労働市場が硬直的といわれる日本では、今日に至るまであまり「転職」に関心を抱かない人も多かったようです。

しかし、最近は働き方改革の勢いもあり「自分らしい働き方をしたい」「自分に合った仕事をしたい」といった願望を胸に、行動を起こす人も増えてきているようです。

今回は、私たちの人生を大きく左右する一大イベントともいえる、転職活動に関連する情報を提供していきます。

具体的には、私自身がこれまでに転職を何回か経験したことを踏まえ、転職活動全般にまつわる悩みのもとを大きく4つに分類して紹介し、あわせてそれぞれの悩みに対応する解決法を提案していきます。

もしも皆さんが、今まさに転職をすべきかどうかで悩んでいる、もしくは転職をする決断をしたのだけれど、不安感にさいなまれていて二の足を踏んでいる、というような状況に陥っているのであれば、一度以下の内容に目を通してみてください。

現状を打開し、前へ一歩を踏み出すためのヒントが隠れているかもしれません。

転職する際に悩む4個のこととは?

新卒一括採用を経験した人たちにとっては、「転職」活動は、就職活動(就活)以上に難しく感じることでしょう。

なぜなら、就活においては同級生や同世代の同志とともに横並びでスタートを切り、その途上においてさまざまな悩みや問題を一緒に解決することもできますが、転職活動ではそうはいかないからです。

転職はほとんどのケースにおいて、「自分一人」で進めていかなければなりません。

もちろん、転職仲介サイトやエージェントなどを通してアドバイスをもらうことができますし、転職を経験した諸先輩方に話を伺う機会もあるでしょう。

しかしながら転職には、一つとして完全に「同じパターン」というものは存在せず、最終的には一人ひとり異なるかたちの転職を経験することになります。

結局のところ、自分を信じて進んでいくしかないのが「転職活動」なのです。

以下で、実際に私が転職活動を通して経験した悩みの中から、代表的なものを4つ紹介しておきます。

これらの悩みは、一般的によく耳にする転職活動における悩みと重なる部分も多いようです。

まずは予備知識として確認しておきましょう。

募集内容と異なる職場ではないか

転職活動をしていて悩む人が多い、具体的内容としてよく取り上げられるものの一つに、「募集内容と実際の職場の雰囲気や仕事内容が、まったく異なるものであったらどうしよう」という不安があります。

事実として、求人情報や口コミなどで調べた会社情報やその事業内容に魅力を感じた、もしくは給与や他の待遇面を含む募集内容に興味が湧いたことをきっかけに、転職を考えるということは一般的によくあるケースでしょう。

そしてまた、そのような魅力ある情報が、実は大げさに盛られているものであったり、ひどい場合には求人内容と似ても似つかない想定外の仕事をさせられた、という体験談を、しばしば耳にすることも事実です。

転職は、自身の今後の人生を左右することも十分あり得る、非常に重要なイベントであり、「転職するからには、今よりも良い人生を送りたい」という願望をかなえようとするのが自然でしょう。

そのため、万が一転職してみて、実際の職場が募集内容からイメージするものと大きく異なっていた場合のショックは、計り知れません。

新卒で初めて就職した会社が、入社前に自分が抱いていたイメージとかけ離れた事業を行っているといった場合も、もちろん落ち込むのですが、転職先で同じような状況に置かれた場合、前の職場を退職して新たな覚悟をもって臨んでいる分だけ、ショックの大きさも尋常ではありません。

転職に二の足を踏む人の中には「募集内容と実際の職場のギャップ」を不安に思い、まるで一種のギャンブルと感じている人まで存在し、彼ら・彼女らは、そんなギャンブルをするくらいなら、多少現在の職場や環境に不満をもっていても、無理して自ら行動を起こす必要はない、と最終的に転職活動を終了してしまうようです。

