幅広い知識が必要です。

特に営業未経験者や建築関係の勉強をしてこなかった人は、覚えなければいけないことが数多くあります。

特にはじめの内は本を読んだりネットで調べたり、仕事以外の時間でもその知識を補う努力は必要でしょう。

対策:覚えるしかない

「無駄な知識」はありません。

一度覚えてしまえば、あとは非常に楽になります。

ここで得た知識は、自分が家を買うときや建てるときにも役立ちますよ。

個人成果主義でまわりはライバル

営業はチームを組んでそのチームにノルマが課されることがありますが、チームのメンバーであっても営業という個人の立場ではライバルです。

営業成績が給料や昇進に直結することもあり、周りの営業はみんなライバルです。

同じ顧客を取り合ってしまうことがあったり、転職者も多く個人主義なので人間関係も希薄で、仕事の相談などもしづらくて悩んでしまうということもあるようです。

対策:公私を分ける

仕事ではライバル関係にあっても、仕事外では同僚として切り替えて考えましょう。

人付き合いが苦手な人は、仕事以外のところで無駄な付き合いをしなくて良いから楽だと考えれば良いのです。

逆に人と接することが好きな人は、ライバルである人ほど性格が似ていて一緒にいて楽しかったり、時には仕事でも切磋琢磨していけると考えることもできます。

住宅営業の仕事に興味はあるけど、自分に向いているか不安な人はこちらから相談してみると良いでしょう。

「住宅営業の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

まとめ

実際に働いてみないと、その仕事の大変さは分からないかもしれません。

しかし大変な仕事だからこそ達成感ややりがいを感じることができたり、給料が高かったりなど良いところも多々あるはずです。

仕事の向き・不向きもありますので、自分の性格や仕事に何を求めるかを考えて、自分に合った仕事に就けると良いですね。




不動産営業求人についてもっと深堀りした情報を見る

不動産営業の仕事がおすすめな理由教えます!きつい?成功する人の特徴はコレ!

不動産営業というと、皆様はどのような仕事をイメージされますか?給料が良い、ノルマが厳しい、休めない・・・など様々なイメージがあると思います。私は不動産営業として6年間働いてきた経験があり、現在はその経験を活かして別の仕事をしています。不動産営業はどちらかと言うと良いイメージより悪いイメージを抱いている人のほうが多いのではないかなと思います。しかし、不動産営業を6年間やってきた私としては、不動産営業は良い仕事であり、おすすめできる仕事だと思っています。ここでは、不動産営業がなぜおすすめなのかということについて、私の経験から感じたことを紹介していきます。不動産営業のおおまかな仕事内容とは?不動産営

不動産営業の給料や年収はどれくらい?相場感や給料を上げるための転職術を教えます

不動産営業の給料事情をここでは詳しくご紹介しちゃいます。そもそも不動産営業は一般的に高い年収が望める点が魅力と考えられています。そんな気になる不動産営業マンの年収について今回は筆者自身の経験をもとにお伝えできればと思います。不動産営業の給与の相場や昇給などについて、なかなか他では知りえない情報をまとめてみました。ぜひ最後までご覧ください。不動産営業の給料の相場はどのくらい?一般的に高収入が望めるというイメージをお持ちの方が多い不動産営業ですが、実際に給料(月給)の相場はどのくらいなのでしょうか?会社によっても当然差がありますが、一般的に不動産営業の基本給は低く設定されていることがほとんどです。

不動産営業の仕事を辞めたい…と感じる人の4個の理由と乗り越え方とは?

不動産営業について皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?一般的にはネガティブな、ノルマが厳しいイメージをお持ちの方が多いと思います。実際にはどうなのかというと、確かに厳しい世界であり甘くはありません。その為、長く働き続けている方が少なく、比較的離職率の高い業界と言えます。しかし、高い収入が得られる可能性のある仕事でもある為、魅力的な仕事であるとも言えます。今回は、不動産営業をやっていて辞めたいと感じる理由と、その乗り越え方について書いていきたいと思います。不動産営業を辞めたいと感じる人の4つの理由とは?営業ノルマが厳しい不動産の営業ノルマは本当に厳しいです。高い収入が望める営業の仕事に

不動産営業の仕事内容は?向いてる人の特徴や活かせる経験についてもご紹介します!

不動産営業の仕事というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?ノルマが厳しい、大変、休みがない、給与が高いなど様々だと思います。実際の不動産営業とはどうなのかというと、種類によって大きく異なります。不動産営業の仕事内容は具体的に何をするのか、どんな人が向いているのか?また、向いていないのはどんな人なのか?その後のキャリアなどについて書いていきたいと思います。不動産営業の仕事は大きく4つの役割に分けられます。不動産の仲介不動産流通事業会社に勤務して、一戸建て住宅やマンション、アパート、土地、店舗、倉庫、工場などの不動産物件の売買や賃貸を仲介する仕事です。売りたい物件、貸したい物件と買いたい人、借

注文住宅営業が向いている人の7個の特徴とその力を活かせる職種・仕事とは?

「営業」と聞くと、ノルマがあって辛い、仕事の拘束時間が長いなど「大変な仕事」というイメージを持ってしまう人が多いかもしれません。確かに転職者も多く、なかなか契約が取れなかったり、残業が続いたりすることもあるので、誰にでも簡単にできる仕事ではありません。しかし、「注文住宅営業」は人生でそう何度もない「家」を建てるお手伝いをする仕事であり、お客様から感謝されたり、「家」という大きなものの計画から完成するまでの過程を一番近くで関わることができるので、間違いなくやりがいを感じることができます。営業は「どうしたらこのお客様を攻略できるか」というゲームのような感覚がある職業とも言えます。更に、自由度が高く