新卒入社をした会社が、入社前に思っていたイメージとはかけ離れていた。

といった会社に対する不満をもって20代で転職を検討する若手社員は、かなり多くいると思います。

実際に、現在の日本においては以前のような終身雇用をとっている企業も少なくなり、働く側の心理としてもそれを望む人は多くありません。

このような社会環境のなかで、20代のうちに転職を通じたキャリアチェンジを、人生のステップアップとなるように成功させるポイントを解説していきます。

もう30代が近い人は、こちらの記事も参考に!

30代の転職で注意すべき7つのことと、転職成功のためにやるべきこととは?

20代の転職で失敗しないために知っておくべきこと

20代で転職を考えるときに理解をしておいたほうがいい活動のポイントなどを解説していきます。

新卒入社よりもハードルが高いことを認識する

いわゆる第2新卒と呼ばれるような、新卒入社時の就職に近い転職活動であっても、採用に至るまでのハードルは厳しいということを認識しましょう。

中途採用の転職者を求めている企業にとっては、新卒者のように「ポテンシャル」の部分に期待をするのではなく、あくまでも「戦力」として活かすことができる知識や経験、スキルといった素養を求めています。

求人欄などに「未経験OK」といった文言が掲載されていたとしても、全く同じ業務経験がなくても問題がないという程度で、その業界に関連するような素養や経験が全くない場合には難しいということを認識して転職活動に臨む必要があります。

今の自分に活かせる知識や経験にはどのようなものがあるのか?

また、興味がある業界や職種、企業などが採用するにあたって具体的に必要としている経験やスキルにはどのようなものがあるのかを、事前にしっかりと把握し、場合によっては求められるスキルや資格などを身につけてから転職活動を開始しても遅くはありません。

自分の市場価値と市場で求められる価値について理解をすることが転職活動の大前提となることを理解しておきましょう。

目的と実力なき転職はキャリアダウンをまねく

新卒で入社をしてはじめから理想通りのビジネスライフを送れるという人は多くありません。

学生時代からのギャップやわずらわしい社内の人間関係などに疲弊してしまって仕事を辞めたくなるのは普通のことだと思います。

ですが、仕事が嫌なだけでは転職活動はうまくいきません。

仮に再就職が叶ったとしても、それまでの給与水準や待遇などの条件を下げた形でのキャリアダウンを免れることは、先ず不可能です。

しっかりとした、自分のキャリアに対する目標と、それに必要となるスキルや実力をある程度備えたうえでの転職を心がけましょう。

転職を決断するまでに最低1年間は考えること

会社を退職する、転職をするということが一般的なことになったとはいえ、人生における大きな決断であることには変わりがありません。

会社に対する不満があったり、やりたいことが見つかったりと転職をしたくなって、すぐに行動へと移すことはオススメができません。

人の考え方は移ろいやすいもので、今不満に思っていることや、やりたいと感じることが変わることはよくあることです。

また、会社の中での立場や役割なども変化することによって、同じ職場でも新たなやりがいを見つけることもできます。

先ずは、自分自身が不満に感じていることや、やりたいと思う職業などをよく考え、調べてみることから始めましょう。

そして1年程度検討をしても、変わらない状態であれば、そこから行動を起すことが大切です。

1年間しっかりと考え、下調べなどをした思いについては、明確な目的などが自分自身にもセットされた確信へと変わっているだけでなく、いざ実際に転職活動をはじめたときに必要となる下準備が完了した状態になっているので、よりスムースな転職活動を進めることが可能となっています。

20代の転職を成功させるためには何をすれば良い?

自分の強みを客観的に整理する

まだまだ若くてポテンシャルが重視される20代の転職と言えども、中途入社の社員に求められるものは即戦力としての活かせる強みがどこにあるのかという部分になります。

自分がこれまでの経歴の中で培ってきた強みをしっかりと伝えることが転職活動においては重要となります。

そのときに注意すべきポイントが、自分よがりの強みにならないということです。

企業側の目線で見たときに、求めている人物像に合致するアピールポイントになっているのか?

その強みがあれば、入社後にどのような貢献が期待できるのか?

採用担当者が気になるポイントに対して納得性のある強みというものを客観的に整理しておく必要があります。

職務経歴書を書くときのポイント!

20代での転職の場合、経験業種が少なく、現職での仕事内容や役割についても記載事項があまりないといったことから、職務経歴書の記載内容を軽視しがちになることがあります。

ですが、採用企業としてはこれまでの経歴の中でどのような経験やスキルを身につけてきているのか重視して選考をしています。

大した内容と思わずに自分自身で行ってきたことを、しっかり内容を濃く記載するようにしましょう。

20代の転職で記載すべき職務経歴について、アピールできるものは以下の通りです。

  • 新人研修を通じて身につけたビジネスマナー
  • 学生時代のアルバイト経験
  • 所属していた業界に関する知識

自分自身での実績などについての成功事例や自信がなくても、自分なりの経験などをポジティブに記載するようにしましょう。

20代で転職するに当たっての必要な心構え

長期的視点でのキャリアパスを明確にする

20代ではじめての転職については、1社目での経験によっては非常に有利な転職活動を進めることができます。

複数の企業から内定を頂けるケースも珍しくありませんが、その際にどこの内定を受けるのかを考える際に大切したいことが、目の前直近の勤務条件だけで判断をしないということです。

どうしても年収やそのときのトレンドにあった業種・職種で判断をしがちとなりますが、転職を繰り返さないことを目指すのであれば、10年先、20年先にどうなっていたいのかを描いたうえで判断することが重要となります。

