
介護福祉士の仕事内容4個の業務と向いている人・向いていない人の特徴・仕事のやりがいについて経験者が教えます
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介護福祉士という資格の名前を耳にした事がある方は多くいらっしゃると思いますが、その詳しい内容については知らないですよね。
介護の仕事に就いている人全てを介護福祉士と思っておられる方もいますが、たくさんの勉強、実務経験を積んで取った立派な資格保持者なのが「介護福祉士」です。
ここではそんな介護福祉士の仕事内容や役割、どうすればなれるかを詳しく説明させて頂きます。
人手不足と言われる介護福祉士の需要が少しでも増えれば幸いです。
高齢者や障がい者など体の不自由な方や介助の必要な方のお世話をするスペシャリストで、国家資格になります。
社会福祉士や精神保健福祉士と並んで三福祉士と称され、名称独占の資格です。
介護の現場ではこの介護福祉士の需要が最も高く、今後の超高齢化社会において重要なポジションを担っています。
「身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(以下略)を行い、並びにその者及び介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする」
『社会福祉士及び介護福祉士法』において、介護福祉士はこの様に定められています。
この一文を噛み砕き、詳しい役割を説明しましょう。
介護福祉士は介護のプロの資格です。
なので、最も期待される役割はこの身体介護においてです。
以前の介護福祉士の試験は筆記合格後に実技試験があり、そこで介護技術の判断がなされていました。
現在は実技試験はなくなりましたが、その分実務者研修でしっかりと介護方法の勉強をしますので、介護の資格の中では一番身体介護に自信が持てる資格となっています。
介護福祉士は、上記の身体介護のみならず、精神面な支援が必要な方についても勉強します。
利用者の中には、精神障害等の方もいます。
そういった方々にも単なる介護職員としてではなく、専門的な知識を活かしての支援や介助を行います。
前述した通り、要介護者の心身面への介護を行うことは介護福祉士の役割です。
しかしそれに加えて、介護福祉士の大切な役割として他の介護職員や家族に介護指導を行ったり、助言をしたり相談に乗ったりします。
まずは介護福祉士自身がしっかりと利用者の状態を把握し問題やその解決方法を見出さなくてはできない業務ですが、資格を取得する際に学ぶので、的確なアドバイスを行うことができます。
介護福祉士や一定の研修を受けた介護職員は、一定の条件の下ではありますが利用者に対して痰の吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)、経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻経管栄養)を行うことができます。
実際に事業所が登録を行わなければならないなど、この資格を保持しているからどこでも痰吸引等を行えるわけではありませんが、現在の介護福祉業界では需要も高く、この勉強をしたことによってできるアドバイスや危機管理も沢山あります。
では実際に介護福祉士を取得した場合、どのような場所で活躍できるのでしょうか。
介護の現場、相談職として様々な仕事が期待される介護福祉士の主な働き先をご紹介します。
特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型施設の公的施設の他、介護付き有料老人ホーム、グループホーム等が入所施設になります。
入所施設では、多くの無資格者や未経験者が働いています。
介護職の指導も役割の一つである介護福祉士は他の職員の見本になる意味も含め、雇う側にとても大きなメリットがあります。
いわゆるデイサービス、デイケアで働いている介護福祉士も沢山います。
デイサービスの場合は、介護福祉士の割合で加算が取れます。
この加算の額は少額ですが、これを算定しているということはしっかりとした職員がいるという証になります。
なので、事業所側も介護福祉士に働いてもらいたいと思っています。
この通所施設で介護福祉士として働く場合は以下に述べる相談員としての場合も多いですが、もちろん現場で活躍することもできます。
いわゆるホームヘルパーの仕事です。
介護福祉士は責任者として働くことも、現場で活躍することもできます。
