この記事では、臨床工学技士の仕事内容や業務に関して詳しくご紹介したいと思います。

大きくは4つの役割に分けられますが、その中でも様々な業務がありますので当然勉強が必要です。

臨床工学技士に向いている人、向いていない人や仕事に活かせる経験もお教えいたします。

臨床工学技士をこれから目指す方は様々な知識を学ぶことで仕事のやりがいにも繋がりますので、是非読んでいただき参考にしてみてくださいね。

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まずは「臨床工学技士」の仕事例をチェック

臨床工学技士の大まかな仕事内容

臨床工学技士の仕事内容は、就職先によって大きく分かれます。

自分がやりたい業務内容が決まっていれば、就職先で業務が確立されているかどうか自分で確かめなくてはなりません。

やりたい業務がないという方は、幅広い業務を経験できる総合病院に就職することをおすすめします。

いくつか業務内容を紹介するので、興味を持った分野に精通した病院を探すと良いでしょう。

臨床工学技士の仕事は大きく4個の役割に分けられる

透析業務

数ある中でも特に有名な業務として、透析業務が挙げられます。

腎臓の機能が低下することで血液の清浄化ができなくなった患者さんに対し、血液浄化装置と呼ばれる機械を用いて、血液を綺麗にします。

透析業務を経験していない臨床工学技士は透析業務を行っている病院への転職がしにくいため、必須スキルと言っても過言ではありません。

透析業務には患者さんとのコミュニケーションが欠かせないため、信頼関係を構築させることで業務をスムーズに進めることができます。

コミュニケーションが欠かせない理由は、透析を行う際の穿刺業務があるからです。

穿刺業務とは、血液を透析の機械へ循環させる際に患者さんの血管に針を刺す業務で、痛みを伴う侵襲的な治療になります。

上手に穿刺できれば患者さんの痛みや苦痛を軽減させることができますが、緊張して失敗すると苦痛を与えるだけでなく、これから治療する上でネガティブな感情を与えてしまうことになります。

患者さんとの信頼関係を上手く築いていれば、失敗したことに対して謝罪し許してもらえるうで気持ちを切り替えることができます。

患者さんとの良い関係を築くには誠意を持って業務を行い、思いやりのある言葉をかけることが大切です。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル業務とは、心臓の主要血管を造影剤やX線透視を用いて、検査や治療をする業務です。

