年間転職者数は300万人超え、2人に1人が転職経験ありと社会人の約半数が経験している「転職活動」。

転職活動にネガティブなイメージはなくなりましたが、それでも人生を大きく左右する行動であるがゆえに慎重な方も多いと思います。

「最後の転職にしたい・・・」「今度こそは・・・」と転職活動について考えている方も多数いらっしゃることでしょう。

転職を繰り返すことで良い条件の会社を選べなくなることもありますからね。

今回はそんな方の為に、現役の人事採用コンサルタントが失敗しない求人の探し方、見極め方を伝授します。

「どんな仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

まずは、自分にとって何が大事なのかをしっかりと自分を分析することが必要です

大手人材会社がキャッチコピーで「条件は今より良い会社、以上」とうたっておりますが、全てにおいて"今より良い"会社なんて存在しないことが多いです。

自分にとって何が大事で尊重すべきことなのかを見極めることから始めましょう。

もちろん給料!今より給料が良い会社で働きたい

お金の為に働く。

当然のことです。

当然であるがゆえに「今より給料が良い会社」を選ぶことは必然と言えるでしょう。

また数字で表れる指標であるだけに、一目でわかることも大きなメリットです。

オフを充実させたい!今より休みが多い会社で働きたい

休みが多い。

どれだけお金があろうとも使う"時間"がなければ元も子もありません。

あるいは平日休みの環境で働いていた方は、土日の休みへのあこがれもあります。

友人達との約束も断ってばっかり、結婚式もまともに出席できないといった環境から脱したい方も多いかと思います。

仕事こそ人生!今よりやりがいがある会社で働きたい

今の仕事を続けても、同じ仕事を繰り返すだけ。

ポストは仕事のできない管理職で埋まっている、一生プレーヤーのまま!?など、もっと自分が輝く場所があるはずだと考えて転職される方も多いかと思います。

仕事自体をもっとスケールアップさせたい、自分のできる範囲を広げていきたい。

やりがいを求めたポジティブな転職は、採用側にとっても魅力的に映ります。

もうあんな嫌な奴と働きたくない!今より人が良い会社で働きたい

「親と上司は選べない」と私は口をすっぱくして転職者にお話します。

仕事を進めることに支障が出るほど合わない人間がいる職場なら「選べないからこそ」転職することも方法の一つです。

ストレスが蓄積して心の病を発病してしまう前に"環境を変える"ことも考慮されるかと思います。

転職先の選び方の4個のポイント

良い転職先は人それぞれだと思います。

自己分析ができたなら、あとは選ぶだけですね。

でもどうやって選べばよいかわからないという方の為に、転職先の選び方を4個ご紹介します。

「マスト条件」と「ウォント条件」を精査する

絶対に必要な条件「マスト条件」と、あったらよいな程度の「ウォント」条件を精査することが大事です。

マストの条件を満たしていない会社なのに、選考を受けてしまうといった無駄も省けます。

自分にとって何が大事で何の要素があれば魅力的に感じることができるのか、求人を見る前にメモに書き出しておきましょう。

なぜこれまでの会社に入ったのか、辞めたのか、考えましょう。

人は過ちを繰り返す・・・とよく言いますが転職活動でも繰り返してしまうものです。

なぜ辞めることになったのか、決定的な理由やきっかけとなった理由も含めて洗い出してみましょう。

同じ探し方では同じような会社しか見つかりません。

前回の就職活動や転職活動でどのような軸で動いていたのかも思い出してみてください。

違う生き方を選ぶためには、大胆に探す軸を変える勇気も必要です。

身の丈の少し上から・・・過小評価は厳禁!