訪問介護は、介護保険上非常に細かい取り決めのある仕事です。
なので、介護福祉士が沢山働いている事業所は特定事業所加算を取得することができます。
在宅の要であるホームヘルパーの仕事は、専門的な知識が必要な為無資格者が働くことはできません。
一般のヘルパーでも、初任者研修もしくはヘルパー二級以上が必須です。
介護保険の利用者で、とても利用率が高いのが福祉用具のレンタルです。
ここで福祉用具の選定や相談を行う場合、福祉用具専門相談員専門員講習を受講し資格を得るという道もあるのですが、実際の現場では介護の知識がないと難しいのが現状です。
福祉用具に関する知識も持つ介護福祉士、社会福祉士の国家資格があれば、この仕事にも従事できます。
その上で体の状態を見て必要な介護を想定することができる介護福祉士は、この仕事でも非常に需要が高いです。
原則として社会福祉士か精神保健福祉士、社会福祉主事などの相談業務専門の資格を持つ人が認められている生活相談員ですが、都道府県によっては介護福祉士でも従事できるところがあります。
私の働く大阪府では、ほぼ全ての生活相談員が介護福祉士の資格で働いています。
三福祉士の中での介護のスペシャリストはもちろん福祉士です。
施設やデイでは相談に乗るだけでは仕事にならず、利用者の介護を実際に行った上で分かる問題が沢山あり、それを把握してから然るべきアドバイスを行うことが理想です。
そういった意味では、介護福祉士が生活相談員を行うのが一番理想の形だと思います。
介護福祉士を最も求めているのが訪問介護事業所です。
なぜなら、訪問介護の要である職種のサービス提供責任者(以下サ責)が不足しているからです。
現在のサ責は、実務者研修修了者もしくは介護福祉士の資格が必須です。
しかし、実際は40人の利用者を一人のサ責で担当するのは非常に仕事量が増え、困難です。
なので、必要数のサ責がいなければ新規の利用者を獲得することもできず、悩んでいる事業所が沢山あります。
実務者研修でも可能ではありますが、介護福祉士を持っている方が利用者やケアマネの安心感、信頼感は増します。
早出、遅出、日勤、夜勤で24時間365日利用者の介護を行います。
生活の全ての介助を行うので、起床介助から朝食介助、入浴介助、昼食介助、レクリエーション、夕食介助に就寝介助、もちろん合間に排泄介助も発生します。
仕事としては介護職の中でも一二を争うほど忙しく、一日はめまぐるしく過ぎていきますので、テキパキと仕事をこなしたい人にぴったりです。
朝夕の送迎の他、合間に入浴介助や昼食介助、レクリエーション、排泄介助を行います。
介護量は施設ほど多くありませんが、それよりも利用者のおもてなしを第一にしたこの仕事は介護現場では一番のサービス業です。
メインの仕事と言っても過言ではないのがレクリエーションです。
ここで自分自身が楽しめないと通所での仕事は厳しいです。
施設のようにバタバタと過ごすのではなく、おもてなし精神で利用者と触れ合うことができる通所施設は、無資格者のパートが沢山働いています。
そういった方に介護のノウハウを指導することが介護福祉士の役割です。
介護福祉士で働く場合は常勤の場合が多いですが、もし登録ヘルパーとして働く場合は原則利用者宅に直行直帰します。
常勤ですと、仕事の合間に事業所に戻り事務仕事等を行います。
仕事内容は家事全般を行う生活援助、トイレや食事、移動や入浴介助を行う身体介護に分かれ、事業所によっては障がい者の居宅介護や移動支援も行っています。
忙しい仕事ではありますが一件の時間が決まっているので、だらだらといつまでも仕事が続くことはありません。
利用者の状態を観察し、必要な福祉用具を提案、選定します。
福祉用具の種類は多種多様であり、商品数も多いのでケアマネが全てを把握しているわけではありません。
なので、「こんな人がいて、こういう風になれる商品はありますか?」といった漠然とした依頼が来ることも多く、実際依頼された物よりふさわしい福祉用具があれば提案しなくてはなりません。
ベッドの組み立て等も行い、福祉用具の運搬や設置も行いますので、女性の多い介護業界で男性の割合が一番高い仕事になります。
デイサービス等で新規利用者の獲得や契約、相談や助言、ケアマネとのやり取りや介護計画書の作成、職員のシフト調整等を行います。
現場と家族、ケアマネの橋渡しのような仕事内容で非常にやりがいがあり、多くの決定権も持つポジションになります。
生活相談員は仕事で車に乗る機会が多いので、運転免許も求められることが多いです。
