家庭教師って利用したことがありますか?

ご自身の学生時代、お子様など、学校の勉強とは別に、塾に通うこともあれば家庭教師をつけることもありますよね。

そんな家庭教師のお仕事は稼げないのか、給与事情などお話していきたいと思います。

家庭教師のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

生徒さんの家庭へ出向き、決められたテキスト・ワークを使って勉強を教えます。

学校の宿題を見たり、テスト勉強のやり方を教えることもあります。

家庭教師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

家庭教師って稼げない?経験者が語る、家庭教師の給与事情

家庭教師を雇ったことがある方はご存知かもしれませんが、家庭教師の月謝って結構高いんですよね。

もちろん一対一での指導になるので、塾などの複数指導の場合よりは高くなります。

そこで、家庭教師はいくら貰えるのかについてお話していきます。

生徒一人当たりの1ヶ月の勤務時間と収入例

ここからは、生徒さんの年齢に応じた勤務時間と収入の、いくつかの例を上げていきます。

生徒が小学生の場合

1コマ60分、1,200円

週1回であれば、1ヶ月の勤務時間は約4時間〜5時間となり、月謝は4,800円〜6,000円となります。

生徒が中学生の場合

1コマ60分、1,500円

中学生は週2〜3回頼まれることが多く、1日あたり1時間半〜2時間と時間も長くなります。

よって週2回・各2時間と考えると、1ヶ月の勤務時間は約8時間〜10時間になり、月謝は12,000円〜15,000円となります。

生徒が高校生の場合

1コマ60分、1,800円

高校生になると1回平均は2時間、月〜金の内4日間頼まれることが多いです。

週4回・各2時間と考えると、57,600円になります。

時給のからくり

家庭教師に入るお金、所謂手取りというのは、家庭教師斡旋会社によって変わってきます。

生徒さんの家庭から振り込まれた月謝の〇%というケースもあれば、家庭教師本人に手渡され、丸々手取りになるケースもあります。

後者の場合は金額によって、自身で確定申告する必要が出てくることもあります。

交通費のからくり

こちらも斡旋会社によりますが、基本的には車通勤の場合は、自宅から生徒宅までの距離×○○円×日、公共交通機関の場合は掛かった金額×日数となります。

勤務時間帯に注意

生徒さんに勉強を教えるというのがお仕事なので、基本的には夕方から夜にかけてが勤務時間帯になります。

小学生であれば15:00からとかもありますが、中・高生であれば19:00からが多いですね。

また、土日などの休日で学校の無い日だと、午前中からとかとありますが、その辺は生徒さんやご家庭と相談して決めていきます。

通勤時間に注意

家庭教師をするのであれば、できるだけ自宅や会社から近い家庭を受け持つのが良いでしょう。

私の場合は仕事帰りに直接行くことが多かったので、あまりに遠いと残業などで遅くなった時にロスが大きくなってしまうからです。

稼げるのかどうか…

私の意見としては、家庭教師の収入1本で生活をするのは難しいと思います。

指導時間はご家庭が決めるので増やすことは難しいですし、受け持つ家庭を増やしたとしても、先程書いたように勤務できる時間は夕方から夜にかけてになるので、限界があります。