自分に合う職場か

たとえ転職先の仕事が、給与や福利厚生など待遇面で非常に魅力的であったり、世間一般のイメージが良く、そこで働いているというだけでステータスになるような職場だったとしても、「自分に合う職場」でなければ、仕事を通して本当の意味での幸せを感じることはできないでしょう。

人それぞれで、職場に求めるものや働き方に関する希望は異なりますが、転職活動中には、転職候補先の雰囲気を完全に把握することは困難なため、「自分に合う職場だろうか」という不安に悩まされる可能性も、十分考えられます。

そもそも、自分に合うコト・モノを見つけること自体が、そう簡単なことではありません。

理想としては、自分の周りをお気に入りのモノで満たし、やることなすことすべて「やりたいように」することができればいいのですが、現実的には思い通りにいくことの方が少ないでしょう。

こと仕事に関しては、理想と現実のギャップが大きくなりがちで、「自分に合った職場で働いている」と率直に主張できる人は、それほど多くありません。

転職活動をしている人の中には、「現在の仕事が自分に合わない」と感じたことを、転職動機に挙げる人もたくさんいます。

そういった人たちは、転職先では、少なくとも現状よりも自分に合った環境で働きたい、という希望を抱いています。

問題は先述のように、転職先の雰囲気や仕事内容を完全に把握することは非常に困難である、という点で、それが結局は「自分に合う職場なのだろうか」という不安感を醸成する一因になってしまうのです。

人間関係はうまくいくか

職場に求めることは人それぞれですが、給与など金銭面やその他の待遇面と同様に重要視されているのは、職場での良好な人間関係などに代表される「働きやすさ」でしょう。

何かしらの仕事をする以上は、その対価である給与をもらうことが最優先事項で、たとえどれほど過ごしやすい空間で、気の置けない人たちと業務に取り組む仕事であったとしても、そこに給料が発生しないのであれば、魅力的には感じられないでしょう。

しかし一方で、高給が約束されていて、それなりの社会的ステータスも得られるような職種であったとしても、職場における人間関係が劣悪で、日々職場に向かうのがストレスでしかないような現場もまた、魅力的とは言えません。

転職活動をしている人からしてみれば、明らかにストレスフルな環境だと感じる職場の求人に、わざわざ応募することはまず考えられません。

人間は社会的動物であるといわれます。

これはつまり、私たちは本能的に「社会で生きる」ことに意味を見出している、ということです。

職場環境を例にとれば、人間関係がぎくしゃくしている職場よりも、一人ひとりが互いを尊重し合い、協調と刺激が適度に存在するような職場の方が、仕事自体にストレスを感じにくく、生産性も向上するということを意味しているとも考えられます。

少しややこしい表現になってしまいましたが、要は「人は誰でも職場における人間関係を気にしている」ということです。

転職というのは、慣れ親しんだ場所から見知らぬ場所にたった一人で引っ越しするようなもので、人間関係をゼロから構築しなければならない状況に置かれることもあるでしょう。

そのため、転職活動中に悩むことの一つに、人間関係に関するものが含まれるのはむしろ当然ともいえます。

実際の職場での人間関係ほど、外部からは把握しづらく、内部の人だけしか知らない世界というのも、なかなかないのではないでしょうか。

実際の手取り額は減らないか

上の項でも少し触れましたが、仕事に求めることは人それぞれで異なる一方で、金銭面に関しては、ほぼすべての人が「より多く」を望むという点で一致しています。

仕事をする動機の中心には「お金を稼ぐ」という目的があることが自然だからです。

転職活動においても、その目的の一つに「金銭面の待遇改善」があることは、まず間違いないでしょう。

つまり、転職をすることで「手元に残るお金を増やす」ということを目的にする人が多い、ということです。

そして、目的や望みがあるところには悩みが発生しがちなことも真実で、「転職後に実際の手取り額が目減りするのではないか」という不安にさいなまれるケースも考えられます。