サ責の仕事も相談員同様、利用者の契約や担当者会議への参加、訪問介護計画書の作成や現場ヘルパーの指導、シフト調整を行います。
特にこのシフトの調整においては、ヘルパーの勤務可能な時間や得意分野を把握し、利用者のニーズに合わせなくてはいけません。
それに加えて、急なヘルパーの休みの時には誰が穴埋めをするか、もしくは自分が代わりに行く等不意の事態にも備えておく必要があり、なかなか大変な作業です。
一番最初のサービスの際にはサ責が同行もしくはサービスに入り、一連のサービスの流れを把握、手順書を作成します。
これを行わなければ初回加算が算定できず、その後のヘルパーの仕事に統一性がなくなります。
訪問介護は介護保険においてかなり細かくして良いこと、悪いことが定められているので、その辺りをしっかり勉強して理解していなくてはなりません。
利用者からのクレームや思い込みによるトラブルも多い仕事です。
サ責の仕事は簡単ではありませんが、やりがいも多くあるので、長く働いている人が多いです。
今までの説明から、介護福祉士の資格を持つと専門的な仕事をすることができるというのをご理解頂けたかと思います。
では、実際に仕事をしていく上でどのような人と関わりを持つのでしょうか。
現場の介護職としての場合だけではなく、福祉用具専門相談員や生活相談員、サービス提供責任者として働いた場合の話も含めて説明したいと思います。
介護職としてももちろん利用者に関わることにはなりますが、介護福祉士として専門的なアプローチをする場合はまた違った角度での関わりになります。
利用者に対しては単なる介護だけではなく、本当に必要な介護とは何か、例えば今はこういう風に食事を摂っているけれども実際はこのようにした方が良いのではないか、福祉用具もこれではなく別の物の方が良いのではないか等、自分の知識や経験を活かして考察し、方法を模索します。
家族に対しても実際に行っている介助方法を確認し、それが正しいかの判断やこうした方が良いとアドバイスをしたり、介護方法の指導を行います。
もちろんこのようなことは無資格者や初任者研修修了者等でも行えますが、相談、助言も目的とした国家資格である介護福祉士はもっと専門的に行うことができるのです。
福祉用具専門相談員や生活相談員、サ責の場合は、ケアマネの開催するサービス担当者会議や病院で行われるカンファレンスに召集され、意見を求められる機会があります。
沢山の事業所が集まる場合も多く、多職種と連携を取り自身の分野の専門的なことを話さなくてはいけません。
特にケアマネと連携を図り、実際の現場での様子を伝えるのは大切な仕事です。
デイや訪問介護の場合は、ケアマネが常にサービスの様子を見るわけにはいきません。
なので、こういった場合はどうですか、この時はどうされていますか、食事、お風呂の様子等細かく質問されます。
その際に即答できる必要がありますが、サ責や相談員も常に現場に出ているわけではないので、実際に介護を行っているヘルパーや介護職員から様子を聞き取っておく必要があります。
介護福祉士として専門的な勉強をしているからこそ的確に伝達することができます。
福祉用具の事業所はほとんどが住宅改修や特定福祉用具販売も行っており、この場合役所に書類を提出して給付券をもらう作業を行うことが多く、介護福祉士の仕事の中でも一番保険者とやり取りをする機会が多くなります。
生活相談員の場合も、必要書類を持って保険者のところに行く機会はありますが、実際に足を運ぶことはあまりありません。
サ責でよくあるのが、ヘルパーのサービス内容に関し、保険者に問い合わせる仕事です。
ケアマネも行いますが、例えば介護保険上ではグレーになっていたり余り推奨されていないサービス内容だけどどうしても必要なので行いたいという場合、保険者に相談を持ちかけ許可を得ることがあります。
この作業はかなり専門的な説明を詳しく行わなければならないので、しっかりと介護保険の勉強をしていなければできません。
介護福祉士として働く場合、現場の介護職でも無資格者もしくは初任者研修、ヘルパー2級取得者よりも給与が上乗せされていることがほとんどです。
これは、介護福祉士を沢山雇うことによって加算を算定することができ、事業所の収益も増えるからです。
大体正社員で月給23万円程度、パートの時給で1,200円程が相場で、加算のない福祉用具専門相談員の場合はもう少し低いことが多いです。
介護福祉士は名称独占の資格で、この資格でしかできない仕事というのはありません。
