美容師の仕事は手に職をつけ、自分の力で人生を切り開いていけるのが強みです。

お店に所属して働く美容師もいれば、自分の店をもつ美容師もいます。

またお客様を綺麗にすることで、お客様が笑顔になることができる仕事でもありやりがいもあります。

時にテレビでカリスマ美容師が取り上げられ、お洒落なイメージもありますよね。

美容師に憧れる、美容師として働いたいという方も多いと思います。

しかし、美容師の仕事は、若い頃は単に<働く>というより、<働かせてもらいながら修行をする>とうイメージに近いのです。

当然、きついこと、辛いことも多くあり、夢だった美容師を辞め、転職する人も多くいます。

美容師の仕事は何がきついのかを今日は解説します。

私はこんなヘアーサロンで働いています。

私は美容師として、5年勤務しています。

場所は関西の郊外都市です。

店舗は全国展開ではなく、近隣の主要駅に姉妹店舗が5軒程度あるヘアーサロンです。

店長はオーナーから指名されます。

その下に、トップスタイリストをはじめ、スタイリスト、アシスタント美容師がいます。

ヘアーカット、パーマ、カラーのほか、個室でヘッドスパなどができるメニュー展開です。

またネイリストも店内にいるため、ヘアー施術と同時にネイルの施術も可能です。

さらに最近は子連れママさんのために、保育士が平日は常駐し、お子さんを預かるサービスも展開しています。

美容師の仕事って大変なの??

美容師の仕事は実は離職率が高い仕事です。

でも、好きで美容師になって、免許も持っているのに何がそんなにきついのかと疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

そう、実は美容師の仕事は大変なんです。

「給料が高くないのに拘束時間が長い」

「職業病が多い」

「技術と同時にコミュニケーション力も求められる・・・」

「家族との時間をとることが出来ない」

こんな悩みを抱え、転職する美容師も多くいます。

次項では美容師の辛いと感じる瞬間とその乗り越え方を解説します。

美容師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

美容師がつらいと感じる6個の瞬間とその乗り越え方とは?

給料が安い

美容師の仕事は、美容師国家資格を取得した者のみができる仕事です。

それなら給料は高いのではと思う人も多いかもしれませんが、平均年収は260万円と他業界と比較して低いです。

20代の平均年収は200万~210万程度、30代の平均年収は250万~300万程度、40代の平均年収は男性250万~350万程度です。

新卒の美容師の初任給は13万~17万円というところが多いです。

美容師の業界は、その構成の大半が20代で成り立っているため、業界としての給与水準が低いのです。

給料が安いというのは、美容師になる前にも知ってはいたのですが、家族を持ちたい、1人暮らしをしようと思うと、その給料の低さが辛いと感じる瞬間が多くあります。

その乗り越え方とは?

乗り越え方は、昇格をすることで昇給を狙うということです。

多くのサロンでは、美容師にランクがあり、そのランクごとで給料がきまります。

私の勤務するサロンでいうと、アシスタント、スタイリスト、トップスタイリスト、店長というざっくりとしたランクがあります。

アシスタントは新卒で美容師になったばかりの人です。

カットをさせてもらえることはなく、勤務中にはさみを持つことはありません。

先輩美容師につきながら、シャンプーやカラーリングの補助をはじめ、掃除などの雑用が仕事です。

給与は13万円~17万円前後と低いですが、業界的にもアシスタントは見習いという位置づけが一般的で、どこのサロンでも大差はありません。

スタイリストになると、お客様のカットを担当することができ、一本立ちしはじめる時です。

給与は20万円~30万円前後です。

スタイリストの中でも人気が出始めると、指名料が発生しだします。

トップスタイリスや店長クラスは経験も技術もあり、お客様から人気があるため、給与も50万以上になることもあるそうです。

このように、自分の技術力をあげていくことで、給料もあがります。

下積みは長いので、急激に給料をアップさせることは難しいですが、身に着けた技術は一生もので、裏切りません。

店で経験を積んだのに、給料が上がらないし、やりがいがない

先ほどの給料が安いとは少しニュアンスが違い、自分の技術は身に付きはじめ、こなすお客様も多いのに、給料が上がらずやりがいが感じられないというものです。

確かに給料は自分の頑張りを評価してくれる一つの物差しです。

頑張ってもそれが給与という形でかえってこないのは辛いと感じますよね。

その乗り越え方とは?

