農業は、「重労働で少ない収入」との印象が強いようですが、私はこんなに素晴らしい仕事はないと思っています。

私たち家族は脱サラして、北海道で農業を始めました。

私たちが経験したり、聞いたりした中から、どのようにしたら農業につくことができるのか。

農業の仕事について様々な作業内容や向き不向き、メリットなど説明したいと思います。

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農業はどんな仕事なのでしょうか?

天候に左右されますが、自分の持っている知識や経営能力を問われる仕事です。

農業の大まかな仕事内容とは?

ハウス野菜を例に挙げると、春先にハウス周囲の除雪、ハウスのビニール張り、種まき、鉢上げ(双葉になった苗を、1本ずつポットに移す)、育苗と続きます。

土壌分析のデータをもとに畑に肥料をまき、定植の準備。

定植、そして、定植後の苗の世話(苗の固定、脇芽取り)などもあります。

収穫時期になると、収穫、出荷、そして、全ての収穫終了後、後片付けと続きます。

収穫時期が終わると、次期のために畑の秋おこし、ビニールハウスの撤収、片付け。

積雪時には、昼夜を問わずビニールを張ったままのハウスの倒壊防止の雪下ろし、周囲の除雪。

以上のように多岐に渡るお仕事が存在します。

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農業の仕事は大きく5個の役割に分けられる

農業の仕事内容は作物によって様々ですが、今回は一般的な作業内容を説明していきます。

土づくり

私が農業を始めたときに、「仕事は段取りが8割」と教わりました。

農業における段取りとは、まさに土づくりのことです。

「土づくりが成功するといい生産物ができる」とはっきり言い切ることもできます。

そんな土づくりは各農家によって様々です。

また日本各地で気候の違い、日照時間の差によっても土づくりの方法は違ってきます。

私は、約2か月間かけて土を作っています。

土づくりの本来の目的とは、連作障害を減らすため、土を休ませることにあります。

誤解を恐れずに言うと、シーズンオフの間に土壌に栄養補給して次シーズンの準備をするわけです。

この準備をすることで、シーズン中には栄養を作物にしっかりと送ることのできる土壌が出来上がるのです。

作付け

作付けとはその名の通り、作物を植え付けることを言います。

植え付け面積や単位面積あたりにどれだけの本数を植え付けるかを決めます。

ところで、植え付けるといってもどのように植えるのでしょうか?

例えば10センチ間隔であったり、20センチ間隔であったり又は50センチ間隔であったり、果たしてどの間隔が正解なのでしょうか?

