新しい仕事を始めようと思う場合に雇用形態について考える方は多いことでしょう。

特に、フルタイムでの仕事だと契約社員での募集があったり、派遣としての募集があります。

これらの違いはどのようなものでなのでしょうか。

契約社員と派遣社員の違い

雇用主

契約社員の場合、実際に働く企業との直接雇用契約を結ぶことになります。

一方、派遣社員の場合には雇用契約については派遣会社と結び、派遣元より紹介された企業で仕事を行うことになります。

給与形態

雇用主が異なることから、給与の支払いも当然異なります。

契約社員の場合には就業している企業から支払われ、月給制のところがほとんど。

まれに年俸制の企業もあります。

派遣社員については時給制のところがほとんどで、派遣会社から給与を支払われることになります。

勤務時間・休日

勤務時間や休日については、契約社員と派遣社員での違いはほぼありません。

待遇

福利厚生については、契約社員の場合には就業先の企業が設ける制度を活用できます。

しかし、正社員とは異なる制度が設定されている場合があります。

また、派遣社員の場合には派遣元の福利厚生を受けることができます。

賞与に関しては、契約社員の場合には、契約内容によっては支給される場合もありますが、派遣社員の場合は支給なしという契約がほとんどです。

求人への応募の仕方

契約社員の場合にはハローワークの活用、WEBや紙での求人媒体を通して、転職エージェントを通して情報を得て応募することができます。

まず、書類審査を突破する必要があるので、履歴書や職務経歴書をしっかりと作成し、志望動機を明確にすることが大切です。

派遣社員の場合には人材派遣会社に登録し、派遣会社が持っている求人の中から自分に合った案件に応募していくことができます。

契約期間

契約社員は期限を定めた契約となっているので、更新していくことが必要です。

ただ、2018年4月より労働契約法ならびに派遣法が刷新され、契約社員として5年間更新された場合には、無期契約社員に変更できることになっています。

一方、派遣社員の場合の契約期間は最長で3年となっています。

この目的は派遣社員を守るためのものです。

3年を過ぎるようであれば、例えば、正社員として雇用してもらえるように派遣先へ提案をしたり、新しい派遣先を提供することが派遣会社には義務付けられています。

任される仕事の範囲や責任の度合い

派遣社員の場合、就業にあたっての契約を締結する時点で業務内容を知らされています。

その業務内容について納得した上での契約となっていますから、基本的に契約書に書かれている以外の仕事を行うことはありません。

一方、契約社員の場合には持っているスキルや経験に応じて他の業務を任される可能性もあります。

人間関係

一概に言うことはできませんが、契約社員にしても派遣社員にしても契約期間が定められているので、安定した人間関係を築くことが難しい場合もあります。

その点は、同じ職場で長く働くことができ、顔なじみの人が増える正社員の方が安定した人間関係を築きやすいと言えるかもしれません。

逆を考えると、苦手だと思う人が職場にいる場合には一時的な同僚であると割り切ることができるという面もあります。

契約社員のメリットとデメリット

メリット

自分のスキルや専門知識を生かせます

契約社員の場合、企業はその人自身の持つスキルや専門知識を生かし即戦力として働くことを期待していることがほとんどです。

ですので、得意分野の経験や持っている技術を生かして仕事ができます。

報酬についても、実力に応じて金額の提示がされることもあるので、実力がある場合には多くを稼ぐことができます。

自分の予定を優先できる

雇用契約の度に条件の変更が可能です。

特に主婦の人が仕事を行う場合には、仕事と家庭の両立は簡単なことではありませんが、例えば、子育ての最中で勤務時間を短縮したいと思う場合には、契約更新時に相談してフレキシブルに仕事を行うことができます。

自分にとって慣れた環境で時短で働けるなら多少ストレスが緩和されるかもしれません。

交通費の支給があるところが多い

交通費に関しては、正社員と同じように支給されるところが多いです。

交通費の支給があるならば、自宅が遠方であっても通いやすくなるかもしれません。

ですが絶対ではありませんので確認は必要です。

正社員雇用になれる可能性が高い

やはり、就業先と直接契約をしているので、働きが評価されれば正社員として就業できるチャンスがあると言えるでしょう。

企業としても人柄やスキルが分かっている人なので、正社員に登用するにも安心度が高いです。

もし、正社員を目指したいなら、一生懸命仕事に取組みましょう。

他にも契約社員で働くメリットは、こちらの記事を参考に!

