年末や年度末になると忙しくなってくるお仕事といえば何を思い浮かべますか?

色々あるとは思いますが引っ越し業者さんはその代表格ですよね。

やはり転勤や転校もしくは新入学などに伴って引っ越しをする人が増えますので、それと同時にアルバイトの募集も多く目にするようになります。

引っ越しの仕事といえば、お客様の荷物の梱包から荷物の搬出、新しい家での搬入など生活の移動を丸ごと引き受けるお仕事で、短期的にがっつり稼ぎたい学生さんなどには人気です。

今回はそんな引っ越しのお仕事を体験談を交えながらご紹介いたします。

引っ越しの大まかな仕事内容

仕事内容はお客様の荷物を運び出したり新しい家に荷物を運び入れたりする力仕事と、荷物を仕訳し段ボールに詰めていく梱包作業がメインです。

では実際にはどのような流れでお仕事が進んでいくのか時系列を辿りながらみていきましょう。

会社集合

まずは会社に集合しその日1日のスケジュールなどのミーティングがあります。

誰がどこの現場に行くのかというチーム分けが行われ、それぞれのチームで配送車に乗り込み自分が担当する現場に向かうことになります。

この時に制服や作業道具の貸与があるので着替えてから現場に向かうことになります。

現場到着~養生作業

現場に到着したらお客さんと軽く打ち合わせをし、それから養生作業を行います。

養生作業とは荷物を運び出す際に壁などに家具がぶつからないようにマットを貼ったりする作業です。

特にアパートやマンションの場合はエレベーターや階段などの共用部分に傷がつかないように全ての共用場所に養生マットを張る作業がありこれがなかなか時間がかかります。

荷物の確認~仕訳

養生作業が終わったらいよいよ引っ越しの荷物の確認です。

大概の場合は運び出す荷物と廃棄する荷物があるので、お客さんに確認しながら、まずは新しい住居に移すのか、このまま残しておくのかを確認し荷物の仕分けをしていきます。

梱包

仕訳が終わり新居へ運び出す荷物は段ボールなどに詰めていきます。

これを梱包と言います。

新しい住居に着いた時に開封してそれぞれの所定の位置に戻していくわけですが、その際に手間がかからないようになるべく同じ行き場所のものは同じダンボールに詰めるようにするのがベストです。

そういったところもお客様と相談しながら何をどこに運び込むのか、何と何は同じ箱に入れるのかなど後の作業が効率よく作業が進むように梱包していく必要があります。

荷物の運び出し

梱包が終わったらいよいよ荷物の運び出しです。

まずは大型の家具などを運び出します。

冷蔵庫、ベッド、テレビなどは重量が重く大人数で運ばなくてはいけないので注意が必要です。

お客様のお宅がマンションの上階の場合はエレベーターをつかって荷物を運び出すのですが、大型の家具などはエレベーターに入らない場合もあり、この時は特に大変です。

せまい階段を数人でベッドを抱えながらゆっくりと降りなくてはならない時などは体力的にかなりきつかったです。

筆者が経験した中で一番大掛かりだったのは、ベッドが大きすぎて入り口のドアから出すことができず、急遽クレーン車を出動させてベランダから吊り下した時でしたね。

ベランダ側の窓を全部外し、道路わきからクレーンを伸ばして運び出したのですが、それだけで1時間以上かかってしまい、とても苦労したことを覚えています。

新居到着~養生作業

新居に到着したらこちらも養生作業を行います。

特に新築のお宅の場合は傷一つ入れることが許されないので、細心の注意を払い丁寧に養生をしていく必要があります。

養生作業をきちんとやっておけば荷物の運び入れの時に手がすべってしまったとしても大抵のことでは傷は入りません。

逆に養生作業を適当にやっていると、例えば本を1冊おとした時、たまたまそこは養生シートを張っていない場所で、床に傷が入ってしまい賠償問題に発展なんてこともありますので、新居の養生作業は特に大事になります。