一人の患者さんに対し、循環器内科医や看護師、検査技師や放射線技師、臨床工学技士など様々な職業が関わるチーム医療であることが特徴です。

臨床工学技士としての役割は、検査で使用する医療機器の運営や患者さんの誘導、バイタルサインのモニタリングとなります。

業務で使用する医療機器では、「IVUS」と呼ばれる血管内を超音波で画像化する方法など最新の技術が搭載されているため、機械の知識が問われる場面が多いです。

また、心臓カテーテル業務は最も緊急性の高い業務です。

例えば、急性心筋梗塞と呼ばれる心臓の血管が詰まる病気があります。

救急車で搬送されて急性心筋梗塞が疑われると、緊急心臓カテーテル検査となります。

心臓の血管が詰まっていた場合、体の全体に様々な異常をきたします。

心臓に酸素が行き渡らなくなることで不整脈が起こりやすくなり、心停止を起こします。

そのため、PCPSと呼ばれる経皮的心肺補助装置を導入することもあります。

臨床工学技士はPCPSを準備し、プライミングや導入操作、使用中の管理を行います。

このPCPSの操作方法を間違えたり、操作に時間をかけたりしていると、患者さんは命を落としてしまうことにもなりかねません。

日々のルーチン検査でも、アレルギーショックや合併症で低血圧性ショックの状態に陥ることもあります。

このように、患者さんの命に直結する業務であることを肝に銘じて業務に取り組むことになるため、やりがいのある仕事とも言えます。

ME機器管理業務

ME機器はMedical Engineering(医用工学)機器の略称で、臨床工学技士は各病棟で使用する医療機器の運営や管理を行います。

病棟で機械の不具合があった際のトラブルに応じるため、医療機器に関する幅広い知識が問われます。

ルーチン業務としては、医療機器の定期点検や人工呼吸器の見回り点検、貸出機器の所在把握などが挙げられます。

病院において必要不可欠な業務であるため、ほとんどの総合病院で携わることが多いと言えます。

いかに効率良く安全に医療機器を運営できるか、日々考えて業務を取り組むことが大切です。

修理依頼で壊れた医療機器を持って来られた際、業者へ委託することが一番簡単ですが、コストが発生します。

そのため、臨床工学技士が修理することでコスト削減へと繋げることができます。

医療機器の修理こそME機器管理業務のやりがいの一つと言えます。

また、人工呼吸器の導入や管理も行います。

人工呼吸器は、自分で呼吸ができない患者さんに導入することが多いです。

そのため様々な生理的知識が問われ、人工呼吸器の設定を医師と相談し治療計画を立てていきます。

ペースメーカ業務

不整脈を持つ患者さんに植え込む医療機器です。

大きく分けるとペースメーカ(PM)、除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT)の3種類があります。

これらの機器は様々な不整脈をモニタリングし、治療を行います。

心臓へ直接刺激を与える機器であるため、不適切作動や不具合が起こった際、プログラマと呼ばれる専用の機械を用いて、ペースメーカの状態を調べて設定変更などを行います。

ルーチン業務では外来で患者さんが来院された際、プログラマを用いてペースメーカに異常がないかを点検します。

ペースメーカには世界で5社のデバイスが存在するため、各社の専門用語や特徴的な機能をしっかり勉強する必要があり、細かい設定なども理解して患者さんに提供する必要があります。