本業の収入がある上で「空いた時間にお小遣いを稼ぐ」感覚で働くのがいいでしょう。

そういうスタンスで見ると「稼げる」と思います。

経験者が語る!学校別、おすすめ指導法

これから家庭教師を始めようかなという方に、学校別の指導法についてお話したいと思います。

小学生向け

小学生は基本的に「学校の宿題を中心に教える」ことが大切になってきます。

もちろん家庭教師の会社のワークもあるので、それも活用するのですが、親御さんの希望として「宿題をやる習慣をつけてほしい」というのが多いからです。

さらに小学生は、気が散りやすく勉強に集中できない年頃ですので、上手くコントロールする必要があります。

ここで、ケース毎の教え方についてお話していきます。

宿題ができない

宿題ってやりたくない物ですよね…。

でも1度習慣付けることができれば、ササッとやってくれるのが小学生です。

まだ子供なので、順応する力が高いんだと思います。

その宿題を習慣付けるために、宿題の必要性を大人の観点から説いたとて、理解できるわけがありません。

ですので、宿題の習慣づけをするには「宿題を楽しいものにしてあげる」ことが大切です。

そのために必要なのは「分かる嬉しさ」を体験させてあげることです。

宿題をやりたくない理由の1つに「分からないから」というのがあります。

分からない問題を、分からないまま解くのはかなり時間がかかるし、宿題の殆どがバツばかりでは楽しくないです。

ですので、こちらで宿題を一度確認し、そこに出てくる問題をワークやテキストを使って教えます。

ある程度解けるようになってきたら、宿題をやらせてみて下さい。

スラスラと解けると、本人も「宿題って簡単じゃん」と感じるようになります。

そうすれば、家庭教師がいない日の宿題が例え分からなかったとしても、自分で頑張って解くようになります。

そして本人も、宿題で分からないところが多いと気づき、授業をしっかり聴くようになります。

集中できない

私はこれまで小学生を何人か指導してきましたが、その殆どのお子さんが勉強に集中できなかったです。

他に気になることがあるから集中できない場合は、その気になることを聞き出し、そちらを解決させてから勉強に入ります。

教えてもらっても分からないから集中できない場合は、とりあえず基本に戻って本人が分かるところから少しずつ理解していきます。

分かる・理解することで勉強が楽しくなり、きちんと指導を受けてくれるようになります。

勉強が嫌い

誰しも勉強は嫌いなもの。

何かご褒美を用意してあげると良いでしょう。

私の場合、ぬりえが好きな子にはぬりえをプリントアウトして持っていき、ワークが終わった時や宿題が終わった時などの、キリが良い時にやらせていました。

本人も「頑張ったら塗り絵ができる」と思い、勉強を頑張ってくれました。

ご褒美をあげて勉強させるのは良くない、と言う方がいらっしゃいますが、私はそうは思いません。

大人や社会人になってからを思い出してみてください。

「もうすぐ休みだから頑張るぞ!」「来月旅行に行くからそれまで頑張ろう!」など、楽しいことがあると日々の仕事も頑張れますよね?