荷物の運び入れ

引っ越しの荷物は配送車で新居へ順次運んでいきます。

その際にお客様と確認をしながら、どの荷物をどの部屋に入れるのかを明確にしながら効率よく運び入れて行きます。

この時に意外と多いのが運び入れた後に「やっぱりあっちの部屋に移動してもらえないか」というパターンです。

特にファミリーの場合は旦那さんと相談し運び入れた荷物や家具を後になって奥さんが移動させたがるということが非常に多いです。

2階に運んだベッドを1階に下ろしなおすということなどざらにあるので、ご夫婦やファミリーの場合は誰か一人の意見を鵜呑みにするのではなく、お客様同士できちんと相談してもらってから運び入れたほうがいいでしょう。

清掃、最終確認

全ての荷物を運び入れ所定の場所に配置したら、清掃を行った後お客様に最終確認をしていただきます。

失くなっている荷物はないか、すべて所定の場所に配置されているか、傷がついたりしていないかなど確認していただき問題がなければ1日の作業が終了となります。

引っ越しの仕事はどんな人に向いている?

正直な所、引っ越しの作業は向いている人と向いていない人が明確に分かれると思います。

現に筆者の周りでも毎年何度も引っ越しのバイトに行っている人もいれば、一度行ったきり、もう二度と行きたくないという人もいます。

ではどのような人が引っ越しの仕事に向いているのでしょうか。

力仕事が好きな人

やはり引っ越しの仕事で重要なのは体力です。

重い家具を運ぶことも多く、力自慢の人はこの仕事に向いているでしょう。

また段ボールを運ぶ際にも力自慢の人は一度に多くの個数を運ぶことができるので現場で活躍することができるでしょう。

梱包作業が好きな人

軽視されがちな梱包作業ですが、実はこれも意外と作業効率に影響を及ぼす仕事です。

同じ量の荷物を梱包するにしても得意な人は段ボール1つで済むけど、苦手な人は段ボールを2つ使わなければいけない、ということもよくあります。

そうすると運び出しの時に余計に時間がかかってしまいますので、収納名人の素質がある人は梱包作業の時に能力を発揮することができます。

段取りが得意な人

引越しの仕事では段取りが非常に重要になります。

テキパキと荷物を仕分けしないと梱包ができませんし、梱包の段取りが悪いと新居への運び込みの際に手間取ることになります。

特にリーダー役の人は何をどこに配置するかももちろんですが、誰を何の仕事に配置するかなどの段取りもしなくてはなりません。

コミュニケーション能力が高い人

引越しの仕事は大概5人から10人ほどのチームで仕事を行っていきます。

運び出し運び込みどちらでも言えることですが、他の仕事仲間と連携して作業を進めていかないとなかなか仕事がおわりません。

そのためコミュニケーション能力が高く周りと連携して仕事をすることが得意な人は引っ越しの仕事に向いているといえます。

引っ越しの仕事はどんな人に向いていない人とは?

引っ越しのお仕事に向いている人を紹介しましたが、では逆にどんな人が引っ越しの仕事に向いていないのでしょう。

体を動かすのが嫌いな人

引越しの仕事は時間との勝負という面もあるのでバタバタと現場を走り回ることが非常に多いです。

体を動かすのが嫌いな人はこの仕事には向いていませんし、筆者の経験では貧血を起こして早退をした人もいますので体力に自信のない人は応募はしない方が賢明でしょう。

力仕事はしたくない人

荷物の運び出しなどの時に力のない人は怪我をしたりする恐れがあります。

最悪の場合家具の下敷きになり骨折をしたりということもあり得るので、力に自信のない人は引っ越しの仕事は向いていないと言えるでしょう。

荷物の搬出、搬入に神経を使いたくない人

お客様の荷物やご自宅に傷をつけないように、荷物の運び出しや運び込みの際には細心の注意を払う必要があります。

そういった部分で神経を使うことが苦手な人は仕事には向いていません。

一人で黙々と仕事をしたい人、コミュニケーション力の低い人

仕事仲間と連携して作業を進めていくにあたり、コミュニケーション力が低い人はチームの足を引っ張ってしまう可能性もあります。

また決められた時間の中で作業を終わらせなければならないので、自分のペースで仕事をするということはできません。

多くの人と連携しながらスピード感をもって仕事をしなくてはいけないので、一人で黙々と仕事をしたい人はこの仕事には向いていません。

気が短い人

ちょっとしたことででイラっとしたり、忙しくなった時にテンパってしまう人はこの仕事には向いていません。

特に肝に銘じておかなければいけないのは「お客様はわがまま」ということです。

事前に打ち合わせしていても梱包をしている途中で「やっぱり変えたい」と言われせっかく梱包した段ボールをすべて開けなおさなければならなかったり、苦労して運び込んだ家具を「やっぱりこっちに移動したい」といわれたりということが多くあります。

