様々な雑誌や書籍の企画・製本を行う出版社。

皆さんは出版社のお仕事がどのような内容かご存知でしょうか。

一般的には本を発行している企業という認識が強いでしょうか。

もちろんそれ以外にも業務内容は様々あります。

今回は出版業界の実態を掘り下げながら、そこでアルバイトをしたことがある筆者が体験談を基にお仕事の紹介をしていきます。

興味があってアルバイトをしてみようと思っている人から出版社へ就職を考えている学生さんたちまで、様々な方に向けて業界の中身を大公開します。

その中で、実際に出版社での仕事を経験して後々役に立ったことも併せてご紹介いたします。

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私はこんなところで出版社のアルバイトをやりました。

大手か中小かによって仕事の内容や幅も変わりますが、筆者は中小出版社でアルバイトをした経験があります。

その会社は主に求人雑誌や地域情報のフリーペーパーなどを作っている会社でした。

業務は大きく編集部と営業部に分かれていましたが、筆者がアルバイトをしたのは編集部のほうでした。

主にパソコンを使い原稿を作っていく作業に携わっていました。

出版社アルバイト(編集部)の仕事内容は?

編集部の主な仕事は営業社員さんが獲得してきた案件の原稿を作ることです。

例えば広告作成の場合は営業社員さんがクライアントと打ち合わせをして、どのような内容の広告にするかという大まかな下書きを作ってくれます。

それに従って実際に原稿を作っていく仕事となります。

書籍作成の場合はどういった内容で書籍を作っていくかというネタ探しや、それに必要な資料のコピー、取材のアポイント取りやインタビューの文字起こしなどが主な仕事になります。

また文章力のある人は出来上がった文を印刷に進める前に最終チェックをする「校正」と言う仕事を任されることもあります。

出版社のアルバイトの時給は?

地域や職種によっても多少は変わりますが、出版社のアルバイトの給与は概ね時給1,000円~1,200円前後のようです。

勤務時間は朝9時から夜5時もしくは6時という時間帯の中でシフト制で週5回勤務という企業が多いようです。

時給だけで考えてみると、比較的高い業界と言えるかもしれません。

あまり頻繁に募集が出る業界ではないですし、採用人数も少なめなので、募集記事を見つけた際にはチャレンジしてみると良いかもしれません。

筆者は様々な業界でアルバイト経験がありますが、出版社でのお仕事はその中でも面白かった分野の一つです。

ただ一つ特筆しておきたいのは、締め切りが近くなってくると業務が慌ただしくなったり残業や早出が頻発するようになったりするということです。

学生のアルバイトとしては学業との両立が難しい場合もありますので、事前に自分のライフスタイルと照らし合わせた上で応募するようにしましょう

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出版社アルバイトの採用率

出版社でのアルバイトの採用率は他の職種と比べると低めと言えるでしょう。

主な原因としては出版社の売上の構造やビジネスモデルがあります。

出版社のビジネスモデルは人を増やせば売り上げが上がるタイプの構造ではなく、どちらかと言うと企画力や文章力など「質」の部分が重視される業界なので必然的に募集人数は少なめになる傾向があります。

それに加え人気職種であるが故に応募者が多いので、総体的に採用率は低めになってきます。

何かしら人よりも秀でた部分がある、例えば文章力が高い、語彙力がある、もしくはクリエイター系のパソコンソフトのスキルがあるなど自分の武器となるものがないとなかなか採用には至らないケースも多いようです。

誰にでもすぐに簡単にできる仕事ではないということでしょう。

出版社のアルバイトをやるメリット

ここまで出版社のお仕事内容や時給をおおまかにご紹介しましたが、どのように感じたでしょうか?