答えは作物によって違うのです。

またこの間隔のことを株間と言います

例えばいちごの場合株間25センチから30センチが一般的です。

ではこの株間で何が変わってくるのでしょうか。

株間が狭いと単純計算で、単位面積当たりの収穫量が増えることになります。

逆に株間が広いと単位面積当たりの収穫量が少なくなるはずです。

これだけ聞くと、できるだけ狭く植えたほうが良いように感じます。

管理

管理作業とは、除草、潅水、農薬散布、脇芽取り摘果などの生産物の生育に関わる全ての業務のことを言います。

簡単に言うと作物の生活環境を整える業務です。

各作物によって管理の内容は異なってきます。

生育期間の中で一番長時間行う作業がこの業務になります。

それぞれの作物の特性をしっかりと学んで適切なタイミングで適切な管理を行うことがよい作物を生産するポイントです。

例えばいちごの摘果作業(花を摘んで着果数の調整をする作業)では時期によって数を調整します。

真冬の日照時間の少ない時期にたくさんの花を残すと着果負担と言って株に負担をかけてしまいます。

株が弱ると次に咲く花が少なくなったり、遅れて咲いたりしてしまします。

適切なタイミングで、適切な量の摘果をすることが株に過度に負担をかけないスムーズな生育につながります。

収穫

毎日管理して生産してきた作物を収穫する集大成の作業です。

作物によって収穫方法は異なります。

米、芋などは機械での収穫になります。

このような作物大規模な面積で栽培されているので機械化が進んでいます。

またトマトやいちごなどの果菜類は手作業での収穫作業になります。

また果実も手作業で収穫作業になります。

傷をつけないように丁寧に収穫することが大切です。

出荷

出荷業務はいろんな形態があります。

協同組合などの組織に加入して出荷するのか、営農組合に加入するのか、自分で出荷する方法もあります。

農協などを通して出荷する場合は、農協職員が営農指導に来てくれ、きめ細かく指導してくれます。

また出荷に関わる諸手続きを代行してくれるために生産に特化して作業できるメリットがあります。

営農組合での出荷は組合員で協力して生産した作物を農協や組合独自に出荷する形になります。

組合によって形態は異なりますが、一般的には農協との取引が多いようです。

自分で出荷する場合は、レストランと契約したり、道の駅やスーパーのに直産物コーナーに出荷したり直接自分で契約して取引することが一般的です。

もちろん農協に出荷することもできます。

*個人農家や営農組合は農協の組合員になっていることが一般的です。

農業に関する各種補助金などの窓口が農協になっていることが多いからです。

土づくりの3個の業務

肥料を入れる

有機堆肥、化学肥料、石灰などを畑に散布します。

この時、なるべく均一になるように散布することがポイントです。

トラクターで耕す

施肥した畑をトラクターで耕します。

土の状態をよく観察し、適切な水分量で耕すことがポイントです。

水分が多すぎると土が固まったり、粘土のようになってしまうことがあります。

また水分量が少なすぎると散布した肥料と土が綺麗に混ざらないことがあるので注意が必要です。

その他

私はこの他に、肥料を散布した区画を水で満たし、その上に透明ビニールを覆い1か月間土を寝かせています。

こうすることで土壌の消毒効果と有効微生物を増やし、作物の生育に最適な土壌環境を整えることができます。

土づくりに関しては各農家でそれぞれの方法があります。

投入肥料に関しても農家の数だけ方法があると考えていいです。

作付けの3個の業務

育苗

育苗は土づくり同様非常に重要な業務の一つです。

健康な苗が仕立てられると安定した収穫量が確保できます。

毎日の水やりを確実に行うことが大切です。

植え付け

植え付けは前述したように、何本の苗をどれだけの面積にどのように植えるか決め、植え付けることです。

各作物に最適な植え方があります。

地域にもよりますが、教科書通りの植え方が一般的に安定した収穫量を期待できます。

畝の高さ

高い畝で作る作物は下に根が伸びる作物です。

水分を求めてぐんぐん下に根っこが伸びていくのでなるべく高い畝を作ることで根を長く伸ばします。

いちごが高畝の作物の一例です。

低い畝で作る作物は根っこが横に伸びる作物です。

西瓜などは養分を求めて横にぐんぐん根が伸びるので畝のわきに追肥をしてやることがポイントです。

手入れの3個の業務

防虫・動物被害対策

対策は必ず必要です。

防虫対策に関して、農薬散布で対策します。

農作物に寄って来る虫で被害が大きいものは、ダニ、アザミウマ、ヨトウ虫類(蛾の幼虫)、アブラムシなどが一般的です。

各農薬に成分、対象害虫、希釈倍率、使用回数が記されています。

農薬散布日報などにいつどのような農薬をどれだけの希釈で散布したかを記入することで過剰散布を防ぐことができます。

また最近では農協などの出荷先から出荷時に農薬散布日報の提出を求められることが一般的です。

動物被害は電子柵や、罠などで対策します。

しかしこのような対策には免許や講習が必要です。

勝手に罠などをしかけないようにしましょう。

追肥や土寄せ

追肥は作物の生育に欠かせない大切な栄養源です。