時に美味しい食事などのご褒美を自分にあげることもあるでしょう。

子供の頃から「楽しみの為に頑張る」という習慣をつけることで、大人になった時の頑張り方を身につけることが出来ると思います。

中学生向け

中学生になると、定期試験が出てきます。

周りとの「勉強の出来る出来ないの差」も広がってくる時期です。

また、高校受験という1つの人生のターニングポイントを迎える年頃なので、挫けてしまわないようにしてあげることが大切です。

宿題が出来ない

小学生の頃に宿題をやる習慣を身につけることができないと、中学生になっても宿題が出来ないままです。

そんな子にはまず、宿題の意味を教えてあげてください。

小学生とは違い定期試験があるので、ある程度危機感を覚えさせる必要があります。

宿題をきちんとこなして、分からないところは早いうちに分かるようにしないと駄目、ということ。

宿題は評価の対象で、内申点にも関わってくる。

逆に宿題をしっかりと提出していれば、ある程度の内申点は貰える、ということ。

それらのことをしっかりと教えてあげれば、本人も宿題の大切さに気付くことが出来ると思います。

勉強が出来ない

これは「やれない」のではなく「学力不足」の方です。

授業を聴いても分からない→分からないからやらない…という悪循環に入ろうとしてしまっているので、「分からない」を解消してあげることが大切です。

少しずつ過去の内容に遡っていき、どこまでは分かってどこから分からないのかを知ることが大切です。

私が受け持った中学生に「アルファベットから分からない」と言う子がいました。

その子は2年生の中頃で、アルファベットが分からないと言うことは英語の問題が勘以外では解けない状態でした。

そんな状態で、文法やらイディオムを教えても無駄です。

そこで私は、アルファベットを覚えさせることから始めました。

アルファベットを覚えたら、次は1年生の単語を覚えさせ、次は簡単なイディオム…と順を追っていきました。

定期テストの時期が来ても、勉強の半分は基礎をやらせました。

少しずつ分かるようになったからなのか、自分でも復習や勉強をするようになりました。

何を勉強したらいいか分からない

こういう子はたくさんいます。

というよりも、こういう子の方が多いかもしれません。

何をどう勉強すれば分かるようになるのかが分からず、勉強をしなくなってしまうのです。

ですので、こういう時は勉強の順番を決めてあげると良いでしょう。

「教科書を見ながら復習してからワークをやる」など手順を決めてあげれば、勉強出来るようになるかと思います。

高校生向け

高校生になると、ある程度自分の勉強方法が確立していますので、分からなかったり解けなかったところを教えてあげる形になります。

分からないところが分からない

基本的には、家庭へ訪問し指導を始めてからまずやるのが、出しておいた宿題のどこが分からなかったのかという聞き取りです。

この時に「ここです」と言ってくれたらそこを教えるのですが、たまに「分かりません」と言う子がいます。

宿題はやってあるのに何故分からないところが分からないのか?

それは分析力が足りていないからだと思います。

基本的には宿題はマル付けまでやってもらっているので、間違えたところは本人で解決してもらい、それでも分からなかったところを指導します。

しかし、分からないところが分からないという子は、マル付けをして正解の答えを見て自分で考えた時に「解けた気になってしまっている」からだと思います。

その場合は間違えたところを一度教え、もう一度解かせてみてください。

それで出来れば理解しているし、出来なければ理解できていないということなので、そこを中心的に教えてあげます。

そして、分からないところの見つけ方を教えます。

家庭教師で稼げるようにするには

上に「家庭教師の収入で生活するのは難しい」と書きましたが、その中でも可能な範囲で稼げるようにする方法についてお話します。

受け持つのを高校生にする

小学生よりも中学生、中学生よりも高校生の方が指導料は高くなります。

それに指導時間も増える為、移動する回数が少なくできます。

移動する回数が減ればロスタイムもなくなるので、効率的に稼ぐことができます。

土日も受け持つ

ご家庭によって「土日しか無理」という方もいらっしゃり、家庭教師側も「土日は入れたくない」という人が多いので、土日に指導できる人は重宝されます。

さらに土日限定にしているご家庭は「まとめて3時間指導して欲しい」などと仰る方が多いため、効率的に稼ぐことができます。

また、斡旋会社によっては土日の報酬を高くしているところもあるので、同じ時間数指導しても、受け取る金額が多くなることもあります。

収入以外にもこんなに得られるものがある!

家庭教師をやっていると、指導料以外にも得られるものがありますので、少し紹介したいと思います。

人間関係

ご家庭に行き指導することで、そのご家庭とのお付き合いが生まれることがあります。

ご家庭によって異なりますが、期間が終了した後も仲良くなるケースも少なくないです。

私の場合、期間終了した後も、年賀状のやり取りやプライベートでのお付き合いをしているご家庭があります。

その繋がりから新しい家庭教師先を紹介してもらえたり、定期的にお会いして、指導していたお子さんの成長を見ることができるので、とても嬉しいです。

やりがい

「どこも入るとこが無い…」という程勉強の出来ない子を指導して、希望の進学先に入学させることができた時、この上ない喜びとやりがいを感じることができます。

もちろん受験したのも頑張ったのも私ではなく本人ですが、そのきっかけを作ることが出来たのは、素晴らしい経験になると思います。

家庭教師のやりがいは、こちらの記事を参考に!

思いがけないプレゼント

指導料以外に何かをもらいたくてやっている訳ではないのですが、誕生日プレゼントをくれたり、旅行に行った時のお土産をくれたりするご家庭があります。

物をもらえて嬉しいというよりは、その「くれようとした気持ち」がすごく嬉しかったです。

指導が終わる頃には、私も向こうもお互いが誕生日プレゼントを用意したり、簡単なクリスマスプレゼントを用意したりと、とても楽しかったのを覚えています。

まとめ

家庭教師についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

家庭教師は勉強を教えるのが目的ですが、人と人の付き合いです。

その方の立場に立って指導することができれば、よりよい人間関係を築けるのではないでしょうか。


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