就職氷河期に就職した方は大手企業なんて夢のまた夢・・・と思うかもしれません。

しかし昨今では人手不足から大手企業も人材獲得には必死です。

特に管理職に関しては、就職氷河期に新卒採用を抑えていたこともあって人手不足が必死です。

自分のスキルや経験が活きる身の丈の少し上の企業から受けてみることをお勧めします。

思ってもみなかった好条件で採用されるかもしれません。

「indeed」を駆使する

世の中にはありとあらゆる求人サービスが存在します。

エージェントサービス、求人広告媒体など様々です。

そういった世の中の求人情報を取りまとめた検索エンジンが「indeed」です。

大手求人広告サービスはもちろん、エージェントサービスの求人まで網羅されています。

しかしその分、求人情報が膨大になってしまうのも事実ですので、勤務地や必須の条件は完全一致で絞り込んで検索すると便利です。

例) 介護スタッフと検索したい場合、「介護」や「スタッフ」でも検索にヒットしてしまうので"介護スタッフ"など、「"」で挟んで完全一致で検索すると無駄な求人を検索してしまうことが少なくなります。

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求人を選ぶ時に失敗する5個のポイント

転職先に選ぶ為に求人広告を見られる方は多いと思います。

まずは求人を見て、失敗しないためのポイントを5個ご紹介します。

目に見えない給与に気を付けて。固定残業代に注目!

給与は、一番数字で現れやすいがゆえに今の給料と比べて高いか低いか一目瞭然です。

大手求人媒体でも年収で検索する項目がありますので、比較的楽に年収が今より高いか低いかは検索できると思います。

しかし、実はこの給与欄には見えづらい罠が潜んでいることが多いです。

それが「固定残業代」です。

企業が固定残業代を含む理由として一番なのは、「能力による時間短縮」ができる方に対して正当な評価をしたいという理由です。

確かに基本給+固定残業代が40時間含まれている残業代を支給されているならば、残業が40時間に満たなかった場合お得ですからね。

しかし固定残業代を上乗せして基本給を高く見せている企業があることも事実です。

例えば

<A社>月給22万円(固定残業代40h、50000円を含む)

<B社>月給20万円(残業代は1時間あたり支給)

上記の企業だと一見A社の方が月給は高く感じますが、基本給に固定残業代が含まれている為、A社の実質基本給は17万円となります。

実は基本給はB社の方が"高い"という罠があるのです。

残業時間によって給与は変動しますので、基本給ベースで比較することなく残業の支払い方について注意しながら、実質支払われる額を計算して求人を見比べてください。

年間休日よりも有給消化率に注目!

「年間休日125日の会社」ホワイト企業の代名詞といえると思います。

仕事がいくらきつくても休みがしっかりあればがんばれるという意見もあると思います。

しかし実際は、形式上の休みが多くとも、休みの日に対応に追われたり、どうしても自分で進めなければ間に合わない会社もあると思います。

そこで大事になってくる項目が有給消化率です。

有給消化とは、個人の都合で休みをとれる制度です。

年間休日が多いのに有給消化率が低い会社は要注意ですね。

有給消化率に関しては、絶対に記入が必須の項目ではないので年間休日数が多いのに有給消化率の記載が無い会社は怪しいかもしれません。

抽象的な言葉に注意。「アットホームとやりがい」には気を付けて!

求人担当者にとって「アットホーム」と「やりがい」は非常に使いやすい言葉です。

アットホームな雰囲気です!や、やりがいを実感できます!ってよくみる文言だと思いませんか?

正直、書くことがないときに求人担当者が書くことが多いものが上記の2点です。

一つテクニックですが、キャプションと呼ばれる画像の下にある1~2行の文章に注目してください。

ここにアットホームや、やりがいなど抽象的な文言を書いてしまう企業は、魅力が少なく書くことがなくなった企業の場合が多いです。

※手抜きの求人担当者である可能性もあります。

全体的に見て「具体性」がない抽象的な企業は、具体的な事柄がない場合が多いですので、抽象的な言葉に騙されないようご注意ください。

美人や雰囲気に騙されるな。本当にいる人なの?

