バタバタと忙しく働く姿がクローズアップされ、テレビドラマや漫画でも話題になることが多い「編集者」。

老若男女問わず、憧れを抱く人が多い職業の一つです。

そんな編集者ですが、実は様々な種類があるとご存知ですか?

書籍や雑誌・漫画など、担当する媒体によって働き方や業務内容は大きく異なります。

今回は、その中でも「雑誌編集者」の正社員として働く際に求められる業務内容や求人について解説していきます。

まずは「編集」の仕事例をチェック

編集(雑誌)正社員求人の大まかな仕事内容

編集者の種類

雑誌の編集者には、大きく分けて二つのパターンがあります。

①雑誌の企画と構成のみを考え、取材やライティングは外部に委託するディレクター型の編集

業務の一部を委託するため個人の作業は減りますが、その分外部スタッフへの指示出しやスケジューリング、綿密な連絡などディレクションも大事な仕事になります。

②雑誌の企画と構成を考え、取材やライティングも自ら行うオールラウンダー型の編集

こちらは個人での負担は大きくなりなりますが、納期をしっかり守れれば比較的自由に動けるのが特徴です。

業務量は多くなりますが、やりがいもあると言えるでしょう。

大まかな仕事内容

出版社や編集プロダクションなどの会社や扱う内容によって、仕事内容は変わってきます。

編集プロダクションでは、出版社からの依頼を受け、企画立案から製作過程に関わるスタッフのディレクション、原稿チェック・印刷所への入稿まで幅広い業務を行っています。

まず雑誌のテーマに沿った企画やターゲットの設定を明確にするなど、雑誌の売れ行きを左右する重要な仕事となるが「企画立案」です。

これが決まれば、記事を書くライター・カメラマン・ページのレイアウトをお願いするデザイナーやイラストレーターなどに仕事の依頼をしていきます。

「こういう内容の原稿や写真が欲しい」という細かな指示を出したり、取材先のアポイントを取ったりとディレクション業務も大事な仕事です。

必要があれば取材に同行したり、スケジュール通りに進んでいるかの確認を取ったりもします。

原稿や写真が揃えば、誤字脱字のチェックや写真が文章とリンクしているか、色味がイメージ通りかなどの細かい神経を使う作業に入ります。

何度も修正を繰り返し、間違いがなければ印刷所へ入稿し「校了」となります。

ここまでが編集者としての大まかな仕事になりますが、多くの人と関わりながら一つのものを作り上げていく、というのを分かっていただけたのではないでしょうか。

編集(雑誌)正社員求人を募集している会社の特徴とは?

編集(雑誌)正社員求人を募集している会社の特徴1:編集者が足りていない

社内の編集者が上記で述べたオールラウンダー型の場合、それぞれが担当企画を複数抱えるなど手一杯になっていることがほとんどです。

そのため、何らかの原因で担当者がいないページが発生しても在籍者の担当ページを増やすことは難しいのが現状です。

その結果、求人を出している可能性があります。

編集(雑誌)正社員求人を募集している会社の特徴2:雑誌の雰囲気を大きく変えようとしている

部数の減少、読者満足率の低下などが原因で、雑誌の内容や雰囲気を変えたいということが稀にあります。

その際社内に新しい風を吹き込むために、求人を出すことがあります。

経験者はもちろん、他業種の営業や企画を担当していた人などバイタリティー溢れる人を求めていることが多いです。

編集(雑誌)正社員求人を募集している会社の特徴3:新しい雑誌の創刊予定がある

上記とも共通する内容ですが、社内の人間だけでは似たり寄ったりな企画しか生まれず、新しい発想が欲しいという場合にも求人を出すことがあります。

企画が採用されると手当が出るという会社もありますので、確認すると良いでしょう。

編集(雑誌)正社員求人でよくある募集内容とは?

実際、編集者の求人として出されるのはどのようなものなのでしょうか。

下記に条件などをまとめました。

給与相場

新卒の場合は月給で18万円~20万円程度。

キャリアや年齢にもよりますが、編集者としての相場は月給20万円~35万円となっています。

編集者は「裁量労働制」であることが多く、上記の金額に一定の残業代が含まれている可能性が高いので、よく確認しましょう。

勤務時間や休日、残業

裁量労働制である場合、決まった勤務時間はありません。

会議や取材など、個人のスケジュールによって出社する必要があります。

前述した通り一定の残業代が給与に含まれているケースが多いですが、それ以上の残業が発生しても支給されることはないと思っていた方が良いでしょう。

取材や撮影などで外出が多い編集者には、強制的な出社時間が決まっていないというのは理にかなった働き方だと言えます。

現在は編集者でも週休二日制の企業が増えてきましたが、取材や撮影が入れば休日も出勤しなければなりません。

その際の代休は取れる会社と取れない会社があるので注意してください。

福利厚生

これは会社によって異なりますが、一般的に忙しい編集者に対しては福利厚生が手厚い場合が多いです。

社員食堂はもちろん、深夜の作業にも対応できるよう仮眠室やシャワールームなどを備えている会社もあります。

また、編集者は一定数の従業員になると「出版健保」という社会保険に加入できます。

こちらは自身の医療費の負担額が少ない上、健康診断や予防接種などを定期的にしっかりと行ってくれます。

勤務場所

東京都内では交通の便が良い場所にあることが多いでしょう。

拘束時間が長くなる傾向がある職種なので、通勤にあまりに時間を割くことはおすすめしません。

また、多くの会社は一つの建物の中に編集部が設立されています。

特に区切られているわけではなく、フロアの一部に編集部員が集まっているというイメージです。

外部とのやり取りも多いことから電話が頻繁になったり、企画案を練るために沢山の資料が積まれていたりと、テレビで紹介される通り慌ただしく仕事をしているという環境です。

