派遣のデメリットってこんなところ!でもやりがいや嬉しいこともあるから頑張れるのです
「派遣会社の登録って落ちることがあるの?」とよく質問されます。
端的な答えとしては「イエス」ですが、登録で落ちることはめったにありません。
とは言え、例え登録できても、実は面接で失敗していたためにその派遣会社から仕事紹介がないというケースがあります。
今回は派遣会社の元面接担当者である私が、派遣の面接で落ちないための対策を解説します。
更に、仕事紹介に繋がる面接攻略方法を具体的にお伝えします。
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(正社員希望の人限定)
派遣の登録完了までの流れ
派遣登録はWeb登録→来社登録→仕事紹介という流れになっています。
来社登録は派遣のシステムの説明や一般常識テストやスキルチェック、面接があります。
職務経歴やプロフィールの登録
Web登録では職務経歴やプロフィールの入力があります。
これは派遣での仕事紹介の基準になるので、これまでの経験を漏れなく登録してください。
アルバイトの場合も必ず記入しましょう。
アルバイトで後輩のアルバイトに仕事内容を教えたりシフトを組むのを担当していたなどがあれば、細かなことも思い出して記載してください。
Webで事前に職務経歴やプロフィールを詳細に登録しておくと、来社登録をする際にこの登録作業を省略することができます。
一般常識テスト
一般常識テストの評価基準は派遣会社によって様々です。
私が在籍していた会社ではあくまで目安という位置づけでした。
他社の傾向を見てもそれほど難しい問題は出ませんので、特に対策をする必要はないと思います。
平常心で受験してください。
スキルチェック
スキルを活かして仕事をしたいと考えているなら、スキルチェックは重要です。
タッチタイピングならスピードと正確さが必要です。
経理事務、貿易事務などの事務系等もそれなりの問題が出題されます。
実務と差がある場合もありますので、簿記や貿易の勉強は復習しておく必要があります。
また、語学の場合はTOEICなどの持っている資格が重視されますので、一般的に行われている資格のレベルを上げておくことをおすすめします。
面接
派遣会社は面接を最も重視しています。
面接での評価が仕事紹介全般に関わってきます。
面接では今まで経験してきた仕事内容の確認と人物評価との両方を行います。
仕事内容は経験を積めば追加修正できますが、最初の人物評価が悪ければそれを変えることはなかなか難しくなります。
そこで、良い印象を持ってもらえるように具体的な対策をお教えします。
よく訊かれる質問の意味と対策
面接でよく訊かれる質問について派遣会社の面接担当者の立場から解説しながら、具体的な対策を紹介します。
職務経歴を教えてください
これは必ず訊かれますし、私自身も必ず訊いていました。
派遣先で仕事をしてもらうために、派遣会社にとって必要な情報です。
この質問への対策は時系列で説明できるようにしておくことです。
例えば「高校卒業後、●●会社に正社員で採用され、5年間総務事務をしていました。その後、〇〇会社に2年、派遣契約で受付事務をしていました。」というように大まかな仕事内容と期間が分かるよう、1分~2分程度にまとめておきましょう。
面接担当者は会社の規模と雇用形態を訊くとどのような仕事をしていたかが大体分かりますので、詳細な仕事内容は省略して良いと思います。
くれぐれも申告忘れのないようにしてください。
志望動機を教えてください
これもよくある質問です。
この場合の志望動機は、派遣という雇用形態を選んだ理由のことです。
給与が良い・勤務時間の融通が利く・大企業で働くことができるなど、ご自身の志望動機を答えて良いのですが、できればそれに加えて前向きな姿勢をアピールしてください。
例えば「給料が良いが一番の魅力ですが、その給料に見合ったスキルを発揮できるのではないかと思い志望しました」とすると良いでしょう。
個別の仕事の案件を見てその仕事を希望するため派遣会社に登録する場合は雇用形態ではなくその案件を選んだ理由を答えて良いのですが、その案件以外でも自分に合った仕事があるならチャレンジしたいというような話を盛り込んでください。
ただあくまで私見ですが、仕事をしたいからと言ってガツガツしない方が好印象を持てました。
長所と短所を教えてください
日本人は奥ゆかしいので、自分の長所を人前で話すことを良しとしない傾向があります。
しかし、面接の場面で長所と短所を言えない人は、自分自身を把握していない人というレッテルを貼られます。
長所・短所に対して自分自身がどのように対応しているかまで話してください。
例えば、「コツコツ真面目に取り組むことが長所です。ただ、真面目になり過ぎて周りが見えなくなることがないよう、常に状況把握をしています。」や「思い込んだら突き進むのが長所であり短所でもあると思っているので、報告・連絡・相談を心がけています。」というように言えると良いでしょう。
退職された理由は?