しかし、介護の現場職の中では国家資格保持者として働くことになるので、もちろん無資格や初任者研修等とは違う仕事の取り組み方になります。
そのやりがいを簡単にまとめてみました。
ほとんどの介護施設は、無資格でも未経験でも働けるようになっています。
なので現場に出て働く以上、そういった職員とも仕事をすることになります。
介護福祉士を取得していることでそれなりの現場経験があるということにもなり、経験に加えた知識でより良い介護を行えます。
同じように仕事をしていても正しい知識を学んでるので、問題提起を行ったり、実際の介護はこれで良いのか、もっと良い方法はないのか検討したり、他職員に対して正しい介護技術を指導したり、高度な角度からの支援をすることができます。
前述しました福祉用具専門相談員、生活相談員、サービス提供責任者は、介護福祉士の他の資格でもなれる仕事ではあります。
しかしながら、介護技術の専門職である介護福祉士の資格を持って各職に築いた場合、やはり正しい介護のあり方を学んでいるので、より自信を持って介護についてアドバイスができる立場にあります。
助言やアドバイスはもちろん誰がしても構わないのですが、やはり介護福祉士資格を持っていればその分説得力が増します。
実際に介護福祉士を目指すにあたり、どのような方が向いているのでしょうか。
介護福祉士は、一度資格を取得すれば更新研修等はありません。
したがって一生使える資格ではありますが、介護保険は数年に一度改正があり、根底を覆すほど大きく変わることもあります。
介護の現場で介護福祉士の道を極めるのであれば法改正の知識はそこまで必要ありませんが、生活相談員やサ責、福祉用具専門員などで働く場合には法律の知識は不可欠です。
最低限の向上心を持ち、少なくとも自分の働く分野の法律は把握したいという意欲のある人が向いています。
知識や経験があり、介護福祉士の資格を取得していても、それを生かせなければ意味がありません。
常にこういった場合はどうしたらいいか考えることが出来て、臆する事無く周囲の職員や利用者、家族にアドバイスできる人が向いています。
介護福祉士のみならず介護の仕事に就こうと思うならば、体力は必要不可欠です。
力仕事が多く、腰痛になったり手首を痛める人も沢山います。
体のメンテナンスは欠かせません。
全く体力に自信がない人には介護福祉士は向いていないでしょう。
では逆に、介護福祉士に向いていない人をご説明致しましょう。
ここでは、介護の仕事が向いていないというよりも、介護福祉士の資格を活かして働く場合の話をします。
なので、以下に当てはまるから全ての介護職が向いていないということではありません。
何度も申し上げています通り、介護福祉士は利用者、家族、他職員に介護指導を行うという大切な役割があります。
このようなことが苦手な人は、介護福祉士として指導する立場の職種は難しいでしょう。
これも前述した通り、介護保険は結構な頻度で改正あります。
なので、それをきちんと把握していないと、介護福祉士の資格保持者として仕事をする場合に間違ったことを話してしまったり教えてしまったりすることになります。
ケアマネの様に全ての介護保険を網羅する必要はありませんが、せめて自分が働く施設や事業所に関わる法改正は常に把握しておかなければいけません。
このような方はもしかしたら介護の仕事自体向いていないかもしれませんが、介護福祉士として相談業務に就く場合、初めて会う利用者や家族、事業所やケアマネと関わる機会が多くあります。
必要以上に人付き合いが苦手だったり人見知りが激しい人の場合は、お互いに仕事がやりづらくなります。
介護福祉士の資格取得方法は時代と共に変化しており、年々難しく、時間も掛かる様になってきています。
私が取得したのは平成16年でしたが、その頃はまだ実務者研修もなく、1月の筆記試験に合格後3月に実技試験という形でした。
あれから少しづつ試験の形も移行していますので、現在介護福祉士になるにはどうしたら良いのかをご説明致します。
一般的なルートとしては、実務経験三年以上且つ従事日数が540日以上が必要で、それに加えて実務者研修を受講すると筆記試験を受けることができます。
そして試験に合格し、介護福祉士の登録を行います。
実務経験は、児童分野、障がい者分野、高齢者分野等の沢山の職種で認められ、介護福祉系の現場の仕事をしていれば当てはまることが多いです。
介護福祉士の実務経験は日数さえ超えていれば実際に働いた時間が問われることはなく、登録ヘルパーなどで一日数時間の勤務でも受験資格が得られます。
