新入社員で就職以来1社だけに勤務してきた人にとって、はじめての転職は未知のことで緊張すると思います。

転職経験がある場合でも転職の進め方などの悩みや不安があるので、自分の力だけで転職を進めるのは難しいと思います。

特に転職エージェントの活用については分からないことが多く、転職エージェントのことについて詳しくしたいと思っているのではないでしょうか。

そこで今回は、転職エージェントの裏事情やその人に合った転職エージェントの活用の仕方について考えてみたいと思います。

転職エージェントの裏事情とは

個人で転職活動を行うことは大変ですが、転職をサポートしてくれる転職エージェントのサービスを活用すれば効率的な転職活動を行うことができます。

しかし転職エージェントの選択を誤ると、自分が望むサポートを受けられないことになってしまい希望する転職ができない結果になることも考えられます。

転職エージェントは報酬の経費のことや経営面で苦しいことなどの難しい裏事情を抱えている場合もあります。

希望するエージェントのサービスを受けるためには、エージェントの内容をチェックして本当に転職に役に立つ転職エージェントかどうかを見極める必要があります。

転職エージェントを賢く活用することが大切であり、転職の成功につながると思われます。

転職エージェントの報酬

転職エージェントの報酬は多くの会社が歩合制の方式にしています。

歩合制は採用成約の分についての報酬を支払うもので、報酬を支払う側の経費が少なく済みます。

フルコミッションの完全歩合制の形から固定給を組み合わせた形まで色々あります。

以前は歩合制ではなく固定給だけの会社もありましたが、固定給は採用の実績にかかわらず経費がかかりますので成約がないと経営が苦しくなります。

景気が悪い時期に固定給で破綻した会社も多かったので現在は固定給のみは極めて少ないのが実態です。

特に中途採用の人材は給与が高額の場合が多いので採用する会社が慎重になり、成約が難しくなる傾向があります。

転職エージェントの紹介手数料(フィー)

転職エージェントの紹介手数料はクライアントの企業との契約で決まります。

報酬の金額の比率は人材紹介の業界で定められていませんが、転職者の年収の30%から35%程が相場の比率になっています。

しかしフィーの比率は職種の需要と供給の状況で変わり、人材を確保しにくい職種の場合はフィーが50%になる場合もありますが、人材を集めるのが容易な場合は20%以下になることもあります。

以前から紹介手数料が高いのは医師などの職業ですが、最近は医療関係の看護師や薬剤師などの資格保有者の需要が多く紹介手数料も高くなっている傾向があります。

転職エージェントが会社として生き残っていくための事情

中途採用は景気の影響を受けやすく、景気が良い時は多くの会社が中途採用を積極的に行いますが景気が悪くなると採用を減らすことや中止をする傾向があります。

景気の良し悪しは転職エージェントにも影響があり、景気が悪くなると人材紹介の需要が少なくなり転職エージェントが立ちいかなくなることもあります。

景気は転職エージェントの紹介に影響することもあります。

転職希望者の意向を考えて適職を探すのが転職エージェントの使命ですが、会社の収益を上げるために採用が決まりやすい会社をキャンディデイトに紹介してしまう裏事情もあり得ることです。

それでもエージェントを利用して転職したほうが良い理由

転職エージェントは報酬やフィー、経営などに問題がある場合もありますが、本当に使命感を持って候補者に相応しい転職先を探してくれる会社があり、信頼できるコンサルタントもおります。

転職する際に自分に適した会社を自分で選択することは難しいことであり、豊富なクライアント企業を保有する転職エージェントは頼りになります。

また会社の面接を受けられるように段取りをすることも個人では困難ですがエージェントは可能です。

転職エージェントを上手く活用すれば、個人で就活を行うよりもはるかに効果的な転職活動ができると思われます。

転職先の情報

転職エージェントは複数の業界の会社情報を持っており、実際に入社させた会社の実績を多く保有している場合もあります。

入社した人材が役員や部長など管理職に昇進しているの場合もあり、中には人事部長や総務部長になっていることもあります。

そのような採用する会社の担当者と懇意な転職エージェントの推薦であれば、他の候補者と競合した時に資質や能力が同じようなレベルの場合にその会社が信頼する転職エージェントの意向を重視すると思われるので圧倒的に有利になります。