この質問があったら、必ず本当の理由を言ってください。
ただし辞めた会社や元上司・同僚の悪口を言ってはいけません。
例え会社の方針が理不尽で辞めたとしても、「社風が合わなかった」ぐらいにしておきましょう。
更に踏み込んだ質問があれば、「上司の指示が的確ではないと感じた」ですとか「サービス残業してあたりまえの雰囲気が合わなかった」ぐらいにしておきましょう。
ブランクの期間には何をされていましたか?
これも正直に答えてください。
ブランク期間に例え仕事をしていなくても、自宅でパソコンを使用してスケジュール管理していたなど何かしら仕事に繋がることをアピールするのも良いかもしれません。
事務系志望でも、事務以外の仕事をしていた場合は付け加えてアピールしておきましょう。
どこまで条件を変更できますか?
あまり条件を沢山つけない方が仕事の紹介件数が増えることはご存知だと思います。
しかし契約期間・勤務場所・勤務時間・時給などの希望条件ははっきりと自分の中でまとめておきましょう。
その上で条件を訊いてから考えれば良いと思いますが、それをストレートに言うスタッフを嫌う面接担当者や営業担当者もいるので注意が必要です。
「自分にできるなら、何にでもチャレンジしたい」と言うのは好印象です。
いつから働くことができますか?
面接担当者として正直に言うと、「即日」と答えてもらうのがベストです。
だからと言って予定があって仕事ができないのに「即日」と答えるのは止めてください。
旅行などの予定があって即日仕事がスタートできない場合は、予定終了後に登録することをおすすめします。
自己PRをお願いします
私は「最後に自己PRをお願いします」といつもお願いしていました。
今までの経験や働くことに対する自分の姿勢や意欲をPRしてください。
もし初めて派遣の仕事をする場合は、意気込みを話しても良いと思います。
これは自己認識している自分のアウトプットだと思います。
あせらずじっくり自分をPRしてください。
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事前に考えていくべきこと・確認しておくべきこと
よく訊かれる質問への回答はこれまでの説明を参考に用意するとして、それ以外に注意しておくべきことをピックアップします。
スケジュールの確認
当日のスケジュールは必ず確認をしてください。
また、受付は5分前には済ませましょう。
ただし15分以上早く着いた場合は、受付時間までどこかで待機してください。
早すぎる到着もあまり好印象ではありません。
当日以降のスケジュールもきちんと面接時に伝えることができるようにしておきましょう。
質問事項をまとめておく
もし不安に思うことや疑問に思うことがあれば、質問できるようにメモしておくのも良いかもしれません。
服装や持ち物
登録に行く日の服装や持ち物についても少し触れておきます。
服装
職種によっても異なりますが堅い仕事内容の場合はスーツが無難です。
暑い夏やスーツは大袈裟と感じるならオフィスカジュアルにしてください。
あまりカジュアルすぎると派遣先企業に派遣した時のことを想定して仕事の紹介が少なくなる場合もありますので、気をつけてください。
靴やバックも悩むところですがオフィスカジュアルが基本です。
身だしなみ
仕事をするにあたっての最低限の身だしなみを心がけてください。
メイクやネイルは大人しくするのが無難です。
ただしデモンストレーションや販売といった華やかな職種の場合は、あまり地味にならないようにしてください。
この匙加減は難しいのですが、常識の範囲内で対応してください。
香りは好き嫌いがあるので極力控えてください。
持ち物
登録にあたって派遣会社から指定があるものは必須ですが、それ以外にメモやクリアファイル、筆記用具は持参する方がやる気を感じてもらえるかもしれません。
荷物はコンパクトにまとめてバック一つにしましょう。
派遣会社が知りたいこと・求めていることは?