忙しくても生き生きと仕事をしている姿に憧れる人は多いのではないでしょうか?

求められる人物像

ディレクター型もオールラウンダー型も、外部とのやり取りが多いのが特徴です。

従って、コミュニケーション能力が高い人物は重宝されます。

また、何らかの原因で企画が制作途中で没になったり取材先が変更なったりなど、予定が予定通りに進まないこともしばしば。

そんなトラブルにも臨機応変に対応できる柔軟な人物は、この業界では強く必要とされます。

後は何と言っても企画力。

出版業界は厳しいと言われる中、様々な角度や視点から新しい企画を提案できる人は頼りにされ活躍できるでしょう。

必要なスキルや資格、経験

実は、編集者は特に資格の要らない仕事です。

しかしながら、執筆や取材にあたり、WordやExcelなど最低限のパソコンスキルがあると良いでしょう。

雑誌の内容によっては、インストラクターの資格や調理師の免許などが活きてくるケースもあります。

時間があればIllustratorやPhotoshopなどのソフトを使えるようにしておくと、採用が早く決まることもあるようです。

編集(雑誌)正社員のおすすめ求人のポイント

では、どのような求人が狙い目なのでしょうか。

下記をご参照ください。

編集(雑誌)正社員のおすすめ求人のポイント1:残業代が出る

先程も述べましたが、編集者は裁量労働制であることが多くなっています。

裁量労働制は給与の中に一定の数十時間分の残業代が含まれているため、残業してもしなくても定額が貰えます。

しかし、決められた残業時間を超えた分の残業代は支給されない会社もありますので、確認が必要です。

これがしっかり支払われるのであればおすすめです。

編集(雑誌)正社員のおすすめ求人のポイント2:完全週休二日制である

裁量労働の定義は様々ですが「完全週休二日制」と明記されている企業は、仮に土日出勤することになっても代休を取得できます。

ただし、完全週休二日制と謳っていても実態は違うケースもありますので、確認しましょう。

編集(雑誌)正社員のおすすめ求人のポイント3:裁量労働権をきちんと使える

裁量労働は「手元の仕事が終われば、あとは自由」と言っても過言ではありません。

つまり自分の業務をしっかりこなし納期は厳守した上で、会社に出勤せず自宅で作業するも良し、週3日休めるよう残業するのも良しというように働き方は様々です。

しかし、裁量労働と言いつつ、上記のような自由な働き方を敬遠する会社もあるので、面接などで確認するのがおすすめです。

もちろんある程度の経験と実績が伴っていないと、自由な働き方を求めるのは難しいでしょう。

編集(雑誌)正社員求人についてよくある疑問

最後に気になる質問についてお答えします!

テレビのように締め切りに追われて大変なの?

編集者が抱える締め切りは、原稿の締め切りだけではありません。

企画案の締め切りや誌面デザインの締め切り、修正の締め切りなど、毎週のように何らかの締め切りに追われます。

きちんと計画を立てて仕事をこなせば問題はありませんが、計画性のない方は大変かもしれません。

やっぱり残業は多いの?

こちらも上記同様、しっかり計画を立てられる人はダラダラと働かずに済みます。

取材や撮影・締め切りなどでどうしても長時間労働しなければならないこともありますが、基本的には個人の裁量次第です。

しかしながら「残業は嫌だ」「休みが欲しい」と考える人には向かない業種と言えるでしょう。

忙しさも含めて仕事を楽しめる人が向いています。

出世できる?

もちろん、良い成績を出せば出世できます。

面白い企画の提案や読者満足率が高い企画など定性的な評価基準が多くを占めますが、出世が極端に難しい世界ではありません。

また、転職を機に編集者からデスクやチーフ、ゆくゆくは副編集長や編集長になるというケースもあります。

今まで携わってきた企画や業務をまとめ、自分が入ったらどのように会社に貢献できるかを説明できるようにしておきましょう。

まとめ

以上、雑誌編集者の正社員として働くことについてまとめました。

「裁量労働」という雇用形態上、自由度が高い編集者。

自由度が高いからこそ、計画性や臨機応変さコミュニケーション能力・自己管理能力が求められます。

計画性がないとドラマで見るような忙しさに駆られますが、一つ一つの業務をきちんとこなしていける方なら問題ありません。

忙しさがあるからこそ達成感ややりがいを感じられるのが、この仕事の大きな魅力とも言えます。

ぜひ挑戦してみてください。



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