レストラン、カフェ、ホテルなど様々な場で活躍している「調理師」たち。

白いコックコートとサロンを身につけて、真剣に料理に向き合う姿はとてもかっこよく素敵に見えます。

「生きることは食べること」と言われるくらい、おいしいお料理との出会いは人生を豊かにしてくれますよね。

そんなおいしいお料理を作るプロの調理師になりたいという方も多いでしょう。

どれだけ料理が好きで家で作っていても、やはり毎日仕事として料理を作っているプロにはかないません。

プロの料理人が持っている知識や技術は積んできた経験に裏打ちされた確かなものだからです。

今回は調理師を目指す方へ、調理師になるにはどうすればいいのか、また調理師の仕事内容についてお話します!

調理師になった私の経験をご紹介します

まずは実際に調理師として働いている筆者自身のことについてお話していきます。

子供の頃から料理やお菓子を作ることが好きだった私は、家で家族の夕飯やお弁当と言ったいわゆる家庭料理をよく作っていました。

子供の頃は田舎で育ったため、外食することもほとんどなく母や祖母と作る料理がその頃学んだ全てでした。

特に手先が器用だったわけではありません。

ただ、食べることと新しい物は大好きな好奇心の旺盛な子供でした。

調理師を目指したきっかけは?

私が調理師になろうと決めたのはとても遅く、大学生になってからです。

普通は高校卒に調理の専門学校に入るというルートが多いのですが、高校卒業時に調理師になるとは少しも考えませんでした。

調理師を目指したきっかけは、大学の夏休みを利用してヨーロッパのスペインを訪れたことです。

今ではスペインは美食の国として有名ですが、当時はあまりそのような印象はありませんでした。

スペインに到着してからと言うもの、異文化の食にすっかり魅了されてしまいました。

スペイン人は朝、家でビスケットと牛乳のみの軽い朝食を済ませ、昼食との間に一回バルと呼ばれるレストランとカフェと居酒屋が混じったような店で軽い食事を取ります。

その後昼食、昼食と夕食の間にもまたバルを訪れておつまみと共にビールを飲んだりします。

夕食はごくごく軽いものですが、一日に5回も食事を取るのです。

これが本当に文化として根付いており、バルの数はとても把握しきれないほど。

このバルの料理は家庭的な物から家では作れないような物までとても範囲が広く、日本の飲食店とは一線を画していました。

スペインバルのとりこになった私は、語学留学と言う名目でスペイン滞在を果たします。

目的はスペイン料理をもっと食べてもっと勉強することでした。

この時、料理で生きていけるのならそうなりたいと決めました。

調理師になるまではこんな道筋でした

スペインに滞在したのは約1年、まだ大学生でしたから日本に戻らなければなりません。

帰国後私が始めたのはレストランでのアルバイトでした。

大学生ですから調理はさせてもらえませんが、料理人の技術や知識を間近で見ることができました。

大学在学中、皆が企業に面接に向かう中私はレストランの面接を受けました。

当時調理師免許も持っておらず、レストランのアルバイトもホール業務のみでしたので不安だらけでしたが、地元で有名なスペインレストランに就職が決まりほっとしたのを覚えています。

就職が決まっても全ての調理師にとってそこがスタートです。

長い修業の日々が始まりました。

調理師になってからはどんな仕事をしたの?

就職後最初の仕事は掃除、洗い物、片付けなどの雑用とホール業務でした。

これはどこのレストランでも最初は同じだと思います。

その仕事に加え、野菜の切り出しや簡単な盛り付けなどを行いました。

新人調理師はこの様に簡単な業務をこなしながら少しずつ料理を教えてもらいます。

専門学校を卒業して調理師免許を取得していても、現場での最初の仕事内容は変わりません。

今、調理師として、こんな風に働いています

調理師として働き始めて3年後、受験資格を取得し調理師免許と衛生管理者の資格を取りました。

今はスペイン料理店のシェフとして働く傍らでお料理教室の講師も行っています。

私が調理師として働くこの10年間でスペイン料理が注目を浴び、人気になったことで料理教室の集客もぐっと増えたことはとても幸運でした。

調理師になるためにやった3個のこと

次に調理師になるためにやったいくつかの事をご紹介します。

調理師になるためにやったこと1:調理師免許の取得

調理師と名乗るためには調理師免許が必要です。

国家資格である調理師免許は、専門学校を卒業していなくても飲食店や病院などでの大量調理に2年以上携わることで受験資格が与えられます。

ホール業務は経験に含まれません。

調理師になるためにやったこと2:調理技術や栄養素の勉強

私は専門学校卒ではないため、調理技術や食材の持つ栄養素の勉強も独学で行いました。

特に技術は現場で先輩のシェフが教えてくれることが多いですが、食材の持つ旨味成分や栄養素まで事細かに教えてはくれません。

料理は感覚で行う部分が多いように見えますが、旨味成分の組み合わせや材料の特徴を把握しなければおいしい料理は作れない科学のような一面もあるので勉強が必要でした。

調理師になるためにやったこと3:食べ歩き

私の場合は海外の料理を作る調理師なので、特に情報収集と言う名の食べ歩きが重要でした。

スペインに出向くのが一番ですが、そう簡単には行けません。

日本国内でも人気のあるスペインバルを巡り新しい料理を覚えたり、他のジャンルのレストランも勉強のために行ったりしていました。

良い調理師求人を見つけるコツとは?

これから転職を考えている方に、良い調理師求人を見つけるコツをお教えします。

良い調理師求人を見つけるコツ1:古くからあるお店の求人を探す

何料理を勉強するにしても、一過性ではなく地元に古くからある有名なお店がおすすめです。

新しくオープンするお店は集客できるのかも不透明ですし、料理がおいしいのかも分かりませんのでおすすめしません。

特に初めて調理師として働く場合は教えてくれるシェフの存在が重要です。

良い調理師求人を見つけるコツ2:個人店ではなく企業経営の求人を探す

飲食業全体として言えることですが、まだまだ個人経営のお店は福利厚生が整っていません。

会社として設立されており、何店舗か経営しているレストランの方が労働条件は良いでしょう。

条件を重視する場合は企業経営のお店の求人を探しましょう。

まとめ

調理師の仕事やなる方法についてお話しました。

料理を作る仕事はとてもやりがいがあり、一度身につけた知識や技術は生涯活かせるものです。

何と言っても自分の腕一つで生活できるというところに大きなメリットがあります。

これから調理師を目指す方、調理師として転職を考えている方の参考になれば幸いです!



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