美容師をおすすめする6個の理由。こんな方には美容師がオススメです!
この記事では、美容師をおすすめする理由についてお話させていただきます。
昔から常に一定の人気を保っており、知らない人はいないだろう美容師という職業。
おしゃれで格好良いことはもちろん、実はその業務内容にもおすすめできる理由が沢山あるのです。
それでは、その理由とは一体何なのか、どのような人が美容師に向いているのかを詳しく解説していきます。
目次
閉じる美容師という職業についておさらいしよう
美容師とは、国家資格を持つ「髪を中心に容姿を美しくするために仕事をする人達」を指します。
カットやパーマなどでヘアスタイルをつくりヘアケアのアドバイスをしたり、更にはまつ毛パーマなども行います。
これらは全て美容師資格を持っているからこそ仕事として行うことができるのです。
私たちにとって最も身近な美のエキスパートでもあります。
美容師をおすすめする6個の理由
このように人を美しくする仕事である美容師。
なぜこの仕事をおすすめするのかという理由を、六つのシーンからご説明します。
「手に職」なので転職・復職がしやすい
美容師の仕事は技術職という側面を持っています。
一度身につけた技術の多くは「手」と「感覚」に記憶されます。
その経験値が転職や復職の際に非常に効果的となるのです。
企業に勤めた場合は全く同じ仕事を探すというのは難しいですが、美容師の仕事は土台は同じです。
そのため「ここまでやってきた」という内容を面接時にストレートに伝えられるメリットもあります。
第一線から離れていても、手と感覚がすぐに記憶を呼び戻すので復職をしやすい仕事でもあるのです。
人に喜んでもらえる
美容師は技術職ですが、サービス業という側面も持っています。
お客様の要望や悩みを聞きヘアスタイルという商品をお渡しします。
それによってお客様を笑顔にすることができるのです。
日々人に喜ばれる、人の喜んだ顔を見ることができる…美容師はとてもハッピーな仕事でもあります。
職業的に独立しやすい
美容師は技術職の中でも独立をする確率が高い職業です。
美容室に足を運んだ時にスタッフが若いと感じることがあるかもしれませんが、それは経験を積んだ美容師が独立をし若い世代にバトンタッチしているからなのです。
そして美容師が独立する平均年齢は30代です。
若くして独立をすることは、美容師の世界では珍しくはありません。
AIに取って代わられない
近年「AIに取って代わられる職業」というのが話題になっています。
美容師の仕事においてAIに任せられる仕事は、おそらく「予約・受付」「会計」「シャンプー」の三つではないでしょうか。
技術で考えるとシャンプーだけです。
10年以上前に無人の自動シャンプー機が開発されましたが、ほとんど普及しませんでした。
直接肌に触れるものは、極限までこなければ機械化の採用はされにくいかもしれません。
またヘアスタイルに関しても、スタイルをつくることは可能でも似合わせを可能にすることは非常に難しいのではないでしょうか。
美容師の仕事場の選択肢が増えている
これまでは美容師は美容室で働くのが基本でした。
そういう意味では閉鎖的な世界だったのかもしれませんが、この十数年で美容業界にもいわゆる働き方改革が進んできています。
美容室に留まるのではなく、介護施設や老人ホームの入居者様など美容室に通うのが困難な方達のために出張美容室を行うといった福祉への参加も積極的になりました。
また独立のカタチも「店舗」にこだわらない時代になっており、一つの場所を複数のスタイリストがシェアする美容室や、店舗の一部をフリーランスの美容師に貸す「面貸し」といったものもあります。
これまで美容室の中で育てられてきた美容師の仕事は、新たな活躍の場を広げる可能性を大いに秘めています。
好きなことに打ち込める
一般企業では「人事異動」という避けて通れない道があります。
もちろんそれは様々な職種を経験することで大いに成長できますが、職種を変えるという不安もつきまとうことでしょう。
一方美容師には、店舗移動はあっても職種が変わることはありません。
好きで始めた美容師の仕事に打ち込むことができます。
全員が目指すのはただ一つ、スタイリストです。
そのスタイリストへの道、更にその先のトップスタイリストに向けて日々経験を積むのみなのです。
このような方は美容師になることをおすすめします!