年収アップなどが望めない場合でも、長期的な視点でみると高い給与水準を目指すことができることや、現在はベンチャー要素が強い企業でも将来性が高い企業など、働くということは10年単位などで考えるべきライフプランに直結したことになりますので、今の視点だけでなく、これからの視点でも考えることが必須です。

20代の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

20代後半での転職を心がける

大手転職サイト「DODA」を運営するパーソルキャリアが実施した調査によると、転職によって年収アップを成功させた人が最も多かった年齢は「28歳」だったそうです。

次いで多かったのが29歳と27歳ということで、年収アップを確実に狙うのであれば20代後半での転職がポイントになります。

資格・スキルを身に着け、実績にこだわる

20代後半での転職で年収アップが狙える理由は、新卒入社から5年程度が経過してビジネス上での実力が身につくことがあげられます。

そして、ビジネス上の実力の差が明確になってくるタイミングでもあります。

当然ですが、より多くの資格やスキルを身に着けていたり、高い実績を積み重ねた実力者のほうが年収アップになりますので、20代前半の自己努力などが重要となります。

実力型評価の企業を狙う

企業での人事評価および報酬体系には、主に2つのタイプがあります。

1つ目は「年功型」、2つ目が「実力型」になり、実力型の評価体制をもっている企業のほうが、より高い年収条件を得られる可能性が高くなります。

年功型の企業では、在籍年数などが年収額に強く反映をするため、転職直後に高い年収をてにすることが難しいこともあるので、年収アップを目指す転職の場合には、実力型評価を掲げる企業へのエントリーがオススメです。

正社員での転職を目指す

20代など仕事上での経験が浅いタイミングの転職では、転職するにあたって雇用形態なども契約社員として採用ということも多くあります。

とりわけ未経験職種への転職については、ポテンシャル採用としての側面が強くなるため、一旦契約社員として入社するケースも珍しくありません。

未経験職種に対するポテンシャル採用での契約社員は、当然のことながら年収水準は新卒レベルに近いもとのなりますので、自分自身の目的に併せて雇用形態にも気を付けるようにしましょう。

20代の転職で人気な職種や業界とその理由

20代の転職者に人気な職種や業界にはどのようなものがあるのでしょうか?

20代の転職をより良いものとするのにオススメの職種・業界を紹介します!

企画および管理系職種

20代の転職において人気のある職種が企画および管理系の職種になります。

具体的な業務内容としては、知的財産や特許の管理などに関わる職種や広報およびIR、そしてコンサルタント業務になります。

人気な理由

人気の理由としては、仕事内容に対するやりがいや労働時間など総合的に人気が高い職種になっています。

金融系専門職

投資銀行での業務や資産運用を担うファンドマネージャーやアナリストといった職種となる金融系専門職も人気です。

人気な理由

金融系専門職の人気が高い理由は、その高い給与水準と恵まれた待遇によるところが大きいです。

デフレ脱却のために大胆な金融政策を継続する政策的な背景もあって今後さらなる成長分野であることも人気を後押ししています。

クリエイティブ系職種

Webデザイナーやアートディレクターといったクリエイティブ職への転職も人気があります。

人気な理由

クリエイティブ職については、自由なワークスタイルを志向できる点で人気があります。

勤務時間や在宅ワークなど仕事を進めるうえでの自由裁量度が高く、服装なども自由なケースが多く、職場環境としてもアットホームな会社が多いのも人気の理由です。

ITエンジニア職

最近注目され人気がある職種がITエンジニアになります。

さまざまなシステム関連のプログラミング構築やアプリケーション設計などを行う技術職です。

人気な理由

高い給与水準と高まる市場ニーズに加えて、IoTやAIなどの将来性が最も期待されている分野でフリーランスとしての独立も目指せる専門技術職への転職は現在もっともホットな領域になります。

医療業界の営業職

MRや医療機器営業など、医療業界での仕事についても人気があります。

人気な理由

医療業界への転職をする理由で多いのが、高い給与水準と安定した業界特性があげられます。

医療業界の求人は、景気動向などに左右されず安定していることや、業界自体がなくなることが考えにくく、長期的な就業が望める安定性が人気の理由です。

また、高い専門性などを求められるため、そのほかの営業職に比べると給与水準が高いことも人気の理由です。

医療業界での営業職求人は、営業経験をもった即戦力採用が多くあるので、新卒時にはエントリーができなかった企業へのチャレンジを中途採用枠だからこそできるというのも特徴的なこととなります。

まとめ

20代での転職に関して解説をしてきました。

以前に比べると社会全体の就業に対する考え方も大きく変化しており、必ずしも大手企業に生涯通じて勤め上げることが全てという世の中でもありません。

海外のように、キャリアパスについては自らが設計をして、より条件のよい企業やプロジェクトに転職をして成し遂げていくということも珍しいことではなくなりました。

そういった意味では、新卒で入社をした企業に不満を抱えながら居続けるのではなく、積極的に転職をして次のステップへと進むことはポジティブなアクションとして捉えるべきです。

そのようなポジティブな転職をより希望通りに進めるためのポイントとしては、自らをよく知り、実力をつけ、20代後半にステップアップを目指すことが重要となります。

20代前半で会社に不満をもって転職を考える際には、一旦立ち止まって自分自身が何をしたいのかを考えてみましょう。

そのうえで、今やるべきことが何かを整理することが大切となります。

自分の人生における目標は何か?

そのことは今の会社では実現ができないのか?

目標に向かって今すべきことは何か?

この観点に立って自分自身のキャリアパスを考えて、しっかりとした準備をしたうえで転職活動を行うことが一番の成功のコツになります。

転職先を探すときは、こちらの記事を参考に!


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