介護に関する技術や知識を得る為の研修で、130時間の初任者研修に対して450時間というかなり長時間の研修となっています。
大変ですが、数年かけて受講することも可能ですし、通信教育も活用されています。
現在はこの研修を受講しなければ介護福祉士にはなれません。
しかし、介護業界に入る前に将来を見越して初任者研修ではなくこの研修を受講することも可能ですので、しっかりと勉強してから仕事をすることもできます。
基礎資格や修了研修によって研修時間が変わりますが、この実務者研修を取得しておけば訪問介護事業所でサ責業務に就くことができます。
今まで述べましたように、介護福祉士の活躍の場は沢山あり、転職するには最も有利な資格と言っても過言ではありません。
この資格を活かして転職する際の注意点をまとめてみました。
介護に詳しい法人が展開している施設であれば、まず間違いなく介護福祉士は給与が高く設定されており、手当が付く所も少なくありません。
しかしながら一般企業等が経営している事業所では、あまり介護福祉士の価値が理解されておらず、無資格者や初任者研修修了者と給与が変わらない所も。
せっかくの資格ですので、やはりそれなりに認められる所で働く方が良いでしょう。
前述している通り、介護福祉士は様々なポジションの仕事ができます。
なので、本当は現場で介護職として働きたかったのにサ責になるように言われた等という話を現場の方からよく耳にします。
現場の介護職と相談員やサ責の仕事は全く違いますので、この仕事がしたい、他はするつもりがないという話は面接の段階でしっかり伝えておいた方が良いでしょう。
今まで様々な説明をしてきましたが、介護福祉士はものすごく将来性のある資格です。
その理由をご説明します。
入所、通所施設、訪問介護と、介護福祉士の割合によって取れる加算があることはすでにご説明した通りです。
しかしながらこの加算、全てが以前からあったわけではありません。
法改正を繰り返す内に、専門性の高い介護福祉士がいる意味が認められ増えてきた加算です。
この内のサービス提供体制加算は、現在負担限度額外の算定となっています。
以前に比べて事業所側も算定がしやすくなりましたので、介護福祉士の採用をより求めるようになりました。
以前、サ責は以前は経験3年以上のホームヘルパー2級でも可能でしたが、今はできません。
生活相談員も以前は介護福祉士はできない自治体が多かったのですが、今は可能な所がほとんどです。
介護福祉士の資格が認められてきた証であり、今後もこのような法改正は見られると思います。
これが間違いなく一番のおすすめ理由です。
世間で思われているよりも介護業界は人手不足で、無資格者でも未経験者でも良いから働いてほしいという求人が増えてきています。
しかしながらやはりそういった職員を採用すると、一人前に育てるまでが大変です。
介護福祉士の資格がある=即戦力として働けますので、指導する余裕がない事業所からすればとにかく採用したい人物です。
介護の仕事をし、且つ介護福祉士を持っている人であれば分かると思いますが、例え何回転職しても介護技術は体に染み付いており、そうブランクを感じることもなく介護業務に就くことができますし、しっかりと勉強した分、他の人の指示や要求を理解しやすくなります。
介護福祉士の資格があれば働くことが楽になり、自分自身に大きな自信を持つことができます。
腰痛等で介護の現場職が辛くなったという理由から、福祉用具専門員や生活相談員、サ責業務に転職する人も沢山います。
どうしても現場仕事は体を痛めやすく、加齢と共に辛くなってきます。
しかし、介護福祉士の資格があれば他の実務の少ない職に就くことが可能です。
介護業界で一番立派な資格は介護支援専門員、ケアマネだと思われがちですが、実はケアマネは国家資格ではありませんので、位置付け的には介護福祉士の方が国に認められている資格と言えます。
介護の仕事は大変だからという理由で、介護福祉士を持っていても介護の仕事をしない、潜在介護福祉士は沢山いるとされています。
確かに仕事としては楽ではありませんが、介護業界において介護福祉士の資格保持者は別格で、需要も多いです。
実務者研修受講が義務付けられ、金銭的、時間的な理由で介護福祉士になる人が減るのではないかと危惧されています。
これ以上介護業界が人手不足に陥らないよう国も対策はしていますが、まだまだ人手は足りません。
今後も介護福祉士はますます需要が増えていくでしょう。
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