終身雇用が一般的だった日本も今では転職をする人が多くなってます。

広告やCMでも転職エージェントに関するものがたくさんあります。

では実際に転職する人はどんな理由で転職を決意するのでしょうか?

この記事では転職のきっかけと転職活動をする前にしておく準備についてご紹介します。

転職のきっかけに多い8個のシチュエーションとは?

転職のきっかけは人それぞれです。

ポジティブな理由で転職する人もいればネガティブな理由で転職する人もいます。

特に若い人は転職に抵抗がない人が多く、第二新卒専用の転職エージェントもあります。

給料が安い

自分の給料に満足している人は多くありません。

一昔前であれば終身雇用制度と年功序列制度で長く勤めればそれなりの給料がもらえる仕組みになっていました。

しかし近年では成果主義を導入する会社も多くなっています。

若手社員であれば今後給料が増える保証がないので、今現在の給料が安ければ早めに転職を考えます。

一方で中堅またはそれ以上の社員であれば、入社した頃に思い描いていた給料とのギャップを感じて転職を検討します。

また保育士や介護士の職に就いている人の中には給料が安くて生活がままならず、仕事は好きだけど生活するために転職するというケースもあります。

残業が多い

残業が多いというのも転職を考える大きな要因です。

働き方改革が声高に叫ばれていますがいまだに残業が常態化している企業も珍しくありません。

たとえ残業代で給料が多くなっても、ライフワークバランスを考えて転職するというケースも多いです。

特に子育て世代は子供のスケジュールが生活の基準になるので、残業ができないということもあります。

あってはならないケースですが、いまだに残業代が支払われないいわゆるサービス残業という文化が残っている会社もあります。

残業代が支払われる場合でも”みなし残業代”とされていて実際の残業代が満額支払われないケースもあります。

こういったケースは改善に多大な労力と時間が必要になるので、改善よりも転職という選択をする人が多いです。

仕事内容がキツイ

給料が高くても仕事内容がキツイという理由での転職もあります。

ノルマがあったりミスが許されない仕事は常にプレッシャーがついてまわります。

神経をすり減らして働き続けることに限界を感じて、または将来的に続けるのが難しいと考えて転職するケースです。

また肉体労働の仕事に就いている人は1つの怪我でもパフォーマンスに支障が出るので、怪我をしたタイミングで転職する人もいます。

こちらも将来的に続けていけるかどうかを考えて転職という選択をするケースがあります。

職場の雰囲気が悪い

転職の本当の理由は職場の雰囲気、人間関係であることが多いです。

成果主義の職場で全体的にピリピリした空気が嫌で転職する人や、逆に仕事をしない人がいる職場にうんざりして転職する人もいます。

何かミスをするとパワハラともとれるような叱責をする上司、派閥を作りたがるお局様、仕事をしない同僚など特定の人物が職場の雰囲気を悪くしているケースも多いです。

しかしこういった人物を辞めさせるという選択をする企業は残念ながら多くありません。

その結果、定期的に誰かが転職するという状態です。

評価に納得できない

仕事にまじめに取り組んでいるのに評価に反映されないと感じて転職を決意するケースです。

ボーナスが少なかったり、昇給が少なかったりと評価が数字に表れないことに不満を抱いて、同業他社への転職を検討する人も少なくありません。

また、成果を出しているのにいつまでも責任の大きな仕事を任せてもらえないということにフラストレーションがたまって転職する人もいます。

仕事にまじめな人や上昇志向を持っている人は、この理由で転職することが多いです。

新しい仕事にチャレンジしたい

ここまでネガティブな理由を紹介しましたが、ポジティブな理由で転職するケースもあります。

仕事である程度の成果を出した人は、新しい仕事にチャレンジしたいという理由で転職することがあります。

全く違う職種に転職する人もいますし、今までの仕事と関連する業種に転職する人もいます。

新しいことにチャレンジしたいという理由で転職する場合は、今後のキャリア形成を考えている20代後半から30代半ばまでの人が多い傾向にあります。

スキルアップしたい

ポジティブな転職理由としては今以上にスキルアップしたいというケースもあります。

この場合会社の規模や給料よりも扱っているサービス、自分の仕事内容、個人の裁量権などを重視しての転職をする人が多いです。

研究職であれば自分の専門分野の研究にもっと集中したい、技術職であればより設備が整った場所でより良いパフォーマンスをしたいなどです。

営業職であればより専門的なサービスを提案できるようになりたい、または逆に総合的な提案をできるようになりたいなどスキルアップの方向性は様々です。

共通して言えるのはスキルアップしたいけれど今の会社では実現できないという点です。

海外で働きたい

グローバル化に伴い海外で働きたいと考える人もいます。

会社がグローバル展開をしていない場合は駐在員として海外に行くこともできないので、転職して海外で働くことを実現するケースです。

グローバル展開している会社に転職して駐在員を希望するという方法の他に現地採用という形で海外で働くこともできます。

中には転職という形にこだわらずに海外ボランティアや国際的な発展途上国の支援機関で働くことを選択する人もいます。

転職をすることに決めた!転職活動を始める前にやっておきたいこととは?