液体の肥料を株もとに潅水する方法や、固形肥料を根っこが伸びる先に置く方法もあります。

液肥の場合は株元に潅水用のチューブを添わせるので設置コストはかかりますが、過剰施肥が少なくリスクが少ない方法です。

また液肥混入の設備を整えると蛇口をひねると液肥が流れます。

量やタイミングはもちろん均一に施肥できる点が優れています。

固形肥料の場合は肥料の量やタイミングは農家の腕にかかっています。

この方法は観察力に優れたベテランの農家さんなどこだわって生産されている方が多い気がします。

液肥に比べて管理リスクが大きい反面肥料の効きは大きいように感じます。

また均一に生育していな場合に個別に施肥してやることで生育の遅れを取り戻すことができます。

土寄せの作業と追肥は一般的にセットで行われることが多いです。

例えばネギの場合、追肥後土寄せをします。

ネギの根は土の表面に上ってこようとするため、追肥と土寄せを同時に行うことで肥料を吸収しながら根を土のかぶった分

温度・湿度調整

温度と湿度は植物の光合成にとって非常に重要な要素です。

それぞれの作物に適切な生育温度と湿度があります。

光合成の80%は午前中に行われるのですが、その時に適切な環境を整えてやることが大切です。

昨今の施設園芸では温度、湿度、照度などの環境制御を自動でできる設備も整ってきています。

初期設定は必要ですが、生産物によって設定は変えることもできます。

もちろんコストはかかりますが、空いた時間を管理作業や販路開拓などの他作業の時間に回すことができるので導入が増えてきています。

また温度や湿度が病害虫に与える影響も大きいです。

例えば葉ダニは乾燥した環境を好みます。

またいちごやトマト生産での高温多湿の環境下では炭疽病が発病しやすくなります。

収穫の2個の業務

収穫

米などの作付面積の多い作物は機械での収穫になります。

機械オペレーターの仕事は運転技術がポイントです。

とにかく広大な面積の収穫を行うので効率的で安全運転での作業が大切です。

果菜類は手作業での収穫です。

生産物が傷つきやすいため機械化ができない分野です。

果物も手作業での収穫です。

果菜類同様機械化ができない分野です。

保存や出荷の処理など

それぞれの作物でいろんな保存方法があります。

芋類は一般的に倉庫などの暗冷所に一旦保存し出荷時に出荷準備をします。

芋は保存期間が長い作物です。

また米は芋同様に保存期間が長い作物です。

コメの場合は専用の保存用冷蔵庫で保存します。

米が痛まないように湿度の調節できるものが一般的です。

米は農協出荷の場合30㎏の袋詰めで出荷します。

果菜類、果実は保存期間が短いものです。

収穫日のうちに出荷する場合が一般的です。

痛みの早い作物なので出荷のパック詰時には気を使います。

傷をつけないようにパック詰めするのはもちろんのこと、出荷の運送時に荷崩れしないように詰めることも大切です。

また果物に関しても生産物によりますが、保存せずにすぐに出荷します。

桃などの出荷時の梱包は傷ついたところから腐り始めるので、梱包資材も改良が進んでいます。

傷のつかない梱包をして出荷します。

出荷の2個の業務

選別・箱詰め・梱包

サイズ、重さ、完熟度などの基準に沿って収穫物を分別する作業を選別作業と言います。

作物によりますが米など機械で選別できる作物は機械化が進んでいます。

梱包に関しても機械で袋詰めします。

果菜類、果実は手作業での選別作業になります。

また梱包に関してもすべて手作業です。

荷運び

荷運びは配達業者か個人で配達するかのどちらかになります。

配達業者に渡すまでが農家の管理責任になるので丁寧に扱いましょう。

また個人で配達する場合荷崩れしないように安全運転で配達します。

農業の仕事はどうやって探す?

希望する土地の市役所や町役場の農政課に問い合わせ、相談してみてください。

農場経営を目指すのなら、先進農家などで規定の研修を受け、認定される必要があります。

その研修先の手配や使用できる制度の説明や手続きを担ってくれるのが、地元の農協となります。

また、役所に問い合わせするのが難しい場合は、リクナビNEXTなどの求人サイトを見てみましょう。

いくつか農家さんのお仕事募集を見ることができます。

農業の仕事はどんな人に向いているの?

農業は、自然の中での仕事です。

暑い日もあれば、寒い日もあります。

辛い時もたくさんありますが、自分の作物を収穫・出荷する時、例えようのない喜びがあります。

育てることが好きな人

農業は、休むことなく作物を作り続けます。

子育てと同じです。

そして守り続けます。

子供の成長を喜ぶように、作物の小さな成長を喜べる人が向いています。

そして作物は、どれもデリケートです。

コツコツ頑張れる人

土地にもよりますが、自然が相手の仕事です。

春には氷点下の中で、ハウスのビニール張りをします。

夏は暑いハウス内で、同じ作業を一日中続けます。

収穫期になると、寝る時間なくなり、朝から暗くなるまで収穫し、夜中は選果に追われます。

そんな地道な努力ができる「コツコツと頑張れる人」が、向いています。

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逆に、農業の仕事に向いていない人の特徴は?

