医療、福祉、スポーツ、教育などのあらゆる現場において活躍している管理栄養士。

最近はテレビなどでもその名前を聞くことが多くなってきました。

「食のプロ」として人々に栄養に関する指導を行う管理栄養士になるにはどうすればよいのか?

管理栄養士の資格はどんなところで活かせる?

管理栄養士に向いている人とは?

など、管理栄養士の仕事に関する情報をお伝えしたいと思います。

管理栄養士の資格を活かせる仕事を5つピックアップしてご紹介していますので、そちらも要チェックですよ。

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栄養士と管理栄養士の違い

まずは「栄養士」と「管理栄養士」の違いからみていきましょう。

両方の資格とも「食や栄養に関する専門家」ということにおいて同じなのですが、その中でも、資格の位置づけや、できる業務の内容や仕事の範囲に大きな違いがあるのです。

できることや任される仕事の範囲に違いは?

栄養士も管理栄養士も、どちらも栄養の指導に従事する職業なのですが、栄養士の方は健康な人を対象として栄養指導を行うのに対して、管理栄養士は健康な人だけではなく、健康面に問題のある人や特別な栄養管理が必要な人を対象とした栄養指導を行うという大きな違いがあります。

さらに、栄養士の免許は各都道府県知事によって交付される免許であるのに対して、管理栄養士の免許は厚生労働大臣の許可により得られる「国家資格」となっています。

また、病院や老人保健施設などの医療関係の施設で働く為には、診療報酬請求ができる食事栄養指導をするために、栄養士ではなく管理栄養士の資格が必須となります。

さらに提供する給食の食数が多い特定の給食施設においては、管理栄養士を置かなければならないという法令による決まりがあるため、そのような施設においては栄養士ではなく、管理栄養士が必要になってきます。

栄養士の役割を、より専門的に発展させた役割をもつ資格が管理栄養士である、とイメージしてもらえるとわかりやすいのではないでしょうか。

管理栄養士になるために

管理栄養士の資格を取得するためには、管理栄養士養成課程を修了する、もしくは栄養士としての実務経験を学歴に応じた年数以上積み、管理栄養士国家試験に合格する必要があります。

厚生労働省が発表している、平成29年に実施された第31回管理栄養士国家試験の合格率は54.6%となっています。

例年、合格率は40~50%程度を推移しており、しっかり対策をしていれば合格するのは難しくない試験であると言えるでしょう。

まずは栄養士の資格を取得

管理栄養士になるためには、まず栄養士の資格を取得する必要があります。

高校を卒業後、管理栄養士または栄養士の養成課程施設に通っている場合は、卒業の際に各都道府県知事に申請をすることにより、栄養士の免許が交付されます。

ここでは栄養士資格取得のための試験は行われません。

栄養士や管理栄養士の養成課程施設には、夜間の学校や通信制の学校はありません。

学習する内容が多いことや、実習を受けることによって取得しなければならない単位があるためです。

よって、必ず昼間の学校に通う必要があります。

栄養士の資格を取るために必要な通学期間は最短でも2年かかります。

社会人になってから栄養士または管理栄養士の資格取得のために学校に通うとなると、仕事との両立は難しいかもしれません。

栄養士から管理栄養士になるには

すでに栄養士の資格を持っており、栄養士として働いている場合は、修業年限数に応じて実務経験を1~3年以上積むことにより、国家試験の受験資格が得られます。

しかし、働きながら管理栄養士の資格取得を目指すというのは、かなり大変な道のりになるでしょう。

管理栄養士の資格取得のために、日々の栄養士としての仕事をこなしながら、通信教育や独学などで専門分野を学習していくのは、時間的にも体力的にもかなり困難である場合が多いためです。

事実として、厚生労働省が発表している管理栄養士国家試験の区分別合格者状況をみてみると、管理栄養士養成課程の新卒者の合格率が90%以上であるのに対して、管理栄養士および栄養士養成課程の既卒者の合格率はそれぞれ20%を下回っています。

管理栄養士を目指す方にとっては、管理栄養士養成施設でしっかり勉強して、卒業時の国家試験に必ず合格できるように努力するのが一番良い方法ではありますが、学校に通学する時間がない方や高額な学費を工面するのが困難な方は、通信教育や予備校などの講座を受講し、試験の対策を進めるのも良い手段かもしれません。