まず経営者側に給与アップを交渉しましょう。

個人経営のサロンの場合、昇給規定などがなく、オーナーの感覚でというところもあります。

給与以外に不満もなく、オーナーと話す機会があるのであれば、一度交渉してみましょう。

次にそのサロンにいても、給料のアップが期待できない場合、思い切って他のサロンへの転職を視野にいれましょう。

その場合、おすすめのサロンは昇給制度がしっかりとあるような大手がおすすめです。

また歩合率の高いヘアーサロンを選ぶのもいいでしょう。

サロンの多くが歩合制度を導入し、歩合率は10%~30%までサロンにより様々です。

指名客の売上の30%が歩合給として、美容師に支払われるサロンもあります。

自分の技術力には自信があり、お客様の指名もとれるという美容師の場合、よいサロンに早目に転職するのもおすすめです。

拘束時間が長い

美容師の拘束時間は長いと言われています。

若手であれば若手であるほど、朝は掃除や準備のためはやく出勤します。

定時後も掃除片付けをはじめ、カットの練習があり、朝から深夜までサロンにいることも珍しくありません。

先輩美容師も指導や練習するため、残業が発生します。

給料も高くないのに、拘束時間も長くてきつい、それが辛いと感じる人も多いです。

その乗り越え方とは?

美容師になった以上、練習のためある程度拘束時間が長いのは覚悟するしかありません。

しかし、サロンを選ぶときに少し気を付けてみましょう。

ヘアーサロンの多くは残業代は払っていないというところも多いのですが大手などは残業代を支給するところもあります。

残業代が支給されるなら、拘束時間のきつさも和らぐかもしれません。

また、最近は美容師の労働環境を見直そうとうと、残業時間を少なくする取り組みに力をいれるサロンもあります。

例えばアシスタントの練習は業務の一環ととらえ、業務時間中にカットやカラーリングの練習をさせるという対策をとるサロンもあります。

家事や育児との両立がしにくい

特に女性の美容師に多い悩みです。

実はアシスタント時代は男性美容師、女性美容師に年収の差はありません。

しかし、30代になると男性と女性では年収の差が100万以上になることもあります。

女性はアシスタント時代がおわり、ようやくスタイリストとして活躍しだすタイミングで、家庭をもつことが多いためです。

家庭をもち、特に育児がはじまると、長期の労働時間がきつくなり、辞めてしまうこともあります。

ヘアーサロンの大半がまだ十分な福利厚生がないこともあり、育児などライフスタイルに応じた働き方が出来ないのが辛いというのを耳にします。

その乗り越え方とは?

