美容師をおすすめする6個の理由。こんな方には美容師がオススメです!
憧れの職業として人気の高い美容師。
その美容師になるためにはどのような資格や勉強が必要なのかご存知でしょうか。
企業への就職とは違い、美容師になるために必要な勉強は少々特殊です。
また美容師の仕事は細かい作業が多く不器用だから向いていないと思われがちですが、それ以上に大切な適性もあります。
美容師を経験したからこそ分かる美容師になるまでに知ってもらいたいこと、そして自分に合った働き先の見つけ方をご紹介します。
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目次
閉じる美容師になるために必要な資格は?
美容師として働くためには美容師免許を取得していることが絶対条件ですが、それ以外には特に必要な資格はありません。
この美容師免許は国家資格の一つで、厚生労働省に認可されている美容学校で全日制で2年間、通信科と夜間はそれぞれ3年間国家試験のための学科や実技を学ばなければ受験資格を得ることができません。
国家試験に合格してようやく美容師免許を取得することができるのです。
また、美容学校に入学するにあたって年齢の上限はありませんが、高等学校卒業課程があるという条件があります。
美容師になるために必要な勉強にはどのようなものがあるの?
美容学校では美容師になるために必要なことを学びますが、それ以外に学んでおいた方が良いこともあります。
それは学校では学べないことでありこの先美容師として働く上でいつか役に立つことばかりです。
絶対に知っておいて損はない勉強内容と、どのようにして勉強すれば良いのかを併せてご紹介します。
最低限の接客マナー
美容師はサービス業なので、接客については厳しく指導されます。
お客様への接し方や敬語、お客様の持ち物の取り扱い方などサービス業の初歩的なことは、美容師になる前に勉強しておいた方が良いでしょう。
お客様と話す機会の多い美容師は、敬語をきちんと話すことを求められます。
美容師としてだけでなく社会人としても信頼度が高くなるので、尊敬語や謙譲語、丁寧語などはネットや本で勉強し最低限使い分けられるようにしておきましょう。
また声かけや気遣いなどを勉強するために接客業のアルバイトをするというのも、実践経験が積めるのでおすすめです。
言葉遣いという点ではコールセンターもおすすめです。
ファッション分野
ヘアスタイルはファッションの一部なので、お客様の好みのファッションを理解することも必要です。
例えば流行しているヘアスタイルに仕上げても、それが普段のファッションに不似合いだったらどうでしょうか。
恐らくおしゃれを楽しむ気分が半減してしまうのではないでしょうか。
美容師はお客様の顔や髪だけを見て仕事をしていても顧客はつきません。
着ている洋服も含めてその人に合うヘアスタイルを提案し創り上げてこそ、お客様が喜びリピートしてくれるのです。
髪を見る仕事ではありますが、実際に見るのはお客様全体なのです。
これについては、ジャンルを問わず毎月ファッション誌に目を通したり、繁華街に出向いて街を歩く人達を見ることで勉強できます。
ファッション誌で取り上げられているものと実際に街を歩く人々にはいくつかの違いがあり、学びが非常に多いです。
ファッション誌がオーバーグラウンドなら、街の人々はアンダーグラウンドです。
雑誌には取り上げられていないものが街には溢れています。
感性を磨く
美容師はイメージを形にしていく仕事なので、感性を磨いて損はありません。
美術館や写真展などに足を運んで自身の感性を磨きましょう。
そして自分自身を知るという意味では、雑誌の切り抜きをスクラップすることもおすすめです。
自身がどのようなものに惹かれるのか興味があるのかということが分かるので、感性を研ぎすますことができるでしょう。
またこれをすることで、将来自分がどのようなスタイルを提案する美容師になりたいのか、どのようなスタイルを創っていきたいのかという指針にもなりますし、働きたいと思う店舗を絞ることもできます。
お客様のオーダーには「◯◯のような感じ」というものが多いです。
この少ないワードから多様なイメージと的を射たイメージの両方を瞬時に想像するには、感性を磨くほかありません。
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自分は本当に美容師に向いている?美容師の適性の見分け方
美容師というとおしゃれでコミニュケーションスキルがあって明るい人達というイメージがあるかと思います。
そうでなかったら美容師になれないということは全くありませんが、それでもやはり美容師にも適性はあります。
自分は美容師に向いているのか、自分自身と照らし合わせてみて下さい。
すぐには諦めない心を持っている
美容師はどの立場であっても常に勉強の日々です。
沢山の失敗を経験して成長していきます。
特に技術においては何度もつまずくことがあり、何度練習をしてもなかなか上達しないということが頻繁にあります。
それでもくじけずに前を向いて歩き続ける心を持っている、その心を鍛えられるという人が美容師に向いています。
反対に一度や二度の失敗で諦めてしまう、投げやりになってしまうという人は美容師には向いていません。
人の立場になって考えられる
先にもお話しましたが、美容師はサービス業です。
そのため、お客様の立場になって考えられる人でなければなりません。
コームで髪をとかすという作業一つとっても痛くないだろうかと考えながらコームを使う必要がありますし、このような話をしたら喜んでくれるのではないだろうかと考えながら会話をする必要があります。
また美容室には髪の悩みを抱えて来られる方がほとんどなので、その悩みに対し共感して改善に努める姿勢が求められます。
それがお客様との信頼に繋がるからです。
またアシスタントの頃はスタイリストをフォローするので、何をしたら手助けになるか考えながら仕事をする必要もあります。
言われたことや教えられたことをするだけでは、美容師の仕事は務まりません。
向上心がある
美容師は勤務時間も長く休みも少ない仕事ですが、それでも続けられるのは目標があるからです。