デメリット

雇用期間に定めがある

だれでも慣れてきた職場であればできるだけ長く働きたいと思うことでしょう。

しかし、雇用期間に定めがあるので更新を繰り返していても、一定の期間が過ぎたら職を失うということになってしまいます。

期間満了後の職探しを自分で行う必要がある

雇用保険に1年以上加入していて、現職場での勤務が3年未満であれば失業保険を受けとりつつ、次の仕事を探す必要があります。

仕事を失うということで、焦りの気持ちと闘いながら就職活動を自分で行っていかなければなりません。

各種保険の支払いを自分で行う

正社員の場合には、税金や保険、年金などが給与からの天引きとなりますが、契約社員の場合には自分で支払いを行う必要があります。

ですので、給与の受け取る額面が多くても、それらを差し引いて考える必要があります。

契約社員について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考に!

派遣社員のメリットとデメリット

メリット

派遣会社の担当からアドバイス・サポートが受けられる

派遣会社を通しての就業ですのでそれぞれの案件に担当の方がいます。

ですので、より自分に向いた案件を紹介してもらえたり、就業前に不安な点を相談できます。

就業後も不明点や契約とは異なる仕事を任されたなどの困った点を相談することができます。

自分が言いたいことを面と向かって話すことが苦手な方でしたら、担当がいるということは心強いのではないでしょうか。

今までのキャリアを生かせる

仕事の紹介時に詳しい業務内容や必要なスキル、経験を確認できます。

それにより、今まで経験した業務の専門性を高めたり、持っているスキルを活かした仕事を行うことができます。

人気企業や有名企業で仕事をすることができます

通常、正社員としての入社が難しい企業であっても派遣社員として募集しているところは数多くあります。

ですので、憧れの企業での仕事ができたり、または自分にとっては新しい業界での仕事にもチャレンジすることができます。

デメリット

雇用契約に定めがある

契約社員と同じように、契約期間に定めがあるので雇用が安定していないということがデメリットとなるでしょう。

せっかく慣れ親しんだ職場で仕事も楽しくなってきたと思ったら契約終了になってしまうという可能性があります。

やりがいを感じにくい

もし、仕事を通してやりがいを得たいと感じる方でしたら少し物足りなく感じてしまうかもしれません。

というのも、派遣社員には基本的には誰でもできる仕事が任されますし、仕事のやり方や方針に口を出すことはあまりできません。

あくまでも派遣先のニーズに応える仕事をすることが求められています。

派遣会社によって時給が異なることも

同じ派遣の仕事であっても、どこの派遣会社に登録しているかで時給が異なる場合があります。

派遣会社に依頼している企業が各派遣会社に支払う金額が同じでも、派遣会社によって仲介料や手数料をどれだけ取るかは異なるからです。

それぞれの働き方は、こんな人におすすめです!

