近年、進学率の上昇に伴い需要が増えている家庭教師。

生徒は学習状況に合わせたパーソナルな授業を受けられることから、学習塾よりも好まれることがあります。

さらに、物騒なことが多い中、外出せずとも勉強を教えてもらえるといった防犯面から重宝されることも。

また、家庭教師は働き手からも人気の高いアルバイトのひとつです。

時給がよく、時間的にもフレキシブルに働けることから、年代や性別を問わず希望する人が多くいます。

では、そんな家庭教師とは実際はどのような仕事なのでしょうか?

おすすめの理由や、効率の良い探し方についてご紹介いたします。

家庭教師ってどんな仕事?

まず、家庭教師とはどんなものかについてご紹介します。

上記でも述べましたが、家庭教師は生徒と一対一で授業を行う先生のこと。

基本的には家庭を訪問しますが、希望があれば家庭ではなくカフェや図書館を利用して行うケースもあります。

仕事内容は?

生徒側から希望された教科についての授業を行います。

契約内容にもよりますが、基本的には通年で同じ科目を教え続けることがほとんど。

1コマあたり60~90分の授業を、1人の生徒に対し1日1~2コマほど行います。

授業内容は?

授業内容は全て家庭教師が決めます。

基本的には、生徒が学校で使用している教科書に沿って進めることがほとんど。

生徒のレベルやリクエストに応じ、予習を中心に行うか、復習を中心に行うかを決めます。

授業で使うものの準備は?

生徒のレベルにもよりますが、予習や復習が中心であれば、学校で支給されているテキストを使います。

それだけでは理解が進まないなど、必要があれば自分でテキストや問題を用意することも。

また、発展的な授業を中心に行う生徒であれば、学校の教材だけでは足りない可能性が高いです。

その場合はインターネット上から著作権フリーの問題を探したり、家庭教師として登録している会社に資料を要求したりすることで資料を集めます。

給与体系は?

家庭教師の業務だけを行う正社員というのはほぼないといっても過言ではありません。

基本的には時給計算のアルバイトが多いです。

時給相場は1500~2500円と高額ですが、コマで時間が区切られているため、授業1コマあたり少なくて2000円前後。

上手く時間を組んで1日4コマ程度授業を行うことができれば、日給10000円前後も夢ではありません。

正社員として働く場合の給与相場は、20万円前後。

その場合は家庭教師の派遣会社に勤務し家庭教師として登録しているアルバイトの指導や会社の運営などを行います。

自分が授業に出向くということは少なく、いわゆる一般的な事務作業を行うことになるため、「家庭教師」とはやや離れてしまうかもしれません。

そのため、こちらでは割愛いたします。

家庭教師になるには?担当科目は?

家庭教師を派遣する会社に登録し、中学生レベルの筆記テストを受けます。

それに合格すれば、晴れて家庭教師としてデビューです。

基本的には自分の得意科目を教えますが、生徒とマッチングしない場合は得意科目以外を教えることも。

どうしても自信がない科目の希望しかない場合は、断ることも可能です。

勤務地は?

登録した派遣会社が統括するエリア内にある家庭へ出向くことになります。

派遣会社は思いのほか細かく分かれていることが多く、大きくて2~3市、小さいと1つの市のみを統括エリアとするところも。

したがって、登録する派遣会社を選べば、好きな土地で働くことができるのです。

学生であれば学校や自宅の近く、ダブルワークの方であれば会社の近くなど、ライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

派遣会社との関係は?

これは派遣会社によって異なります。

登録時のみに行けばいいというところもあれば、定期的に報告のための訪問が必要な派遣会社も。

また、フォローが手厚いところであれば、授業で使いそうな教材をオフィスに用意しているところなどもあります。

その場合は自分でテキストや資料を探す必要がなく、オフィスで使いたい資料を印刷して授業を行うことができるので便利です。

繋がりの強さに関しては好みがあると思うので、登録前に会社のホームページなどで雰囲気をチェックしてみてください。

家庭教師がおすすめな7個の理由とは?

冒頭でも述べたように、時間や場所を選びながらフレキシブルに働ける点が、家庭教師の人気のポイント。

それらも含め、どのような点でおすすめなのかを下記にまとめます。

時給がいい

時給相場は1500~2500円と、飲食店やそのほかのアルバイトに比べてかなり高め。

授業1コマあたり、2000円前後稼ぐことができます。

資料の用意や内容の確認など事前の準備は多少必要になりますが、それを考えてもサクッと稼げる仕事と言えるでしょう。

時間帯を選べる

基本的には、生徒が学校から帰ってくる夕方以降の活動になります。

家庭の事情によりますが、遅いと22時くらいまで授業を希望する生徒も。

担当の生徒と都合を合わせながら16~22時くらいの間で好きに調整することができるので、ダブルワークの方にも都合がいいかもしれませんね。

また、夕方以降の活動が難しい人でも、夏休み期間や土日をメインに活動する場合また違ってきます。

休日であれば朝から夜まで選べるため、よりフレキシブルに働くことも可能。

コマが決まっているため残業はほぼなく、長時間縛られないという点ではかなりおすすめです。

勤務地を選べる

上記でも述べましたが、派遣会社の統括エリアを考慮して登録すれば、好きな地域で働くことができます。

家の近所、学校の近所、勤務先の近所と自分のライフスタイルに合わせることが可能。

移動距離や移動時間を減らすなど、時間を無駄にせずに働くことができます。

ダブルワークが可能

家庭教師は時間・勤務地とかなりフレキシブルに働けるため、副業にすることができます。

基本的には平日の夕方~夜に活動することが多いので、会社勤めの方にもおすすめ。

小学生を対象とすればもっと早い時間から活動することもでき、大学生やフリーランスの方なら1日4コマ以上も可能かもしれません。

基本的なことをもう一度勉強できる

「学校で習ったことなんて大人になってから絶対必要ない」と、学生時代に思っていた方も少なくないと思います。

しかし、漢字であったり単純な数式であったり、突然必要になることってありませんか?