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透析業務

人工透析の準備

透析に必要な透析液の管理や透析装置への透析回路の取り付け、透析回路のプライミング(洗浄と充填)作業を行います。

透析の準備では透析液の濃度チェック、透析回路のセッティングやプライミングを行います。

施設によっては、透析回路のセッティングを前日に行う場合があります。

また、患者さんのデータの下調べ等も必要になってきます。

透析患者さんは9時頃から来院されるため、「早出」といった勤務体制を導入して準備をしている施設が多いです。

透析開始

患者さんが来院されたら、まずはバイタルサインを測定し、透析をしても問題ないかの確認を行います。

患者さんが入室されたら、ベッドサイドへ行き挨拶や日常会話を行いつつ穿刺業務へと移ります。

二人一組で各受持ち患者さんの透析を開始していきます。

透析が開始されたら患者さんのバイタルサインのモニタリングを行い、安全に透析治療を行うことに努めます。

前回の透析から体重がかなり増えていた場合、透析の除水設定を低めにします。

穿刺業務は看護師のみが行っている施設と臨床工学技士も行っている施設があるため、穿刺スキルを獲得するための就職先を探す際に見るべきポイントと言えます。

透析終了

透析の間は定期的にバイタル測定やシャント音の確認を行います。

無事透析が終了したら透析回路内の血液を患者さんに返血していきます。

返血を終えたら、針を抜き止血します。

その後、バイタルサインを測定し気分不良などがないかの確認を行います。

患者さんを見送ってから環境整備とベッドメイキングを行います。

これらは看護師やパートの人が担当している施設もあります。

次の日のために透析回路の準備や、患者さんの治療結果などのデータ入力を行います。

データ入力は様々な情報をチャート化することで、より安全で高質な医療を提供するために必須となります。

心臓カテーテル業務

検査の準備

医療機器の始業点検や立ち上げが主な業務です。

検査で使う医療機器には、必ず使用する医療機器と患者さんが急変した際に使用する医療機器があります。

どちらも常に安全に使用できるよう点検する必要があります。

また、検査を受ける患者さんの情報を事前にカルテで確認しておくことが大切です。

検査開始

患者さんが検査台へ上がったら、まずはバイタルサインの測定を開始します。

医師へデバイスなどを渡し、必要な検査を受ける準備をします。

造影用カテーテルやシースイントロデューサ、ガイドワイヤーなどが基本のデバイスとなります。

これらのデバイスの特徴や構造を知っておくことで、検査や治療の際に医師へのアドバイスやコミュニケーションをとることができます。

治療開始

心臓の血管が狭くなったり閉塞したりしている診断があれば、血管を再建する治療を開始します。

治療用のデバイスを準備し、医師の指示で渡します。

この際もデバイスに詳しくないと、治療戦略やトラブル対応に戸惑ってしまいます。

デバイスは日々進化しており、新製品が出た際にメーカー主催の勉強会が行われます。

スタッフへの情報の周知や質疑応答による知識の向上を目的としています。

実際に手技の流れや治療戦略を覚えるには、術者のアシスタントをすることが一番の近道です。

アシスタントは医師の動きを間近で見ているため、医師の指示でデバイスを術野へ渡す際、頭で考えなくてもできるようになります。

臨床工学技士は術者のアシスタントをすることが少ないため、自分で取り扱うデバイスの知識だけでも頭に入れておき、治療の戦略を常に頭で試行錯誤しておくことが大切です。

そうすることで突発的な事態への対応力や応用力を身につけることができます。

診療報酬の集計

検査や治療で使用したデバイスの診療報酬を集計し、事務課へ提出する必要があります。

方法は施設によって異なりますが、多くの場合パソコンを使って行います。

ME機器管理業務

医療機器の管理

医療現場において様々な種類が存在するME機器の管理・運用をどのように行うかが主な業務内容になります。

医療機器の購入から廃棄までのサイクルを把握し、修理履歴や点検履歴をデータベースで残しておくことで、より安全にME機器を提供することができます。

医療機器の管理は中央管理システムを利用して行われます。

これは全ての医療機器ではなく、限定した医療機器を特定の部屋で管理し、必要時に病棟へ貸し出しをするシステムになっています。

ほとんどの施設では、医療機器管理ソフトを利用した効率的な管理が行われています。

病棟対応

医療機器は病棟や検査室など、様々な場所で使用されています。

臨床工学技士は機器を使用する各部署からの連絡を受け、トラブル対応に当たることになります。

使い方次第で故障する恐れもあるので、医療機器を扱う看護師や多職種のスタッフに対して、機器の説明や情報提供をすることも業務の一つです。

医療機器の定期点検

定期点検は、周期的に医療機器を点検することで「実際に使用する時に壊れていたために使用できなかった」ということを避ける役割があります。

また、機械の異常を発見することで安全な医療を患者さんに提供することができます。

点検の周期については、過去の修理頻度の経験やメーカー推奨の周期を基に決定します。

点検マニュアルに沿って行う業務であるため、難易度は比較的低い業務ですが正確に行わなければなりません。

他にも、点検マニュアルの見直しや作成、病棟へME機器の勉強会開催などがあります。

人工呼吸器管理

集中治療室(ICU)や一般病棟で人工呼吸器が必要となった際、臨床工学技士が用意します。

患者さんの状態に応じて、どのような設定が最適かを主治医にアプローチすることもあります。

人工呼吸器の管理やメンテナンスを行い、安全に使用されているか、異常がないかなども確認します。

ペースメーカ業務

ペースメーカの定期検査

患者さんに植え込んでいるペースメーカを定期的にチェックしていきます。

周期は病院によって異なりますが、ほとんどは3ヶ月ごとの点検となります

主治医や業者と一緒に点検する病院もあれば、臨床工学技士一人で点検する病院もあります。

患者さんに問診を行い、自覚症状に応じてペースメーカを患者さんに合う設定へ調整することもあります。

緊急対応

ペースメーカを体内へ植え込んでいると、CT撮影やMRI、除細動治療や電気メスなどを制限されることがあります。

そのため、電気や磁場を発生させる検査に対して事前にペースメーカの設定を調整する必要があります。

その際に臨床工学技士はプログラマを用いて、医師と相談して設定を変更します。

臨床工学技士の仕事はどんな人に向いている?向いている人の5個の特徴とは?