本来は、転職活動中に月給額をはじめとした給与体系やその他待遇面をしっかり吟味して、求人に応募するのが当然ですが、細かな手取り額や手元に残る額の計算は、意外と見落とされがちで、ふと考え直したとき、「実際には転職後に収入が減ってしまうのではないか」という不安が芽生えてきます。

私自身も経験したことですが、転職先をある程度絞っていく段階(転職活動期間の中では終盤戦に入ったころ)に、このような悩みを自覚して、ストレスを抱えてしまうケースが多いようです。

具体例として、あなたの現職が社用車を利用した直行・直帰の営業職で、転職先として考えているのが、内勤の事務職であるケースを考えてみましょう。

現職の給与等待遇面と求人情報を比較・精査した結果、以下の3点が明らかになったとします。

  • ①転職先での固定給は現職よりも高額である
  • ②営業職として一部歩合給も支給されていたが、なかなか目標達成ができず、実際には月収額が不安定になるだけ
  • ③加えて、満足のいく歩合給を手にするためには、相当過酷なノルマを達成しなければならず、現実的ではない

ここまでは、転職後の方が月収が増える可能性が高く、魅力的に映ります。

では、その他の条件についても考えてみましょう。

まず、営業職は社用車で直行・直帰であったので、ガソリン代や通勤手段などを心配する必要がありませんが、転職後は通勤に自家用車を使う場合などは、どこまで通勤手当が給付されるか微妙なところです。

また、営業の仕事では会社のユニフォームを着用していた一方、事務職では自前のスーツを数着用意しなければならないかもしれません。

上記はあくまで架空のケースですが、このように、手取り額や手元に残る額を考える際には、単純な「収入」だけでなく「支出」にも目を凝らす必要があり、日々業務に従事する上で、会社から援助を受けているものについても、しっかり把握をしておかなければならないのです。

この点は意外に見落とされやすく、後になって悩みの種になるケースもあります。

悩み別、おすすめの解決方法はこれ!

次に、ここまでに紹介してきた転職中の悩みについて、そのおすすめの解決方法を解説していきます。

今回代表例として挙げた悩みの全ては、私自身が実際に経験したものですので、解決策についてもまた、現実に私が実践した方法です。

悩みの種類や数について個人差があるのと同様に、その解決方法に関しても、一律に絶対的な答えがあるわけではありません。

あなたなりの解決方法が他に存在するパターンもあると思いますので、以下の内容はあくまでも参考程度に目を通してみてください。

「募集内容と異なる職場ではないだろうか」⇒ウェブ上での口コミは参考程度に捉える

まず「募集内容と実際の職場の現実が異なるものではないだろうか」という悩みの解決方法を考えてみましょう。

そもそもこの悩みは「新たな職場に就職する以前に、自分がイメージしていた職場環境と実際の会社の雰囲気や仕事内容に、ギャップがあるのではないか」という悩みであるといえます。

このギャップが生まれてしまう原因は2つ考えられます。

1つは求人募集の内容と実際の職場にほとんど共通点がなく、求人情報がむしろ「うそ」「でまかせ」に近い内容である場合。

そしてもう一方は、求人情報やその他の情報ソースから仕入れたさまざまな「会社情報・職務内容」から、自分自身で過大なポジティブイメージを膨らませてしまっている場合です。

前者については特に、自ら解決する根本的な手段は見当たらない、と言ってよいでしょう。

あえて言うならば「確からしい情報」を見抜く力を身に付ける、つまり多くの求人情報に当たって、待遇や職務内容についての情報の「真偽」を見極めることができるようになる、という方法が考えられます。

多くの求人情報に目を通していると「この業界でこの待遇は不自然」「競合他社に比べて明らかに待遇が良すぎる」といった直感が働くようになります。

あまりにも悪質な場合には、求人情報を掲載している運営元に通報するなどの手段も考えられなくはないですが、あまり効果は期待できないでしょう。

それよりも、「募集内容と現実のギャップ」を解決する手段として有効であるのは、後者、つまり自身で築き上げてしまう会社に対するイメージに注意を払う、という方法でしょう。