就職活動や転職活動をされている方であれば、入社に伴うSPI試験で学力を問われるなんてことも。

そんな時、家庭教師をしていると助けられることがあります。

基本的に求められる授業は英語・国語・数学が多いため、こちらとしても再度勉強するいい機会になることも多いのです。

コミュニケーションスキルを磨くことができる

家庭教師として携わるのは、主に10代の生徒です。

しかし、それだけではありません。

その生徒の両親や祖父母など、幅広い年齢の人と関わることになります。

ただ家を訪ねて授業をして帰るというだけではなく、生徒や家の人とのコミュニケーションは必須。

それを繰り返していくうちに、自然とコミュニケーション能力を養うことができるのでおすすめです。

マナーが身につく

家を訪問するときのマナーってご存知ですか?

と、突然聞かれたらドキリとする方も多いのではないでしょうか。

小さいころはよく友人の家で遊んだり、大人になってからも仲良しの家を訪れることはあっても、マナーなんて気にしませんよね。

しかし、家庭教師ではきちんとしたマナーが必要になります。

そしてここできちんとマナーを学ぶことで、自身の営業マナーや結婚などに伴う挨拶のマナーが磨かれることも。

大人としての常識が身につくという点でも、家庭教師はおすすめです。

家庭教師の効率の良い探し方とは?

家庭教師という仕事は、もちろん勉強を必要とする生徒のための仕事です。

しかし、それを行うということは自分のためにもなる仕事でもあります。

したがって、効率よく働く・探すためには、自分のライフスタイルに基づかせるといいでしょう。

生活に基づいたいくつかのポイントを押さえることで、効率よく探すことができます。

働きたい場所から探す

家庭教師は、働く場所を自由に選ぶことができます。

家にいることが多い方なら、近所の派遣会社に登録すれば家の近くで働くことができるので利便性が高いですよね。

学生であれば、学校の近くの家を探すというのもあり。

自身の授業後、学校で家庭教師の事前準備をして向かうというスムーズな流れを作る事ができます。

もし会社員であれば、会社の近くや通勤途中の家を探すというのも手です。

勤務終了後の足で向かうことができるため、無駄な移動が発生しません。

その他、よくいくスポーツジムやカフェの近くなど、自分のルーティンに組み込みやすい場所を中心に考えると、効率よく探すことができます。

働きたい時間から探す

基本的には夕方以降の活動になることは先述の通りです。

遅くても21時から90分1コマといった時間帯がほとんど。

会社帰りであればより遅い時間の授業を希望する生徒を探せば、ダブルワークにすることができます。

家事の手が空く夕方位も需要は多くありますので、それぞれのライフスタイルに合わせた時間を希望する生徒を探すといいでしょう。

自分が学びたい教科から探す

上記でも述べましたが、家庭教師を行うことで再度自分も学習することができます。

したがって、自分が学びたいと思っている科目の家庭教師を必要としている生徒を探すというのも方法のひとつ。

最近では英語が必要不可欠なものとなってきていますから、家庭教師を機に英語を学び直すなんてこともありかもしれません。

漢字が弱い方は、国語の家庭教師を必要としている生徒を探せば、再度学ぶことができます。

仕事で急に数学的な思考が必要になったという方は、数学を教えるというのもいいですね。

このように、自分のためになることをベースに探すというのもおすすめです。

得意科目から探す

「これなら自信を持って教えることができる!」という科目がある方は、その科目の家庭教師を必要としている生徒を探せば効率よく見つけられます。

得意科目であれば事前準備に手間を取られることもなく、生徒にきちんと結果を出してあげられるという点でもいいかもしれませんね。

これは派遣会社に登録する際、あらかじめ伝えておくことで斡旋してもらえる可能性があります。

得意科目があるという方は、ぜひ伝えるようにしてください。

また、番外編ではありますが、最近では「大人の家庭教師」というジャンルも。

これは勉強ではなく、スポーツや手芸などを教える家庭教師です。

需要は多くはありませんが、こちらも自分の得意なことを教えることができるため、仕事の運びはスムーズかもしれません。

興味がある方は是非検索してみてください。

生徒の年齢から探す

これはある程度限られてしまいますが、もし将来的に学校の先生を目指しているのであれば、生徒の年齢から選ぶのもありです。

小学校教師ならば小学生を、中学校教師ならば中学生から選んでみてください。

この場合は学習塾でもいいのかもしれませんが、家庭教師の方が密に接することができるため、生態を知るという点では有効になる可能性も。

教師を目指す学生さんにとっては、家庭教師のアルバイトは特におすすめです。

まとめ

以上、家庭教師のおすすめポイントや、効率のいい探し方についてまとめました。

残念ながら、家庭教師を正社員として行っていくという選択肢は限りなく少ないのが現実です。

しかし、そのフレキシブルさからダブルワークや副業としてやっていける可能性を秘めています。

今より稼ぎたいという方、ちょっとしたお小遣い稼ぎを探している方には大変おすすめです。

また、英語や漢字を学び直したい、将来の夢に活かしたいという方にも、家庭教師はおすすめの仕事。

働きながら自分のためになる時間を過ごすことができますから、ぜひ挑戦してみてください。

もちろん、単純に人と関わることが好きという人や、自分の得意なことを活かしたいという人も活躍できる仕事です。

少しでも興味が湧いたら、まずは近くの家庭教師派遣会社を調べてみてください。

登録後、働かなくてもOKというところもありますので、説明会だけでも足を運んでみるといいかもしれませんね。


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