そういった際にもいら立ちを表に出さず温厚に対応することができない人はこの仕事には向いていません。

引っ越しの仕事をするにあたって覚えなければいけないこと

引っ越しの仕事で覚えなくてはいけないことはそこまで多くはないですが、作業効率に影響するために覚えておいた方がいいことがいくつかあります。

梱包の仕方

お客様の荷物の梱包の仕方は荷物の内容によって変わります。

正しいやり方を覚えておけば作業効率もあがり移動時の破損の確立も下がります。

養生をしなくてはいけない場所

養生作業をスムーズに行えればそれだけ運び出しや運び込みの作業効率があがります。

しかしどの場所に養生をすればいいかを覚えていなければ結局は指示待ちの状態になってしまい、その後の作業がうまく進みません。

マンションなどでは共用部分に養生作業をする必要があるので、漏れの内容に必要場所の確認はきちんと行いましょう。

作業の段取り

作業の流れを把握しているかどうかは作業効率に大きく影響します。

何をしていいかわからず支持を待つだけのスタッフがいると現場の作業は滞りがちになります。

「次に何をすればいいか」を常に考えながら仕事ができるようになりましょう。

引っ越しの仕事で活かせる経験

ここからは引っ越しの作業に活かせる経験をご紹介したします。

過去に関連性のある仕事をした経験がある人は、引っ越しのお仕事でも活かせる可能性があります。

体を動かす仕事をしていた

引っ越しに限らず体動かすことをメインとした仕事をしていた方は、この仕事では大いに活躍できるでしょう。

体力自慢の人がいるだけで作業効率は大幅にかわるので、これまで体を動かす仕事をしていた人は経験を活かすことができます。

みんなと協力して仕事をしていた

引っ越しの仕事はほとんどの場合チーム制になります。

特に荷物の運び出し、運び込みの際には多くの仲間と協力をして作業をしなければならないので、過去にチームで協力して仕事をすることに慣れている人は現場の状況をを見て自分が担わなければいけない役割が瞬時にわかります。

引っ越しと同じように商品の搬入、搬出をした経験がある方

引っ越しの仕事では重い家具を運ぶことが多いのですが、実は持ち方にコツがあります。

手を添える場所や腕の角度によって自分にかかる負担は大きく変わります。

過去に搬出や搬入の仕事をした経験がある人は「持ち方のコツ」を知っているので、引っ越しの仕事にも大いに活かすことができるでしょう。

引っ越しの仕事で働くメリットとは?

ここまで引っ越しの仕事の内容を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

やはり体力的な負担は付きまとうのでしり込みした人もいるかもしれませんね。

ここからはそんな人のためにも引っ越しの仕事で働くメリットを解説します。

勤務日の融通が利く

会社にもよりますが週一からバイトができるところもありますし、場合によっては1日のみの勤務が可能な会社もあります。

興味はあるけど本格的に働くのはまだちょっと...という人はまずは体験がてら1日のみのお仕事を経験してみるといいでしょう。

日払い週払いのところも

会社によっては日払い週払いのところもあります。

やはり春休みは友達と遊びに行ったりするので、急な出費があったりしますよね。

そういった時には日払いでお給料がもらえる引っ越しのバイトはとてもありがたい存在です。

繁忙期などは給料も良くなる

たいがいの場合、繁忙期はどこの引っ越し会社も人手が必要なため時給がアップする傾向があります。

特に最近はどこも人手不足なので、他のバイトと比べてもかなり高時給に設定されている場合もあるので求人サイトなどでチェックして効率よく稼ぎましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

引っ越しのバイトは繁忙期と閑散期が明確に分かれているので、それを逆手にとって繁忙期の高時給バイトとして利用するにはお勧めの仕事です。

体力に自信のない人には厳しいかもしれませんが、力自慢の人などは特に活躍できると思うので、興味があれば応募してみて下さい。


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