「料理が好きだから」「人に喜んでもらうのが好きだから」と言う理由で足を踏み入れた飲食業界でも、日々の仕事に追われ疲れて退職してしまう人は後を絶ちません。

離職率がとても高いと言われる飲食業界は今人手不足に陥っています。

労働条件、人間関係、給与など理由は様々ですがたくさんの有能なシェフたちが飲食業界を後にするのを目にし、若い頃は「どうして?」と思っていましたが、経験を重ねるに連れてその理由が私にも分かってきました。

そこで今回は、調理師を辞めたいと思った瞬間についてお話します。

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経験者が紹介!調理師を辞めたいと思った6個の理由とは?

15年以上調理師として働いている私も調理師を辞めようと思ったことが何度もありました。

基本的には楽しい仕事ですし、やりがいも多く料理が好きなことに変わりはないのですが「仕事としては続けられない」と思った瞬間をご紹介します。

体調に異変が出た時

調理師の仕事は長時間立ちっぱなしのとても体力のいる仕事です。

お店のキッチンとの相性が悪いと作業は基本的に前かがみ、下を向いて作業をするので重大な疾患でなくても首の調子が悪くなったり腰に負担がかかります。

特に女性は重い材料を運んだり、両手を使わないと振れないフライパンを持ったりと体力的にとてもつらい事が多く、それでも男性に混じって仕事を続けなければなりません。

お休みの日は疲れ切って寝ているばかり。

体調が悪い日が続くと「続けられるかな」と不安になります。

労働時間を考えた時

今、日本では長時間労働やサービス残業を無くそうと国会で審議されています。

飲食業はお客様ありきの仕事ですから忙しさによってはどうしても長時間労働になってしまいがちです。

きちんとシフト制を導入しているお店ももちろんありますが、全く残業なしと言うお店はなかなか見つかりません。

加えて職人の世界ですので「残業」と言う概念さえない所も多いです。

一日の労働時間は決められておらず、「仕込みが終わるまで」「お客様が帰るまで」と言うのが当たり前で、店内にお客様が残っていると閉店時間を延ばすお店もあります。

帰りたくても仕事が残っているので帰れないと言う毎日でふとそのようなニュースを目にして「8時間労働を」と言われると「もう辞めようかな」となってしまいます。

給与が上がらない時

自分がどれだけ長時間忙しく働いていても、残業代は出ないのは普通ですしお店の売上が悪ければ給与は上がりません。

経験年数が増えれば増えるほど仕事の量は多くなるのに昇給はほんの少し。

年齢を重ねると家族を養う必要も出てきますし、とても今のお給料じゃ生活が成り立たないなと思った時に転職を考えます。

他業種の人と話した時

お店に来られるお客様や、出入りする他業種の方、または友人などと話をした時相手の労働環境がうらやましくなることは良くあります。

休日もしっかりあり、一日8時間労働、残業代も出るしボーナスも出ると言った職場で一度働いてみたいと思ってしまいます。

将来を考えた時

いつか自分のお店を持ちたいと思って仕事をしていても、将来に対する不安を感じた時は転職を考えてしまいます。

このまま年齢を重ねても続けられる仕事なのか、女性であれば結婚出産などの人生の節目を迎えた時に調理師として働き続けることはできるのかなど漠然とした不安が多く、このままではいけないと思うと「仕事を変えたほうがいいな」と思います。

人間関係が悪くなった時

どこの職場でも人間関係の問題で退職・転職を選ぶ人が一番多いと言うデータもありますが、調理師の世界もそうです。

狭いキッチン内で長時間仕事をするのですから、人間関係の揉め事を目撃したのは一度や二度ではありません。

お客様は食事を楽しみに来ているのに、一方でギスギスしたキッチン内の様子を見ているとこれで美味しい料理が作れるの?

と思ってしまいます。

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ホントに辞める?辞める前にできることとは?

多くの調理師が感じる辞めたいと思った瞬間を見てみると、調理に関することはほとんど出てきません。

中には「お皿洗いが嫌」と答える人や「そもそも食べることが好きではない」など、本当に調理師に向いていない回答もありますが、大勢の調理師は仕事は好きだけれど環境や給与の問題で仕事を辞めてしまっています。

調理師という仕事そのものを辞めてしまう前に、何かできることはないのでしょうか。

職場を変える

待遇や人間関係が理由で調理師を辞めたいと思っている人は、職場を変えてみませんか?

飲食業にも種類があり、今働いている環境があなたに合わないだけかもしれません。

和食店やレストランなど上下関係の厳しい世界に疲れてしまったなら、カフェなど同じ飲食店でもチームワークを大切にするお店で調理師を続けてみてはどうでしょうか。

労働条件の交渉をする

今のお店の人間関係に不満はない、できれば続けたいけれど給与や休日日数に不満を抱えているのなら直接交渉すると言うのも良い手段です。

直接交渉と言うと少し足踏みしてしまいますが、海外のレストランでは当たり前のこと。

良い労働条件を手に入れるために希望を伝えるのは悪いことではありません。

資格を取得する

資格の取得で資格手当が付くことがあります。

調理師免許のみではなく、食に関する様々な資格を取得すれば評価が上がり給与も増える可能性があります。

大変な仕事だけど、やりがいを見つけるポイントとは?

「長時間労働」「薄給」とまるで良いところが内容に語られることの多い調理師の仕事ですが、もちろんそのやりがいもとても大きいです。

毎日の仕事に疲れてしまうとそのやりがいの部分まで見失ってしまいます。

もう一度調理師のやりがいについて考えてみましょう。

美味しい料理を作って食べる

調理師の仕事で一番面白く、やりがいを感じる部分はやはり料理です。

自分で調理し、その料理がとても美味しいと感じた時の幸せを思い出しましょう。

調理師はお休みの日には料理をしない方が多いですが、ぜひ家で作ってみてください。

好きに調理をすることで楽しさを思い出します。

お客様に声をかけてみる

調理師はキッチンにこもっていることが多いですが、ホールに出て来てくれたお客様に声をかけてみましょう。

自分の作った料理で喜んでくれる人がいると言う喜びを感じるのはやりがいに繋がります。

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まとめ

今回は調理師を辞めたいと思った瞬間、調理師のやりがいについてお話しました。

今調理師を辞めようかと悩んでいる方、調理師をきっぱりと辞めて他業種に転職しようと思っている方、少し立ち止まってやりがいを思い出してみてくださいね。

後悔のない選択ができるように願っています!


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