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管理栄養士の資格を活かせる仕事5選

ここでは管理栄養士の資格を生かせる仕事を5つご紹介します。

どの仕事でも高い専門性が要求される職場ですので、管理栄養士としてのやりがいは十分ですよ。

病院・介護施設

まずは病院や介護施設です。

これらの施設で働く管理栄養士には、委託の給食会社に所属する管理栄養士と、施設に直接所属する管理栄養士の2者が存在します。

委託給食会社の管理栄養士の役割は、患者や入所者に提供する食事の献立作成や調理が主なものになります。

病院や介護施設直属の管理栄養士は、医師の指示に基づいて患者や入所者の栄養管理や栄養食事指導を行います。

より専門性が高く、高度な知識が必要になるのは施設直属の管理栄養士です。

こちらは対象者への栄養指導を行うことにより、診療報酬を請求することになりますので、管理栄養士の資格は必須となります。

また、病院における管理栄養士の仕事には、NSTといった栄養サポートチームの一員として、医師、理学療法士、看護師、薬剤師などと連携して、栄養状態に問題のある患者の健康状態を高度に管理していくという非常に専門性の高い役割もあります。

そのため常に進歩し続ける医療の情報を日々学び続け、知識と技術をアップデートしていく必要があります。

このように病院直属の管理栄養士は非常にレベルの高い専門性が要求されるため、採用されるためには狭き門を通らなければなりませんが、管理栄養士養成施設の卒業者が最も多く就職する現場でもあります。

管理栄養士の花形として活躍できるあこがれの職種ですので、資格を取るからにはぜひ目指したいところですね。

幼稚園・保育園・学校・児童福祉施設

幼稚園や保育園などで子どもたちに対して提供する給食の献立作成や調理を行います。

規模の小さな施設では、管理栄養士ではなく栄養士でもその役割を担うことができるところもありますが、食数が多い特定の給食施設になると、管理栄養士を設置しなければ業務を行うことができないと定められています。

子どもに対する栄養管理の役割においては、成長過程にある重要な時期に適切な食事を提供し続けることと、子どもたちへの「食育」を通して、食に関する興味を育てることが非常に重要になってきます。

子どもたちが将来、自立した正しい食生活を送ることができるようにするためのベースづくりを管理栄養士が促していきますので、日々、子供たちの成長にふれあえるという楽しみとやりがいが感じられる仕事です。

子どもたちへ直接「食育指導」ができる「栄養教諭」という仕事も

栄養教諭とは、管理栄養士の資格を持っており、なおかつ教職員養成課程を修了して栄養教諭免許を取得する必要があります。

栄養教諭は小中学校や学校給食センターや共同調理場に勤務して、子どもたちに提供する給食の献立作成や調理などの栄養管理のほかに、学校で食べ物や栄養、食文化などを学ぶ「食育」の指導計画を作成し、授業を行います。

成人してからの食生活は、子どもの頃の食生活に大きく影響を受けます。

そのため、成長期の子供たちに対して、栄養に関する正しい知識を教育し、食生活の基盤をつくることはとても大切なことなのです。

教育現場における栄養教諭の役割は非常に重要で、やりがいのある仕事です。

公認スポーツ栄養士

管理栄養士の資格を活かして活躍できる仕事には、スポーツに関わる場所での仕事もあり、近年のアスリートの活躍に伴って注目を集めている分野になります。

その中でも、「公益社団法人 日本栄養士会」と「公益財団法人 日本体育協会」の2つの団体が認定している資格である「公認スポーツ栄養士」の仕事をご紹介します。

公認スポーツ栄養士とは、スポーツをする人々が食事に関する自己管理能力を高められるような教育やカウンセリングを行なうなど、栄養面からサポートをしていく仕事です。

公認スポーツ栄養士は、世界で活躍するトップアスリートから、健康増進を目的としたフィットネスジムやスポーツ施設の一般利用者まで、様々な層で求められています。

公認スポーツ栄養士になるためには、管理栄養士の資格を保有しているうえで

  • 公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で満22歳以上であること
  • スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること
  • 日本体育協会と日本栄養士会が認めた者

の3つの条件をクリアしている必要があります。

さらに、食生活をコントロールしていくことはメンタルをコントロールすることと密接な関わりがあったり、栄養管理によって身体の機能や競技パフォーマンスに大きく影響を与えるなどと言われていますので、公認スポーツ栄養士は栄養学だけではなく、カウンセリング技術やスポーツ心理学などにも精通している必要があります。

スポーツ業界に興味がある方には、おすすめです。

企業などの社員食堂

社員食堂や社員寮、大学の学生食堂などで給食の献立を作成したり調理をする仕事です。

社員食堂などにおいては、利用者の年齢層が幅広く、それぞれの人が抱えている健康問題もさまざまです。

健康問題がほとんどなく、特別な栄養管理をする必要のない利用者もいれば、生活習慣病にかかっている人から痩せすぎが問題になっている人まで、あらゆる喫食者が施設を利用します。

