学校を卒業後、ほとんどの人が関わることになる『仕事』。

少なくとも1日8時間、人生スパンで考えればかなりの時間を費やすことになります。

自分の人生を表すと言っても過言ではない存在ですから、嫌々な気持ちで取り組むのは避けたいですよね。

せっかく働くなら、やりたいことや好きなことをしたいもの。

でも、「やりたいことが見つからない……」「そんなの夢のまた夢……」と諦めてしまっている方も、残念ながら少なくありません。

諦める前にぜひ一度しっかり自分と向き合い、”本当にやりたいこと”について考えてみませんか?

もちろん、すでに就業している人でも遅くはありません。

前向きな気持ちで今からやりたいことを探したいという方も大歓迎です。

今回はやりたいことを見つける方法について解説いたしますので、ぜひ一緒に考えてみてください。

やりたいことを仕事にするメリット

世の中には、「お金がもらえれば別にやりたい仕事でなくても構わない」という方もいます。

もちろん、それも考え方の一つとして間違いではありません。

しかしながら、やりたいことを仕事にするということには様々なメリットもあるのです。

まずはそのメリットについてご紹介していきます。

毎日が充実する!

「仕事」には1日のほとんどの時間を割くと言っても過言ではありません。

そんな「仕事」が、”自身のやりたいこと”であった場合と”やりたくないこと”であった場合、毎日の充実度に差が出てくるのは容易にイメージできますよね。

当然、仕事を嫌々こなすよりも前向きな気持ちでこなしていた方が毎日は充実します。

したがって、前向きな気持ちで取り組みやすい”自身のやりたいこと”を仕事にするというのは大きなメリットの一つと言えます。

長く続けやすい!

自分のやりたいことや好きなことであれば、時間を忘れるほど夢中になって取り組めるもの。

1日スパンで考えてももちろんですし、もっと長いスパンで考えても同じこと。

そもそも携わること自体が喜びになりますから、仕事自体も長続きしやすいのです。

キャリアアップも目指せる!

毎日仕事に前向きに取り組むことができ、かつ長く続けられれば、当然キャリアアップも望めます。

「好きこそものの上手なれ」というくらいですから、続ければ続けるほどに実力もついてくるもの。

好きでもない仕事を転々とするよりも、ずっと自分の人生に好影響をもたらすと言えるでしょう。

やりたいことがない人はどうすればいいの?

やりたいことを仕事にするメリットがわかっても、「やりたいことがない!」と嘆いていては前に進めませんよね。

でも、心配することはありません。

明確なやりたいことがないという方でも、自分の好きなものや将来像をしっかりと考えることで「やりたいこと」に近づくことができます。

つまり、『自己分析』を行うことでやりたいことが明確になるのです。

その方法については次の項目で解説いたしますので、まずは紙とペンをご用意ください。

やりたいことを見つけるための8個のチェックリスト

「やりたいこと」を見つけるための『自己分析』。

そのポイントは、”徹底的に自分と向き合う”ことにあります。

自問自答を繰り返すことで、「やりたいこと」以外にも自身が大切にしていることや好きなことが見えてくるのです。

それらを仕事にすれば、「やりたいこと」を仕事にするのと同じくらいのメリットが得られるということも。

下記に有効な自問をご紹介いたしますので、ぜひ挑戦してみてください。

また、自問自答を行うときは紙に書き出すことがおすすめ。

自分の考えを可視化することでさらにまとまりやすくなりますので、ぜひ書き出してみてください。

「好きなこと」を30個以上書き出す

「やりたいことがない!」と嘆く方も、まずは前向きに。

ご自身の「好きなこと」についてたくさん書き出してみてください。

仕事だからといって、仕事に関わることばかりでなくてもかまいません。

ファッション、グルメ、運動などなんでもOKです。

ポイントは、できるだけ細かく書き出すこと。

ファッションならどんなファッションのどんなアイテムが好きなのか。

グルメならどんなジャンル、どんな食べ物が好きなのか。

運動ならどんなスポーツのどういうところが好きなのか。

30個以上書ければさらに深めることができますので、思いつく限り書き出しましょう。

そして書き出し終わったら、それらに共通点や似たようなポイントがないかを探してみましょう。

なんらかのポイントが見つかれば、それがあなたの「好きなこと」の「好きなポイント」です。

その「好きなポイント」を参考にしながら仕事を探してみると、ご自身にマッチする仕事に出会う確率が上がります。

「嫌いなこと」を30個以上書き出す

「好きなこと」に目を向けたら、その裏側にある「嫌いなこと」にも目を向けると、より明確な答えが見えてきます。

また、前向きなことよりも後ろ向きなことに対しての方が本音が出やすかったりするもの。

こちらもどんなことでもかまいません。

「これは嫌だなぁ」と嫌厭することを思い切り書き出してみましょう。

そしてその後、書き出したもの中の共通点を探します。

そこで発見した共通点は、あなたが「本当に嫌いなこと」である可能性が高いです。

その「本当に嫌いなこと」に携わらないような仕事であれば、ご自身にマッチするかもしれません。

「今まで嬉しかったこと」を30個以上書き出す

自身が喜びを感じた瞬間というのも、「やりたいこと」を見出すヒントになることが多いもの。

最近でなくてもかまいませんので、記憶の中にある「嬉しかったこと」を書き出してみてください。

答えが出揃ったら、下記の点に着目してみましょう。

  • 1人でも感じられる喜びが多いか
  • 他者との関わりによって生まれた喜びが多いか
  • 人から与えられた喜びが多いか
  • 自分が与えたことによる喜びが多いか