ただし、その会社が本当に希望する会社であるかどうかをキャンディデイト自身が冷静に判断することが大事になります。

希望する会社の面接方法

面接を受ける会社が転職エージェントのクライアントの場合は、エージェントが会社の内情を熟知しているので面接の方法や面接官の採用基準などが分かるので有利になる場合があります。

また転職エージェントが希望する会社の採用の進行状況や自分の合否の可能性まで把握していることもあり、候補者がどのように対応するかを指導してくれる場合もあります。

面接の場にエージェントを面接に同席させる会社もあり、キャンディデイトにとって有利な面接になることもあります。

希望年収などの打診

エージェントが希望年収などの言い出しにくいことをキャンディデイトに代わって折衝してくれる場合もあります。

エージェントは年収が自分のフィーに関係してきますので、自分の収入のためにもクライアントと折衝する必要がある裏事情もあります。

エージェントがクライアントと懇意であることはキャンディデイトにとって有利ですが、あくまでも最後の決め手はキャンディデイトがどれほどのポテンシャルを持っていて会社に貢献できるかになると思われます。

転職エージェント利用に向いている人・向いていない人とは

転職エージェントに向いている人は、考え方が積極的で素直に人の言葉に耳を傾けて誠実に実行に移す人です。

また自分自身の実力を冷静に判断できる人です。

向いていない人は、考え方が消極的で柔軟性に乏しく自分自身を客観的に見ることができない人です。

向いている人はこんな人

転職エージェントに向いている人は積極性を持っていて、素直で誠実な人です。

また人事や営業など自分が得意な職務を持っていて実績もあり、エージェントがクライアントにアピールできる人です。

また年収を法外に希望しないことなど、自分を過大評価せず冷静に見ることができる人も転職エージェント利用に向いています。

考え方が積極的で柔軟さと誠実さがある人

転職は今まで勤務してきた愛着のある会社を退職する決断をすることや希望の転職先を決めるための努力をすることなどが必要になります。

そのような決断や努力をする前提となる積極的な考え方を持っていないと転職を実現することは不可能です。

積極的な反面で、退職を行う場合も転職先を決める際も人の話を真剣に聴いて実行する柔軟で誠実な姿勢が必要になります。

得意な職務を持っている人

採用をする会社の大半は仕事ができる人材を求めていて、特に中途採用の場合は即戦力であることが条件になります。

経理や人事が得意ですぐに職務の遂行ができる人や営業で実績を上げた人は、転職エージェントも推薦しやすくなります。

また職務に活かせる資格を保有する人も需要が多く、紹介できる会社が多いので転職エージェントが求める人材です。

自分を客観的に見ることができ、自分に相応しい年収を希望し法外な年収を希望しない人

転職を希望する業界や職種により年収は異なり、キャンディデイトのレベルによっても異なります。

希望する会社が自分の実力と乖離しているかどうかを客観的に判断して、受けるかどうかを決めることも必要になります。

その人に応じたレベルの年収を希望する人は、エージェントが会社に紹介しやすくなり照会する企業の範囲も広くなります。

向いていない人はこんな人

転職エージェントに向いていない人は、考え方が消極的な人や法外な年収を希望する人です。

また得意な職務がない人や視野が狭く今までの会社と比較して会社の規模やネームバリューにこだわる人です。

消極的な考え方の人

転職は退職や転職先を探すことに前向きに取り組むことが必要になりますので、消極的な考え方の人には向いていません。

転職時は勤務の会社と前向きに話し合い、会社が退職を了承の上で退社することが大切になります。

円満退社であれば退職後に元の会社が不利な応対などをすることはありませんが、退職の時にトラブルがあったりすると問い合わせがあった時に悪いコメントをされる危険性も考えられます。

