美容師をおすすめする6個の理由。こんな方には美容師がオススメです!
現在、美容師を辞めたいとお悩みの方はぜひこの記事をご覧ください。
おしゃれで男女共に人気がある職業ですが、実は美容師は離職率が高いとも言われています。
その原因は一体何だと思いますか?
この記事では、美容師が辛いので辞めたいと思う理由とその対策、辛いことがあっても頑張れるのは何故かという点について詳しくお話します。
美容師を辞める理由を考える前に、まずは乗り越える方法を考えましょう。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
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美容師のおおまかな仕事内容とは?
美容師のおおまかな仕事は、カット、カラー、パーマなどでお客様の容姿を美しくすることです。
スタイリストやアシスタントという立場の違いにより携わる内容は変わりますが、美容師の仕事内容の基本はこの三つを中心に行われています。
他にはシャンプーやブロー、ヘアセット、アイリスト(まつ毛ケアのプロ)の業務なども美容師の仕事です。
美容師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!
美容師を辞めたいと思う6個の理由とは?
美容室で働いている美容師はとても華やかでキラキラして見えます。
しかし、その裏では辞めたいと思っている美容師もいるのです。
一体どのような理由からそう感じ始めるのでしょうか。
6個の代表的な理由と、その対処法をお伝えします。
給料が低い
美容師は技量によって月給が変わります。
1年目のアシスタントは月13万円〜17万円です。
スタイリストであっても月20万円〜というのが一般的です。
これは手取金額ではなく額面の月給です。
大卒の初任給の平均月給が約20万円なので、比べると決して高い月給とは言えません。
高校卒業後に美容学校に入り就職すると、同級生が四年制大学を卒業し初任給を貰う頃には美容師2年目です。
社会人としては2年も先輩なのに、給与面での大幅な差を目の当たりにしてしまいます。
更に生活費や洋服代、そして練習用のウィッグ代などで、給料日なのに手元に残るお金が少なくて憂鬱になってしまい、辞めようかと感じてしまいます。
それを乗り越えるための方法とは?
やはり練習を重ね昇給を目指す他ないでしょう。
アシスタントの期間中ずっとこの給与が続くわけではありません。
結果を出せば給与にも反映されるはずです。
またアシスタント期間というのは、働いてはいるものの美容師としては「見習い」という立場です。
勉強をしながら収入を得られているという意識があると、気持ちも楽になるかもしれません。
また、実家から通えるようであれば一人暮らしはしないなど生活費を抑えるという方法もあります。
一人暮らしの場合でも、美容師は家にいる時間が少ないので光熱費がさほどかからないでしょう。
無駄使いはないか、給料に対して家賃が高くないかなど、一度自身のお金の使い方を見直してみるのも良いでしょう。
スタイリストにおいては、給与面の待遇が良い店舗に転職するという方法もありますが、最低でも2年以上のスタイリスト経験がなければ転職先でアシスタントからやり直しになる可能性があるので、やはり練習と技術の向上は欠かせないでしょう。
厳しい先輩がいる
美容師は技術職でもあります。
それ故に従弟関係が残っていることも多く、縦社会の業界です。
美容師業界の先輩は後輩を指導する役割があるので、厳しくなってしまう場面も多々あるのです。
特に最近では学校教育の中でも生徒への指導方法が変わってきていることもあり、怒られる、注意されるということに慣れていない美容師も増えています。
そのため、先輩の厳しい口調や態度に対し理不尽だ、いじめられているのではないかなどと感じ、辞めてしまおうと思ってしまいます。
それを乗り越えるための方法とは?