コミュニケーションがとれる人

臨床工学技士は、多職種のスタッフや患者さんとのコミュニケーションが必要不可欠になります。

コミュニケーションをとるには、相手の名前や性格などの情報が必要です。

一度に複数のスタッフの顔や名前を覚えることは難しいかもしれません。

相手に興味を持つことを心掛け、目を見て名前を呼ぶようにしてみましょう。

好奇心旺盛な人

日本の先端医療の発展に向けて、各医療機器メーカーが次々に新商品を開発しています。

臨床工学技士は医療機器のスペシャリストですので、操作する機械が安全で質の高い医療を提供できるかも考えなければなりません。

また、医療の研究はまだまだ未解明なことが多く、正しい情報やガイドラインはその都度更新されていきます。

確かな根拠に基づいた医療を提供するため、日々の勉強を惜しまない努力が必要です。

好奇心を持ち、知識を吸収することは医療機器のスペシャリストへの近道になります。

また、職場によっては業務時間内に勉強することが許されないこともあります。

プライベートな時間を削って勉強をし、医療知識の追求ができる人は、将来生き残れる人材となるでしょう。

理系が得意な人

臨床工学技士は文系・理系どちらの知識も必要ですが、医療機器に詳しくなるためには理系の知識が必要です。

人体のしくみに興味があったり、機械、パソコンを触ったりするのが好きな人は比較的向いています。

機械の修理もメーカーに委託するより、臨床工学技士がその場で修理した方が経費を抑えることができます。

向上心のある人

就職して一年目は周りも優しくフォローしてくれますが、働く年数が経過するにつれて周りの評価はより厳しくなるでしょう。

そのため、一年目の内に業務内容をある程度覚えることが大事となります。

中には懇切丁寧に教えてくれる優しい先輩もいますが、貪欲に覚えることで独り立ちする時間が少ない方が評価は上がるのではないかと思います。

医療業界では人手不足の職場もあり、業務に追われて新人教育が充分にできないこともあります。

受け身の姿勢ではなく、自ら進んで業務内容を覚えようとする積極性が成長への近道です。

忙しい中でも空き時間を見つけ、先輩に教えてもらうようにしましょう。

思いやりのある人

患者さんのことを第一に考え、思いやることで質の高い医療の提供ができます。

仕事をしていると、必ず何らかの壁にぶつかることがあります。

職場環境によっては先輩に相談できなかったりすることもあるかもしれません。

その時は一旦初心に帰り、患者さんのことを考えるようにしましょう。

どれほど辛い状況でも、患者さんに献身的に接することで良い状況へと変わっていきます。

病院には老若男女問わず様々な患者さんが来られます。

特に透析治療を必要とする患者さんには気難しい人も多く、対応に悩むことがあると思います。

相手を思いやる心を忘れずに仕事をすると、やりがいを感じる日が必ず来ます。

逆に、臨床工学技士の仕事が向いていない人って?