最後に派遣会社の面接担当者や営業担当者が面接で知りたいことや求めていることをこっそりと紹介します。
一般常識・ビジネスマナーがある人かどうか
一般常識テストはありますが、それ以外に社会人としてのビジネスマナーがあるかどうかもチェックしています。
- 集合時間に遅刻しない
- 受付前にコートなどの上着類は脱ぐ
- 受付で、名前・用件など必要事項を伝えることができる
- 待ち時間、正しい姿勢で待つことが出来る
- 落ち着きがあるorない
- 指示に的確に従うことができる
- 休憩時間のすごし方
- 退室したあと
この退室した後というのは、忘れ物がないか、椅子はきちんと収めているかなどです。
プロフィールや職務経歴に間違いや嘘がないかどうか
これは必ず行うチェックで職務経歴は年代も含めて時系列で暗記してください。
面接担当者によっては面接時に登録希望者が話す内容と履歴書をチェックしています。
職務内容について「していました」「できます。」という登録者の言葉を基本的には信じるのですが、具体的な内容を確認する場合がありますので嘘はやめておきましょう。
雇用条件や資格・スキルなどの面で紹介できる仕事があるかどうか
派遣先企業から派遣業務のオーダーがあり、その仕事ができる登録スタッフに紹介するという流れになります。
仕事の内容はその時々で違いますし、オーダーが来るタイミングも様々です。
そのことを理解した上で、登録担当者目線の実情を訊いてください。
雇用条件
一番重要な雇用条件は契約期間です。
契約途中で終了ということのないように慎重に確認をします。
資格・スキル
資格に関しては履歴書を見れば分かるので、特に確認することはしません。
ただスキルに関しては、派遣先企業と契約している業務を遂行できるかどうか確認をします。
例えば貿易事務の場合は、職務経歴を話してもらった上で専門用語を交えて理解しているかどうかを確認します。
一般的・教科書的な答えを心がけてください。
実務は会社ごとに違う場合もあります。
自分のやり方が一般的な方法でないこともありますので、自分の方法は一旦横に置いておきましょう。
ただ「前社の場合はこうでした」という答えが返ってくると柔軟に対応してもらえそうと思えるので、それも良いかもしれません。
人物・人柄評価
面接担当者にとってとても難しいのが、登録面接での人物・人柄評価です。
「少しうつむき加減で元気がない」となると少しマイナスに感じますが「少しうつむき加減だが意欲は持っている」だとマイナスには感じません。
同じ態度でも面接担当者が受けた印象・主観により変わるものなのです。
これは面接時のその人の雰囲気と自己PRや長所・短所を話してもらった内容によるものの二種類が作用するからだと思っています。
「はきはき答えて話しやすい雰囲気」が必ずしも良いというわけではありませんが、面接担当者に好印象を持ってもらえるような立ち居振る舞いを心がけてください。
まとめ
派遣の面接攻略はもうこれで完璧です。
派遣に登録をして自身が希望する条件やスキルに合った仕事をするという「プチ働き方改革」をしてみませんか?
派遣で仕事を探している皆さんのご成功をお祈りしています。
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東京派遣求人が気になっている方はぜひ最後までご覧ください。新たに職探しをしたいと思う場合、ネットや求人情報誌で、気になる職種の選択はもちろん、雇用形態の確認も重要ですよね。近年では、人気の雇用形態として「派遣」というものがあります。多くの方は派遣という言葉はご存知かと思いますが、具体的に派遣として働くとはどういうことでしょうか。今回は、東京の派遣会社のおすすめ求人を紹介します。東京派遣求人の募集内容とは?日本全国での2019年度の派遣会社の事業所数は44,548か所となっています。(参照:日本人材派遣協会)多くの派遣会社が存在し、仕事の募集を行っていることが分かります。では具体的に東京での派遣
商社派遣求人の募集内容にはどんなものがある?正社員との違いや、派遣社員から正社員にステップアップする方法もお教えします
商社に派遣で働くのってありだと思いますか?商社マンと聞くとなんだかハイスペックなイメージがありますが、今や正社員雇用だけではなく、商社の派遣社員という手段で働くことも可能なんです。では、正社員との違いとはいったいどんな内容なのでしょうか?ここでは商社の派遣求人について詳しくお話していきたいと思います。また実際に派遣社員から正社員にステップアップした方の事例もご紹介しますので必見ですよ。商社の派遣とはどんな業種?商社はメーカーとは違い自社で製品を作りません。自社で製品を作らず既にあるモノを購入してそれを販売するというスタイルです。仕入れて自社の利益をプラスして売ります。仕入れるモノは製品だったり
派遣のメリット6選。こんな人には絶対おすすめです!