転職する決意をしたら次は転職活動です。

備えあれば憂いなしということで、転職活動をスムーズに行うために事前にやっておくことをご紹介します。

キャリアの棚卸と転職して叶えたいことを明確にする

まずは今までの業務内容、仕事を通して得たスキルを書き出しましょう。

業務内容やポジションが変わったことがあるなら何を評価された結果なのかも把握できているとなお良いです。

営業の仕事の一環として独自にマーケティングリサーチをしていた結果マーケティング部へ移動になったというケースや、後輩への技術指導に力を入れていたらチームリーダに抜擢されたなど分かりやすい事例があるとアピールしやすくなります。

もし、こういった事例がなくても自分が努力や工夫をして、その結果なにかしらの結果が出たというのは自分の職務経歴を話すうえで大切です。

その際に可能な限り数量化しておくとなお良いでしょう。

自分がどんなスキルを持っていて何を評価されていたのかを明確にしたら、次は転職によって何を得たいのかを具体的にしましょう。

漠然としていて具体的にするのが難しいと感じる人は、現在の仕事の不満に思う点と満足している点を書き出すと効果的です。

例えば、仕事にはやりがいをもっているけど残業が多くて自分の時間がない、また給料が働きに見合っていないと感じている場合にはいくつかの選択肢があります。

  • ①業務内容は似ているけど残業が少ない会社
  • ②業務内容が似ていて残業も多いけど給料が高い会社
  • ③業務内容はよりハードになるけど残業が少なく給料も高い会社

①であれば今とほとんど業務は変わらないものの残業が少なくなるので自分の時間は増えますが収入は下がります。

一方で②なら自分の時間が欲しいという要望は叶いませんが、自分の働きに見合った給料がもらえるので満足度は上がります。

他には③であれば自分の時間の確保と収入アップが叶いますが、今まで以上の働きを求められます。

転職で何を得たいのかを具体的にすることで、自分の中での優先順位を把握することができます。

この作業をしておかないと、せっかく転職したのにすぐに不満がたまってしまうというパターンに陥りかねません。

転職エージェントに登録

次は転職エージェントに登録です。

転職エージェントはたくさんありますがそれぞれ強みは違います。

大手のエージェントは求人数が多いのでたくさん見て比較したいという人に向いています。

中堅のエージェントであれば、特定の業種や年代に特化している場合があるので自分に当てはまればレアな求人も見つけることができます。

小規模のエージェントであれば、転職希望者一人ひとりに合わせて親身に相談に乗ってくれることが多いです。

転職希望者の多くは複数エージェントを利用しています。

1つに絞ってじっくり転職活動をするというのもありですが、可能であれば大手と中堅のエージェントを併用するのが良いと思います。

エージェントに登録する際にはスキルや強み、職務経歴などを入力する必要があるので先に述べたようなキャリアの棚卸が必要です。

他にも希望業種、職種、福利厚生などを記入する欄があるのでできる限り具体的にしておきましょう。

ただし、転職エージェントは求人情報をたくさんメールで送ってくれるので、複数登録することで大事な選考情報のメールを見落としてしまわないように注意が必要です。

転職エージェントに登録するときは、こちらの記事を参考に!

スケジュールを立てる

ここまで準備ができたら転職スケジュールを立てましょう。

まずはいつまでに転職したいのかといつから本格的に転職活動を始めるのかを決める必要があります。

今すぐ退職したい人もいればボーナスをもらってから辞めたいという人もいます。

きちんと引継ぎをしてなるべく会社に迷惑をかけないタイミングで辞めるという選択をする人もいるでしょう。

辞める時期を決めたらその後すぐ転職するかある程度の期間休みをとるかの選択もあります。

そこから逆算していつから転職活動を始めるかを決めることができます。

そこまで決まればあとはいつまでに職務経歴書と履歴書を用意するか、転職エージェントとの面談はいつにするか、面接はいつ頃から受け始めるかなど細かいところを決めていきましょう。

ただ必ずその通りに進めなければいけないということはないので、スケジュールはあくまでも目安としておきましょう。

資金を準備する

転職するにあたり最低限のお金は用意しておきましょう。

退職してすぐ転職先に入社するにしても、環境が変わることで多かれ少なかれ出費は増えます。

社宅や社員寮に住んでいた人は引っ越し費用が必要になります。

今の職場と新しい職場で雰囲気が大きく異なる場合には仕事用の服も新調する必要がでてきます。

仕事を辞めてから転職活動をする場合には収入がない間の生活費が必要になります。

家賃や食費などの生活費の他に国民年金保険料や住民税などの支払いもあります。

これらの支払いをしながら転職活動をするにはまとまった資金が必要です。

お金がない状態というのは精神衛生上あまりよくありません。

転職活動はかなりエネルギーを使うので、できる限り不安要素は取り除いた方が無難です。

予想以上に就職活動が長引いた場合にも備えて十分に資金を用意しておきましょう。

必要書類などの情報を集める

退職した後に必要になってくる書類などを時間があるうちに確認しておきましょう。

退職の際に必ず会社に返却しなければいけないのが保険証です。

逆に受け取るべきものは離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票です。

人事担当者が忘れていたりきちんと理解していない場合もあるので、退職する前にしっかり伝えておきましょう。

また退職後に国民健康保険に切り替える場合は、健康保険資格喪失証明書も必要になります。

会社で厚生年金に加入していた場合は、厚生年金基金加入証明書も返却してもらいましょう。

勉強

次にどんな仕事がしたいかが明確になっている場合は勉強して備えましょう。

資格取得のために勉強をすれば知識が身に着くだけでなく、面接でアピールできるポイントにもなります。

転職の場合は新卒の場合と違いどんなスキルを持っているのかが重要になるので、武器は多いに越したことはありません。

特に未経験の仕事に挑戦する場合は、本気度を示すひとつの指標になります。

もし資金と時間に余裕があるのなら、短期間のコースを受講するのも良いと思います。

いずれにしても知識を身に着けてマイナスになることはないので、転職という機会に合わせて新しいことを学びましょう。

まとめ

転職のきっかけに多いシチュエーションと転職活動前にやっておきたいことを紹介しました。

転職理由はネガティブなものもあればポジティブなものもあります。

転職は準備がとても大切なのでこの記事で紹介したことを参考にしていただけると幸いです。


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