法外な年収を希望する人

転職の際の年収は相場があり、転職エージェントは候補者によって年収を判断します。

転職エージェントが考える相場よりも高すぎる希望年収を示された場合、転職エージェントが対応できないこともあります。

人材紹介の年収相場を考えずに自分の実力とかけ離れた法外な年収を希望する人は、エージェントから敬遠されます。

得意な職務を持っていない人

経理や人事など得意な職務遂行能力を持っていない場合や営業で業績を上げたキャリアを持っていない場合などは、採用する会社にアピールする材料が乏しく推薦することが難しくなります。

得意な職務を持っていない人は採用する会社に売り込むことが困難となるので、エージェント利用に向かないのです。

求人タイプ別おすすめの転職エージェント

転職エージェントは多数ありますが、それぞれ得意な分野や職種があります。

転職エージェントは、会社の内容によって日本資本の会社に強いエージェントや外資系資本の会社に強いエージェント、ベンチャー企業を得意とする転職エージェントなどがあります。

また職種により、人事や経理などのバックオフィス系が得意な転職エージェントや営業が得意な転職エージェント、研究が得意な場合や製造が得意な場合など、色々な得意分野を持つ転職エージェントがいます。

更に業界によって強みがある転職エージェントもあり、メーカーが得意な場合や金融・証券に詳しい場合、不動産の会社を得意とする場合やIT業界にクライアントが多い場合などもあります。

日本の会社を希望する場合

日本の会社は、長い間新卒だけの採用をしており生え抜きの社員の年功序列が強く中途採用が少なかったのですが、現在は多くが中途採用を実施しています。

そのため中途採用に対する古い考えが残っている会社もあるので社風などのチェックが必要です。

おすすめポイント

日本の会社を希望する場合は、希望の会社が中途採用の人を受け入れる土壌があるかどうかなどその会社の内情に詳しい転職エージェントがおすすめです。

外資系の会社を希望する場合

外資系の会社は元々中途採用を受け入れるのが当たり前の土壌がありますので、転職の下地が整っている会社がほとんどです。

中途入社者に対する対応も自然であり、転職者の実力が正当に評価される可能性があります。

おすすめポイント

草分けの会社を始め多くの転職サポートの会社がありますので、希望する業界に強いエージェントを選ぶことをおすすめします。

ベンチャー企業を希望する場合

ベンチャー企業はまだ組織や体制が整っていない会社が多く、転職するには適した状況があります。

創業に近いメンバーで入社すれば、既成の大企業などよりも役員などの幹部やトップになるチャンスがあります。

おすすめポイント

ベンチャー企業に転職するには、創業者や社長などトップの人と昵懇の転職エージェントがおすすめです。

職種別の転職を希望する場合

職種別の転職の場合は、希望する職種の具体的な実績を転職エージェントにアピールすることが効果的だと考えられます。

職種が人事の場合は、規則や制度、組織を創設したことや採用や教育の実績などです。

経理であれば決算や資金繰りを手掛けた経験や簿記の資格を保有していることが転職に有効だと思われます。

業界別の転職の場合

業界別では、最も多いメーカーの会社に強い転職エージェントを活用することや、今後の発展が見込まれるIT業界の会社をクライアントとして保有している転職エージェントがおすすめです。

まとめ

転職をする場合は転職の理由を明確にしておくことが必要です。

自分の今までの経歴の棚卸をして現在の能力を客観的に把握し、どのような転職をしたいのかをイメージすることが必要です。

その上で自分の希望を実現させることができる転職エージェントを選び、エージェントの保有する会社情報や面接のノウハウなどを有効に活用することができれば、希望する転職に成功する可能性が高くなると思います。

転職エージェントの選び方は、こちらの記事を参考に!


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