少しでも出版社の仕事に興味がある人に有益な情報を提供できているのならば嬉しいです。

さて、ここからはもう一つ仕事を選ぶ上で欠かせない要素である、「メリット」について解説していきたいと思います。

正直な所出版社での仕事は特殊なものも多く、得ることのできる能力も沢山あるので、アルバイトとして働くメリットは大きいのではないかと思います。

人によってどの部分にメリットを感じるかはそれぞれですので、いくつかの面から見ていきましょう。

経験や実績が他の業界でも役に立つ

出版業界の仕事はいわゆる「クリエイティブ」な仕事という分野になります。

実はこの「クリエイティブ」な能力というのはその分野に携わらなければなかなか身につかない能力なのです。

情報を整理して分かりやすく魅力的な文章を作ったり、一目で興味を持ってもらうデザインやキャッチコピーを考えたりという「センス」が重要視される能力は他の分野の仕事で身につけることは難しいものです。

そしてこの「センス」が磨かれている人は、他の仕事に就いたとしても他人が考えないような発想で企画を出すことができるなど、非常に有効な武器になります。

出版社への就職の際に経験が有利に働く

これは実際に出版社への就職を考えてる人に向けてのメリットですが、アルバイトをすることでインターン感覚で業務の内容や業界の実態を知ることができます。

また出版社への面接の際には学歴が重視される傾向がありますが、一方で企画力も求められます。

実際に最終面接で企画の提案を求められたという声もあり、経験がない人はそこでつまずいてしまうことも多いようです。

しかしアルバイトを通して的確な企画力を身につけていれば採用率も上がるでしょうし、またネタ出しの仕事などに携わったことがあれば面白いものに対する嗅覚も研ぎ澄まされていきます。

ビジネスマナー、コミュニケーションスキルが身につく

出版社の仕事では様々な人たちと関わりを持つことになります。

本の著者はもちろん、印刷業者や書店、コンビニチェーンの責任者さんなどそのほとんどが企業対企業としてのやり取りとなります。

例えアルバイトとは言え先方はあなたのことをビジネスマンとして扱ってくるので、必然的に最低限のビジネスマナーを身につけていなければ仕事ができなくなってしまいます。

学生の内から企業対企業のビジネス現場を体験し、それに必要なマナーやスキルを身につけることができる経験は意外と得難いものですので非常に大きなメリットになると言えます。

自分が関わった出版物が書店に並ぶ

出版物の制作には様々な人が関わり多くの努力が必要となってきます。

その分自分が携わった本を多くの読者に読んでもらえる喜びや、書店で本が売れていく様子を見る感動に魅了されて仕事を続ける人も少なくありません。

また本を作る過程での面白さに魅力を見出す人もいます。

アルバイトを通してそういった喜びを体験することができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

出版社のアルバイトで身についたこんなスキル

さて次に出版社で働くことにより身につくスキルをご紹介します。

出版業界に就職しないとしても他の業界でも大いに役に立つであろう、社会人としての基礎能力を養うことができます。

締め切り前は特にですが、様々な仕事が次々と襲ってきます。

それまでの私はやりかけの仕事を片付けてから次の仕事にかかるというスタンスでした。

しかし、それではとても締め切りに間に合わないシチュエーションが何度もあり、結局先輩に手伝ってもらうということが続き、改善するためには仕事を同時進行で片付ける能力を養わなくてはいけなくなっていきました。

その結果、どの仕事をどの程度まで進め、どの段階で別の仕事に移れば良いのかというバランス感覚的なものが培われたように思います。

スケジュール管理能力

仕事のバランス感覚と似ていますが、一定のタスクをいつまでにどの程度こなせば良いか、そのためにはいつまでに取材をしなければならないか、アポは何日前にとれば良いか、という風に先の予定を考えながらスケジュールを組む力が飛躍的に向上しました。

この力は他の業界でも大いに役に立ち、この経験があるのとないのとでは仕事の質が大きく変わっていたと思います。

企画力・提案力

これは企画のネタ出し担当をしていた時に培った能力です。

情報収集力はもちろん、何が他人から見て興味を持ってもらえるのか、という視点を持つことができるようになったのが大きかったです。

それまでは自分が面白いと思ったものを世間に紹介しようというスタンスでしたが、それではなかなか興味を持ってもらえず、独りよがりになっていた自分に気づきプライベートから物の考え方が変わりました。

その後他にもいくつか別の業界で仕事をしましたが、この時に培った能力は特に営業職やコンサル業などでプレゼンをする際に大いに役立ちました。

提案を一つするのにも相手に興味を持ってもらえる角度から切り込んでいく感覚を養えたことは大きかったですね。

出版社のアルバイトをやっている中で嬉しかった瞬間

出版社での仕事はキツいことも多々ありましたが、そんな中でも、キツい分大きな喜びを得ることができる体験もありました。

例えば下記のようなことです。

初めて企画が採用されたとき

筆者が初めて配属されたのは求人雑誌を作っている部署でした。

当然のことながら入社したては企画を任せてもらうことができませんでしたが、ある程度仕事に慣れてくると上司から「今度一度企画を立ててみるかい」という声がかかりました。