美容師は初めは一つの道を進むのみですが、その先には様々な選択肢が待っている仕事です。
そのような美容師の仕事を是非ともおすすめしたい人とはどういった人なのかをご紹介します。
人を美しくすることが好き!
美容師の仕事はお客様を美しくすることです。
そのため、人を美しくする・格好良くするのが好き!という人には本当におすすめです。
アパレルの仕事と似ているように感じますが、「素材を活かす」ことが腕の見せそころであるアパレルに対し、美容師は「素材をどう変化させるか」が腕の見せどころです。
そういう人を美しくする課程を考えたり楽しめる人は、美容師に向いているでしょう。
コツコツ努力することが好き!
ここまで美容師の華やかな部分をお話してきましたが、美容師には「修行期間」という地道な部分もあります。
技術職ですので美容師である以上は一生学びが続きますが、スタイリストになる前のアシスタント時代は美容師の基礎を学ぶ大切な期間です。
その間は毎日練習をコツコツと続け、技術を習得するための努力が必要になるので、そういうコツコツと努力をすることや納得できるまで練習することが好き!という人にも美容師はおすすめです。
また自分自身で目標を立てて実行することが好き!という人にもおすすめです。
体力・足腰に自信あり!
美容師は終日立ち仕事です。
アシスタントの頃は店内を走り回ることもあり、施術の時には長時間中腰になることもあります。
体力勝負の美容師は足腰が強くないと続きません。
運動部や吹奏楽部のような筋トレを要するわけではありませんが、体力に自信があり動くことが苦にならない、足腰に問題はない!という人に向いており、オフィスワークをするよりもおすすめです。
おしゃれが好き!
みなさんが美容室を選ぶ際には、技術や料金のほかに「おしゃれな店」というのも基準に入るのではないでしょうか。
美容師は自分自身がヘアスタイルを含めおしゃれを楽しむ心があった方が、お客様からの評価も高くなります。
美しくなるというのはおしゃれをするということでもあるので、やはり自分自身がおしゃれが好き!という人にはとてもおすすめな仕事です。
お客様と情報交換もでき、お互いにとってとても有益になるでしょう。
経験者が語る!私が見たカリスマ美容師はこのような人!
私はいくつかの美容室で働いてきましたが、そこにはやはり美容師として憧れる先輩、お客様から予約が絶えないカリスマ美容師という存在がいました。
それはどのような人達だったのかをご紹介します。
特定の技術に特化している
美容師はカット・パーマ・カラーリングと全般的に技術を取得しなければなりませんが、やはり何か抜きん出た技術を持っている美容師は顧客を掴みます。
そういう人はお客様の要望の飲み込みも非常に早く、カウンセリングから施術までのスピードも非常に早いものでした。
またリピーターだけではなくお客様からのご紹介も非常に多く、常に予約が詰まっている状態でした。
私は運良くその方のアシスタントに付くことが多かったのですが、まだ施術に参加できないレベルの私にも沢山の知識を伝授して下さいました。
美容師としてだけではなく先輩としても素晴らしい方でした。
世界観を表現するアーティスト
美容室というのはそのオーナーの個性や世界観が表現されていますが、そのオーナースタイリストの表現力は立ち振る舞い、空間、道具、備品全てに表れていました。
入った瞬間に息をのむ美しさの美容室は、まるで一つの国であるかのような統一感がありました。
撮影なども頻繁に行っている美容室だったのですが、オーナーがつくるスタイルはその世界観に溶け込んでおり、まさに「作品」と呼べるものでした。
流行に流されることなく自分の個性を貫きたいという想いが、それと同じ気持ちを抱くお客様を引き寄せるのだろうと思います。
美容師哲学を貫く職人
美容師というと明るく活発なイメージがあると思いますが、その方は美容師の仕事全てにおいて考え抜かれた先に見つけた哲学を持つ職人のような方でした。
レッスンでも細かいアドバイスなどはなく「自分で考える」ことも勉強の一つという考えを持っている方でした。
お客様との会話でも周りにいる別のお客様に聞こえていても不快な気持ちにさせない配慮、全ての仕事に「なぜ」という気持ちを持つこと、他人と比べず自分を見つめること、技術の他にも背中で指導するといった方でした。
その哲学は、20年以上顧客として通って下さる方や親子で顧客になってくださっている方など幅広い世代から支持されていました。
知っているようで案外知らない美容師の世界、実はこのようなこともあるのです!