美容師も他の職種と同様、正社員以外の雇用形態として、パートやアルバイトがあります。

時給制になるため、給料は少なくなりますが、働く時間や日を選べるため、柔軟に働けます。

時給制ではなく、きちんと正社員として働きたいという人で技術力がある人におすすめなのは、カットサロンです。

最近1000円カットや10分カットなど、安くカットを提供するかわりに、シャンプーなどのサービスは最小限というサロンが急成長を遂げています。

華やかなイメージがないことから、給料が高いイメージはないかもしれません。

しかし、実はこういうカット専門店は回転率がよく、高利益体質の会社が多いのです。

例えば、一般的なサロンではカット代4,000円でカウンセリング、シャンプー、ブローを含め、1時間くらいは施術にかかります。

これが10分1000円カットであれば、単純に1時間で6人の客を相手にするため6000円の売り上げになります。

他にも大型の設備がいらないため、企業として給料を高くしやすく、月給30万からスタートというところもあります。

このような美容院は、勤務時間も少ないため、技術力さえあれば育児と両立しながら効率よく働けるかもしれません。

他には最近増えている子供に特化したキッズ美容室も両立にはおすすめです。

子供相手のため、一般の美容院が22時くらいまであいているのに対し、18時閉店というところもあります。

勤務時間が短くてすむほか、育児で培った力は子供相手の接客に役立つでしょう。

手荒れが辛い

美容師の職業病の一つですが、水やパーマ、カラー剤などの薬剤を多くつかう環境のため、手湿疹など手荒れに悩む美容師が多くいます。

ある程度は、ハンドクリームなどで対応しても、肌が弱く日常生活にも支障がでてくると辛いですね。

その乗り越え方とは?

美容師という職業柄、仕方ないといえば仕方ない部分もあり、ある程度は病院など自衛するしかありません。

他にはなるべく手荒れをしない環境をさがし、転職する手もあります。

例えば、前述した10分1000円のようなカット専門店の場合、シャンプー作業がないことが多いです。

またカット専門店なので、パーマやカラーの薬品を使うこともありません。

手荒れが辛くて美容師を辞めようかという前に一度このような求人をみるのもよいでしょう。

家族との時間がとれずに辛い

先ほど女性の悩みとして家事や育児との両立の難しさを書きました。

しかし、拘束時間が長くなるのは男性も同じで、家族との時間をゆっくりとれないことに辛さを感じる瞬間もあるでしょう。

その乗り越え方とは?

ある程度技術力や集客力があれば、独立して自分の店をもつのはどうでしょう。

開店資金が必要になることや、軌道に乗るまでは、年収の不安もあるでしょう。

しかし、軌道に乗れば年収1000万を超える上に、自分で働き方を決められるため、家族との時間もとりやすいかもしれません。

とはいえ、独立には倒産という大きなリスクもあります。

そこまでリスクをとることは出来ないという方は、面貸しや業務委託契約を結び、フリーランスの美容師として働く手もあります。

働く時間や休日を自分で設定することができるため、技術と集客さえできれば、収入確保しながら、柔軟に働ける可能性があります。

キツい時もあるけど、美容師がおすすめの理由

こんなにキツイことが多いなら美容師なんて嫌という人も多いでしょう。

しかし、美容師という職をおすすめする理由もまたあります。

自分の技術力で収入があがるやりがい

美容師は確かに給料が最初は少ないです。

しかし、自分の技術力を高めることで、働き方も選べるほか、給料もあがる可能性があります。

ハサミ一本実力勝負、頑張りは自分に返ってくるところが美容師の魅力でしょう。

長く働ける

美容師は何歳までしか働くことはできないということはありません。

サロンは定年がありますが、自分の店やフリーランスの場合、年齢に関係なく働けます。

中には80歳で働いてる美容師もいます。

高齢社会で長く働くということが社会の課題にもなるなか、手に職をつけ、長く働けるのは魅力ではないでしょうか。

お客様に感謝される

お客様を綺麗にするのが美容師の仕事です。

お客様、特に女性のお客様は髪を綺麗に整えるだけで、顔が生き生きとして、気持ちにハリがでるという人が多いです。

自分の技術で誰かの気持ちを元気にすることができ、感謝されるのは大きなやりがいです。

現在、高齢社会で普段なかなか美容院にいけない高齢者向けのサービスを展開するサロンも多くいます。

業界でも福祉美容師という介護知識をもつ美容師の育成に力をいれれいます。

多くの人を笑顔にしたい、綺麗にしたいという気持ちがあれば、老若男女みんなに感謝される仕事です。

まとめ

いかがでしたか。

美容師はお給料が低い、拘束時間が長いなど辛いことも多いです。

しかし、若手時代の苦労は自分の技術や経験となり身に付きます。

美容師は長く働け、自分の技術次第で働き方、お給料の可能性の幅があります。

そこに面白みを感じられる方であれば、美容師はおすすめです。


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