それまで求人誌というのは、春の求人特集とか短時間の仕事特集とかどこにでもあるような企画力の弱いページが多いな、と感じていたので、その時は張り切って企画を考えました。

求人広告を出してくれる各お店の店長さんに一人ずつインタビューを行い、あえて求人内容ではなく店長さんの人柄を全面に押し出した特集を組んでみたのですが、これが意外と好評でシリーズ化された時にはとても誇らしい思いをしたのを覚えています。

自分のデザインしたポスターが店頭に大きく貼られているのを見た時

書籍出版を担当していた時に本の販促の一環としてポスターを作成したことがありました。

その時はその書籍の仕事を全て任せてもらっていたので、デザインも自分で考えてポスターの制作も自分で行いました。

ある時とある書店の前を通りかかった際に自分の作ったポスターが店内の一番目立つところに大きく貼られていたのを見かけ、なんだか自分の仕事が世間に認められたような気持ちになりました。

校正の仕事を任されたとき

校正の仕事は書籍を本格印刷する前の最終チェックの仕事です。

誤字脱字がないかなどはもちろんですが、言い回しや表現におかしなところはないか、辞書などを使いながらチェックしていく作業です。

この仕事を任された時は大きな責任を感じましたが、同時に自分のことを信用してくれているという喜びを感じました。

出版社のアルバイトはこんな人におすすめです!

どんな仕事にも向き不向きはありますが、出版社の仕事は特にその傾向が顕著だと筆者は感じています。

本が好きであることはもちろん大事ですが、それだけでは仕事はこなせないし、逆にそこまで本が好きというわけではなくてもこの仕事に向いている人もいます。

では具体的にどのような人が出版社での仕事に向いていると言えるのでしょうか?

本が好きな人

やはり仕事をする上で自分が携わる商品のことが好きである、ということはとても大きな強みになります。

それだけで仕事に対するモチベーションも変わってきますし、好きだからこその知識というものもあるのでそれが業務に役立つことも多々あります。

マルチタスクが得意な人

出版社の仕事は複数の業務を同時にこなさなしたり、自分の仕事を進めながら別の来客の対応をしたりしなければならないシーンが多々あります。

仕事にきちんと優先順位をつけて的確にこなしていくことが得意な人には向いている仕事と言えます。

逆にそのような仕事が苦手な人は混乱して何も手につかなくなってしまう、という状況に陥る可能性があるので避けておいた方が良いかもしれません。

比較的時間に自由が利く人

出版社のアルバイトは基本的にはシフト制やフレックス制で業務を進めていきますが、締め切りが近くなると仕事量が膨大になってきます。

場合によっては残業や早出が起こり、キチキチにスケジュールを組んでいる人には対応が難しい状態になってしまうかもしれません。

特に学生のアルバイトの場合は学業との両立を第一と考えなければならないので、単位がギリギリである、サークル活動にも力を入れたい、など学生生活の中でも比較的時間を使うようなタスクを持っている人には向かない仕事かもしれません。

細かく気が回る人

出版業界の仕事は複数の業務が同時進行で行われる場合が多いため、必然的に周りの人達も同じように複数のタスクを抱えていることが多いです。

そういった時に細かく気を回して周りの人の手伝いなどをしてあげられる人は、この仕事で重宝されると言えます。

新しいことや面白いことを自分で見つけられる人

出版業界の仕事は世の中の人に面白いことを発信していく仕事です。

ですので自分自身が常に新しいことや面白いと思えることを探していこうとする姿勢が非常に大切になります。

普段から新聞やネットで世間の流行や社会情勢を把握したり、今まで自分が興味を持っていなかった分野でも最新の情報を仕入れたり、また美術や芸術に触れて感性を磨いたりと、そういった努力が求められます。

様々なことに好奇心旺盛で常に刺激を求めてる人はこの仕事に向いていると言えるでしょう。

出版社の仕事でキツかったこと

板挟みになる

著者、広告主、上司との間で板挟みになることがあります。

やはり会社は利益を追求していかなければならないので、著者の意向を全て飲み込むわけにはいきませんが、 限られた予算の中で著者の意向は最大限反映しなければなりません。