農業は、日の出から日没までやり続けます。

農場経営する場合、その経営能力が問われます。

何に対しても受身の人

農業は、その日の天候や作物の生育状態に合わせて作業を行います。

そのため、自分で判断し、行動しなければなりません。

誰かの指示を得なければ、仕事が出来ない人には、難しい仕事です。

雑な人

作物は、みんな弱いものばかりです。

ちょっとのことで、萎えたり、折れたりします。

やることが雑な人には、向いていません。

根気がない人

農業は、長時間同じ作業を繰り返します。

同じことを繰り返す、単調な作業が苦手な人は、向いていません。

損得を気にする人

天候や市場の動きによって、価格が大きく変動します。

作業の大変さに比べて、収入が少ないのが現状です。

高収入を望むのなら、農業は向いていません。

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農業の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

農業は近年最先端技術が導入されて、働きやすい環境が整えれられて来ています。

しかし気象条件などの環境要因に大きく依存する仕事になります。

台風で施設が破壊されることなど、日照不足や異常気象が頻繁に起こる昨今、教科書通りに栽培できることは稀です。

そんな中で試行錯誤しながら栽培し、生産物として最終的に収穫できた時の喜びの繰り返しが大きなやりがいにつながります。

面白いポイント

作物相手の仕事の面白い点は、毎シーズン違うことです。

同じ形をしている種でも生育はそれぞれ違います。

そんな面白さの例を少しあげてみたいと思います。

奥が深い

生き物相手の仕事です。

それぞれの株がそれぞれの生育をします。

根が丈夫な株があれば、地上部の葉が大きく育つ株もあります。

実がたくさん実る株があれば、収穫物の味が優れた株もあります。

同一品種を均一に育ててたとしても生育に差ができるところに面白さを感じます。

出来の悪い株はかわいがり、枯れたり病気にならないように管理をします。

そんな株でも無事に収穫できると感動するものです。

市場で評価される

また市場が評価するということは、市場が積極的に販売したいということでもあります。

つまり数ある生産物の中でも優秀な品質であることを評価されたことになります。

一般的に生産物は市場経由でスーパーなどに出回ります。

市場で評価されるということは、一般の消費者の需要があるということです。

一般消費者の喜ぶ顔が見えると、栽培していて良かったなと感じるものです。

農業で働くメリットとは?

自分が作った安心安全なものを提供できる

自分が作っているので、農薬の使用や作っている環境がわかります。

自分の家族や友人に、安心を届けられます。

育てる喜び

トマトを例にとります。

まずは、小さな種をまき、発芽を待ちます。

やがて双葉となり、苗が育ち、最後には2メートル以上に育ちます。

たくさんの実がなり、収穫・出荷の時を迎えます。

真っ赤の育ち、たわわに実をつけた姿を見ると感動します。

農家同士の優しい心づかい

新規参入してきても、快く受け入れてくれる環境で、いつも助かりました。

台風でハウスのビニールが飛びそうになった時や大雪で倒壊した時、たくさんの農家さんが手伝いに来てくれました。

みんな泥だらけになっていましたが、「なんも、なんも、いいんだ。気にするんでない」と最後まで手伝ってくれました。

その押し付けではない優しさに、涙したことはたくさんありました。

農業で働くデメリットとは?

かなりきつい肉体労働

精神疲労より、肉体疲労が強いです。

米農家などは、1俵60キロを担ぐこともあります。

そのため、腰や膝を痛めることもあります。

農繁期は、休むことができない上、猛暑の中での農作業も避けられないので、体調管理が大変です。

収入が安定しない

出荷時の市場により、価格に大きな変動があります。

例えば、桃太郎トマトなどは、少し色づいた頃に収穫・出荷しますが、選果の段階で真っ赤に熟してしまうと、箱代より安価になってしまうため、破棄せざる負えない時があります。

せっかく育てた野菜を、市場に出せず、破棄する時は悲しくなります。

費やした時間や手間が、収入に反映しないことが多いのが現状です。

天候に左右される

台風や大雪などで、ビニールハウスが倒壊することがあります。

ハウスの規模によりますが、ハウスの倒壊は保険でまかなえるものの、中の作物の損害額はとても大きいものです。

天候が荒れる時には、夜通し起きていて倒壊を防がなくてはならず、体力・精神力ともに疲れ果てることがあります。

規格外の野菜が多く出た時

野菜には規格があります。

その規格外の野菜がたくさんでることがあります。

各家庭で消費するにも限界があります。

農業の仕事をするにあたって覚えなければいけないこと

体調管理

やはり心身ともに健康であることが、一番大切なことです。

農業には休みがないため、体調が悪くても仕事をします。

体調が悪くて、少しの間、作物から目を離しただけでも全滅することがあります。

それは収入の激減に繋がります。

定期的に健康診断をうけ、早めの対応を心がけてください。

栽培作物の知識

桃太郎トマト、シンディー・スイートという中玉トマトを中心に、グリーンアスパラ、スイートコーン、坊ちゃんかぼちゃ、青梗菜を栽培していました。

まずは、それぞれに適した「土作り」が必要になりますし、pHも土壌成分も違います。

作物を作る前に、土壌分析をお願いして、作付面積に対するそれぞれの肥料の量を算出します。

また、それぞれにあった環境を整備しなければなりません。

土に蒔いてから発芽までの条件、発芽した後の管理方法、収穫時期についての知識が必要です。

生活費の確保

前移した通り、農業収入は、市場価格に大きな影響を受けます。

日々変動しているため、収支を計算したときに、最終的にマイナスが多くなることもあります。

家庭があり、教育費などが多くかかる時期があるなら、計画的に貯蓄していく必要があります。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