具体的には、例えばウェブサイト上には、会社の求人情報だけでなく、その会社の口コミなども数多く掲載されています。

転職後の自分をイメージする際には、無意識的にこの口コミ情報を基にしていることが多いようです。

口コミは、実際にそこで働いている・働いていた人の話として、もっともらしい体裁で書かれているため、信じ込んでしまうのもやむを得ないですが、口コミはあくまでもその投稿者の「個人の意見・見解」であることに留意する必要があります。

最も重視すべきなのは、あなた自身がその会社で働きたいと思うか、その仕事に魅力を感じるかで、その視点を忘れずに、口コミではなく実際の求人情報や会社のウェブサイト、業界の動向を緻密に調べたりする方が、現実的な職場をイメージできます。

大切なのは、口コミなどのウェブサイト上の情報を鵜呑みにしないことです。

これだけでも、過大で非現実的なポジティブイメージを膨らませることに、歯止めをかけることが可能になり、結果的に「募集内容と現実のギャップ」を小さくするには十分といえるでしょう。

「職場が自分に合うだろうか」⇒「合わせる」姿勢・覚悟も大事

転職先が自分に合う職場かどうか、を不安に思う人への解決方法は、シンプルです。

「職場が自分に合うかどうか」ではなく、「自分が職場・仕事に合わせる」という姿勢や覚悟をもって転職するという、いわばマインドセットの転換です。

誤解を招かないように付け加えておくと、これは決して、自分を犠牲にしてストレスをため込んでまで我慢すべき、というわけではありません。

あくまで現実的に、環境が全て自分の思い通りにいくケースはまずなく、むしろ思い通りには事が進まないことの方が断然多い、ということを受け入れるべき、ということです。

人はたった一つの意識改革や気の持ちようで、見事なまでに考え方や感じ方が変わるものです。

何か仕事環境に対する不満を持っていた人が、その原因となる事象をネガティブでなくポジティブな側面から見直した結果、仕事に対する満足度が向上し、成績も上向くというケースは実際によくあることです。

例えば「待ち」の時間が多い職場、つまり自分の仕事を終わらせても、同僚の仕事のペースによってはなかなか次の段階へ進めないような職場で、その環境を「時間がもったいない」と感じるか「有効活用すべき隙間時間がたくさんある」と考えるかで、仕事に向き合う姿勢は180度変わります。

もちろん、全てのネガティブ要因がポジティブな方向に容易に変換できるわけではなく、実際には「合わない」ものに「合わせる」ことは、まずもって困難を伴います。

しかし、せっかく転職までして自分の人生をまた一つ先に進めよう、という時に「自分に合わない職場であったらどうしよう」と悩むのは、とてももったいないことです。

それよりも、この機会を利用して「どんな職場でも適応できる柔軟な人間になろう」という姿勢で臨む方が、より生産的で明るい未来につながることでしょう。

「良好な人間関係は築けるだろうか」⇒会社や事業所の規模も考慮する

転職先での良好な人間関係の構築が不安な場合、結局のところ、実際に働き始めてみてからでないと実態がわからない部分が多いものの、準備段階(転職活動中)にできることも少なからず存在します。

その一つが「求人に応募する際に、会社・事業所の規模を考慮する」という方法です。

具体的には、応募する会社やその事業所の従業員数を調べておく、という方法が考えられるでしょう。

同じ職場で働く同僚が多ければ多いほど、社内がにぎやかになるのは容易に想像がつきますが、その反面、従業員同士のコミュニケーションが希薄になりがちであったり、各々のプライベートな事情などにあまり興味がない、といった雰囲気が醸成されやすくなります。

一方、従業員が比較的少人数であるケースは、にぎやかさや活気といった要素では大規模事業所に劣りますが、従業員間のコミュニケーションの濃度は高く、仕事の話だけでなく、プライベートな内容に分け入った話をするような絆を築いている職場も多々あります。

