管理栄養士=女性というイメージを持っていませんか?

管理栄養士の他にも看護師や保育士など女性の職業であるというイメージが強いですが、実は男性も多く見かけます。

他職種と比べても確かに管理栄養士は女性が多い職業ですが、男性にもできます!

これは自信を持って言えます。

今回は男性管理栄養士ができること、大変なこと等、詳しく説明していきます。

管理栄養士の仕事についておさらいしておこう

管理栄養士は職場によって仕事内容は様々です。

管理栄養士の仕事を簡単にまとめてみました。

献立作成

対象者に合わせて栄養バランスの整った食事を提供できるよう配慮し、献立作成を行います。

食材の発注・検品

献立をもとに発注書を作成し食材の発注をします。

そして納品されたら、注文内容と届いたものが合っているか、食材の表面温度は適温かなど、食材のチェック(検品)をします。

衛生管理・指導

管理栄養士は厨房の衛生責任者です。

調理を行う際の衛生面をチェックします。

必要であれば調理職員に衛生指導を行い、安全に食事が提供できるようマニュアルに沿って管理します。

調理

献立をもとに調理を行います。

家庭での調理と混同されがちですが、衛生管理マニュアルに従って調理員と共に食事を作ります。

栄養マネジメント・指導

対象者に合った栄養マネジメントや栄養相談、栄養指導を行います。

商品の企画・開発

調理に関することだけが管理栄養士の仕事であると思われがちですが、低栄養の方向けの栄養補助食品や嚥下障害がある方向けのトロミ剤などの商品を開発することもあります。

営業等

会社が発売した商品を自分の知識をもとに営業する場合もあります。

どの角度から質問を受けても答えられるよう、商品に対しての知識を充分に付けておく必要があります。

職場によって調理業務のみに携わるところや、献立作成を他社へ委託し栄養マネジメント業務を中心に携わるところなど様々です。

管理栄養士は女性が多いのはなぜ?

冒頭に管理栄養士=女性の職業であるイメージが強い、女性が多い職業であるというお話をしましたが、なぜ管理栄養士には女性が多く男性は少ないのでしょうか?

その理由を考えていきたいと思います。

男子厨房に入らず?!

「男子厨房に入らず」という言葉があります。

一昔前までは、男性は台所に入るものではない!男性が料理するなんてもっての外!なんて考え方がありました。

思い返してみると、筆者の祖父が台所で料理をしている姿なんて見たことありません。

父親も絵に描いたような亭主関白だったので、料理をする以前に包丁さえ握ったことがないのでは?と思います。

ちなみに筆者の夫も、料理なんてしたことありません。

食べるものに困れば惣菜を買ってくるタイプです。

現在は一昔前よりも共働き家庭も増え男女平等の時代になっいるため、男性が料理することも珍しくありません。

テレビ番組でも男性芸能人が料理している番組を沢山見かけますし、料理人として紹介される人は男性が多いですよね。

時代は変わりました。

しかし実際には昔の名残は僅かにあり、やはり家庭で男性が料理するよりも女性が料理をするという話の方がよく耳にする気がします。

その上、それを職業にするとなると…女性が多くなるのも頷けます。

花嫁修業?!

これも一昔前の話になってしまいますが、女性は料理ができて当たり前!

料理の一つや二つできないとお嫁に行けない!と思われている時代がありました。

もちろん、そんなことはありません。

女性で料理が苦手でもお嫁に行った人は沢山います。

少し話がそれてしまいましたが、筆者も母親と一緒に幼い頃から料理をしていました。

最低限の料理ができる女性に育ってほしかったのだろう、と今なら思えます。

筆者が管理栄養士を目指した理由も、もし将来結婚して管理栄養士として働くことがなくなっても日常生活に活かせるからでした。

管理栄養士に女性が多いのは、少なからずこういった理由があるのではないかと感じます。

性別による興味・関心の違い

実は、これが一番有力ではないかと考えています!(科学的根拠なんてものは何もありませんが。)

筆者は管理栄養士であり8歳の女の子と5歳の男の子の親なのですが、女の子は1歳過ぎた頃から「おままごと」に興味を持ち、おもちゃのキッチンセットや調理器具、食材など、沢山のおままごと遊びセットを貢がされました。

小学生になった今では料理やお菓子作りなどに興味津々!

よく一緒に料理やお菓子作りをして楽しんでいます。

片や男の子はというと、お姉ちゃんのおままごとセットに囲まれた中で生まれてきたのに、おままごとセットには一切目もくれず、どこから覚えてきたのか恐竜や自動車、機関車が大好きです。

生まれた時は、料理男子に育ってくれるかも?!なんて思っていましたが全く興味・関心がないようです。

もちろん個人差はあると思いますが、女子の方が料理への興味関心を抱きやすい気がしています。

管理栄養士は男性でもできる?

管理栄養士は男性でもできるのか。

もちろん、できます!

その理由について詳しくまとめてみました。

男性の管理栄養士が求められる理由

管理栄養士は女性に向いている仕事?

そんなことはありません。

男性管理栄養士も求められています!

その理由を詳しく見ていきたいと思います。

意外と体力が要る仕事

職種にもよりますが主に調理に携わる管理栄養士の場合、一日立ちっぱなしで体を動かすことも多いです。

また大量調理は食材量も多く、下処理・裁断・調理どの作業も力仕事となります。

女性が多い職業であるため、体力が続かずこんなはずではなかったと辞職する方もいます。

調理に携わる仕事は体力が必要とされる業務が多いのです。

そのため、男性が調理現場にいたら良いだろうな…と思われることは多いはずです!