「認定農業者」という資格があります。

将来農業者として頑張っていこうという人が、自分が目指す農業経営を計画(数字で示し)します。

これは将来の農業経営を明確化し、各関係機関が「農業のスペシャリスト」として認定するものです。

この認定により、「低金利資金の融資」「税制の特例」「経営相談および研修」「機械などの導入」「農地集積」

「農業生産基盤の整備」など有利な点があり、自分が描く将来像がより現実的なものになります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

農業経営をしている中で、大切なことは、「食育」であると思っています。

例えば、グリーンアスパラが、地面から力強く伸びてくる姿を見たことがある人は、どれぐらいいるのでしょう。

トマトの小さなタネが、やがて2メートルくらいにまで成長し、真っ赤に熟したトマトが重そうになっている光景。

スーパーやインターネットで、欲しいものが簡単に手に入る時代です。

だからこそ命の大切さを伝えたいと思い、毎年保育園の園児を招き、「アスパラ狩り」&「種芋の植え付け」や「スイートコーン&じゃがいもの収穫」を行ってきました。

最初は、地面からニョキニョキと生えるアスパラを不思議そうに見ていた園児たちですが、収穫が始まったら大はしゃぎ。

競い合って収穫をしていました。

「スイートコーン&じゃがいもの収穫」も同様、歓喜の声が農場に響いていました。

園児たちの笑顔を思い出すたびに、辛い農作業も乗り越えることが出来ました。

養護施設での施設菜園の実現

現在、主人は児童養護施設で働いています。

その中で空き地をきりひらき、施設菜園を作りました。

児童養護施設には、親から虐待を受けた子供たちが保護されています。

辛い経験の中で、自分自身の存在を否定することもあるかもしれません。

そのような子供たちに命の素晴らしさを伝えたくて、「施設菜園」をひらきました。

子供たちの中には、興味を示し、少しずつ手伝ってくれるようになった子もいます。

作物を育てる中で、「命はたいせつだよ」「君は大切だよ」ということを発信し続けています。

その思いが伝わることを祈りつつ、毎年奮闘しています。

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まとめ

私たちは、広大な土地である北海道での生活に憧れ、横浜から移り住みました。

初めて見る巨大なツララ、屋根の煙突から出ている白い煙。

凍えるほどの寒い朝に、キラキラと光るダイヤモンドダストに感動していました。

農業は、過酷で収入も少ないです。

でも、この世界で生きている人たちは、みんな温かで、人情味あふれています。

そして、一生懸命に生きようとする小さな命に触れることで、命の大切さ、重さを感じることができます。

私たちは、農家で2年間の研修を受けました。

初めは、農家の人が「当たり前にできること」が全くできませんでした。

出荷用のダンボール箱の組立て、野菜の収穫・袋詰め、トマトの苗の定植、どれをとってもかないませんでした。

先輩の農家の方々の仕事っぷりは、親子くらいの年齢差があっても、私たちよりはるかに早くて綺麗なのです。

その理由は、長年積み上げてきた「経験」です。

最初から出来る人なんていないのです。

長い時間をかけ、コツコツと努力して、出来るようになるのです。

まさに継続は力なり、そのことを身を持って感じることが出来ました。

農業をやってみようかな、でも、自信がないな・・・・。

もし、今悩んでいたら、勇気を出して、少しだけ前に進んでみたらいかがでしょう。

少し進んだら、もう少し勇気が出せるかもしれません。

私たちの周囲にも、新規参入してきた人たちが何人もいます。

中には、「ワインを作りたくて」と農業を始めた人もいます。

目的や目標は、人さまざまです。

大切なのは、考えるだけではなく、行動に移すことではないでしょうか。

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皆さんは農業と言われるとどのような印象を持たれますか?この記事を読んでいる人は、きっと農業に興味がある人だと思います。どんな仕事にもブラックだなーと感じる瞬間はあると思いますが、農業の場合はどのような時にそう感じるのでしょうか。そんな瞬間を今回は紹介します。さらにブラックと感じても、それに勝る面白さが農業の世界にはあります。そんな点も今回は紹介したいと思います。農業はどんな仕事?普段何気なく口にしている食材を、生産する仕事が農業です。日本の場合は、食に関して輸入に頼る部分が多いですが、スーパーに並ぶ野菜や果物などの生産地を見てみると、必ず国内で生産された物があるはずです。そんな国産の作物の生産

住み込み農業求人にはどんな種類があるの?募集内容や求人の探し方・選び方教えます!