技術を習得したい、顧客をつけたい、自分の店を持ちたいなど様々な夢や目標を持っているからこそ頑張れるのです。
そこにたどり着くには努力と向上心が必要で、一つを覚えて満足してしまったらそれ以上前に進むことはありません。
アシスタントであってもスタイリストであっても、常に向上心を持って挑める人が美容師には向いています。
また、新しいものを創りたいという意欲がある人も美容師に向いています。
疑問を持てる
美容師の世界では「見て習え」という風習があり、新人であっても手取り足取り教えるということはほぼありません。
そのため、美容師としての成長に差をつけるのは、この「疑問」を持てるかどうかです。
例えばパーマを巻く時の道具が学校で使っていたものと違うとしましょう。
ここで「なぜこの道具を使うのか」と考えられる人と、道具の違いに意識がいかない人では、やはり前者が美容師として向いていますし成長します。
長く美容師をしていると、それぞれに理論や信念が出来上がっていきます。
例えに出したパーマの道具の違いは、その美容師が自分の経験上それを使うと美しく仕上がるからだとしたら、道具の違いに気づけたことで「道具が違えば仕上がりが変わる」ということを学べるのです。
どのような小さな作業であっても、美容室での仕事には必ず理由があります。
しかし、その理由を教えてもらえることは少ないでしょう。
そのため、自分から疑問を持ち考え、そして訊ねることができる人が美容師には向いているのです。
自分に合った働き先の見つけ方
充実した仕事をするには、やはり自分に合った働き先を見つける事が大切です。
美容室はその店舗のオーナーの想いやカラーが色濃く出ます。
それによって同じ美容室であっても方針が様々なので、自分に合っていると感じられる店舗をじっくり探しましょう。
探す際の基準の例をいくつかご紹介します。
客層のターゲット
大抵の美容室はターゲット層を設けています。
20代から40代の働く女性をメインとした店、ユニセックスで個性を求める層をメインとした店、ストリートカジュアルをメインとした店などです。
このターゲットにしている客層が違うことで、得意な技術が変わります。
女性をメインとした店舗は、流行のスタイル作りが得意でパーマやカットの技術に長けています。
ユニセックスな店舗はメンズカットや個性的なスタイルを得意とし、カラー技術が高いです。
ストリート系の店舗はドレッドやスパイラルパーマ、ハイブリーチなどの特殊技術に長けています。
自分がどのような技術を学んでいきたいのか、まずはここから振り分けていくと良いでしょう。
店舗規模
チェーン店などの大型店は、従業員数も多く実力主義社会です。
そのため同じ店舗内でも競争が激しく、レッスンなど厳しいこともあり、人間関係が比較的ドライです。
仕事上でのチームプレイは必要ですが個人の実力やアピール力なども同じように必要とされ、中にはアピール力がないとやる気がないと見なされる場合もあります。
努力次第で結果が早く出せる世界です。
反対に個人経営の場合は、セット面が限られているのでスタイリストを抱える人数にも限りがあります。
そのためなかなか昇進ができないこともありますが、その代わりじっくりと学ぶことができます。
従業員数が少ないのでスタッフ同士の絆も深く全員で技術を向上をさせるという想いが強いため、技術に対する悩みや質問なども気軽に相談できる環境です。
スタッフの働き方
これは最終判断になりますが、実際に働いているスタッフの姿は将来の自分の姿です。
外から中を見たり、お客様として足を運んでみるのも良いでしょう。
この雰囲気の中で自分が働いているイメージに違和感があるかどうかというのは、頭で考えても分からないものです。
またこのような店で働きたい!と感じることは非常に大切ですし、店舗側としてもスタッフには店を愛してほしいと願っています。
店舗の雰囲気が良く人気や知名度があったとしても、スタッフの働き方にどこか違和感を感じるようであれば今は向いていない店舗かもしれません。
しかし「自分には恐れ多い」というような気持ちなのであれば、挑戦する価値はあります。
誰で初めは初心者です。
大切なのはそこでやっていく覚悟を持てるかどうかです。
経験者が語る!私はこうやって働き先を見つけました
私は美容師になる前にヘアメイクの学校に通っていました。
先にもお話したスクラップを学生の頃から作っていたので、自分の好みや理想が出来上がっていました。
当時はインターネットがそこまで普及していない時代だったので、紙面で個人経営店をメインに募集を探してお店の写真が載っているものから振り分けていきました。
そして実際に店舗へ向かい、外から店舗を見て「いいな」と感じた店舗に応募をしました。
更に2年間学んだヘアメイクを活かせる店舗ということも応募の条件の一つにしました。
それが私のアピールポイントでもあったからです。
しかし、私の場合は働きながら美容学校に通いたいという事情を抱えていましたので、自分自身が働きたいと思っても願い叶わずということもありました。
私の働き先の見つけ方をまとめると、店舗の雰囲気が好みであること、個人経営店であること、美容学校に通うことを許可してくれる店舗であることでした。
自分にとって譲れないものをしっかりと持つことで、自分に合った働き先を見つけられたと思っています。
まとめ
いかがでしたか。
美容師の基礎は美容学校で学ぶことができますが、学校で教わるのはあくまで美容師試験に合格するためのものであって実際に現場で役立つことはほとんどないのが現状です。
そして美容学校を卒業すればすぐに美容師としての仕事が始まりますので、学校で学べないことを先に勉強しておくことは非常に有益です。
また美容師は「感じる」ことが大切な仕事でもあるので、人付き合いや芸術などに触れて沢山のことを感じ吸収して成長に繋げて下さい。
最終的に自分自身のアンテナがしっかり立つことで、自分に合った働き先も見つけやすくなりますし、チャンスも掴めます。
美容師はなってからが大変な仕事ではありますが、自分の感性と腕で勝負できる楽しい仕事なので、ぜひ美容師の世界へ飛び込んでみて下さい。
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