つまり、職場の雰囲気というものは往々にして、そこで働く従業員の絶対数と関連しており、転職先で良好な人間関係を構築できるか否かという問題に取り組む際には、その会社や事業所の規模自体に注意を向ける必要があるのです。

人それぞれで性格や嗜好が異なるため、ある人は、大人数で和気あいあいと仕事をこなす職場の方が、人間関係の構築がしやすいと感じるでしょうし、またある人は、小規模事業所で深く濃密なコミュニケーションを取り合うような同僚との関係性が、しっくりくるかもしれません。

いずれのケースにおいても、大切なことは、自分自身の特性を知ることと、転職先選びの際に会社・事業所の規模等についてもしっかり考慮に入れることです。

これらを実践することが「人間関係はうまくいくだろうか」という転職活動中の悩みを、解決に導いてくれるでしょう。

「手取り額が減らないだろうか」⇒面接時に可能な限り具体的な数字を聞き出す

転職することによって、実際の手取り額が減るのではないか、という悩みに対する解決方法は、シンプルに「転職先の人にしっかり内情を聞く」ということに尽きるでしょう。

上述したように、現在働いている職場で会社から援助を受けているものや、転職先では手出しになるであろう支出を、自身で熟慮することも大切ですが、結局のところ、面接時に実際の収入額や会社からの援助などを含めた、具体的な待遇面を聞き出すことが、最も有効かつ重要な手段であるといえます。

面接において、基本給や各種手当・賞与など、給与等待遇面について質問することは一般的であり、皆さんの中にも実践している人は多いと思いますが、大切なのは、収入面の質問をする場面で、いかに「具体的な数字」を聞き出すことができるかです。

「社会保険等を差し引いた手取り額はいくらですか」「交通費はいくらまで出ますか」「中途採用の人のモデルケースでは、月収額はいくらぐらいですか」などのように、なるべく具体的な質問をしてみましょう。

実際に働き始めてからの姿をイメージできるような質問を考えておくことが、大切です。

会社によっては、細かな質問まで真摯に答えてくれるところもありますし、反対に、求人票に記載されている内容の説明に終始して、それ以上の具体的な中身については口を閉ざすか、もしくは質問を受け付けないような態度をとるところもあります。

会社側からすれば、その場で容易にはっきりとした回答を出せる質問ではないことは事実ですが、私たちが気にしているポイントの多くは「給与面」にあることくらいは、考慮してほしいものです。

面接時に、こちらの質問に対してあまりにも不誠実であったり、何かを隠しているような態度である会社は、転職先として一度考え直す必要があるでしょう。

給与等待遇面について、はっきりと回答してくれない会社は、働き方に関してあいまいな部分が散見されることも多く、それらが転職してからのトラブルの原因ともなり得ます。

面接時に可能な限り具体的な数字を聞き出しておくことは、「実際の手取り額が減ってしまうのではないか」という悩みの解決方法になることに加え、その会社が本当に魅力的な職場かどうかを見極める、一つの手段になるとも考えられます。

正攻法ではなかなか解決できないお悩み、とっておきの秘策はこれ!

最後に、正攻法ではありませんが、最終的にはこんな方法もあるよ、というものを2つ紹介しておきます。

自分に合いそうだなと感じたら、ぜひ実践してみてください。

深い悩みにはまりそうなら、とにかく動き出して立ち止まらない!

今回取り上げた悩みは、転職活動中に直面する壁の、ほんの一部に過ぎません。

実際には、ここに挙げたもの以外にも、一人ひとり異なる壁に立ち向かわなければならず、もっと過酷な状況に陥る可能性は十分あります。

中には、悩みが深くなりすぎて、日常生活に支障をきたすレベルまで至ってしまう人もいるでしょう。

そのようなケースでは、私がここで紹介した悩み解決法は、あまり意味をなさないかもしれません。

悩みは病と同じで、初期に手を打つ方がより効果的ですが、ひとたび悩みが深くなってしまうと、そこから抜け出すのに「これをすれば大丈夫」という処方箋を見つけることは、至難の業です。