どの仕事にも言えることですが、人間には向き不向きがあります。

向いていない人の特徴についてご紹介します。

給与面を重視する人

医療業界は自己犠牲の下に成り立っていると言っても過言ではありません。

理由としては責任のある仕事であるにも関わらず、内容に見合った給料が貰えないからです。

生活に困るほどではないですが、給料面を重視する人にはあまり向いていないかもしれません。

ただ、民間企業や一部の病院では例外もありますが、給料面は恵まれている代わりに業務内容が忙しくプライベートな時間が確保できないこともあります。

それでも臨床工学技士になりたいという人には、「透析クリニック」への就職をおすすめします。

透析クリニックはまだまだ需要が高く、初任給が平均給与額よりも上です。

そのため、給与面を重視して透析クリニックに就職する人も多いです。

更に定時帰宅できるクリニックが多いため、終業後の時間を有効に使うこともできます。

本業以外でも稼ぎたいという人には、副業をすることも可能だと思います。

パニックになりやすい人

どんな状況でも冷静に物事を判断し、行動に移すことができれば優秀であると言えます。

しかし、医療の現場では計画通りに業務が進まないことがあります。

患者さんの状態が急変した際にも、臨床工学技士は医療従事者として何らかの対応をしなければなりません。

就職してすぐの時期は慣れるまで、慌てたりパニックになったりすることもあるでしょう。

患者が急変したらどういう行動をとるかなど、イメージトレーニングするだけでも実際の動き方が変わります。

経験と知識を積み重ねることである程度の対応力は身につきますが、どうしても性格が邪魔をしてパニックになったり頭が真っ白になったりする人はいると思います。

努力してもあまり改善しない場合は、医療現場で働くことを諦めて講師の道や企業メーカーへ転向するのも良いと思います。

内気な性格な人

その時に、自分の意見を思うように伝えられない人もいると思います。

患者さんに不利益を与えないようにしなければなりません。

間違った判断で適切な医療や治療を提供できない場合、患者さんに多大な影響を与えてしまいます。

医師も一人の人間ですので、注意していても間違うことがあります。

その間違いに気付いた時は指摘しなければなりません。

就職して間もない頃は意見を言いにくいと思いますが、先輩に相談して意見を伝えてもらったり、言い方を変えたりして上手に伝えることが大切です。

内気な性格だと自覚している人は、自分の意見を少しでも発信する努力をしましょう。

臨床工学技士の仕事のやりがいや面白さを感じるポイント

現代の医療では精密でより複雑な医療機器が多く存在し、これからも増えていきます。

それは発展途上の段階にある臨床工学技士の出番が増えることにも繋がります。

臨床工学技士のやりがいや面白さを感じるポイントについてご紹介します。

やりがいを感じるポイント

仕事をする上で、やりがいはとても大切です。

業務のモチベーションの維持や探求心の向上、勉学への勤しみに繋がります。

ルーチン業務で一つでもやりがいを感じればそこから探求心が広がり、他の業務でも活かすことができるでしょう。

やりがいを感じるには就職して時間がかかりますが、その内見えてくるでしょう。

信頼される

一番大きなやりがいは、他のスタッフから信頼されることです。

信頼されることでよりモチベーションが上がり、更に勉強したくなるようになります。

臨床工学技士は医療機器のスペシャリストなので、多職種のスタッフから頼りにされる場面が多いです。

他のスタッフからの信頼を勝ち取るには、学会への参加や論文を徹底的に読むことや、メーカーに質問して情報収集をし、自らの知識を高めることも一つの方法です。

また、こまめにコミュニケーションをとることを心掛けると、より良い信頼関係を築くことができます。

健康に詳しくなる

臨床工学技士を経験していると自身や身内の健康状態に敏感になり、より健康に詳しくなります。

年配の人は健康番組に対する興味が非常に高いため、透析患者さんへアプローチする際にも応用することができます。

その際、テレビやインターネットの情報が正しいか真偽を確かめた上で情報を提供することが大切です。

日々進化する医療機器の情報が手に入る

メーカーから新しい医療機器の情報が常に入ってきます。

面白い内容であったり優れている商品であったりする場合、購入の上申をすることができるため、非常にやりがいを感じます。

臨床工学技士は機械が好きな人が多いため、多くの医療機器に触れ仕組みを理解することができる職業としては天職と言えます。

責任のある業務が多い

医療従事者の中でも臨床工学技士は、生命に直結する業務が多いです。

例えば補助循環法の一種であるPCPSの導入や人工心肺の管理、呼吸器の導入など様々な場面で責任を感じます。

特に心臓カテーテルは緊急度が高く、状態が急変すると命に関わる重要な臓器なので、常に急変のリスクがあるということを考えて取り組む必要があります。

プレッシャーも感じますが、責任が重い仕事を終えた後は、ルーチン業務とは違う達成感や充足感を味わうことができます。

面白いポイント

臨床工学技士で働いていると、面白いと感じる場面が多々あります。

勉強する上で興味がある分野については自主的に調べるようになるため、頭に残りやすいと言われています。

面白いと感じることは、より医療機器のスペシャリストへの近道となるでしょう。

業務範囲の拡大

臨床工学技士は、国家資格として誕生して歴史が浅い職業です。

そのため、世間での認知度は医療職業の中でも高くありません。

しかし視点を変えると、これからどんどん発展し得る職業とも言えます。

現在の様々な病院では、臨床工学技士としての業務範囲を拡大していく動きがあります。

この動きに乗り遅れないためにも、最新の知識や情報を得られるよう努力することが必要だと思います。

セミナーや講演会

医療のセミナーや講演会は、比較的高単価なものが多いです。

他職種に比べて、臨床工学技士向けのセミナーは薬品会社や医療機器メーカー主催である場合があり、比較的安価であることが多いです。

そのため、お金に余裕がない時期でも、セミナーや講演会に足を運び知識を獲得しやすいでしょう。

大きな講演会では、様々な医療機器メーカーのブースが展示されておりメーカーの担当者と直接話をすることができます。

病院によって業務内容が全く異なる

現在、全国の病院に臨床工学技士が配属されており様々な業務に取り組んでいますが、病院によって業務内容が異なります。

臨床工学技士の歴史が浅かったり、人手不足による業務範囲の拡大が追い付かないことも原因の一つではないかと思います。

スキルアップのためには一つの施設で決められた業務範囲をこなすことや、他の病院へ転職して様々な経験を積むなどの方法があります。

医療機器の操作

面白いと思った医療機器に出会えれば、原理や仕組み、応用など様々な知識を得ることに夢中になるでしょう。

物事の探求心や疑問に思ったことを研究し、院外で発表する面白さは他の職種にはありません。

学校では、医療機器について勉強することは非常に少ないです。

臨床現場で医療機器に触れてみると、機器の仕組みや原理が複雑であればあるほど奥が深く、面白いと感じることが多いです。

臨床工学技士の仕事で活かせる今までの経験とは?