それぞれの利用者に合わせて、健康や栄養・食事に関する情報と給食を提供していかなければなりません。

病院などで提供されるような、個人に対して決まって出されるような食事とは異なり、利用者は自ら食事の内容を選択していきます。

中には、社員食堂などを利用していないが、健康面に問題を抱えており、栄養管理によるサポートが必要な人も存在します。

そういった中でも、適切な食事をそれぞれの利用者が正しく選択できるように導いていく技量が必要になりますので、なかなか奥の深い現場です。

給食施設において、管理栄養士はまるでレストランの店長のように、施設の運営・経営にも関わることになります。

人件費や食材などにかかるコストの管理や、売り上げの分析、新しい商品(メニュー)の考案などのマーケティングに関する知識や経営感覚も必要になってきます。

保健所などの行政に関わる機関

都道府県や市町村などの地方自治体や、保健所や市町村保健センターなどの機関に勤務し、公衆栄養の管理に関わる仕事をします。

都道府県や市町村ごとに、健康政策が策定されているのですが、その内容を管理栄養士が保健師などとともに企画・立案します。

その政策に基づいて、健康づくりのための実態調査を地域住民に対して行ったり、栄養指導などを目的としたイベントを企画・実施したりします。

乳幼児とその保護者に対しては、乳幼児期の健診や指導を行ったり、成人に対しては特定保健指導を行ったりと、全ての年代の健康教育、栄養相談、食環境整備などの公衆栄養を管理する役割を担います。

様々な年代の人々を対象として、地域単位で栄養管理を行っていきますので、公衆衛生への知識やデータ収集・分析、問題点に対してどのような機関と連携してアプローチをしていくかなどの適切な判断能力が求められます。

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こんなところでも管理栄養士の資格が活かせます!

食品メーカー

国内にはさまざまな食品メーカーが存在しますが、ここでも管理栄養士の資格を活かして働くことができます。

近年は個人の健康志向がますます高まっており、食品メーカーも消費者のニーズに応えるために、健康志向の商品をかなり積極的に開発し、販売をしています。

そのような商品の企画・開発の際には、食のスペシャリストである管理栄養士の知識は非常に大切なアイディアになります。

また、開発した新商品を販売する際に「管理栄養士監修」というように、その商品が栄養管理の専門家によって作られたものであるということがアピールできるようなキャッチコピーを用いることで、消費者の信頼と興味を集めることにも繋がります。

管理栄養士という資格が、広告的なネームバリュー要素にもなりますので、最近は大企業だけではなく、中小企業においても管理栄養士の力を借りて商品開発や販売促進をするところが増えているようです。

メーカーに勤めるということは、一般的な会社員に要求されるようなビジネススキルやマナー、マーケティングに関する知識なども、管理栄養士に求められることになります。

栄養学や医学に関する知識だけではなく、幅広い知識を養う必要があるので、ビジネスパーソンとしてはかなり大きく成長できる仕事かもしれませんね。

美容関連業界

特に多くの女性にとって興味関心のある分野である美容関連の業界においても、管理栄養士の力は必要とされているようです。

美容サプリメントや化粧品類の企画や開発、また、美容クリニックなどでのカウンセリングやセミナーなどを通して、利用者を栄養面からサポートするなどの栄養指導を行うことが多いようです。

美容関連の情報はどの世代の女性にも需要があり、栄養に関する美容情報のトレンドも目まぐるしく変化しています。

「アンチエイジング」「糖質制限」「デトックス」などといった美容に関するキーワードが巷に溢れていますが、その中には科学的根拠が全くない、誤った危険な情報も存在しています。

管理栄養士にはそのような様々な情報から、各個人が自分にとって本当に必要な正しい情報を選択できるように、適切な知識を身につけてもらえるようにアプローチしていくという重要な役割があります。

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栄養士・管理栄養士の就職先として多い「給食委託会社」とは?