美人が電話をしている写真、、なんだか雰囲気がよさそう、と感じることが多いと思います。

こんな美人がいる会社で働きたい!という希望は、深層心理で働いてしまうものです。

女性だったらさわやかイケメンや、スーツを着こなしたダンディな上司などもイメージアップにつながりますよね。

でも気を付けてください。

求人担当者は、良く見せる為にいくらでもイメージ画像を使用します。

基本は取材と称して原稿を書く際に撮影も同時にすることが多いのですが、この撮影の際に良い写真が取れなかった場合に"イメージ写真で補う"ことが多いです。

つまり良い写真が撮れない企業ほど、イメージ画像が使われる場合が高いです。

※他にも撮影の時間が取れない、撮影自体がNGの企業も中にはあります。

なんだかイメージ画像ばかりだな、と思ったらしっかりと文章を読むことをお勧めします。

逆におじさんばかりの求人だとしても、正直で良い会社だなと印象を改めることもできると思います。

あくまで求人広告は広告。誇張表現に気を付けて!

広告なので、誇張表現の大小は仕方のないことです。

どれが事実でどれが誇張表現なのか、自分の中で分別をつけて広告を読み解く力が必要です。

下記の言葉や特徴が出てきたらぜひ目をとめて考えてみてください。

「平均」

平均という言葉は至るところで出現します。

平均年齢、平均年収、男女平均、、などなど。

平均という言葉は、一人でも高い人がいると意味をなさないものなので、平均年収という言葉など鵜呑みにしてはいけません。

「出向」や「常駐」

IT企業などで目にする機会が多いと思います。

基本的にこちらの会社での雇用ですが、勤務時間や業務内容は、出向先や常駐先によるというものですね。

こういった言葉がある企業は、どこに出向や常駐するの調べあげてから、判断すべきです。

求人情報を見る時は、こちらの記事を参考に!

迷ったらやるべきこと、考えるべきこと

どんなに細かく気を付けながら転職活動をしても、いざというところで迷ってしまうことがあります。

「果たして正しい情報なのだろうか」「実際と違ったらどうしよう」とくよくよして行動できなくなることが一番の悪です。

もし迷うことがあれば下記のことを試してみてください。

求人広告だけでなく、様々な情報源から情報を収集する

ネット社会の今、企業を見つけた求人広告だけで判断することは得策と言えません。

他の新卒求人サイトや、企業ホームページや、口コミサイトなどあらゆる点から検索するべきだと思います。

なかでも採用ホームページを特別に設けている場合は、細かく情報が掲載されているので目を通すべきです。

採用活動の背景を推測する

採用活動の背景を推測する、、少し難しいかもしれませんが、増員なのか欠員補充なのか。

ずっと募集しているのか最近募集し始めたのか。

推測できれば選考の対策にもなります。

方法としては、良い求人を発見したら完全一致検索で"企業名"でindeedから検索してみてください。

その企業に関する求人が一覧で抽出されるはずです。

同じ職種で多くの求人サービスを使用しているならば、大量募集もしくは人材が定着せず採用活動を継続しているかもしれません。

転職することで捨てるキャリアが存在する

人は、良い人生を求め転職活動をします。

全くの未経験分野にチャレンジすることもできます。

しかし、転職することで今までやってきたキャリアを捨ててしまうことも考えてください。

続けていれば得られるスキルや経験があるはずで、どれだけ長く勤めていても、転職先では新人扱いなのです。

もし転職することに立ち止まってしまったなら、今いる自分の居場所を見つめてみてください。

「辞めたい!」と思い立ったせいで見えなかった魅力が見えてくるかもしれません。

「転職しない」という選択を決断することも立派な転職活動だと考えます。

新しい気持ちで変わらない環境に挑むことを選択できた自分を愛せるかどうか、「転職したい」と思った時ほど考えてみてください。

「どんな仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私も多くの企業の採用活動を支援しておりますが、全ての企業が求職者にとって良い会社であるかどうかは疑問に残ります。

「誰かにとって良い会社」であって誰しもにとって良い会社ではない。

求人広告もその会社で働くことを良いと感じる「誰か」に届けばいいものです。

これから転職活動を始める皆さんも、「自分にとって良い会社」はどんな会社なのか。

知名度や広告に騙されない目を持って、見つけていただければ幸いです。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

転職で注意すべきことは、こちらの記事を参考に!


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