それでは契約社員と派遣社員それぞれの働き方に合うタイプはどのような方でしょうか。

契約社員

将来正社員として仕事をしたいと思っている

契約社員は直接雇用という点では正社員と変わらないので、実際に仕事を行いながら職場の環境を知ることもできます。

もし、ここで長く働きたいと思うなら、ゆくゆくは正社員を目指していくことができるかもしれません。

就業中はスキルを磨き、仕事を一生懸命に行いましょう。

あなたの働きが評価されて正社員への道が開かれる可能性もあります。

専門的な業務内容に取り組みたい方

契約社員は派遣社員とは異なり、契約時に業務内容の契約は含まれていません。

ですので、派遣での就業では物足りない、自分のスキルを活かして幅広い業務に携わってみたいと思う方に向いているかもしれません。

派遣社員

仕事とライフバランスとの調整を取りたい方

派遣社員の場合には、自分の都合に合わせて様々な案件の中から自分にあったものを選択することができます。

自分の状況に合わせて仕事を探すことができます。

例えば、時短、短期、エリアなどを絞ってぴったりの仕事を見つけてみましょう。

仕事の責任をそれほど負いたくない場合

派遣社員は契約時に仕事の内容も分かっているので、それ以上のことが求められることはありません。

ですので、仕事に関しては割り切っていて、決まった範囲の仕事だけをしたいという方には向いていると言えるでしょう。

実際に働いてみて、どっちが良かった? ~経験者のホンネ~

契約社員と派遣社員のどちらが良いのかという点については、仕事を通して得たいと思っていることによって異なると思います。

私には、はっきりとやりたいことがあり、そのために貯金をするという目的がありました。

そのため、賞与が支給される契約社員を選びました。

実際に賞与があるかないかは貯金のペースに差がでますから大事なポイントでした。

仕事が多少きつく感じてもモチベーションを保つこともできたと思います。

また、もしかしたら様々な業界や新しいことに挑戦し、自分のスキルを磨いたり、より適正を探したいと思う方もおられるかもしれません。

あるいは、仕事以外で取組みたいことがありライフバランスを大切にされたいと思っているでしょうか。

このような方の場合には派遣の方が向いているかもしれません。

そこでまずは自分がどのようなビジョンを持っているのかをよく考えてみましょう。

それを踏まえて契約社員か派遣社員かの選択をすると良いのではないでしょうか。

求人を探すときに注意したいポイント

数多くある求人の中から自分に合ったものをどのように選ぶことができるでしょうか。

契約社員

仕事を探す時に多くの方が重視する点は仕事の内容ではないでしょうか。

すでに持っているスキルを活かして即戦力として仕事もできますし、興味のある分野であるならば新たなことを学ぶにも、仕事に慣れるにも有利と言えるでしょう。

また給与については月給制の他、時給制という場合あります。

時給制の場合には働いた分だけ給与をもらえそうに思えますが、会社側が働く時間や量を調整するという場合もあるので確認してみましょう。

派遣社員

派遣社員であっても、やはり仕事を探す時に重視することは仕事の内容でしょう。

特に派遣の場合には具体的な業務内容も事前に知ることができますので、業務内容の確認を行いましょう。

また、先にもお伝えしたように、給与については、同じ企業の案件であっても派遣会社によって時給が異なることがありますから、比較検討することができるでしょう。

また、就業先の企業との交渉等は派遣会社が担当することになるので、親身に相談に乗ってくれてサポートをしてくれる派遣会社を選ぶことも大事なポイントと言えます。

また、派遣社員として勤務を始めたものの、将来的には正社員や契約社員などの直接雇用への切り替えを希望している場合には、紹介予定派遣という案件を探すことができます。

これは、派遣契約終了後に正社員や契約社員となることを前提に、最大6か月派遣として就業し、契約終了時に自分自身と派遣先企

業の双方の合意により正社員として採用されるという仕組みです。

実際に派遣登録をする時は、こちらの記事を参考に!

まとめ

今回は契約社員と派遣社員の違いについてまとめてみました。

仕事は毎日の生活の中でかなりの時間を割くものですから、とても大事な選択と言えます。

誰もが仕事を始める時には不安がありますが、仕事を探す段階で少しでも情報を得ることができるなら、不安を軽減することができるでしょう。

業務内容の他に、雇用形態の違いをよく理解することも、自分に合った仕事を探す時に大事な点の1つになると思います。

新たな挑戦をしたいと考えておられる方にこの記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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