これらの点を元に考えてみると、一人で黙々と何かに向き合うことが好きなのか、それともコミュニケーションを取りながら何かに向き合うことが好きなのかがわかります。

前者であれば一人で作業を行うような仕事が向いていますし、後者であれば複数人で行うような仕事がマッチする可能性も。

ご自身の回答をよく分析してみましょう。

「興味があること」を30個以上書き出す

「好きなこと」と言えるほどではないけれども、なんとなく興味がある……。

そんな思考の中には、今後花開くかもしれない「やりたいこと」が隠れている可能性があります。

こちらも今までの項目同様、どんなことでもかまいません。

なんとなく最近気になっていることや興味があること、ニュースやラジオで見かけると思わず見入ってしまうものなどを書き出しましょう。

そしてそこからまた、共通点を探し出してみて下さい。

「3年後の理想の自分像」を30個以上書き出す

どうしても具体的な「こと・もの」が浮かばない人は、理想像から考えるという方法もおすすめです。

とはいえ、ざっくりとした未来像ではただの夢物語。

こちらにも具体性は必要です。

遠くの未来ではなく、「3年後どうなっていたいか」について30個書き出してみましょう。

もちろん、仕事に関するものだけでなくてもかまいません。

健康でいたい、結婚していたいなど、プライベートも込みで考えてみて下さい。

そして書き出し終わったら、次は「達成するにはどうしたらいいか」についてを考えみましょう。

仕事に関する未来像が多かった人であれば、何をすべきかすぐに答えが出るかもしれませんね。

プライベートに関する未来像が多かった人であれば、「どのような仕事についたら達成できるか」について考えてみましょう。

健康でいたいと書いたなら、”健康でいながら働ける仕事はどのようなものか、どんな働き方が理想か”など。

結婚したいと書いたなら、”婚活をしながら&結婚しても続けられる仕事はどのようなものか”について。

他の理想像とも組み合わせて考えることで、自身のライフスタイルとしっかりマッチした仕事に出会える可能性がより高まります。

「将来絶対に避けたい未来」を30個以上書き出す

こちらは上記の「理想像」と逆。

「嫌いなこと」をあげる作業にも似ているかもしれません。

「こうはなりたくないなぁ」「こんな自分は避けたいなぁ」という将来像について書き出しましょう。

どんな小さなことでもかまいません。

そしてそこから、「どうすればその未来を避けることができるか」について考えてみましょう。

やりたくないことや避けたいことが明確になることで、やりたいことや進みたい道が見えてくることもあります。

ぜひ二方面から考えてみてください。

自分の肩書きを思いつく限り書き出す

「私は●●である!」と言えるものを、思いつく限り書き出してみてください。

会社員である、主任である、課長であるなどでもかまいませんし、具体的な職業名でもかまいません。

さらに、子供である、夫である、妻である、父である、母であるなど、人間関係に関するものでもかまいません。

とにかく思いつく限りあげてみてください。

全て出し切ったら、そこからお気に入りの肩書きをいくつかピックアップしてみましょう。

そして、その肩書きの共通点や似ているポイントについて考えてみてください。

それがあなたが大切にしていることです。

大切なことをそのまま大切にできるような仕事であれば、あなたにマッチしていると考えてもいいでしょう。

尊敬する人物・憧れる人物を書き出す

自分自身のことがどうしても分析できないという方は、他人に自己を投影してみるというのも一つの手。

あなたが尊敬する人物や昔から憧れていた人物について書き出してみましょう。

歴史上の人物や芸能人、身近な人などどんな人でもOKです。

できるだけ多くの人物をあげてみてください。

人物名をあげ終わったら、続いてはその人物たちのどういうところが好きか、どんな部分に憧れを感じるのかについて書き出します。

そしてその中から共通する点を探しましょう。

それがあなたの好きなことや、理想とする姿である可能性が高いです。

それらに近づくことができる・生かせる仕事を探すことでご自身とマッチする職業に出会える確率も高まります。

どうしても「やりたいこと」がわからない時

ここまででいくつかのチェックポイントを紹介してきました。

1つだけではわからなかったという人も、複数行っていただくことで多少なりとも見えてくるものがあったのではないでしょうか。

しかし、ここまで自問自答を行っても答えに近づけなかったという人もいるかもしれません。

そんな方は、ぜひ他人を頼ってみましょう。

客観的な意見を聞くことで、自分では見えていなかった部分が見えることもあります。

下記にいくつか方法をご紹介いたします。

仲の良い友人を頼る

古くからの友達や気の知れた友達であれば、あなたが知らないあなたのことを知っている可能性も。

友人から見た自分の長所、特徴、自分が好きそうにしていること、嫌いそうにしていることを聞いてみてください。

専門機関を頼る

自分一人では考えられなくても、他者から問いかけられることによって答えに近づけることがあります。

その方法が、カウンセラーによるカウンセリングです。

「カウンセリング」というとメンタルケアを想像する方が多いかも知れませんが、就職に関する「キャリアカウンセリング」というものも存在するのです。

キャリアカウンセラーはハローワークや転職エージェントなどに在籍していることが多いので、どうしても自分一人では答えが出せないという場合は尋ねてみると良いでしょう。

まとめ

以上、やりたいことを仕事にするためのメリットやチェックリストについてご紹介いたしました。

『仕事』という存在は人生を左右するというよりも、「人生そのもの」であると言っても過言ではありません。

やりたくないことを嫌々続けたり、ただただ漠然と何かに取り組んだりするのではなく、せっかくなら「やりたいこと」を仕事にしてみてください。

「やりたいこと」を見つけるまでの道のりはやや険しいかもしれませんが、きっと今よりも毎日が充実するはず。

仕事はもちろんのこと、仕事に対する気持ちが前向きになればプライベートもうまく回り始めます。

初めから諦めモードにならず、まずはチェックリストから初めてみてくださいね。


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