美容師の活動の場所は美容室だけなのだろうか?と感じることもあると思います。
しかし美容師の世界では、普段みなさんからは見えないようなところで活躍している人もいるのです。
知っているようで知らない「美容師の別の世界」をご紹介します。
日本一・世界一を決める大会がある!
美容師の世界では様々なコンテストが行われており、このコンテストで競うものはもちろん技術です。
中でも一番大きいコンテストが「世界理美容技術選手権大会」という世界大会で、まさに美容師のオリンピックです。
この世界大会は60ヵ国から国内予選を勝ち抜いた美容師が集結し、それぞれの国の代表としていくつかの種目(ヘアスタイル)の技術を競うのです。
美容室という枠を飛び越え、一人の美容師として自身の持つ技術一つで世界に挑むのです。
日本国内では厚生労働省後援で行われる「全日本美容技術選手権大会」が最大のコンテストとなります。
世界大会へ進む選手は、この大会の受賞者から選ばれることが多いです。
他には美容メーカー主催の大会なども行われています。
こちらは技術に加えデザイン性や表現力なども審査の基準になるので、大会ではありますがイベントに近い盛り上がりを見せます。
ファッション雑誌のヘアメイクはほとんどが美容師
実はファッション雑誌でモデルさんのヘアメイクを施しているのは、ほとんどが美容師です。
芸能人の専属ヘアメイクを担当する美容師もいます。
なぜ美容師なのかというと、海外では「ヘアスタイリスト」と「メークアップアーティスト」は全く別の仕事で、それぞれがその道のプロとして認識されています。
日本でもメークアップアーティストがテレビや雑誌で活躍し始めてきましたが、まだまだ「ヘアセットとメイクの両方ができる」ということを求められています。
ヘアメイク事務所でも美容師免許を持っていると就職に非常に有利です。
それによって、美容師がファッション雑誌などで活躍しているのです。
ご存知の方もいるかと思いますが、ファッション雑誌の特集の最後にカメラマンやスタイリストのクレジットが載っており、もちろんヘアメイクも然りです。
名前の後ろに( )で美容室名が記載されているのですが、こういったところからも「カリスマ美容師」として名前が広がっていくのです。
日本髪の伝統を守っているのは美容師
京都祇園と言えば舞妓さんです。
実はこの舞妓さんの髪(日本髪)を結い、日本髪の伝統を守り続けているのも美容師なのです。
正式には「髪結師」と呼ばれるのですが、とても歴史の古い仕事です。
西洋の華やかなアップスタイルやシックな夜会巻きも素敵ですが、この日本髪も負けず劣らずの美しさがあります。
日本髪は日本の伝統文化であり、非常に高度な技術を要するヘアスタイルです。
美容師はこういう歴史や伝統を守りつつ新たな歴史を開いていく仕事なのです。
まとめ
いかがでしたか。
美容師の仕事は専門職なので、自分にできるのか不安になってしまい憧れで終わらせてしまう人も多いかと思います。
しかし、美容師免許は国家資格の中でも合格率の高い資格ですし、例え不器用だったとしても練習を重ねれば上達します。
また働き方も以前と変わってきているところもあり、まだまだ成長と変化を繰り返す面白い職業です。
好きなことを一生続けられる美容師、世界一を目指すことができる美容師、この世界に飛び込んだら、ここにご紹介しきれなかったことも見えてくるはずです。
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