栄養士・管理栄養士の資格を取得した後に、就職先として選ばれることが最も多いのが「給食委託会社」です。

給食委託会社とは、各企業や病院、福祉施設や学校の給食施設に栄養士・管理栄養士や調理師を派遣し、給食システムの運営や食事の調理を請け負う業務を行う会社のことです。

ここでは給食の調理が主な仕事となりますので、栄養士・管理栄養士の業務内容にはほとんど差がありません。

給食委託会社で大量調理などの経験を積んでから、病院や施設の直属の管理栄養士を目指す方がほとんどですので、多くの栄養士・管理栄養士がお世話になる会社ではないかと思われます。

給食委託会社で働くメリットとデメリット

メリット

給食委託会社で働くことのメリットの1つ目は「栄養管理だけではなく、調理の業務に関わることができる」という点です。

管理栄養士は献立の作成や喫食者の栄養管理だけではなく、給食運営の責任者として、給食の調理工程や作業内容もしっかりと把握し、喫食者にとって安全でおいしい食事が提供されるように管理しなければなりません。

給食委託会社では、管理栄養士も調理師と一緒に調理作業に関わることが多いですので、調理技術やコミュニケーション能力、作業工程や時間の管理能力などの経験値を高めることができます。

2つ目は「いろいろな現場を経験できる」という点です。

委託先には保育園や幼稚園から老人保健施設、企業の社員食堂や病院などの幅広い事業所があります。

入社してからは異動がある場合もありますので、同じ会社にいながら、いろいろな事業所での給食提供の実際を経験することができます。

3つ目は「経験者であればブランクがあっても現場復帰がしやすい」という点です。

例えば女性の場合、出産や育児の都合で一旦仕事を辞めなければならない、配偶者の転勤により退職しなければならないという事もあるかと思います。

そんな場合でも、委託給食会社で調理の現場を経験していれば、生活が落ち着いたので、また仕事を始めたいという時にも比較的再就職しやすいです。

給食の現場は知識と経験のある即戦力となる人材を求めているためです。

また、給食委託会社は全国各地にありますので、以前働いていた地域とは異なる場所でも復職先を見つけやすいというのも魅力的です。

デメリット

給食委託会社で働くことのデメリットの1つ目は「給料が安い」という点です。

公務員や病院、食品メーカーと比較すると、給食委託会社ではもらえる給料が安い場合が多いです。

契約社員として雇用契約されるケースが多いというのも、給料が安いと言われる原因のひとつになっています。

基本給の昇給率も高くなく、管理職に昇格しなければ長期間務めたとしても給与額が上がりにくくなっているようです。

2つ目は「調理の仕事を兼務することがほとんどなので、激務であることが多い」という点です。

現場には管理栄養士が一人しかいないというところも少なくありません。

そんな場合でも調理作業と事務作業などの管理業務は行わなければなりませんので、はっきり言ってかなりハードな仕事をしなければならないことが多いです。

日ごろから調理師や調理スタッフとの良い人間関係を築いておき、管理栄養士の負担を少しでも減らせるよう、サポートをしてもらえるような環境を作っておきたいですね。

3つ目は「管理栄養士の専門的な知識を活かせない」という点です。

給食の調理が主な仕事となる委託会社での業務においては、栄養士と管理栄養士の差はほとんどありません。

管理栄養士としての経験を積みたいという場合には、給食委託会社での経験は不十分であることが多いです。

やはり、給食委託会社では調理作業を含めた全体的な実務経験を積むことを目的にして、一定のキャリアを積んだのちには専門性の高い施設や行政機関などに転職するのがよいかもしれません。

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重視するポイント別でみる、おすすめの職場

給与重視

20~30歳代の管理栄養士の平均年収は350~400万円といわれています。

その中でも、病院直属の管理栄養士の給与は比較的高額ですので、何よりも給与額を重視したいという方はこちらを目指されるとよいかもしれません。

長期的な視点からみると、基本給の上がりにくい民間企業よりも、勤務歴が長ければ長いほど給与額が上がっていく定期昇給制度のある公務員として働くのも良いかもしれません。

公務員としての管理栄養士の職場には、保健所や保健センターなどの行政機関や小中学校の学校給食の提供と食育指導を担う栄養教諭などがあります。

給与が高水準だということは、管理栄養士としての仕事の内容に対して、より一層の専門性が要求されるということでもあります。

十分に知識と経験を身につけて、しっかりお給料がもらえる職場に就職したいですね。

土日祝休み希望

土日祝日の休みを希望される方にも、公務員の管理栄養士をおすすめします。

公務員の管理栄養士は上記のようなカレンダー通りの休みがあることに加えて、勤務時間もほとんど一定ですので、かなり安定した働き方ができるでしょう。

出産、育児、家事などのプライベートでの役割が多い女性の方には、非常に嬉しい職場ですよね。

ただ、競争率が非常に高いのでなかなか募集がないというのが現状です。

そんな場合は、委託給食会社の中でも保育園や幼稚園の給食室、または土日が休みとなる会社の社員食堂の栄養士の求人を探すとよいでしょう。

また、食品会社の商品開発部や研究室などに就職するという道もおすすめです。

オフィス勤務となりますので、土日休みで勤務時間も大体一定になるでしょう。

残業が少ない

管理栄養士を目指す方にまず心に留めておいていただきたいことなのですが、管理栄養士の仕事は比較的残業が多くなりがちだと言われています。

給食施設においては、管理栄養士が一人しかいないような事業所も非常に多く、仕事が間に合いそうにないというような時であっても、一人で解決しなければならないということも多々発生します。