まず、その先輩が相手や店のことを考えて厳しい指導をしているのか、そうではなくただ理不尽なことを言っているのかを冷静に見極めることが大切です。
前者だった場合は、美容師業界では当たり前のことなので、辞めて別の店舗へ行っても同じ思いをすることになるでしょう。
また、この厳しさとは「早く成長してほしい」「もっとできるはずだ」という先輩からの愛情であり、期待が込められています。
そうであれば、先輩の期待に応えるためにも続けていきましょう。
その時は分からなくても、自分自身が後輩を指導する立場になった時、厳しく指導してくれた先輩の気持ちが痛いほど理解できるはずです。
後者の場合は、いわゆるパワハラに当てはまる可能性があります。
気持ちに余裕があればオーナーや信頼できる先輩などに相談をし、精神的に追い込まれていると感じた場合は退職を考えるべきでしょう。
体を壊してしまったら元も子もありません。
向いていないと感じる
与えられた課題を乗り越えられない時、同じ失敗を繰り返してしまう時などにこのように感じることがあります。
このまま続けていても成長しないのではないだろうか、周りはできているのに自分はできないなど美容師を続けていく自信がなくなり、向いていないなら辞めてしまおうと感じてしまいます。
それを乗り越えるための方法とは?
このような時は、100%自分が本気で挑んだのかを振り返ってみましょう。
同じ方法ばかりでは、どれだけのことをしてもそれ以上進めない場合があります。
視点を変えてみる、沢山の人にコツを訊いてみるなど、自分とは違う見方や方法を取り入れてみましょう。
もしかしたら視野が狭くなっているだけかもしれません。
また、自分のことは意外と理解できていないものです。
先輩や上司から向いていないと言われれば別ですが、向いていないと自分で思い込んでしまっているだけなのかもしれません。
もし100%本気で挑まないまま転職をしても、きっと同じような気持ちで足止めを食らうことになります。
壁にぶち当たっても必ず突破口があります。
あらゆる手を尽くしたと感じるまで、諦めずに挑み続けましょう。
同じ仕事ばかりでつまらない
アシスタントの頃はシャンプーと床掃きしかしていないという日々が続きます。
いつまで続くのだろう?いつになったらハサミが持てるのだろう?と、見えない未来に「思っていたのと違った」という気持ちになり、仕事自体が楽しいと思えなくなってしまうのです。
それを乗り越えるための方法とは?
どんな仕事にも下積みがあります。
スポーツ選手も幼少期から練習に練習を重ねて結果を出していますし、敏腕営業マンであっても全く契約が取れない新入社員の時代があるのです。
よく「3年働いたら一人前」と言われます。
美容師も同じようなものです。
下積みがあるからこそ先があるのです。
また、自分が担っている仕事は「スタッフ全員の中で一番上手い」と言い切れる自信があるかも考えてみましょう。
シャンプーや床掃きは決して無駄な仕事ではありません。
むしろ立派な仕事です。
全ての仕事において「100%の実力をつけて次のステップに進んでやろう」という気持ちで挑んでみましょう。
拘束時間が長い
美容師の一日の平均勤務時間は10時間です。
残業も多くてレッスンがある日は帰って寝るだけになってしまう。
友達と遊ぶ時間もない。
20代の美容師に多い退職を考える理由です。
それを乗り越えるための方法とは?
まず「何故美容師になったのか」を考えてみましょう。
遊ぶ時間を確保したいのであれば、別の仕事を選ぶしか方法はありません。
しかし、遊んでいる間に技術を磨いている同期や美容学校の同級生とも差がついていきます。
美容師という職業を諦めきれない場合は、今が踏ん張り時、美容師とはこういうものだと割り切って仕事に集中するのみでしょう。
何をすれば良いのか分からない
まだ自分に担当できる仕事が少ない頃、予約がそれほど入っておらずお客様がいない時に立っているだけだと先輩の目が気になる、しかし何をすれば良いのか分からない。
閑散期などに、この「何をすれば良いのか分からない」期間が長く続くことで憂鬱になってしまい、辞めようかと感じてしまいます。
それを乗り越えるための方法とは?