そこで、深い悩みにはまりそうになった人に私がおすすめするのが「とにかく動いて立ち止まらない」という方法です。

もはや根性主義にも聞こえてしまいそうですが、私自身、これまで深く悩んだ経験をいくつか潜り抜けてきた中で、この方法が最も効果的でした。

人は誰でも深く考え込んだり、不安にさいなまれたりすると、他のことに対する意識が薄くなっていき、結果的に足を止めてしまいがちです。

しかし、悩むだけ悩んで何も行動に移さなければ、結局状況は変化しません。

具体的に何をすればいいのかわからないのであれば、とりあえず目の前にある仕事やタスクを、一つひとつクリアしていくしかありません。

私の経験上、そうやって目の前のことを丁寧にこなしていくと、やがて悩みを解決するヒントが見えてきます。

何をやっても悩みから抜け出せそうにないと感じる人は「とにかく動く」「目の前のことから手を付ける」という意識で行動してみてください。

転職は1回限りしかできないわけではない

さらにもう一つ、深い悩みにはまりそうになって不安感に押しつぶされそうな場合には「意識の転換」をすることも有効です。

すなわち「転職は1回限りのものではない」という意識に転換していくことで、心にゆとりと余裕を持つという方法です。

転職活動中の人は、それぞれの希望や夢を追っていたり、少しでも現状よりもましな生活をしたい、という切実な願いをかなえたいはずです。

そのため、どうしても無意識的にこの転職活動で自分に最適な「天職」を見つけたい、という気持ちに傾きがちです。

むしろ天職を見つけることができないのであれば、転職活動自体の意味をなしていない、と考えてしまうこともあるでしょう。

このレベルまで自分自身を追い込んでしまうと、心にゆとりや余裕がなくなって、ささいなことにも悩んでしまったり、過度の緊張感やストレスから身体的・精神的に病んでしまうことも考えられます。

過大な目標・ハードルを自分自身に課して転職活動を行うことは、それだけ真剣に取り組んでいる姿勢が転職先にも伝わるため、非常に大切な要素であることは確かです。

しかし、あまりにも自分を追い込みすぎると、種々の悩みに敏感になってしまうだけでなく、前章で取り上げた悩み解決法が、まったく効果のない方法になってしまいます。

過度に自分自身にストレスを与え続ける姿勢では「こんなことで悩んでいてはだめだ」「悩んでいる自分自身が弱いんだ」というような、スパルタ的意識が芽生えてしまうのです。

結果として、望み通りの転職先を見つけることができればまだ良いですが、それでもあまりにも自分を追い込んで、痛めつけることはおすすめできません。

もしふとした時に「自分を追い込みすぎているかな」「ずっとストレスを抱えているな」と感じることがあれば、思い切って意識を転換する好機です。

もちろん、一度の転職活動で理想の職場に巡り合うことができれば最高ですが、「転職は一度きりしかできないわけではない。もし合わなかったら、また転職活動を考えることだってできる」という意識をもつことも大切です。

転職をたくさん繰り返しましょう、とすすめているわけではないですが、深い悩みにはまりそうになっていることに気付いた時には、このような意識の転換が「非正攻法」の一つとしてお役立ちするでしょう。

転職で悩んでいる方へ

今回は転職を考えている人、もしくは現在転職活動のさなかにある人を対象に、「転職する際に悩むこと」をテーマに、私なりの解決方法も紹介しました。

転職は本来、自分の希望をかなえたり少しでも現在の生活をより良い方向に導くために行うものです。

しかし何事も「良い結果」はそれなりの「苦労」が伴うもので、転職活動も例外ではありません。

ここで紹介したような悩みにさいなまれることもあるでしょうし、もっと高い壁にぶち当たることもあるかもしれません。

今回紹介した悩み解決法や「非正攻法」が転職活動で悩んでいる人の手助けになれば幸いです。



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