リゾートバイトで最近注目されているのが、農業住み込みバイトの求人です。いろんな求人が出ていますが、住み込みのバイトがどのようなものか不安に感じたりする人も多いと思います。今回は住み込みの農業の仕事がどのようなものかを説明します。皆さんが感じる不安などの解消に、少しでも役立てるとうれしいです。では住み込み農業について紹介していきます。農業のおおまかな仕事内容おおまかな仕事内容簡単に農業を説明すると、皆さんが口にする野菜や肉、果物など食物全般を生産販売する仕事になります。食材全般の生産販売に加えて、最近では農家が自社製品としてその生産物を加工したりして販売する第6次産業も活発になってきています。第

農業のアルバイトの時給ややりがいは?現役自営業農家が、農家でのバイトをおすすめしたい理由も解説

皆さんは農業のアルバイトをしたことがありますか?ネット社会の中で農業アルバイトと聞いてピンと来ない人が大半だと思います。しかしこの記事を見ている人は多少でも農業に興味がある人だと思います。今回は農業アルバイトの時給やお勧めの点について説明します。実際に知られていない農業アルバイトの本音について具体的に紹介したいと思います。農業アルバイトの時給は?農業アルバイトは初心者のスタートで時給800円前後が一般的です。経験年数や資格・免許の所持状況で時給は変動します。また繁忙期は時給が少しアップすることがあります。農業アルバイトでやりがいを感じたこと私は農業を始めた頃に、米とネギなどの野菜を生産する農家

農業の年収はどれくらい?相場感や給料を上げるための転職術を教えます

農業の年収ってどれくらいあるの?農業を仕事にしたいと考えている方は今はまだ少ないかもしれません。しかし近年、遺伝子組み換え作物やゲノム編集食品など、安心安全なのかと疑問を抱くような食べ物も多い中で、近い将来安心安全な作物を自分の手で育てることが当たり前になる日も近いかもしれませんよね。私たちが生きていく上で欠かせない農業の仕事が人気になる時が来るのではないでしょうか?人々に安心安全な農作物を届けるためにも、やはり仕事としてお給料は大事ですよね!今回は農業の仕事をしてみたい!そんな人のために、経験談も交えて年収、給与アップのためにするべき事をお教えいたします。農業の給料の相場はどのくらい?農業を

農業に転職するためにやるべき3個のことや注意点、上手な転職方法や狙い目の転職先の特徴とは?

今回は農業に転職するための注意点、転職方法などを説明していきます。私自身、他業種から農業の仕事に転職しました。私の経験も含めできるだけ具体例を出していきます。この記事を読んで農業への転職活動が少しでも前進すると幸いです。農業への転職で注意したほうが良い4個のこと農業は自然に囲まれた余裕のある生活というイメージはありませんか?田舎暮らしやアウトドアブームがあると必ずと言っていいほど農業ブームも起こります。確かに田舎暮らしやアウトドアを突き詰めると、自給自足もしてみたいという思いに行き着く気持ちもわかる気がします。しかし田舎暮らしで生活の基盤ができたからと言って、何も考えずに農業を仕事とするのは危

農業バイト求人の時給や募集内容、おすすめ求人の5個の特徴を自営農家の私が教えます!

農業の世界で働きたい人。バイトで農業体験してみたい人。農業に興味がある人。今回はそんな様々な人に農業とはどんな仕事かを理解してもらうためにざっくりとわかりやすく、農業バイト求人について説明します。ただ作物や生き物を育てるだけじゃない、農業の本音の部分を今回は説明します。農業はどんな仕事?農業は衣食住の食全般を担う大切な仕事です。食全般と一言で言ってしまうとわかりやすいですが、実際の内容は多岐にわたり、とても一言で言い表すことができないのがこの仕事の特徴でもあります。例えば機械の簡易修理(トラクターの爪交換、オイル交換など)やビニールハウスのビニール交換など作物を栽培するだけが農業ではありません