仕事というのは与えられるものではありません。
探すものです。
この考え方は、美容師の業界では当たり前とされています。
また、普段は仕事をしながらなので、先輩の技術をじっくり見ることができません。
このように店がゆっくりしている時は、アシスタントという立場を大いに活かすチャンスでもあるのです。
どのような流れで作業されているのか、次に必要なものは何か、先輩の動きを見ながら頭の中でシュミレーションします。
先輩に言われる前に用意をして、私はしっかり見ていますとアピールできる絶好のチャンスなのです。
先輩にも自身のやる気が伝わり、仕事を振ってもらえるチャンスも得やすいでしょう。
どうしても仕事が見つけられない時は、自分にできることはあるかを先輩に積極的に訊いていきましょう。
何をすれば良いのか「分からない」のではなく「知らなかった」だけなのかもしれません。
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辞めたい時もあるけど、美容師をおすすめする理由
お客様が喜んでくれる
1年目でシャンプーしか担当していない頃であっても「気持ち良かった」「ありがとう」と言ってもらえることがあります。
頑張って練習をして得た技術に対し、お客様からそのように言ってもらえることはとても嬉しいものです。
これはスタイリストになってもずっと頂ける言葉であり、努力を重ねた分だけお客様の喜びも比例していきます。
そしてお客様の中には、こういった美容師の成長を温かく見守って下さる方もいます。
親や友人、スタッフ以外にも自分を応援し、成長を喜んでくれる方がいるのです。
どれだけ辛い時でも、お客様からの喜びの声をいただくと元気とパワーがみなぎってきます。
テストに合格したときの達成感
達成感を何度も味わえる職業は意外と少ないのではないでしょうか。
美容師にはいくつものテストがあり、クリアすることで仕事を得ることができます。
そのために、何日も何週間も練習を続けています。
上手くできなくて泣いてしまったり、やる気がなくなるほど落ち込むこともありますが、必死に練習をして合格した時や、できた!と自分自身が実感できたときの達成感はとてつもなく大きく、失いかけた自信さえも一瞬で取り戻すことができます。
「諦めなくて良かった」「日々自分が成長できている」と感じられるのは、美容師の醍醐味ではないでしょうか。
指名を頂ける
美容師は、技術だけでは指名を貰えない時代になってきました。
技術に関する何かの賞を取ったとしても、お客様が満足しなければその賞は意味のないものになってしまいます。
そして、長時間ほぼ一対一で対応をする美容師は、お客様からその人となりを常に見られています。
所作や会話における理解力などです。
そのような中でお客様から指名を頂けるのは、技術だけではなく一人の美容師、また一人の人間として信頼されたということになります。
特にスタイリストになってからは、いかに顧客をつけられるかが勝負になります。
技術はもちろん、人間力がなければ顧客をつけることはできません。
テストや日々の業務でスタッフから認めてもらえることはありますが、お客様から認めていただけることほど有難く自信に繋がることはないでしょう。
仲間が沢山いる
少々青臭い言い方ですが、美容室という限られた空間の中で長時間働く美容師は仲間意識が高い傾向にあります。
暑苦しく思ってしまうこともありますが、落ち込んだり悩んだ時には状況を理解してくれる同期がいて、技術が向上しない時には同じ苦しみを経験し乗り越えた先輩がいます。
特殊な面もある美容師の職業は、他の業界の方からはなかなか理解されにくく、休みが合わず相談や愚痴をこぼすこともできなかったりしますが、同じ店舗で働くスタッフは愚痴であっても前向きに軌道修正してくれます。
そのようにして苦楽を共にしてきたスタッフとは、仲間以上の存在にさえなり得ます。
苦しいのは自分だけではない。
頑張っている仲間の姿を見ると、自分も頑張ろうと素直に思えるものです。
まとめ
いかがでしたか。
美容師は表面的なイメージとは違い、実はとても地道な職業です。
また、現代では珍しく縦社会が残る仕事でもあります。
そのためイメージとのギャップから退職を考えることもありますが、大抵は「美容師業界での考え方を知らなかった」「視点を変えれば問題にするようなことではなかった」というようなことばかりです。
もちろん心身共に無難しいと判断した場合には無理に続ける必要はありませんが、行動に移す前に一度冷静になって客観的に考えてみて下さい。
客観的に考えるのは、美容師の仕事をする上でも重要なことです。
悩み立ち止まることも成長の一環として前向きに捉えていきましょう。
そして、その苦労の先には「あの時辞めなくて良かった」と心から思える出来事が沢山あることも忘れないで下さい。
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