しかし、そういった事情を説明しても著者が自分の表現したいことを最大限汲み取ってもらっていないと反発することも多々あります。

また予算もきちんと取れて著者の意向も反映されていたとしても、制作側がそれを全て受け入れられる体制にない時は、上司との間で板挟みになることもあります。

締め切り前には仕事がぎっしり

毎回締切日の前になると徹夜の作業が続くこともありました。

複数の仕事を同時に行っているので何をどこまでやったかを覚えておくのも大変ですし、締切日が異なるタスクについては一つ一つ締切日を把握し優先順位を明確化しなければならないので、仕事が立て込むと頭が混乱してくるような時もありました。

企画に行き詰まる

最もキツかった点はこれかもしれません。

仕事をし始めた時は様々なアイディアが浮かんできて沢山の企画を出すことができていたのですが、やはりある程度の年月働いているとどうしても企画が詰まってしまいます。

しかし企画を立てなければ営業部の社員さんがクライアントを獲得してくることができないので、毎回計画を立てる時には本当に様々な所に出向き自分の感性を磨き色くのアイディアを出していく努力をしていました。

番外編~営業部でのアルバイト~

ここまでは筆者の過去の体験をもとに編集部でのアルバイトの内容をご紹介しました。

ここでちょっと番外編として営業部でのアルバイトのお仕事も簡単に解説します。

編集部と比べてアルバイトの募集自体が少ないですが、筆者が勤めていた会社には営業部にもアルバイト採用の人は何人かいました。

その人たちがどのような仕事をしていたかご紹介いたします。

出版社アルバイト(営業部)の仕事内容は?

営業部では主に営業事務の仕事を任されることが多いようです。

出版社の営業部の人たちは、自社で本を出してくれる人や広告を出してくれる企業を探していかなければならないので、そのために毎日営業活動を行っています。

営業事務の仕事というのは主に営業の社員さんがプレゼンの時に使用する資料を作ったり、 営業用のターゲットリストを作成したりする仕事です。

また時には見積もりを作ることもありますし、出来上がった出版物を書店やコンビニに配達する「配本」という仕事を担当することもあります。

具体的な営業先は?

書店営業

出版物が書店に並ぶ流れは、まず書店側が売れそうと判断した書籍を取次店に発注することから始まります。

そして取次店が出版社に注文し、取次店を介して書店に商品が並びます。

つまり書店側に売れる商品だと思ってもらわなければ書籍は店頭に並ぶことすらできないので、書店への営業は出版社の営業担当者の最も大事な仕事になります。

出版社は自社で新しい書籍の発行が決まるとチラシや販促物を持って書店の担当者を訪れ、自分たちの商品をアピールします。

それぞれの店の客層や売上データなどをもとにどのくらい増えるかという見込みを立てて、取次店へ発注をしてもらうようお願いするのです。

この時のために販促物を準備したりチラシを作ったり、営業をかける取次店をリストアップしたりするのがアルバイトの仕事になります。

取次営業

出版社の営業担当者は書店だけではなく、取次店にも自社の商品をアピールしていきます。

書店への営業と異なるのが、注文した商品をまとめて発注するフェア企画などの提案ができるということです。

多くの小売店と関係がある取次店と組むことでいくつかの出版社が同時に小売店に売り込みをかけることができるというメリットがあります。

広告営業

自社が発行する雑誌やフリーペーパーなどの広告欄に出稿してくれるクライアントを開拓していく営業です。

クライアントからすると広告を出して効果がある媒体なのかというところが一番の論点になってくるので、いかに自分達の媒体が魅力的であるかをクライアントに説いていかなければなりません。

この場合もアルバイトは営業するターゲットリストを作ったり、広告のサンプル記事を作ったりして営業社員が契約をとりやすいようにフォローしていくことが仕事になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ご紹介したように出版社の仕事は特殊なものが多く、その分大きなやりがいとその後の社会生活で必要不可欠な能力を得ることができます。

少しでも興味があり自分のライフスタイルに合致するのなら、ぜひ応募してみて下さい。

それまでの生活ではなかなか経験することができなかった感動を得ることができるかもしれません。

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