病院などは365日24時間稼働しているので、管理栄養士が関わらなければならない時間も当然増加します。

そういった職場では直営、委託に関わらず管理栄養士が複数勤務していることが多いのですが、仕事量の多さや引き継ぎ業務などの関係で残業時間が長くなりやすいようです。

その中でも、営業時間が決まっている保育園や社員食堂、勤務時間が一定になっているオフィスワーク(商品開発部や品質管理部など)は比較的残業時間は少なく抑えられるかもしれません。

管理栄養士は、こんな人なら、やりがいを感じられる仕事です!

「食」に関することに興味関心がある

管理栄養士を目指す方には必ず持っておいてほしい資質の一つです。

「食のプロ」でとして人々に「食」の大切さを指導していかなければならない管理栄養士になるためには、まず自分自身が「食」に関することに興味を持てることが大切です。

食べることが好き、料理をするのが好き、様々な食文化に興味がある、食べることと健康の関連について興味があるなど、どんなにささいなことでも構いません。

とにかく「食」に関わるあらゆることに興味を持てることが必要です。

栄養や食事、食べ物に関する情報は、日々発信され続けています。

食に関するモノや情報に対して常にアンテナを巡らせておき、知らないことはないようにしておく必要があります。

患者や対象者からのとっさの質問にも答えられるようにしておかなければなりません。

「食」に関することに興味関心があるということは、管理栄養士にとって最も重要な資質であると言えます。

人の役に立てることに喜びを感じる

管理栄養士の仕事は、人のために働くサービス業のような側面があります。

管理栄養士は自分自身のためではなく、患者や食事をする対象者のために栄養管理をし、指導を行います。

効果的な栄養指導をするためには、患者や喫食者にとって必要なサポートは何か?

食事や栄養の面から力になれることは何なのか?

喫食者が食事をすることで幸せになれるようにするために、自分に何ができるのか?

など、相手の立場に立って考えることができることが重要になります。

人の役に立てることを常に考えて、人のために行動できるような人は、素晴らしい管理栄養士になれることでしょう。

新しいことを知ったり、学んだりすることに対して努力できる

栄養学や医学の研究は日々進んでおり、一度「正しい」と学んだ事柄でも、明日には「間違っている」とされるようなことも当たり前に起こっています。

一般の方に指導をする「先生」の役割がある管理栄養士は、最新の情報を常に収集し、新しい知識を身につけておかなければなりません。

教える側である管理栄養士が、間違った情報を患者や指導対象者に伝えてしまうなんてことがあってはなりません。

管理栄養士には、日ごろから「学ぶ」ことを怠らず、自分の持つ知識をアップデートできるように努力し続けられる、知的好奇心が旺盛な人が向いているのではないでしょうか。

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管理栄養士を目指す方へ

管理栄養士の資格と仕事についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

管理栄養士になるためには、栄養学や医学に関する内容をしっかり勉強し、まずは国家試験に合格しなければなりません。

晴れて管理栄養士となった後でも、「食」に関わることへの研究は日々継続していかなければなりません。

多くの人の役に立ち、求められる管理栄養士となる為には「食」への興味を持ち続け、学び続ける姿勢が非常に重要です。

また、管理栄養士が仕事をする中では非常に多くの職種と連携していくことになります。

どんな職場でも、管理栄養士がひとりでできる仕事はありません。

円滑に仕事を進めるために、一緒に働く人たちとのコミュニケーションをしっかり取り、お互いに連携し合って業務を進めていけるチームワーク力もしっかり身につけておきたいですね。

人間が生きていくうえで絶対に欠かすことのできない「食べる」という行為。

その大切な生命活動に密接にかかわることのできる管理栄養士としての仕事には、とても重要な役割がありますし、その重要な仕事に携わっているということに対して誇りと喜びを感じられると思います。

国民の「食」に対する興味はますます高まり、医療や介護だけではなく非常に幅広い分野において管理栄養士への要求が高まってきています。

ぜひあなたも素敵な管理栄養士となり、社会で活躍する人材となっていただきたいと思います。

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