仕事では今までの経験を活かし応用を利かせられることがあります。

学生の頃にパソコンや機械類の知識をつけておくことで、講習会の資料作りや医療機器の修理にも役立ちます。

少しでも活かせる経験を積んでおきたいという人は以下を参考にしてください。

臨床実習

必須科目である臨床実習は、養成校によって実施する時期は異なります。

座学の知識がついてきた頃に実施することが多いですが、就職活動や国家試験前など大変な時期に行う養成校も存在します。

今まで座学で得た知識と医療現場で使える知識の違いを知る貴重な経験になると思います。

医療現場を知ることで更なる勉学に励むきっかけにもなりますし、業務内容によってどのような知識が求められるかのヒントが得られます。

そのため、ただの見学で終わらせるのは非常に勿体ないです。

質問をするなど積極的に実習に関わり、より多くの情報を引き出すことに集中すると良いでしょう。

英語の勉強

医療業界では英語が多く用いられ、特に医療機器は外国産のメーカーが多いです。

機械のエラーや故障は英語で表記されるので、意味不明な文章が突然画面に表示されることもあります。

そのため、日本医学英語検定試験や英語検定などの資格があると業務がかなり捗ります。

最近では外国人の患者さんも増えてきているため、英語の勉強をしていて損はないと思います。

部活動やアルバイト

学生の頃に部活動やアルバイトを経験しておくことで、将来必ず役に立ちます。

職場の先輩への立ち居振る舞いや接し方が上手になります。

後輩から慕われたり先輩から信頼されたりすることは、臨床工学技士という小さい職場の中では大変重要となります。

また、臨床工学技士の業務が忙しく思うように休憩が取れない場合もあります。

そういった状況を乗り切る体力作りも、部活動やアルバイトの経験が役に立つと思います。

その後のキャリアについて

キャリアアップの道

キャリアアップは外部への発信が近道となります。

同じ職場で働いていると昇任はありますが、何かの活動をしているかどうかでもかなり差が出てきます。

若い頃から講習会やセミナーへ積極的に足を運び、研究した成果を発信していきましょう。

すると、外部の臨床工学技士と情報共有ができたり、引き抜きされたりすることがあるかもしれません。

しかし、キャリアアップが全てではありませんので、自分が将来何をしたいか考えることが大事でしょう。

他の仕事でも活かせる経験

看護師や臨床検査技師へ転向する際、臨床工学技士としての知識は重宝されます。

当直や夜勤の体制のある病院もありますが、臨床工学技士が24時間在中しているとは限らないのです。

医療機器に詳しく何かあった際に対応できるため、周りからは頼れるスタッフとして一目置かれることでしょう。

講師としての道

臨床工学技士は、養成校の非常勤の講師として呼ばれることがあります。

教えるための資料作りは大変ですが、とてもやりがいがあると思います。

教え子に自分の知識を提供することで、知識の定着や更なる追及に繋がります。

そのため、教える立場を存分に活用することができるでしょう。

まとめ

臨床工学技士の仕事内容についてご紹介しました。

医療は日々進歩するものであるため、日頃から正確な情報を選定し、根拠に基づいた医療を提供することが大切となります。

また、医療機器を正しく扱うためにも勉強会を開催したり、他の職種とのコミュニケーションを行ったりする必要があります。

これから臨床工学技士の業務内容が拡大していく中で、スペシャリストとして一つの業務をより深く勉強するか、ジェネラリストとして幅広い知識を獲得したいか日々考え、努力を重ねて自分の進む道を探していきましょう。

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臨床工学技士が人気な理由を紹介していきたいと思います。 臨床工学技士の仕事は、医療を影で支える業務であるため、どんなことを具体的にしているかイメージが掴みにくいですよね? 医療系は大変そうな印象が強いので、臨床工学技士の仕事もきついんじゃないかと不安にもなります。 そこで、ここでは実際の医療現場でどんな業務をしているか、特に人気のある「臨床工学技士」の理由について詳しくお話していきたいと思います。臨床工学技士ってどんな仕事?医療機器の点検やトラブル対応、人工透析治療、診療の補助を主な仕事として病院で働いています。また、医療機器メーカーや治験施設、養成校の講師など様々な就職先があります。現