現在は仕事の多様化が広がっていて、当たり前であった正社員という働き方の他に派遣社員も選択の一つとして多くの意味を持つようになりました。以前では「正社員になれないから繋ぎ」や「不安定な働き方」などのイメージが強かった派遣社員ですが、人によって正社員としての働き方が合っている方もいれば派遣社員としての働き方が合っている方もいます。そこで、派遣社員として働くメリットと向いている人の特徴をまとめました。派遣の仕事ってどのような仕事?派遣社員とはそもそもどのような働き方なのでしょうか。アルバイトやパート、正社員はその雇用先と直接雇用契約を結び仕事をします。その一方で派遣社員は派遣会社が間に入り就業先と契
単発派遣の仕事を選ぶ時の3個の注意点を体験談から解説!失敗したことややって良かったと思うことまで
皆さんは単発の派遣の仕事の経験はありますか?単発派遣の仕事をするきっかけは、アルバイトの掛け持ちであったり空いた時間に稼ぎたかったりと、単発で仕事ができる場所を探したことで初めて経験する場合が殆どだと思います。そのような少ない日数で仕事ができるのが、単発での派遣業務になります。仕事を始める方法は、派遣会社に登録をしてから短期の仕事(1日~数ヶ月)を紹介してもらうという形になります。では、単発派遣の仕事はどのようなところを注意しなければならないのでしょうか。ここではそんな単発派遣の注意点を経験談を基にご紹介できればと思います。ぜひ参考にしてみてください。単発派遣の仕事の働き方そもそも単発派遣とは
単発派遣とはどんな仕事?「短期派遣」やいわゆる「派遣」との違いやよくある募集職種
皆さんは「派遣業務」の働き方に違いがあるのはご存知ですか?派遣業務には様々な業種があるのは知っている方も多い中、派遣業務としての「働き方」にも様々な形があるのは、実際に働いた人にしか分からない情報でもあります。ここでは、そんな派遣業務の働き方の違いがよく分かる「短期派遣」などの「派遣業務」としての働き方についてご紹介できればと思います。そもそも「短期」で働く派遣業務とはどのようなものなのか。「単発派遣」とはどのようなものなのか。実際に働いてみないと分からない派遣のシステムについてもご紹介していきます。また、ご紹介に伴って派遣求人によく見られる募集職種についてもご紹介できればとも思います。ぜひ求
名古屋の派遣求人の仕事でよくある職種や時給相場、仕事が多いエリアを地元民が解説します
愛知県の派遣求人を探すときにおすすめしたい場所が名古屋市です。名古屋市は愛知県の県庁所在地で、各種商業施設も多数あり働く場所も沢山あります。そのため派遣求人も件数が多く、仕事を探すのにうってつけの場所です。時給相場が高いのもおすすめの理由の一つです。実際にご紹介させていただく私も名古屋市で派遣登録をして様々な職種を経験してきました。そこで今回は、名古屋市の派遣求人についてご紹介していきます。実際に経験したことも踏まえてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。名古屋の派遣求人の仕事でよくある職種ここでは名古屋市の派遣求人でよくある職種についてご紹介していきます。名古屋市の多数ある職種
愛知の派遣求人の仕事でよくある職種や時給相場、仕事が多いエリアを地元民が解説します
愛知県に転職を希望している方の中には、遠方からの転職を考えている方や県内で転職を希望している方がいると思います。愛知県は日本三大都市の一つでもあり、県内で働いている人の中には愛知県外出身の方も多く在籍しています。では、、愛知県で派遣の仕事を探す際に、どうすれば良い求人と巡り合うことができるでしょうか。今回は愛知県の派遣求人について様々な情報をご紹介できればと思います。愛知県の派遣求人でよくある職種を紹介します愛知県の有効求人倍率は全国と比較しても多い傾向にあります。その中でどのような職種の派遣求人があるのかをご紹介していきます。食品製造員・販売員働く場所に所属することなく、派遣社員として現地に