違った視点からアプローチできる

管理栄養士は女性が多い職業であるため、公平な視点から意見しているつもりでもつい女性寄りの意見が多くなりがちです。

男性の管理栄養士がいることによって、同じ事柄でも違った視点から物事を捉えることができるのではないかと思います。

様々な視点から意見が出ることでより良い物を作り上げていく。

そんなことができたなら、もっと管理栄養士業界も良い方向へ向かって発展していくと考えています。

産休を取らない

管理栄養士は女性が多いため、どうしても産休を取る人が多くなります。

人によっては、育休が明けずに産休に入ってしまうこともあります。

せっかく管理栄養士を雇ったのに仕事を覚える前に産休・育休に入ってそのまま辞職してしまったなんて苦い思いをした会社から、結婚適齢期の女性というだけで就職を断られたりする事例も実際にありました。(本当は、いけないことなのですが。)

男性も育休を取ることができたりしますが、女性よりは育休を取る人が少ないということで、正直なところ男性の管理栄養士はどこの会社も欲しいようです。

男性の活躍が期待される場所とは?

まだまだ女性が圧倒的に多い管理栄養士業界。

では男性の活躍が期待される場所とはどのような職場でしょうか?

詳しく見ていきたいと思います。

食品の開発・研究

先ほどもお伝えした通り、調理に関することが管理栄養士の仕事であると思われがちですが、低栄養の方向けの栄養補助食品や嚥下障害がある方向けのトロミ剤などの商品を開発する職種もあります。

また自社の商品の営業回りをする場合もあります。

男性ならではの違った角度からの意見が大いに活かされる職種であると思います。

スポーツ栄養

東京オリンピックを控え、スポーツ栄養に関する関心が高まっているように思います。

最近では、フィットネスジムや実業団スポーツチームの栄養サポートをするなどスポーツ栄養分野でで活躍する管理栄養士も増えてきました。

ちなみに私は、自分自身がスポーツが苦手なこともありアスリートの気持ちを理解し栄養面のサポートをできる自信がありません。

体を動かすことが好きな方であれば、アスリートの栄養相談も親身になって聞いてあげることができるでしょう。

こちらも男性ならではの視点から、より個人に合った栄養面のサポートが可能ではないかと思います。

保育園や幼稚園などの管理栄養士

最近では、保育園や幼稚園などでも栄養士ではなく管理栄養士を求めることも増えてきました。

子どもが好きな男性、未来を担う子どものために食事を通して熱い思いを伝えたい!という人には向いているかもしれません。

子ども達の人気が集まること間違いなしです!

保健所・役所・学校

保健所や役所、学校の管理栄養士は民間の管理栄養士と比較すると収入が高い場合が多いです。

調理現場や食事を提供することと直結した仕事内容とは異なりますが、同じ職場の他職種には男性職員も多い為、男女比率から言っても男性にとって働きやすい環境にあるかと思います。

男性管理栄養士だから大変だったこと

管理栄養士に男性は少ないということで、少数派だからこその大変さがあると思います。

私が実際に現場を見て感じたことを中心にまとめてみました。

詳しく見ていきましょう。

職場によって女性が圧倒的に多い

調理現場や食事を提供することに携わる職場では、女性がほとんどで男性職員は少数です。

そして、癖が強い人が多かったり、女性は強いことが多いです。(理由は分かりませんが。)

どうしても圧に押されて意見が言いにくかったり、意見の相違があった場合に男性が孤立している気持ちになってしまうこともあるかと思います。

ここは感情的にならず、冷静に自分の意見をきちんと伝えましょう。

また、意見が受け入れてもらえるよう、日頃から職員同士の雰囲気を良く保つ努力も必要となるでしょう。

女性と接することが苦手な男性には、なかなか厳しい環境がもしれません。

男性更衣室がない?!

厨房の更衣室は休憩室と同じである場合も多いため、女性用更衣室と男性用更衣室の区別がないところが多い印象を受けます。

異性がいないことを前提とした造りであることが多いため、着替える時間帯にお互い配慮するなど譲り合いながら一つの更衣室を使う必要があります。

少数派男性の立場としては、ちょっと気まずいですよね。

異性同士とても気を遣うところだと思います

着替える際のルールさえ決まってしまえば、困ることも減るかと思いますが…

備品のサイズがない

女性が多いため、使い捨て手袋はSサイズしか置いていなかったり、厨房のトイレは一つしかないことの方が多いのでトイレスリッパが小さかったり…

どうしても女性基準のサイズで備品が置かれていることが多いです。

職場によっては制服も女性用のサイズしかない場合も?!

この場合は、きちんと男性に合ったサイズの物を用意してもらいましょう。

とても言いにくいかとは思いますが、自分から伝えないと気づいてもらえないかもしれません。

収入面について

これは男性だからというわけではありませんが、管理栄養士の収入は決して高くありません。

結婚している男性管理栄養士の家庭は、ほとんど共働きであるように思います。

働く環境によりますが管理栄養士は一人体制か数人体制であるところが多く、昇進や出世などとあまり関係のない職種です。

これは私の思うことですが他職種と比べて昇給も少ない気がしています。

管理栄養士として資格を活かして働いても、それに見合う収入は得られないことの方が多いです。

男性であればより一層、仕事量に対する収入の低さに不満を覚えるのではないかと思います。

ただ、公務員であれば管理栄養士と一般職員の給料差はないことが多く、民間施設よりも比較的収入は高くなります。

まとめ

いかがでしたか?

今回、管理栄養士は男性でもできる?その理由と男性ができること、大変だったこととは?について書いてみました。

管理栄養士の仕事は良い面も悪い面ありますが、とてもやりがいがあり素晴らしい職業です。

まだまだ圧倒的に女性が多い職業ですが、沢山の男性にこの職業に対して興味を持ってもらい、男性管理栄養士が多く活躍できることを心より願っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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